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7月16日‐22日 週刊カナダニュースまとめ読み

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7月22日 BC州レストランやバーの新型コロナ対策規制を強化

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は会見で、レストランやバーの新型コロナウイルス感染拡大防止策を強化すると発表した。BC州では規制緩和第2段階からレストランなどの飲食店が再開したが、7月に入り飲食店での新型コロナ感染が拡大したため、規制を強化すると説明した。

7月22日 6月のインフレ率がやや回復

 カナダ統計局は6月のインフレ率を発表。0.7パーセントで3カ月ぶりにプラスに転じた。4月はマイナス0.1パーセント、5月はマイナス0.4パーセントだった。

 価格が上昇したのは衣料品や電化製品で、ガソリン価格も上昇している。

7月21日 バンクーバープライドに自由党参加せず

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーで毎年開催されるLGBTQの祭典プライドパレードを主催するバンクーバープライドソサエティは、今年バーチャルで開催するプライドパレードにBC自由党を招待しないと発表した。同党ソロネス議員が転向療法を支持する発言をしているが自由党に留まることを許しているためと説明している。

7月21日 CFLエドモントンのチーム、名称を変更

 カナダ・フットボール・リーグ(CFL)エドモントン・エスキモーズがチーム名称を変更すると発表した。

 以前からエドモントンのチーム名は差別的として変更を求める声があったが、今回はスポンサーからの圧力もあり変更を決定した。

7月21日 CFLハブシティにウィニペグが決定

 カナダ・フットボール・リーグ(CFL)は2020年シーズンの開幕に向け、ハブシティをマニトバ州ウィニペグに決定したと発表した。マニトバ州政府が全面的に協力する。

 選手会との労使交渉がまとまれば早ければ9月に開幕する。

7月20日 ウクライナ航空機のフライトレコーダー解析へ

 今年1月8日に起きたイランによるウクライナ国際航空752便撃墜事件で回収されたブラックボックスがフランス当局に引き渡され、コックピットのボイスレコーダーのデータをダウンロードすることに成功したとカナダ運輸安全委員会が発表した。

 この事件で、カナダ国籍55人、カナダ永住権保有者30人を含む乗客乗員176人全員が死亡。カナダへの留学生なども含めこの便の乗客の多くがカナダを目指していた。

7月20日 BC州新型コロナの傾向は、感染者カーブは抑えたが再上昇中

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士はこの日、新型コロナウイルス感染に関する最新のモデリングを発表した。BC州では5月に州民から広く新型コロナについてアンケート調査を実施。今回のモデリング発表の中に一部を加えた。

 ヘンリー博士によると、BC州では実施した予防策が新型コロナ感染拡大を抑えたことが調査の結果分かり、症状があるすべての人に検査はしなかったが、それでも陽性率は1パーセントだったと発表した。

7月18日 BC州で新型コロナ感染者4月28日以来の多さに

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州がこの日発表した新型コロナウイルス感染者数は51人で、パンデミック最中の4月28日に確認された55人以来の多い感染者となった。

 BC州では7月に入り、内陸部都市ケローナでクラスターが発生するなど感染者が増加。同州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士も、現在はまだ気を緩める時ではない、一人ひとりが新型コロナ予防対策を守り、この夏を乗り切ることが必要と注意を呼び掛けた。

7月18日 カナダ政府、大リーグチームにホーム開催承認せず

 開幕が間近に迫っている大リーグ(MLB)だが、カナダ政府はオンタリオ州トロントに本拠地を置くトロント・ブルージェイズに、2020年のカナダ国内でのレギュラーシーズン試合を承認しないと発表した。

 カナダでは新型コロナウイルス感染拡大が抑えられているが、アメリカでは毎日増加し続けている。MLBチームの本拠地がある都市も例外ではなく、ブルージェイズとビジターチームが国境を往来することを懸念してホームスタジアムでの試合開催を回避する対策が取られた。

7月17日 バンクーバーでクラスター発生の可能性

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市セントポール病院で感染者が1人確認されたとバンクーバー・コスタル・ヘルス(VCH)が発表した。VCHは緊急感染防止対策を実施し関係者や通院には問題ないと説明した。

 またバンクーバー市ダウンタウンにあるサンドマン・スーツを利用した人に感染者が確認されたとして同ホテルを利用した人に注意を呼びかけた。

7月17日 BC州学校再開の詳細は7月中に発表予定

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ロブ・フレミング教育大臣はこの日の会見で9月にできるだけ多くの子どもたちが戻れるよう計画中と語った。

