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連邦予算案は4月19日、解散総選挙の引き金となるか?

Parlament, Ottawa, Canada; File Photo by Japan Canada Today

 カナダ政府クリスティア・フリーランド副首相兼財務大臣は23日、2021年度予算案を4月19日に議会に提出すると発表した。自由党政権は昨年3月、新型コロナウイルス感染拡大を理由に2020年度予算案の議会提出を見送った。

 昨秋ビル・モルノー前財務大臣辞任後に就任したフリーランド財務大臣にとっては初めての予算案となる。

 2019年3月19日に示された予算案では2020-21年は197億ドルと予測されていた負債額は、2020年秋の経済状況更新時には、数千億ドルという自由党政権の新型コロナ対策費により少なくとも3,816億ドルに膨れ上がると発表している。

 2021年度予算案では、新型コロナ後の経済回復に向けた予算だけでなく、2019年選挙で公約したカナダファーマケア制度導入への予算などをどう盛り込んでいくのか注目されている。

 さらに2期目のジャスティン・トルドー首相にとっては、今回は少数派政権となって初めての予算案でもある。野党の協力がなくては議会で可決されない。予算案の否決は政権への不信任とみなされる。

解散総選挙に向けた予算案を提出か?

 カナダ下院では予算案の否決は不信任とみなされ、解散総選挙の引き金となる。

 トルドー首相にとっては初めての少数派政権での予算案で、野党を賛成に導く予算を盛り込む必要がある。

 特にカギは中道左派の新民主党(NDP)がどう動くのか。NDPが主張する政策の予算を盛り込むのか、それともNDPの主張を無視して解散総選挙へ踏み切るのか。

 昨年秋ごろから、トルドー政権は解散総選挙のタイミングを計っているのではと報道されている。トルドー首相は「まずはコロナ対策が最優先」と公式には否定しているが、報道各社では予算案のタイミングで解散総選挙が濃厚との見方がさらに強まっている。

 自由党は2019年の総選挙で政権とトルドー首相のスキャンダルで勝利すら危うかったが、なんとか保守党を抑えて政権を維持した。ただその後もトルドー首相の人気は回復せず、先住民族への対応などでますます批判に晒されていた。しかし、皮肉なことに昨年3月から拡大した新型コロナウイルス感染への対応で息を吹き返した。

 毎日国民に自宅前から語り掛けていたトルドー首相の姿と、新型コロナ拡大で生活に困窮する国民を救済する自由党政権の経済対策が功を奏してか、支持率は上がっている。

 その上に野党の存在感が薄い。前回総選挙でヨロヨロのトルドー政権を倒せなかった責任を取らされる形で保守党前党首が2019年末に辞任に追い込まれた。エリン・オトゥール新党首はまだ国民に顔すら覚えられていない状況で、NDPの支持率も上昇しない中、過半数を狙うには絶好のタイミングとの見方が強い。

 すべては自由党政権の思い描く勝利の方程式の実現に向かって進んでいるが、不確定要素はやはり新型コロナ。ここにきて、全国的に感染者数が増加し、変異株の影響もあり第3波は避けられない状況となっている。ワクチン接種が進んでいるとはいえ、感染状況のピーク時に選挙を強いれば国民の反発は必至で、解散の引き金を引いたことがあだになる可能性もある。

 過半数取りのために新型コロナ禍であえて選挙に踏み切るのか? 4月19日の予算案が注目される。

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長期療養施設への訪問規制を4月から緩和:BC州

公衆衛生命令の延長を示すツィート。©The Government of British Columbia

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は新型コロナウイルス感染拡大の影響を最小限に抑えるために実施していた高齢者が入居する長期療養施設(Long-Term Care & Seniors’ Assisted Living Facilities)への訪問規制について、大幅に緩和する方針を25日発表した。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、新型コロナの影響を身体的にも精神的にも最も受けているのは長期療養施設に暮らす高齢者で、その家族にも辛い状況が続いていると語り「4月からは長期療養施設に暮らす祖父母を訪問して触れ合うことができるようになります」と朗報を伝えた。

 エイドリアン・ディクス保健大臣は「ワクチン接種が感染防止に重要な役割を果たすようになり、長期療養施設に暮らす高齢者と安全につながることができるようになる。訪問者の規制を緩和する時期にきたと判断した」と説明した。

