今回の発表に際し、全カナダ日系人協会(National Association of Japanese Canadians:NAJC)が重要な役割を果たしている。支援は、強制移動を体験した現在の生存者を対象とする健康とウェルネス増進プログラム、強制移動時代を生き抜いた人々を称える記念碑、BC州民が学べる記念施設や史跡の制作と修復などに使われる予定。
チームカナダには日系選手が2人代表入りしている。そのうちの1人、神田稜大(カンダリオ/Rio Kanda Kovac)選手は最年少選手の一人。
今大会参加について、「今年のカナダカップは、世界中のチームが参加するのでとてもワクワクしています。特に、カナダ対日本、カナダ対アメリカの試合が楽しみです。日本から、私の車椅子ラグビー仲間が多く参加する予定です」(”This year’s Canada Cup will surely be exciting with teams from all over the world participating. I particularly look forward to the match up between Canada and Japan and Canada and the USA. Many of my Japanese friends will play.”)と自国で迎える国際大会に期待を寄せた。
平野選手は今季のアボツフォード・カナックスとの契約はこれで終了する。「自分の心としては、プレーオフに戻ってくるつもりだった」という。プレーオフに自分が出ないとしても経験したかったと語った。だが、競争が激しい若い選手が多いチームで、NHL(National Hockey League)バンクーバー・カナックスから選手が来ることも予想される中、その願いは叶わなかった。