 BC州では3月に全公立学校を新型コロナウイルス感染拡大防止策のため休校としたが、6月から一部再開。現在は夏休みに入り、9月からの新学期に向け州政府の対策が注目されている。

7月17日 BC州で薬物中毒死が過去最高となる

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州検視局は16日、6月の薬物過剰摂取による死亡者数を発表。175人という過去最悪の記録を更新したことが分かった。

 BC州では薬物過剰摂取による死亡者数が絶えないことから、新型コロナウイルス感染が拡大する前から公衆衛生非常事態宣言が出されていたが、新型コロナ感染後はさらに死亡者数が増加している。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士によると、新型コロナにより一人で薬物を使用する機会が多くなっていることも理由の一つにあるという。ヘンリー博士は薬物を使用する場合は一人ではなく必ず誰かが側にいる時にしてほしいと17日の会見で声を震わせて訴えた。

7月17日 バンクーバーのサンドマンホテル利用者に新型コロナ注意喚起

 バンクーバー・コスタル・ヘルスはブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーダウンタウンにあるホテル、サンドマン・スーツを7月7日から16日の間に利用した人に自身の体調に注意するよう呼びかけた。

7月17日 アメリカとの国境閉鎖を8月21日まで延長

 カナダ政府は現在実施しているアメリカ国境閉鎖対策について8月21日まで延長することでアメリカ政府と合意したと発表した。期限は7月21日までとなっていた。すでに各メディアで延長が発表されていたが、この日の公式発表となった。カナダ公衆衛生局副局長ヌー博士は当面は閉鎖した方が好ましいとこの日の会見で述べた。

CFL今季ハブシティはウィニペグ

Winnipeg Bluebombers at BC Place, Vancouver, BC; Photo © the Vancouver Shinpo
ウィニペグ・ブルーバマーズとBCライオンズの対戦。バンクーバー・BCプレース。 Photo © the Vancouver Shinpo

 CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)は2020年シーズンのハブシティをマニトバ州ウィニペグに決定したと発表した。

 20日にはマニトバ州ブライアン・パリスター州首相が会見し、CFLの2020年シーズンハブシティへ向けた支援を発表していた。

 マニトバ州政府はウィニペグでCFLシーズンを開催するために250万ドルを支援すると発表。「CFLにとってウィニペグが適切な都市だと確信する。最も安全な場所だ」と語った。

 マニトバ州政府によると、15週間で60試合をウィニペグで行う予定とし、州政府が練習用フィールドの賃貸料、移動のための交通費、さらにその他の経費を負担するという。グレイカップ決勝もウィニペグで開催する。

 シーズン開幕に今後は州の公衆衛生局からの承認と労使交渉による選手会との合意が必要になる。

 州の公衆衛生局長ブレント・ロウシン博士は20日、新型コロナウイルス感染防止策として、選手はまずマニトバ州に到着したら自己隔離をし、リーグ全体を一つのグループとしてとしてウィニペグで過ごす必要があると説明。「マニトバ州民の健康と安全が最優先」としてリーグの関係者全員が、州政府とリーグで定めた防止策を遵守することが必要と声明で語っている。

 CFLのハブとなれば380万ドルの経済効果が見込めるという。ホテル業界など直接的な経済効果に加え、飲食業界も集まるファンなどで潤うと予想されている。

 マニトバ州ウィニペグの他に、西隣サスカチュワン州レジャイナとアルバータ州カルガリーも立候補していた。

早くてもシーズン開始は9月、中止の可能性も

 CFLはアメリカのNFLとは違いシーズンは夏。通常6月から始まり11月のグレイカップで終了する。しかし今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でいまだに開幕していない。

 リーグは現在選手会と短いシーズンで開催するための労使交渉中で7月23日が締め切りになっているという。CFLコミッショナーによれば、2020年シーズンが開催されるとして最も早い時期の開催でも9月、中止もあり得るとしている。

CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)

 カナダ国内で9都市9チームで構成されるプロフットボールリーグ。アメリカのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)と似ているが、CFLはカナダ独自のリーグ。