 ただ、この日は新たな感染者数が800人も確認されたことから「この数字は多すぎる」として、十分に感染予防対策を講じてほしいと注意も促した。

 ヘンリー博士は状況を見ながら高齢者施設訪問規制の今後の対応を検討していくと語った。

 今回の長期療養施設訪問に関する主な規制緩和は以下の通り。4月1日から実施される。

  • すべての入居者が家族などの訪問をより頻繁に定期的に受けることができる。
  • 訪問者は少なくとも60分は滞在できる。
  • これまでは特定の1人だけしか訪問できなかったが、家族や友人も訪問できる。
  • 1度に訪問できる人数を、大人2人と子ども1人に拡大する。
  • 訪問者は施設のスタッフの同席なしに入居者の部屋で会うことができる。
  • マスク着用や手指消毒の感染予防策を講じたうえで、訪問者と入居者がお互いに体を触れ合うことができる。

詳しくはこの日発表されたパネルを参照。https://news.gov.bc.ca/files/3.25.2021_Easing_Restrictions_LTC.pdf

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BC州で宗教行事の一部再開を許可

公衆衛生命令の延長を示すツィート。©The Government of British Columbia

 屋内での活動が制限されている宗教的行事について、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は一部許可する方針を明らかにした。

 この日の記者会見でBC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、「今後再開するための試み」として、3月28日から5月13日までの期間で屋内での宗教的な行事を4日間だけ許可すると発表した。

 これから、キリスト教復活祭(イースター)、ユダヤ教過ぎ越しの祭り(ペサハ)、イスラム教ラマダン(断食月)、シーク教バイサキと宗教的な行事が続くため、ヘンリー博士は各宗教団体に最も適した日取りを各自で指定するよう求めた。

 屋内での活動は、最大収容人数は50人、もしくは、収容可能人数の10パーセントの少ない方とし、宗教行事を開催する側、参加する側ともに新型コロナウイルス感染防止策を徹底することが義務付けられる。

 また屋外での宗教的行事の開催については、3月23日に一部緩和策が発表されている。これによると、最大参加人数は50人、もしくは自家用車50台、宗教行事の定義に葬儀は含まれているが結婚式や洗礼式は含まれていない。

屋内での宗教行事規制緩和についてはこちらを参照。Variance: Indoor Worship Services on Four Days

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アメリカからアストラゼネカ製ワクチン150万回分

canada vaccine

 カナダ政府アニタ・アナンド公共サービス・調達大臣は21日、カナダ公共放送CBCの番組に生出演し、アメリカからイギリスのアストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチン150万回分が供給されると語った。

 早ければ今週中、遅くても3月末までには届くという。

 19日の会見でジャスティン・トルドー首相もアメリカからのアストラゼネカ製ワクチン150万回分の提供についてジョー・バイデン大統領の「協力」に感謝の意を表した。

 18日にはジェン・サキ大統領報道官がアメリカからはカナダとメキシコに合わせて400万回分を送ることが可能と発表していた。

 ただし、今回のアメリカからの供給分はローンで、将来的には同数分のワクチンをアメリカに返す必要がある。

 アメリカではワクチン接種が急ピッチで進んでいるが、アストラゼネカ製ワクチンはまだ承認されていない。

 アナンド調達大臣はアメリカのジョンソン&ジョンソン製ワクチンについては、契約している1,000万回分のワクチンの到着スケジュールはできるだけ早く分かるように要請していると語った。

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新型コロナワクチン接種に関する日本語サービスについて

BC immunization plan phase 2

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は3月1日、新型コロナウイルスワクチン接種計画のPhase 2(第2段階)の詳細を発表した。

 これに先駆けて、2月26日には東アジアコミュニティのメディアを対象にした電話によるラウンドテーブルが行われた。バンクーバー新報も参加し、新型コロナワクチン接種での日本語サービスについて聞いた。

