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Naomi Mishima

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サレー市で先着順集団接種を22日、23日に実施

canada vaccine

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州フレーザーヘルスは、新型コロナウイルスの感染者が多いサレー市で今月22日と23日に集団接種を実施する。

 すでに17日と18日にも実施しているが、週末は会場を変更して行われる。フレーザーヘルスによると、接種回数は4日間で4,000回分。接種のための事前予約は不要で、1日1,000回分、先着順で接種する。会場では先着1000人にリストバンドが配られる。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリ―博士は、相変わらず感染者が多く確認されているフレーザーヘルスでも特にサレー市で、事前予約率が低い地域を対象に予約がなくても接種できる方法を模索したと説明。以前に同様の先着順接種を実施したが、発表方法に問題があったため誤報が拡散され混乱を招いたことを教訓に、今回の接種を実施すると記者会見で語った。

 BC州ではすでに予約接種も18歳以上となり、現時点で対象となっているすべての州民が接種を受けられる。今月からワクチン供給量が増加しているため、接種が急ピッチで進められている。年齢別接種のほかに、ホットスポットと呼ばれる感染拡大地域を対象とした接種や16歳以上の妊婦への接種も実施している。

 カナダ保健省が承認した12歳から15歳を含む17歳までの接種については後日詳細が発表される。

サレー市での先着順接種は以下の通り。

5月22日(土)、23日(日)
時間:8 a.m. – 7 p.m.(もしくは1日1,000回分ワクチンが終了するまで)
会場:Surrey Sport and Leisure, 16555 Fraser Highway, #100, Surrey

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カナダへの新型コロナワクチン供給、6月は900万回分

canada vaccine

 カナダ各地で新型コロナワクチン接種が急ピッチで進んでいる。カナダの接種状況は5月17日現在少なくとも1回の接種を終えているのは46.05パーセント。接種対象年齢はカナダ保健省がファイザー製に限り12歳以上に承認し、州によってはすでに接種を開始している。

 ジャスティン・トルドー首相は、この夏にはすべての希望する対象者に1回目を、秋には2回目を接種することを目標としている。

 しかしこの目標が早まる可能性も出てきた。カナダはファイザー製ワクチンだけで6月には900万回分を受け取ると発表した。5月にはファイザー社から毎週約200万回分が供給されているが、今週は週末の3連休を前に450万回分が供給されるという。

 トルドー首相は「この夏には感染者数が減少し、少なくとも1回目の接種者が75パーセント以上、2回目が20パーセント以上になれば、庭で少人数での集まりやハイキング、パティオでの食事のような屋外での活動が楽しめるだろう」と述べ、秋になると「ワクチン接種対象者の75パーセントが接種を完了し、スポーツ観戦やレストランでのディナーパーティなど屋内での活動を再開できるだろう」と語った。

 ただ現状はまだまだ予断を許さない。18日は新規感染者が久しぶりに全国で約4,000人となったが、死亡者数累計は25,000人を超えた。死亡する人が一時期よりは大幅に減少しているとはいえ、各州での入院患者、集中治療室患者ともに多い状況には変わりない。

 それでもワクチン接種が進んでいることで、規制緩和を発表する州政府も出始めている。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、現在の規制強化策は今月25日までとなっているが、来週に緩和するかは、入院患者などの情報を総合的に判断してからになると17日の会見でボニー・ヘンリ博士が説明した。緩和するにしても、段階的なものとなると念を押した。

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ワクチン接種75%以上がアメリカとの国境再開条件

カナダBC州とアメリカ・ワシントン州との国境にあるピースアーチ。Photo by Keiko Nishikawa
カナダBC州とアメリカ・ワシントン州との国境にあるピースアーチ。Photo by Keiko Nishikawa

 ジャスティン・トルドー首相は今朝の記者会見で、現在閉鎖されているアメリカとの国境再開について、国民の75パーセント以上がワクチンを接種していることが必要との認識を示した。

 「普通の生活に戻りたいと誰もが思っているが、普通の生活に戻る前に新型コロナ感染者数を抑える必要があり、カナダで規制を緩和するにはワクチン接種対象者の75パーセントが終えている必要がある」と述べた。

 カナダとアメリカの国境は2020年3月21日に必要不可欠な行き来を除いて閉鎖されている。一部報道によると、両国はすでに国境再開に向けて話し合いを始めているという。しかし、今月21日に迎える期限は30日間延長される見通し。