 東西地区に分かれ、東4チーム、トロント・アーゴノッツ、ハミルトン・タイガーキャッツ、オタワ・レッドブラックス(以上オンタリオ州)、モントリオール・アロエッツ(ケベック州)、西5チーム、BCライオンズ(ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー)、カルガリー・スタンピーダーズ、エドモントン・エスキモーズ(以上アルバータ州)、サスカチュワン・ラフライダーズ(サスカチュワン州レジャイナ)、ウィニペグ・ブルーバマーズ(マニトバ州)。

 優勝杯はグレイカップで、北米プロスポーツでは最も古い歴史を持つ。

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CFLエドモントンのチームが名称変更の可能性

CFL Edmonton Eskimos at BC Place, Vancouver, BC, in 2014; Photo by ©Sam Maruyama
CFL エドモントン・エスキモーズ、バンクーバー市BCプレースで。2014年。 Photo by ©Sam Maruyama

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)エドモントン・エスキモーズがチーム名を変更すると決定したとカナダのスポーツ専門チャンネルTSNが16日に伝えた。TSNはCFLの全試合の放送権を持つため、そのニュースの信ぴょう性が高く一気に話題となった。

 エスキモーズという名前については、以前から変更を求める声があったが、チームは変更する予定はないと発表してきた。今年2月にもチーム名変更について調査をしたが変更する理由が見当たらないとチーム名を維持することを発表していた。

 しかしアメリカで始まったブラック・ライブズ・マター(Black Lives Matter)運動から、カナダでは黒人だけではなく、国内で歴史的に差別をされてきた先住民族への差別撤廃運動も盛り上がりを見せている。

 アメリカではナショナル・フットボール・リーグ(NFL)でワシントンに本拠地を持つチームが名称を変更すると発表した。エドモントンは7月8日に3年に渡って調査した結論を今月中には公表するよう手続きを早めると発表。2月とは状況が変わったとしてチーム名変更へ態度を軟化させていた。

 背景にはチームのスポンサーが名前を変更しないならスポンサーを降りると発表したことがあるようだ。

 7月7日メインスポンサーである保険会社Belairdirectが、チーム名が変更されなければスポンサーを降りると発表した。その他にも同様の発表をしたスポンサーがある。

 「エスキモー」とは北極圏に近いところに住むイヌイット先住民族のことを指すと言われ、カナダのイヌイットコミュニティは以前からチーム名変更を要求している。語源としては一般的に歴史専門家の見解として発表されているのは、アルゴンキン語で「生肉を食べる人々」という意味とされ差別用語として認識されている。

 今回のチーム名変更の決定について、チームは公式には発表していない。

カナダ政府、ブルージェイズのホームゲームを許可せず

MLB Toronto Blue Jays home stadium, Rogers Centre in Toronto, Ontario; Photo by ©the Vancouver Shinpo
MLBトロント・ブルージェイズのホームスタジアムRogers Centre。CNタワーから撮影。Photo by ©the Vancouver Shinpo

 カナダ政府は新型コロナウイルス感染拡大の懸念があるとして、オンタリオ州トロントを本拠地とする大リーグ(MLB)トロント・ブルージェイズがロジャーズ・センターでシーズン中に試合を行うことを許可しないと18日に明らかにした。

 カナダ公共放送局CBCに18日に出演したマルコ・メンディチノ移民・難民・市民権大臣は、「私も大の野球ファンだが、今回のことはファンベースで決めるわけにはいかない」と語り、チームがカナダ・アメリカ国境を頻繁に往来すること、特に、ブルージェイズがアメリカで感染が拡大している地域で試合をした後にトロントに帰ってくること、そして感染が拡大している地域を本拠地とするチームがカナダに入国することは国民の安全を最優先に考えれば避けなければならないと説明した。

 カナダ政府は入国するすべての渡航者に入国後14日間の自己隔離を義務付けている。違反した場合は罰則も設け、徹底を心がけている。

 そのため、MLBチームが試合のためだけに国境を越えることは14日間の自己隔離義務が実行できないとも語った。たとえプロスポーツリーグのチームであっても例外はないと強調した。

 17日にはオンタリオ州、トロント市が許可していただけに連邦政府の発表はファンからはツイッターなどでがっかりする声が聞こえている。

 しかしブルージェイズは連邦政府の発表に理解を示す声明を発表。関係者の努力に感謝するとともに、トロントでプレーできないとしても唯一のカナダチームとしてのプライドを持って2020年のシーズンに臨むと語っている。