 今回は、3月から本格的に始まる州民へのワクチン接種を前に、日本語で受けられるサービスについて紹介する。

 3月12日より一部サービスが加えられたので、情報を更新する。

 3月18日に発表されたワクチン接種についての更新情報はこちらを参照。「年齢別ワクチン接種、一回目を6月末までに終える予定

新型コロナワクチン接種に関する日本語サイトが3月12日から公開

 2月26日のラウンドテーブルでのエイドリアン・ディクス保健大臣の回答によると、日本語サービスは「811」の電話での通訳サービスのみということだった。その時点で他言語では提供しているような詳細な新型コロナワクチン情報の日本語サイトはなかった。

 しかしその後、BC州政府はワクチン接種に関する情報が掲載されているサイトに日本語訳を追加した。英語版が情報更新されると、日本語訳も随時更新されている。

BC州政府の日本語訳サイト
高齢者のためのワクチン予約
COVID-19 予防接種計画

そのほかのBC州政府が公開している日本語訳サイト

HealthLinkBC新型コロナウイルス感染症(COVID-19)日本語訳: https://www.healthlinkbc.ca/health-feature/coronavirus-disease-covid-19 からJapanse のPDFをダウンロード

HealthLinkBC新型コロナ検査ガイドライン日本語訳: https://www.healthlinkbc.ca/hlbc/files/coronavirus_testing-j.pdf

BC州政府新型コロナワクチンニュースリリース日本語訳: https://bcgovnews.azureedge.net/translations/releases/2021PREM0005-000119/1-22-21_COVID-19_Immunization_Plan_Japanese.pdf

「811」で日本語サービスを受ける方法

 新型コロナワクチンに関しての質問や予約についての情報の日本語サービスを受けるには「811」に電話すると通訳を手配してくれる。

 電話をすると日本語通訳を通して担当者に質問することができる。

 使い方はいたって簡単。手順は以下の通り。

1.811に電話をかける。

2.1か2を押すように促されるので、1を押す。1は新型コロナに関する質問で健康状態に関係がない場合。新型コロナに感染したかもしれない、栄養士、エクササイズの専門家など、自身の健康状態を相談する場合は2を押す。

3.相手が電話に出たら「ジャパニーズ・プリーズ」と言う。すると、通訳の手配をしてくれる。多少時間がかかるが、根気よく待つ。

4.通訳の準備ができると、まず担当者が質問したいことがなにかを通訳を通して聞いてくるので、日本語で答えると、通訳者が担当者に質問してくれる。

「811」の日本語通訳サービスでワクチン接種の予約も可能

 811で聞いたところ、新型コロナワクチン接種についての質問だけでなく、必要な場合は、日本語通訳サービスを通して、ワクチン接種の予約も行ってくれるということだった。

 BC州政府が発表したワクチン接種計画によると、90歳以上は3月8日から予約が可能で、接種は3月15日からとなる。

 予約方法は、フレーザーヘルス以外は現時点では電話のみ。フレーザーヘルスはオンラインでも可能。

 もし英語での予約に不安がある場合は、811通訳サービスを利用してみよう。1-888-268-4319(通訳サービスは7:30 am – 5:00 pm)にかけても同じサービスにかかるようになっている。通話料は無料。

4月6日から新たにワクチン接種予約専用オンラインサイトと電話番号が設置される

 18日の発表によると、4月6日から新たなワクチン接種予約専用オンラインサイトと1−888電話番号が設置される予定という。電話番号は140カ国語に対応する。

 詳細は後日発表される。

 「シニア向けのワクチン接種予約について」の情報も随時更新中。

BC州ワクチン接種計画(英語版):

・新型コロナワクチン接種計画: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/vaccine/plan

・シニア向け新型コロナワクチン接種計画: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/vaccine/seniors

・3月18日BC州政府が発表した新型コロナワクチン接種計画最新版: https://news.gov.bc.ca/files/Covid_ImmunizationDeck.pdf

(取材 三島直美)

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アストラゼネカ製ワクチンは職種別優先グループへ:BC州

BC州新型コロナワクチン接種計画6月末まで。From BC Covid-19 plan
BC州新型コロナワクチン接種計画6月末まで。From BC Covid-19 plan

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州での新型コロナウイルスワクチン接種は、年齢別の接種に加えて、職種別による接種も開始すると18日発表した。

