BC州医療検査機関LifeLabsがストにより交代で臨時休業、利用者はウェブで確認を

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のライフラブズ(LifeLabs)職員が給与や業務環境改善を求めて、2月20日からストライキを実施している。州内のセンターが交代で臨時休業する予定で、20日はバンクーバー市内の4カ所が休業した。

 ライフラブズは血液検査などを行う医療検査機関。従業員約1,200人を代表する組合BCジェネラル・エンプロイズ・ユニオン(BCGEU)は、数カ月にわたる雇用側との労使交渉が決裂したことを受けて2月17日に72時間前のストライキ通告を行った。2024年4月1日以降、契約が切れているという。

 BCGEUによると、ライフラブズ従業員の賃金は病院での同様の業務に比べ4%から16%低く、賃金格差が離職へとつながり、人員不足が残業やストレスを招いているという。

 ライフラブズ側は声明で、エッセンシャルサービス提供施設としてストによる影響を最小限に抑えるとしているが、施設が交代で実施する臨時休業は避けられないと述べている。利用者は、自分が利用する施設をウェブサイトで検索し、各センターの営業状況を確認するよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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