 トルドー首相は「カナダは引き続きパートナーと協力し、適切な時期にはいい状況でありたいと思っている」と語った。

 オックスフォード大学が発表している世界のワクチン接種状況によると、5月17日時点でカナダでは少なくとも1回の接種を受けている国民は46.05パーセントで、アメリカは47.19パーセントとなっている。

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グレイハウンドがカナダ国内路線から完全撤退

Greyhound Canada News

 国内中長距離バス最大手のグレイハウンド・カナダが、5月13日以降カナダ国内路線運行から完全撤退すると発表した。乗客の激減が直接的な原因だが、カナダ政府からの支援がないこと、運輸業界への規制緩和、Via Railとの競争が激しいことなども理由にあげた。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年5月からすでに運休していた。

 グレイハウンドは2018年にカナダ西部の路線からすでに完全撤退している。今回の対象路線はオンタリオ州とケベック州で、トロント‐オタワ‐モントリオール、トロント‐ロンドン‐ウィンザー、サドベリー‐オタワ/トロント、トロント‐キッチナー/ガルフ/カンブリッジ、トロント‐ナイアガラフォールズ、オタワ‐キングストン。

 5月13日以降のチケットをすでに購入している場合や有効なトラベルバウチャーを持っている場合は、返金に応じるとしている。

 ただカナダとアメリカの国境を超える路線は継続される。現在はカナダ・アメリカ両政府による国境閉鎖で運休しているが、国境が再開されれば運行を再開すると発表している。

 カナダ・アメリカ路線は、トロント‐ニューヨーク/バッファロー、モントリオール‐ニューヨーク/ボストン、バンクーバー‐シアトル。

グレイハウンド・カナダのウェブサイト: https://news.greyhound.ca/

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BC州の感染拡大地域ホットスポットではワクチン接種18歳以上

BC州政府ワクチン接種3ステップ。From BC goverment tweitter
BC州政府ワクチン接種3ステップ。From BC goverment tweitter

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は、新型コロナウイルス感染が拡大しているホットスポットでは10日から2003年以前生まれ(18歳以上)が接種できると発表した。

 ワクチン接種には事前登録を導入しており、すでに2003年以前生まれ(18歳以上)が登録できる。詳しくは「予約は40歳以上に、ホットスポットは18歳以上、BC州新型コロナワクチン接種最新情報」を参照。

 自身の住所が該当する地域かどうかを確かめるには、ウェブサイト内のポスタルコードと書かれた空欄に記入し、リスト内にあれば対象地域、なければ対象外となる。

対象地域は以下のとおり。

Fraser Health – 19地域

* Abbotsford Rural
* Burnaby Southeast
* Burnaby Southwest
* Central Abbotsford
* Cloverdale
* East Abbotsford
* East Newton
* Fleetwood
* Guildford
* North Delta
* North Surrey
* Panorama
* Port Coquitlam
* South Langley Township
* South Mission
* West Abbotsford
* West Newton
* Whalley
* Willoughby

Vancouver Coastal Health – 12地域

* Britannia Beach
* Cedar Cottage
* D’arcy
* Grandview-Woodland
* Hastings-Sunrise
* Kensington
* Killarney
* Pinecrest Estates
* Renfrew-Collingwood
* Squamish
* Sunset
* Victoria-Fraserview

Interior Health – 3地域

* Golden (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Rutland
* Summerland

Northern Health – 4地域

* Dawson Creek (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort Nelson Population Centre (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort St. John (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort St. James North (2003以前生まれ: 18歳以上)

感染拡大地域内を特定するために利用できるBC州ウェブサイト(日本語): https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/translation/jp/neighbourhood

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IOCカナダ委員、東京五輪は今年開催か中止のどちらかと言及

東京オリンピック・パラリンピックのポスター。2016年9月東京都庁。Photo by © The Vancouver Shinpo
東京オリンピック・パラリンピックのポスター。2016年9月東京都庁。Photo by © The Vancouver Shinpo

 国際オリンピック委員会(IOC)委員のディック・パウンド氏が10日CBCニュースネットワークにケベック州モントリオールからリモートで生出演し、東京オリンピック開催について語った

 パウンド氏によると「きょうまでの時点では、日本と公衆衛生当局とオリンピックムーブメントとの間で交わされているすべての情報によると、オリンピックは7月23日に開催されるだろう」との見解を示した。ただ「何が起こるかわからない、予測不可能な状況でもある」と付け加えた。

 到着時の検査や外部との接触を断つバブル方式の導入などの感染対策は現時点では満足のいくものになっており「危険性はOKの範囲内」で、東京へ行くことに問題はないと思っている「私自身は自分のチケットを購入した」と語った。