 会見したジョン・ホーガン州首相は、「フロントラインで働く人々にとってこのパンデミックがいかに厳しいものだったということを理解している」と述べ、リモートワークへ切り替えることができない必要不可欠な職種を対象にワクチン接種を開始すると語った。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、検討した結果、優先グループを決定し、4月から接種を開始すると説明。基準としては、新型コロナ感染予防対策を徹底することが難しい職種やクラスターが発生しやすい職種、寮生活を強いられる職種などを優先したとしている。

 今回の職種別優先グループにはアストラゼネカ製ワクチンを接種することも明らかにした。

 BC州政府によると、今回発表した優先グループ以外にもすでに到着しているアストラゼネカ製ワクチンが食品加工工場や寮生活を余儀なくされる農場・工場の従業員に接種されているという。

 これらは新型コロナ感染のクラスターが慢性的に発生している職場で、感染拡大を防止するために3月から接種を行っていると説明した。

 また新型コロナ感染による重症化リスクの高い持病を持つ人も3月と4月に優先的に接種することを発表している。対象となるリストはBC州政府新型コロナワクチン接種計画サイトのフェーズ3に記載されている。

 3月18日の発表では、5月末までに34万回分のアストラゼネカ製ワクチンがBC州に供給される予定としている。

 接種場所は、現在年齢別で実施されているような会場を設置する予定のほか、インフルエンザワクチン接種のように薬局で薬剤師による接種も予定されている。詳細は後日発表される。ヘンリー博士は今回発表した優先グループの予約については「年齢別予約電話番号に電話をしないように。対象者にはこちらから機関団体を通じて連絡します」と念を押した。

 優先グループとなる職種は以下の通り。

  • First responders (police, firefighters, emergency transport): 警察官、消防士、救急救命士
  • K-12 educational staff: K-12教育関係者・職員
  • Child care staff: チャイルドケア職員
  • Grocery store workers: 食料品店従業員
  • Postal workers: 郵便局員
  • Bylaw and quarantine officers: 規則見回り、隔離確認職員
  • Manufacturing workers: 工場従業員
  • Wholesale/warehousing employees: ホールセール・倉庫従業員
  • Staff living in congregate housing at places such as ski hills: スキー場などの寮で生活しているスタッフ
  • Correctional facilities staff: 刑務所職員
  • Cross-border transport staff: カナダ・アメリカ陸路運送業職員

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年齢別ワクチン接種、1回目を6月末までに終える予定

BC州新型コロナワクチン接種計画6月末まで。From BC Covid-19 plan
BC州新型コロナワクチン接種計画6月末まで。From BC Covid-19 plan

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は18日、新型コロナウイルスワクチン接種計画について、6月末までに希望する州民全員へのワクチン接種1回目を終える予定としていることを発表した。

 年齢によるワクチン接種はすでに80歳以上を対象とするフェーズ2(第2段階)の接種が始まり、60歳から79歳までのフェーズ3(第3段階)も電話予約が始まっている。

 第3段階の接種は4月から5月初旬には終わる予定で、その後に最後の59歳以下フェーズ4(第4段階)が順次開始される。

 年齢別以外にも、職種による優先グループの接種が4月から始まる予定になっている。年齢別接種対象者にはファイザー製かモデルナ製のどちらかを、職種による優先グループにはアストラゼネカ製ワクチンを接種する。現時点ではワクチンの種類を選択することはできない。

 ワクチン接種は第3段階に移行するのに合わせて、予約方法も変更される。4月6日からオンラインでの予約が可能。電話番号も1-888に1本化される。電話予約は140カ国語に対応する。詳細は後日発表。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、ワクチンの供給量によっては接種予定が早まる可能性もあると語っている。第3段階、第4段階の年齢別接種時期は以下の通り。

フェーズ3(第3段階)

  • 79‐75歳(4月)
  • 74‐70歳(4月)
  • 69‐65歳(4月)
  • 64‐60歳(4月/5月)

フェーズ4(第4段階)

  • 59‐55歳(5月)
  • 54‐50歳(5月)
  • 49‐45歳(5月)
  • 44‐40歳(5月/6月)
  • 39‐35歳(6月)
  • 34‐30歳(6月)
  • 29‐25歳(6月)
  • 24‐18歳(6月)

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75歳以上もワクチン接種予約開始、オンライン予約は4月6日から:BC州