 トロント市ジョン・トーリ市長も連邦政府の決定を尊重するとの声明を発表した。現在、オンタリオ州の中でもトロントは依然として多くの感染者が確認されている。

ブルージェイズの開幕は7月24日、タンパベイ戦

 MLBは60試合とする2020年シーズンのスケジュールを発表した。ブルージェイズの開幕戦はフロリダ州を本拠地とするタンパベイ・レイズ。開幕投手は19日に韓国出身リュ・ヒョンジン投手と発表された。

 試合は全てスポーツネットが中継する。20日は最初の16試合の放送スケジュールも発表され、いよいよシーズン開幕に向けて盛り上がっている。

 ただ今季の本拠地が決まっていない。ブルージェイズは今後アメリカでのホームグラウンドが必要になるが、現在はニューヨーク州バッファローにあるブルージェイズの3Aチーム本拠地シャーレン・フィールドと、元ブルージェイズの関係者がいるペンシルバニア州ピッツバーグ・パイレーツの本拠地PNCパークが候補として有力と報道されている。

 20日の報道ではブルージェイズの親会社ロジャーズコミュニケーションが持つスポーツ専門局スポーツネットがメリーランド州ボルティモアのカムデン・ヤーズも候補に挙がっていると伝えた。

 ブルージェイズには元読売ジャイアンツの山口俊投手が今季から在籍。ロジャーズネットによるとどうやら先発ローテーションには食い込めなかったようだ。ただ同電子版は、チャーリー・モントーヤ監督は正式な先発ローテーションをまだ発表していないと伝えている。

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バンクーバー・サンドマンホテル利用者への新型コロナ注意喚起

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 バンクーバー・コスタル・ヘルス(VCH)は7月17日付でコミュニティに対し新型コロナウイルス感染への注意を発表。7月7日から16日の間にバンクーバーダウンタウンにあるホテル、サンドマン・スーツ(1160 Davie St., Vancouver)を訪れた人は自身の体調に注意するよう呼びかけている。

 VCHは、新型コロナ陽性者が対象期間中に同ホテルを利用していたと説明。感染経路確認のため濃厚接触者にはVCHが直接連絡している。

 対象期間中に同ホテルを利用した人は14日間は自身の体調に十分に注意し、新型コロナに感染したような症状が出た場合は、すぐに自己隔離し、検査を受けるよう呼びかけている。

 対象期間中に同ホテルを利用した人で症状がない場合は、特に自己隔離の必要も検査の必要もなく、通常の生活を送って問題ないとしている。

 コミュニティへの感染拡大の危険性は低く、対象期間以外の日に同ホテルを利用した人は問題ないと発表している。

VCHからの注意喚起: http://www.vch.ca/about-us/news/news-releases/covid-19-notification-for-sandman-suites

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7月9日-15日 週刊カナダニュースまとめ読み

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7月15日 カナダ銀行、金利据え置き

 カナダ銀行ティフ・マクラム総裁が会見を開き、政策金利を0.25パーセントに据え置くと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響によるカナダの経済状況が改善されるまで、この状況はしばらく続くとみられると予測した。

7月15日 エアカナダが連邦政府に国境規制緩和を求める

 エアカナダは連邦政府にカナダ政府が実施している国境閉鎖措置について、「科学的根拠」に基づく対応を要請する書簡を送ったことが分かった。現在カナダでは不要不急以外の全旅行者の入国を拒否し、入国が許可されている場合でも入国後14日間の自己隔離を義務付けている。エアカナダは欧州連合や他の国々が実施しているような予防策を導入し、入国後の14日間自己隔離を撤廃するなどの対応を要請している。

7月14日 BC州衛生管理局長が航空会社の新型コロナ対応に懸念

 ブリティッシュ・コロンビア州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は会見の中で、航空会社の新型コロナウイルス対策に懸念を示した。

 国内外からバンクーバー空港に到着した乗客に感染者が含まれていることに加え、数日後に曖昧な乗客情報などが提出されることから感染経路の確認が取れないと指摘。そのため、現在は感染者が確認された便名を公表し州民に注意を呼びかけていると説明した。

 カナダ運輸省はカナダ発着の全便に搭乗前の体温検査の実施とマスク着用を義務付け、さらに搭乗前に症状がある場合は搭乗拒否するよう指導している。

7月14日 BC州財務大臣、新型コロナ支援に62億ドル

 ブリティッシュ・コロンビア州キャロル・ジェームズ財務大臣は2020年度予算の最新予測を発表。新型コロナウイルス感染拡大による州民やビジネスへの支援が約62億ドルとなると発表した。