 IOCトーマス・バッハ会長が訪日を中止した理由を聞かれると「どうなっているのかはっきりとしたことはわからない」と述べ、訪日は日本の人々と世界中のオリンピック選手にIOCの確信を示すものであるが「日本が緊急事態宣言を延長したことを受けての判断だろう」と推測した。緊急事態宣言中に海外から要人が入国することは国民によい印象を与えないだろうし、解除されればすぐにでも来日すると思うと語った。

 観客動員について判断が延期されたことについては「おそらく関係者は観客を入れて開催している世界中のすべてのスポーツイベントをチェックして、どのくらいの観客を受け入れられるかを図っているだろう」と語った。

 日本国民の59パーセントが中止、もしくは延期を希望していると日本の世論調査について聞かれると「可能な限りの、そして最も科学的な根拠に基づいた情報によって決定しなければならない」と述べた。日本国内でワクチン接種が進み、人の流入について対応できることがわかってくると日本国民も開催にもっと自信が持てるようになるのではないかと思うとの考えを示した。

 「私は当局がオリンピック選手やチーム関係者の入国を安全なものとするあらゆる必要な手段を取ることを計画していると確信している」と語り、東京五輪は「7月23日に開催されるか、中止かのどちらか」と明言した。

カナダでは東京五輪参加を見送る団体も

 カナダでは、体操代表が参加者の安全へのリスクが大きすぎると東京五輪予選となる大会への出場を見送った。予選大会となる南北アメリカ大陸選手権は6月4日から13日までブラジルのリオデジャネイロで開催される。カナダ代表にとっては、男女個人で一人ずつ、新体操では個人と団体で東京五輪出場権を獲得できる最後の大会となるため、辞退は東京五輪を諦めることを意味する。

 ほかにも女子ボクシングのマンディ・ブジョルド選手がアルゼンチンのブエノスアイリスで開催予定だった五輪予選大会が中止となったため、東京五輪出場が絶望的となった。女子ボクシングは近年の国際大会の成績で出場者を決定するが、ブジョルド選手は2018年に出産したためそれらの大会に出場できず、2020年は感染拡大のため出場予定の国際大会が中止となった。現在IOCに異議申し立てしている。

 「こうした例はこれからも出てくるだろう」とパウンド氏。陸上など五輪開催直前まで予選を行う競技はまだあると語った。

 CBCはカナダの東京オリンピック・パラリンピック公式放送局で、2010年にバンクーバーで開催された冬季五輪を除いてほぼ毎回オリンピック・パラリンピックを放送している。

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ワクチンパスポートで夏には海外旅行も可能か

パンデミック前の成田空港Photo by Keiko Nishikawa
新型コロナパンデミック前の成田空港。Photo by Keiko Nishikawa

 ジャスティン・トルドー首相は、早ければ夏にも海外旅行が可能になるだろうとの見解を4日の会見で示した。その際、ワクチン接種を証明するもの、いわゆるワクチンパスポートを導入することも検討していると語った。

 「すべてがうまくいけばおそらく今年の夏ごろ、人々が旅行を始めるようになると、なんらかのワクチン接種証明書のようなものについて世界中のパートナーと連携することは理にかなっていると思う」と語った。

 「カナダは関係国、特にヨーロッパの国々と、これについて連携を進めている」とも明らかにした。ただ証明書のようなものを導入するかどうかは、各国の判断に委ねられるとし、カナダでも導入を検討しているという。

 「カナダ政府としての責任は、国民を守るために必要なことをすべて行うことであり、仮に(ワクチンパスポート導入について)相手国の対応がカナダとは異なったとしてもカナダで実行するつもりだ」と述べた。

 カナダにとって最も気になるのはアメリカの動向。現時点では、ケベック連合党イブ-フランソワ・ブランシェット党首が語ったところによると、アメリカでは海外旅行者へワクチン接種証明書を必須条件することに積極的には取り組まないようだという。

 現在アメリカとの国境は5月21日まで閉鎖されているが、夏までに自由に行き来できるかについてカナダ政府は明確に言及していない。

 アメリカからの旅行者に大きく依存している旅行業界などにとって、今夏アメリカらかの旅行者が入国できるかは影響が大きい。ヨーロッパではワクチン接種を完了したアメリカ人旅行者を受け入れることを検討していると発表している。

 トルドー首相は、カナダ国内で6月末までには接種対象となる希望者全員への1回目のワクチン接種を終わらせるとしている。

ワクチンパスポート、BC州での導入には消極的

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、6日の会見で、BC州内でのワクチン接種証明の導入には消極的との見解を示した。