BC州 新型コロナワクチン接種計画更新
BC州 新型コロナワクチン接種計画75歳から79歳まで。From BC Covid-19 Immunization plan

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は更新した新型コロナワクチン接種計画を18日に発表した。

 現在は80歳以上(1941年以前生まれ)までが対象となっているワクチン接種の予約について、79歳以下の予約も当初の計画よりも早まると明らかにした。

 発表によると、年齢別のワクチン接種は6月末までに希望する18歳以上のすべての州民が終える予定という。カナダデーまでには1回目の接種を終えることになる。

 まずは75歳から79歳までの予約が3月20日から開始される。日程は以下の通り。

  • 3月20日(土)正午から79歳(1942年生まれ)、もしくは先住民55歳以上(1966年以前生まれ)
  • 3月22日(月)正午から78歳(1943年生まれ)
  • 3月23日(火)正午から77歳(1944年生まれ)
  • 3月25日(木)正午から76歳(1945年生まれ)
  • 3月27日(土)正午から75歳(1946年生まれ)

80歳以上(1941年以前生まれ)の人はいつでも予約できる。

 発表されたデータによると、75歳から79歳までの人口は約18万1000人。この年齢のワクチン接種開始は4月からの予定で、4月18日までには80パーセントの接種が終わるとしている。

ワクチン接種のオンライン予約は4月6日から開始

 オンラインによるワクチン接種の予約は4月6日から開始すると18日に発表された。

 全州民向けに本格的な新型コロナワクチン接種に入った80歳以上を対象にしたフェーズ2(第2段階)。ワクチン接種の予約受付は90歳以上を対象に3月8日から始まった。

 3月20日からは60歳から79歳までが対象のフェーズ3(第3段階)に移行する。しかし、現時点では予約はフレーザーヘルス区域を除き、すべて電話予約のみとなっている。

 4月6日からオンライン予約が始まるのにともない、現在利用できる保健区域ごとの電話番号は廃止され、統一した1-888番号を設置するという。この番号では140カ国の言語に対応する。

 オンラインと1-888電話番号のみの予約システムに完全に移行するのは4月19日。4月6日から18日までは移行期間と説明している。

 オンライン先や電話番号などの詳細は後日発表される。

 第3段階の接種は4月から5月初旬までに終え、5月からはフェーズ4(第4段階)59歳以下へと移行する予定になっている。

シニアのためのワクチン接種予約の詳細はこちらを参照。シニア向けのワクチン接種予約について

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BC州新型コロナワクチン接種予約、80歳以上も順次前倒しで受付

bc vaccine appointment

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は、現在85歳以上を対象としている新型コロナウイルスワクチン接種の予約受付について、15日正午から84歳の受け付けを開始すると発表した。

 予約受付対象年齢を順次下げていく予定で、今週は以下のとおり。

  • 3月15日正午から84歳(1937年生まれ)
  • 3月16日正午から83歳(1938年生まれ)
  • 3月17日正午から82歳(1939年生まれ)
  • 3月18日正午から81歳(1940年生まれ)
  • 3月19日正午から80歳(1941年生まれ)

 85歳以上(1936年生まれ、もしくはそれ以前)、先住民の65歳以上(1956年生まれ、もしくはそれ以前)の希望者も引き続き予約をすることができる。

 15日の会見でBC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、これからBC州民へのワクチンが加速すると説明した。

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日加政府参加クリーン水素技術の世界的リーダーから学ぶウェビナー、参加無料

Clean Hydrogen-Leveraging Bilateral Opportunities in Canada and Japan GLOBE Series

 カナダと日本の政府が参加する「カナダと日本、二国間におけるクリーン水素を通じた連携機会を活かす」と題したウェビナーが開催される。

 カナダ政府からはジョナサン・ウィルキンソン環境・気候変動大臣、日本政府からは宮崎勝環境大臣政務官が出席。そのほかにも日加の政界、学術界、ビジネス界から水素技術に関するエキスパート13人が参加予定。

 主催はブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーを拠点にする団体GLOBE Series。環境とビジネスをテーマに2年に1度バンクーバーで環境会議GLOBEを開催するほか、最近ではトロントや海外でもイベントを開催している。