7月14日 バンクーバー中央図書館の利用を開始

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーでこの日から中央図書館など一部の図書館の利用が再開された。利用できるサービスは限定的だが約3カ月ぶりのオープンとなった。

7月14日 アメリカとの国境閉鎖延長が伝えられる

 カナダの各メディアは政府関係者の話として、アメリカとの国境閉鎖が8月21日まで延長されると伝えた。

 ジャスティン・トルドー首相は前日の会見で、トランプ大統領と国境閉鎖について協議していると明らかにしていた。

7月14日 オンタリオ州規制緩和第3段階へ

 オンタリオ州ダグ・フォード州首相は州内の規制緩和を第3段階に引き上げると発表した。7月17日から実施。レストランやバーが屋内で利用可能となるほか、スポーツジムや映画館などがオープンする。また集まることができる人数も、屋内ではこれまでの10人から50人に、屋外では100人となる。

 ただしトロントやハミルトン、ナイアガラなどの都市は対象外。トロント市ジョン・トーリ市長はフォード州首相の判断に賛成すると会見で語った。

 オンタリオ州全体では毎日の新たな新型コロナ感染者数は落ち着きを見せているが、トロント市や州南部ウインザー市ではクラスターが発生するなど状況は不安定のまま。フォード州首相は州全体が第3段階に引き上げられるよう引き続き努力すると語った。

7月13日 バンクーバーのキツラノプールがオープン

 バンクーバー市で人気の屋外プール、キツラノプールがこの日からオープンした。例年なら5月にプール開きとなるが、今年は2カ月遅れでの利用開始となった。新型コロナウイルス感染防止対策を実施しながらの利用となる。その他2カ所の屋外プールもオープンした。

 この日はエリザベスクイーン公園の植物園も再開した。

7月13日 ケベック州でマスク着用義務化

 ケベック州フランソワ・レガルト州首相は、公共の屋内施設でもマスク着用を義務化すると発表した。7月18日から実施される。レストランも今回の義務化の対象となっているが、「食事の時はもちろんはずすが、入出店する時、トイレなどの利用で席を立つときは着用しなければならない」と語った。12歳以上が対象で、呼吸疾患などの持病がある人は対象外。

 同州では公共交通機関利用時のマスク着用がこの日から実施されている。

7月13日 トルドー首相、WEチャリティ委託を謝罪

 ジャスティン・トルドー首相は新型コロナウイルス感染対策の一環として若者を支援するプログラムCanada Student Service Grant(CSSG)をWEチャリティに委託したことについて、自身の家族が関わっているにもかかわらず決定したことは配慮が足りなかったと朝の会見で謝罪した。

 プログラムの支援金、約9億ドルをWEチャリティに委託したことについて、野党は委託への決定が不透明と批判。さらに、トルドー首相の母親や弟が多額の報酬を受け取っていたことが明らかになり、批判の声は強まっていた。

7月13日 CEWSの12月まで延長を発表

 トルドー首相はこの日の朝の会見で、Canada Emergency Wage Subsidy(CEWS)を12月まで延長すると発表した。同プログラムの延長は2回目。5月13日に12週間の延長を発表し、8月29日までとなっていた。

 同プログラムは従業員給与の75パーセントを政府が補助する支援で、3月27日に導入された。

7月10日 バンクーバーの遊園地プレイランドが開園

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにある遊園地プレイランドが開園した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の開園は絶望的とみられていたが、対策を講じての開園となった。

7月10日 NHL再開のハブシティがトロントとエドモントンに決定

 NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)はシーズンの再開を前にハブシティをオンタリオ州トロントとアルバータ州エドモントンに決定したと発表。8月1日から試合が再開する。

7月10日 6月の失業率がやや改善

 カナダ統計局が発表した6月の失業率は12.3パーセントで5月の13.7パーセントよりやや改善した。6月の就業者数は95万3,000人で、フルタイムが48万8,000人、パートタイムが46万5,000人。6月は求職者数も増加していると報告した。

 求人が多い業種は卸売・小売り、宿泊・飲食、ヘルスケア・ソーシャルケア、建設・製造となっている。

 州別の失業率は、ブリティッシュ・コロンビア13.0パーセント、オンタリオ12.2パーセント、ケベック10.7パーセント、アルバータ15.5パーセント。

 主要都市では、BC州バンクーバー13.1パーセント、オンタリオ州トロント13.6パーセント、ケベック州モントリオール15.1パーセント、アルバータ州カルガリー15.6パーセント。