 ケベック州では5月13日からQRコードでのワクチン接種証明を発行するという。これに対しヘンリー博士は、BC州でQRコードを発行するということはないとし「ワクチンを接種した州民は自身の接種記録を電子版で受け取ることができるシステムを構築している」と語った。

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BC州で12歳から17歳の接種については協議中とヘンリー博士

canada vaccine

 カナダ保健省が、それまでの16歳以上から、5日に12歳から15歳にもファイザー製ワクチンの接種を承認したことを受け、各州でこれらの年齢を対象にした接種が始まる。

 ノースウエスト準州では6日から12歳以上にワクチン接種を実施すると発表した。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州でも協議しているという。6日に会見したBC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は「BC州の予防接種委員会と公衆衛生チームが、12歳から17歳の若者を年齢別プログラムに組み込むために、いつ、どこで、どのようにすればよいかを積極的に検討している。詳細については計画が決定した時点で知らせる」と説明した。

 現在、BC州では妊婦を除き18歳以上をワクチン接種対象としている。

妊婦は16歳以上が対象

 BC州では妊婦へのワクチン接種も積極的に呼びかけている。すでに2005年以前生まれ(16歳以上)の妊婦が接種の対象となっている。

 年齢別が5月11日には40歳以上になるのに加え、感染が拡大している地域では30歳以上を対象に接種予約を開始、感染すると重症化する可能性が高い疾患のある人にも接種をしている。

 詳しくは「予約が40歳以上に、事前登録18歳以上、BC州新型コロナワクチン接種最新情報」を参照。

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ボランティア募集:クラシファイド

掲載日:2021年5月6日

【例】ボランティアを募集中。お問合せは604-xxx-xxxxまで。

BC州でワクチン予約が40歳以上に、感染拡大地域は30歳以上

BC州政府ワクチン接種3ステップ。From BC goverment tweitter
BC州政府ワクチン接種3ステップ。From BC goverment tweitter

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は、新型コロナウイルスのワクチン接種予約を40歳以上に引き下げる。

・5月7日午後7時から1975年以前生まれ(46歳以上)
・5月9日午後7時から1978年以前生まれ(43歳以上)
・5月11日午後7時から1981年以前生まれ(40歳以上)

 年齢別ワクチン接種を受けるには事前登録が必要で、現在は2003年以前生まれ(18歳以上)が事前登録できるようになっている。詳しくは、「予約が40歳以上に、事前登録18歳以上、BC州新型コロナワクチン接種最新情報」を参照。

ワクチン供給量が増加する5月にワクチン接種を加速する

 この日会見した同州エイドリアン・ディクス保健大臣によると、5日だけで52,266回分のワクチンがBC州に届いたという。これまでで最多だが、今後はもっと供給されるだろうと語った。年齢別接種には登録が必要で、とにかく「登録してほしい」と促した。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、今週中には1回目のワクチン接種を終えた州民が200万人に達すると明らかにした。「マイルスーン」と笑顔を見せた。

 とにかくワクチン接種を進めるために、年齢別以外にも感染が拡大している「ホットスポット」と言われる地域を中心に、優先的に接種を実施しているという。

 これらの地域では現在1991年以前生まれ(30歳以上)がワクチンを接種できる(一部18歳以上の地域も含む)。自身の住所が該当する地域かどうかを確かめるには、ウェブサイト内のポスタルコードと書かれた空欄に記入し、リスト内にあれば対象地域、なければ対象外となる。これらの地域での接種にも事前登録が必要。

対象地域は以下のとおり。

Fraser Health – 19地域

* Abbotsford Rural
* Burnaby Southeast
* Burnaby Southwest
* Central Abbotsford
* Cloverdale
* East Abbotsford
* East Newton
* Fleetwood
* Guildford
* North Delta
* North Surrey
* Panorama
* Port Coquitlam
* South Langley Township
* South Mission
* West Abbotsford
* West Newton
* Whalley
* Willoughby

Vancouver Coastal Health – 9地域

* Cedar Cottage
* Grandview-Woodland
* Hastings-Sunrise
* Kensington
* Killarney
* Renfrew-Collingwood
* Squamish
* Sunset
* Victoria-Fraserview

Interior Health – 3地域

* Golden (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Rutland
* Summerland

Northern Health – 4地域

* Dawson Creek (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort Nelson Population Centre (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort St. John (2003以前生まれ: 18歳以上)
* Fort St. James North (2003以前生まれ: 18歳以上)