 ウェビナーは2日間、参加費は無料。英語、フランス語、日本語の同時通訳も用意されている。

「カナダと日本、二国間におけるクリーン水素を通じた連携機会を活かす」

概要

  • カナダと日本の水素戦略に関する政府関係者や政策専門家による講演
  • カナダと日本の水素エネルギー・テクノロジー分野における貿易・投資機会についてのパネルディスカッション
  • カナダと日本のクリーンテクノロジー企業による水素事業についてのパネルディスカッション

日時

・バンクーバー(太平洋標準時):3月17日(水)・18日(木)午後4時‐6時15分
・日本:3月18日(木)・19日(金)午前8時‐10時15分

参加費:

・無料
・登録が必要。詳しくは専用サイトを参照。https://www.globeseries.com/clean-hydrogen/

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BC州新型コロナワクチン情報サイトに日本語訳を掲載

BC governement vaccine plan in Japanese
From BC government website

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では3月8日から新型コロナウイルスワクチン接種がフェーズ2(第2段階)に入り、本格的に動き出した。

 これまでBC州政府がウェブサイトで掲載していたワクチン接種に関する情報には日本語訳が含まれていなかったが、12日、翻訳が完成したという知らせを受けた。

 すでに掲載され、閲覧できる。ただし、承認されたワクチンの説明など、一部リンク先の情報は英語のままとなっている。

BC州政府新型コロナワクチン接種に関するウェブサイトの日本語訳はこちら。https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/translation/jp

電話による日本語サービスを受ける場合は「811」を利用

 電話による日本語サービスも利用できる。「811」に電話して「ジャパニーズ・プリーズ」と言えば、通訳を手配してくれる。

 必要な場合は、ワクチン接種の予約も手助けしてくれる。日本語通訳サービスの利用時間は午前7時30分から午後5時まで。

 詳しくは「新型コロナワクチン接種に関する日本語サービスについて」で解説している。

その他のワクチン接種に関する日本語サービス

 「811」以外にも、フレーザーヘルスではワクチン接種の電話予約をする場合に日本語を含む200カ国以上の言語サービスを提供していると発表している。

 ただ、現時点ではどのような形での翻訳サービスを提供しているのか確認ができていない。確認ができ次第、改めて情報提供する。

85歳以上もワクチン接種予約が可能に

 BC州政府は10日、当初は15日からとしていた85歳以上のワクチン接種希望者の予約開始を11日午後12時からに前倒しすると発表した。

 もちろん90歳以上も引き続き予約できる。

 予約は各ヘルス区域に電話する。フレーザーヘルスのみオンラインでも予約可能。

 80歳以上の予約でフレーザーヘルス以外でもオンラインを導入するよう州民から声があがっているが、実現するかは不明。79歳以下が対象となるフェーズ3(第3段階)以降でのワクチン接種予約では全ヘルス区域でオンライン予約が導入される予定となっている。

 シニア向けワクチン接種案内は「シニア向けのワクチン接種予約について」を参照。

 現在、BC州政府のオンラインサイトでは、ワクチン接種できる場所も公開している。

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BC州公衆衛生命令を一部緩和、屋外で10人までの集まりを許可

Photo by Keiko Nishikawa
Photo by Keiko Nishikawa

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は11日の会見で、公衆衛生命令の一部緩和を発表した。

 3月11日から屋外でのみ10人まで集まることを許可した。州のウェブサイトによると、公園やビーチ、自宅の庭などで集まることができるとしている。

 ただし、集まる人はこれまでと同様で、「いくつかのこれまでとは違う新しいグループ」の人と集まることがないように注意を促している。

 会見でヘンリー博士は、これで家族が来て庭で遊んだり、友人と外でコーヒーを楽しんだりできると語った。スイッチを切り替えるように一度に規制を緩和できないが、これまでの経験から「屋外が現時点で唯一緩和できる余地がある」と語った。

 屋外でもフィジカルディスタンスなど必要な新型コロナウイルス感染防止策は実行することを求めている。

 屋内での集まりについては、これまで通り州の規制が維持されると強調した。

 さらに来週のセント・パトリックデーについて、17日にはレストランやバー、酒店での酒類販売は午後8時までとすると発表した。昨年の大晦日に実施した措置と同様としている。

・ブリティッシュ・コロンビア州公衆衛生命令
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/info/restrictions

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