7月10日 ユネスコジオパークに東海岸2カ所が登録

 ユネスコ世界ジオパークに、ノバスコシア州のファンディ崖郡とニューファンドランド&ラブラドール州のディスカバリーが登録された。カナダではこれで5カ所となる。

 他にはニューブランスウィック州のストーンハンマー(2010年)、ブリティッシュ・コロンビア州タンブラー・リッジ(2014年)、ケベック州ペルセ(2018年)がある。

7月9日 BC州で先住民族への差別行為をした病院の調査が開始

 ブリティッシュ・コロンビア州で常習的に行われていたと報告されている病院での先住民族に対する差別行為について、この日から本格的に調査を開始すると発表した。調査の指揮を執るのはターペルランフォード氏。この日の記者会見でまずは先住民族の人々に体験談を共有するよう協力を呼び掛けた。

 BC州の救急措置室で医師や看護師らが運ばれてきた先住民族の人々に対して体内アルコール度数を当てる「ゲーム」を行っていたことが報告され、BC州ディクス保健大臣が調査すると約束していた。

7月9日 トルドー首相の家族がWEチャリティから多額の報酬

 自由党政権が新型コロナウイルス対策の一環としてボランティアに励む学生を支援するCanada Student Service Grant(CSSG)プログラムをWEチャリティに委託した件で、同チャリティ団体がジャスティン・トルドー首相の母親と弟に多額の講演料を支払っていたことが明らかになった。

 カナダ政府はプログラムのための約9億ドルをWEチャリティに委託、ボランティアの時間に応じて学生に配布される予定だった。しかしWEは政府からの委託を7月3日に辞退することを表明した。

 トルドー首相はWEの辞退は残念としながらも、政府高官の助言によるWEへ委託した政府の判断に誤りはなかったと会見で強調した。

 野党からは9億ドルもの支援を1団体へ委託した経過が不透明と説明を求めている。

バンクーバー図書館が今日から利用再開!!

Vancouver Public Library, Vancouver, British Columbia; Photo © the Vancouver Shinpo
ダウンタウンにあるモダンなデザインが特長のバンクーバー中央図書館。ブリティッシュ・コロンビア州。Photo © the Vancouver Shinpo

 バンクーバー図書館が今日から利用者の受け入れを再開する。ダウンタウンの中央図書館など一部に限っての再開だが、毎日多くの市民が利用していた施設だけに再オープンを歓迎している利用者は多い。

 ブリティッシュ・コロンビア州が規制緩和第3段階に入って以降、続々と公共施設やエンターテイメント関連が利用を再開している中、ようやく公立図書館もオープン。

 バンクーバー市は中央図書館を含め5カ所の図書館をオープンすると発表。新型コロナウイルス感染対策を実施しての建物利用再開のため、利用できるサービスも限定的となる。

 公立図書館では第1段階から第3段階までを設定。7月中旬から9月までは第2段階とし、今回のサービス開始となる。第1段階は5月中旬から7月中旬まででデジタルサービスやオンラインプログラムを提供、そして第3段階は9月以降でほとんどの図書館がオープンするとしている。

7月14日からオープンする図書館

  • Central Library
  • Britannia
  • Kitsilano
  • Renfrew
  • South Hill

利用できるサービス

  • コンピューターの利用
  • 本の貸し出し、返却
  • 予約している本のピックアップなど

バンクーバー公立図書館ウェブサイト: https://www.vpl.ca/reopening

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キツラノプール、7月13日からオープン

最長レーンの長さが137メートルもある巨大プール、キツラノプール。海のすぐそばにあり、塩辛い。Photo by Pacific Walkers
最長レーンの長さが137メートルもある巨大プール、キツラノプール。海のすぐそばにあり、塩辛い。Photo by Pacific Walkers

 今日からバンクーバー市のキツラノプールがオープンした。例年なら5月にはプール開きする人気の屋外プールだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れていた。他の屋外プール、ニューブライトンとセカンドビーチも今日からオープンする。天気予報も今週は夏の青空が広がるとのこと。ようやくバンクーバーに夏が訪れた。

6月26日にバンクーバー市公園庁がオープンを発表

 キツラノプールを含む市内の屋外プールの利用が7月13日から再開されることが分かった。バンクーバー市公園庁が発表した。その他2つの屋外プール、ニューブライトンとセカンドビーチも同日から利用できる。またメイプルグローブについてはオンラインでの予約システムが整い次第再開する。