感染拡大地域内を特定するために利用できるBC州ウェブサイト(日本語): https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/translation/jp/neighbourhood

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BC州政府、強制移動を経験した日系シニアの健康維持に200万ドル

BC州政府が高齢化する日系人強制移動経験者の健康維持への支援金を発表した会見の様子。Photo by ©︎The Vancouver Shinpo
BC州政府が高齢化する日系人強制移動経験者の健康維持への支援金を発表した会見の様子。Photo by ©︎The Vancouver Shinpo

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は、高齢化する日系人強制移動政策経験者の健康を維持増進するために200万ドルを支援すると5日発表した。

 日系シニアズ・ヘルスケア住宅協会(Nikkei Seniors Health Care and Housing Society:NSHCHS)が、対象となるシニアへの健康増進プログラム開発と提供を担当する。また、全カナダ日系人協会(NAJC)と共同で、これらのシニアを支援するほかの日系カナダ人機関にも資金を提供する。

 会見に同席したNSHCHS元事務局長キャシー・マキハラ氏は、認知症対応ワークショップ、強制移動経験者が再会できるイベント、シニアにもわかりやすいテクノロジーの使い方、シニアグループ活動のための機器アップグレードのほか、体験談を語る「ストーリーテリング」などの活動も考えていると説明した。

 また強制移動経験者はすでに80代、90代と高齢になっているため、早急に対応するとして、来週後半にはプロジェクト事務所が立ち上がると語った。

 BC州政府の反差別主義イニシティブ担当ラチナ・シング議員(サレー・グリーンティンバーズ選挙区)は、今回の支援について「この助成金は、コミュニティが受けたトラウマを永続的に認識するための第一歩であり、今後1年間、全カナダ日系人協会と協力して、2022年以降も日系人強制移動についての認識の機会を明確にする」と約束。今回は、強制移動を経験した日系人シニアのための医療・社会福祉プログラムに的を絞った支援の提供を求めるNAJCの提言に応えるものと説明した。

カナダ政府による日系カナダ人強制移動政策

 カナダ政府は、1941年12月7日(太平洋標準時)日本軍のアメリカ・ハワイ州真珠湾攻撃を理由に、1942年ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に在住する日本を出自とする日系人に対し、BC州沿岸から100マイル以東への移動を強制した。

 移動を強いられたのは約22,000人で、その多くがカナダ生まれのカナダ人だった。

 強制移動政策は戦争が終わっても続き、49年4月1日にようやくBC州沿岸に戻ることが許された。

 その後、日系コミュニティによるリドレス運動が実を結び、1988年9月にカナダ政府が強制移動させられた日系人に対し公式謝罪した。

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BC州、スマホなどへの緊急警報テストを実施へ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は、5月5日(水)午後1時55分(太平洋標準時)に、スマホなどへの緊急警報テストを実施すると発表した。緊急時の公共の安全を向上させるための「Alert Ready」システムの一環。

 前回実施されたのは2018年4月6日、今回はBC州では2回目となる。BC州政府は「このテストは、実際の緊急事態に対するシステムの準備状況を評価し、調整が必要なものを特定するためのもの」と説明している。2回目は2020年5月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、カナダ全国で中止された。

 注意喚起のメッセージは “This is a TEST of the British Columbia Emergency Alerting System, issued by Emergency Management British Columbia. This is ONLY a TEST. If this had been an actual emergency or threat, you would now hear instructions that would assist you to protect you and your family. For further information go to www.emergencyinfobc.gov.bc.ca. This is ONLY a TEST, no action is required.”
 「これはブリティッシュ・コロンビア州の緊急警報システムのテストであり、ブリティッシュ・コロンビア州緊急管理局が発信しています。これはあくまでもテストです。実際に緊急事態が起こった時には、自身や家族の身を守るための避難指示が発信されます。詳しくは www.emergencyinfobc.gov.bc.ca まで。このメッセージはあくまでもテストであり、何もする必要はありません」

 警報テストを受信するには、携帯電話がLTEネットワークに接続されていること(電源が入っていること、Do not disturbや機内モードに設定されていないこと)、警報テストに対応していること、警報発信地域内にいること、携帯電話のソフトウェアが最新のものであることが必要。警報は自動的に発信され、ユーザーが金銭的な負担を強いられることはない。

 National Public Alerting System(NPAS)は、一般的には「Alert Ready」として知られ、連邦政府、州政府、市町村、産業界が協力して開発したシステム。

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