在バンクーバー日本国総領事館主催の天皇誕生日祝賀レセプションが3月7日、バンクーバー市内のホテルで開催された。
当日はブリティッシュ・コロンビア(BC)州の各界から約300人が集まり、天皇陛下の誕生日を祝福した。
髙橋良明総領事は「2月23日に65歳の誕生日を迎えられた天皇陛下を皆さんと一緒にお祝いできることをうれしく思います」とあいさつ。BC州高等教育省アン・カン大臣、環境・公園省ラナス-タマラ・デビッドソン大臣ほか、BC州議員、連邦議員、市長・市議、各国在外公館関係者、そして日系カナダ人コミュニティから関係者が多く出席したことに感謝した。
日加関係は2027年には日系移民150周年、2028年には日加修好100周年の節目の年を迎えると紹介。日本とカナダは政治、安全保障、経済、教育、文化と多岐に渡って深い協力関係を築いてきたと語り、今年はバンクーバーと横浜、バーナビーと釧路が姉妹都市60周年を迎えたほか、4月に開幕する大阪・関西万博などで、日加の交流がますます盛んになることを期待した。また2026年にはFIFAワールドカップの試合がバンクーバーでも行われることにも触れ「日本とカナダの対決がバンクーバーで実現してほしい」と語った。

BC州政府からはカン大臣があいさつ。BC州と日本との友好関係は長く、約55,000人の日系カナダ人の貢献は計り知れない、もうすぐ開花する桜は日本との友好の証で、カナダで最も多い33市の姉妹都市関係が絆の強さを表していると紹介した。日本はBC州にとって最も重要な貿易相手国であり、輸出先の多様化を促進する中で日本の存在はより重要となるだろうと語った。
会場には、日本・バンクーバー間に直行便を運航している日本航空と全日空のほか、日本との貿易を促進するJETRO(日本貿易振興機構)やJNTO(国際観光振興機構)がブースを並べていた。
また、髙橋総領事が「この日のために日本から取り寄せた」という新鮮な魚介類を使ったすしや厳選した日本の酒などが用意され、出席者は舌鼓を打ちながら和やかなひと時を過ごした。








(記事 編集部)
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