動物保護団体がメトロバンクーバーで放置されたラマ8頭を保護

 動物保護団体BCSPCAは11月28日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市南部でラマ8頭を保護したと発表した。うち1頭は4カ月の赤ちゃんだという。

 SPCAによると動物管理局員からラマが放置されているようだとの連絡を受けたという。多くは毛が伸びすぎてひどくもつれ、爪も伸びた状態。さらに屋内に入れない住環境で、飲み水は水たまり、付近に食料は見当たらなかった。保護されたラマはサレー市内にあるSPCAの小屋に移された。

 現在、SPCAは獣医にラマの毛の処置について相談しているという。毛が伸びすぎると皮膚炎の原因になるため毛刈りが必要だが、ラマはまだスタッフを警戒していて毛を刈れる状態ではないという。さらに今の時期は気温が低いため毛刈りには適さず、獣医の指示次第では冬の間は毛を刈ったラマをブランケットで覆うことも検討している。

 SPCAは近くラマの引き取り手を募集する予定。ラマは社交的かつ群れで暮らす動物のため1頭だけでの飼育は難しいが、ヤギ、羊、馬などほかの動物と暮らすことはできる。日常の世話は、ブラッシング、最低年に1回の毛刈り、爪切りなど。さらに良質な干し草と清潔な小屋が必要。

(記事 編集部)

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