 屋外プール利用再開でも更衣室は引き続き閉鎖。入出時にはフィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離)対策が取られるほか、一度に利用できる人数はオンライン予約とドロップインのバランスで調整するとしている。

スプレーパーク、ビーチのライフガードは6月27日から

 バンクーバーの夏に欠かせない10カ所のスプレーパークは6月27日から利用できる。マックリーン(MacLean)、シャルデコット(Chaldecott)、ハーバー・グリーン(Harbour Green)、グランビュー(Grandview)、ヘイスティングス(Hastings)、オーク(Oak)、スタンレー(Stanley)、プリンスエドワード(Prince Edward)、パンドラ(Pandora)、ガーデン(Garden)の10公園で使用可能となる。

 他にも9カ所のビーチではライフガードの配置が6月27日から再開。イングリッシュ・ベイ、ジェリコ、キツラノ、ロカーノ、スパニッシュバンクスイーストとウエスト、サンセット、サード、トラウトレイクの9ビーチが対象。ライフガードパトロールは9月7日まで毎日午前11時30分から午後8時30分まで。 ビーチに併設されている更衣室は引き続き閉鎖、ただしトイレはこれまで通り使用できる。

詳しくはバンクーバー市ホームページまで。

内陸部公衆衛生局からBC州内陸部ケローナでクラスター発生の注意喚起

Coronaviruses
コロナウイルス By CDC

 ブリティッシュ・コロンビア州Interior Health(IH:内陸部公衆衛生局)が7月10日、11日に続いて、12日にもケローナでクラスター発生の可能性があると州民に注意を呼びかけた。すでに8人の新型コロナウイルス感染者を確認していると発表している。

7月2日から7月9日までに以下の場所を利用した人への注意喚起

 IHは以下を利用した人は新型コロナウイルス感染の可能性があるとして、今後自身の体調に十分に注意し、症状が出た場合は検査を受けるよう呼びかけている。

  • 7月3−6日:Cactus Club (#1-1370 Water St., )
  • 7月2、4、5、7、8、9日:Pace Spin Studio (#5-1717 Harvey Ave, Kelowna)

7月1日−5日と7月1日のイベントに参加した人への注意喚起

 IHは11日には感染者の感染経路調査によってより詳細な情報が明らかになったとして、以下の場所でイベントに参加した人に自己隔離と体調管理の実施を呼びかけている。

  • 7月1日−5日:Discovery Bay Resort (1088 Sunset Dr., Kelowna) 
  • 7月1日:Boyce Gyro Beach Lodge (3519 Lakeshore Rd., Kelowna)

6月25日から7月6日でダウンタウンとウォーターフロントの集まりに参加した人への注意喚起

 7月10日発表されたのは、ケローナのダウンタウンとウォーターフロントで6月25日から7月6日の間に、プライベートに開催された集まりに参加した人、もしくは同地区同期間にレストランやバーなどの飲食店を利用した人の中に、新型コロナウイルス感染者が確認されたとして、同地を対象期間内に訪れた心当たりがある人は自身の体調の変化に注視するよう呼びかけている。

 特に7月1日カナダデーとその週末にそれらの場所で行われた集まりに参加した人は十分に体調に注意するよう呼びかけている。

体調が優れない場合はすぐに検査を

 心当たりがある人で、新型コロナウイルス感染の症状がある人はすぐに検査を受けるようIHは呼びかけている。

新型コロナウイルス感染の症状

  • 発熱
  • 呼吸困難
  • 味覚や嗅覚の異常
  • その他の軽い症状;鼻水、倦怠感、筋肉痛や関節痛、下痢、頭痛、喉の痛み、目の充血

公衆衛生局が推奨する予防策

  • 症状がある場合は軽い症状でも自宅待機
  • フィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離をとる)や必要な場合はマスク着用
  • 手洗いの徹底
  • 50人以上の集まりは計画しないこと、集まりはなるべく屋外ですること

内陸部公衆衛生局からのお知らせページ: https://www.interiorhealth.ca/AboutUs/MediaCentre/NewsReleases/Pages/default.aspx

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NHLプレーオフはトロントとエドモントンで開催

Rogers Arena, Vancouver, BC
NHLバンクーバー・カナックスの本拠地ロジャーズアリーナ。バンクーバー市。Photo © バンクーバー新報

 NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)は10日夜、プレーオフ開催に向けたハブシティ2都市とスケジュールを発表、東カンファレンスはオンタリオ州トロントで、西カンファレンスはアルバータ州エドモントンで開催される。プレーオフに向けた予選の開始は8月1日から。スタンレー杯優勝決定戦は10月までずれ込む予定だ。

24チームで争う真夏のスタンレー杯

 真夏のプレーオフという前例のない形となったNHLは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月12日にレギュラーシーズンを中断。通常なら4月上旬まで続くレギュラーシーズンを途中で打ち切り、8月からプレーオフに突入する。

 チームは東カンファレンス12チーム、西カンファレンス12チームで予選を行い、上位各8チームがプレーオフに進出。トロントでは東カンファレンスの予選から準決勝までを行い、エドモントンでは西カンファレンスの全試合と東カンファレンス決勝、そしてスタンレー杯決勝を開催する。

新型コロナ対策を徹底しながらの争いに

 選手やスタッフ、関係者は、ひとつの「バブル」として行動し、会場と宿泊先を移動する。一般市民とは接触しない形で試合や練習がトロント、エドモントンで行われる。選手らへの検査も定期的に実施し、陽性が確認された場合はチーム名や選手名は伏せて公表するとしている。

 NHLコミッショナーのゲリー・ベットマン氏は、「市民の医療機関受診や検査の機会に影響することがないように準備している」とカナダのメディアに出演し語っている。

 選手らは7月26日にトロント、エドモントン入りする予定で、それまでは各チーム7月13日からNHL再開第3段階の練習に入る。しかし中には感染の危険性が家族に及ぶことなどを理由に参加しないと表明している選手もいて、万全の体制とはいかにようだ。

歓迎するトロントとエドモントン、ハブシティから離脱したバンクーバー

 NHLがプレーオフに向けてシーズンを再開するにあたり、当初はブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーが開催候補都市として最有力と言われていた。しかし、一部の条件でBC州の衛生管理局や保健省と合意できず、候補都市から離脱した。もう一つの最有力候補だったネバダ州ラスベガスは、新型コロナ感染状況が悪化したため候補地から外れた。

 そして結局カナダで立候補していた他の2都市、トロント、エドモントンに決まった。感染状況からしてカナダでの開催がベストということで選手会と合意に至ったという。

 トロント市ジョン・トーリ市長やアルバータ州ジェイソン・ケニー州首相はNHL開催を歓迎する声明を発表した。ケニー州首相は州経済に大いに貢献するとビデオレターで歓迎している。

 ただ11日に実施予定だった2都市での関係者による記者会見は急遽延期が決まった。オンタリオ州、アルバータ州では合意に至っているNHLとの条件で、カナダ政府側と最終調整が必要になったと発表している。

 果たして今年はどんなスタンレー杯となるのか。現在のところスタンレー杯決勝は9月22日開始、遅くとも10月4日には2020年覇者が決定する予定だ。

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プレイランド、7月10日オープン!

Mini Douts at PNE the Fair, Vancouver, British Columbia; Photo © the Vancouver Shinpo
PNE の the Fairで大人気のミニドーナツ。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市; Photo © the Vancouver Shinpo

 バンクーバー唯一の遊園地プレイランドが今日からオープンする。新型コロナウイルス感染防止策を実施しながらだが、やっぱりバンクーバーの夏にプレイランドがないのは寂しい。利用できるアトラクションは順次状況を見て増やしていくということだ。

プレイランドもPNEも、今夏もオープンが決定

 バンクーバーの夏の楽しみの一つ言えば、夏の期間だけオープンする遊園地プレイランドと夏休み最後を飾るPNEのThe Fairだ。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれていた。4月18日にはブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士が「今年は大勢の人が集まる結婚式やPNEなどのイベントは夏も開催不可能」と語り、ほぼ絶望的だった。

 ところが6月24日、BC州ジョン・ホーガン州首相が規制緩和第3段階への移行を発表した翌日、PNE(Pacific National Exhibition)社長兼CEOシェリー・フロスト氏が新型コロウイルス感染防止策を取りながらプレイランドも、The Fairも開催することを発表した。

プレイランド再開は7月10日から

 第1段階としてプレイランドが7月10日から再開する。まずは7月第2週末の3日間から。10日から12日は家族連れに人気のアトラクションやミニドーナツなどの人気フードも楽しめるという。

 利用できるアトラクションの数は状況を注視しながら徐々に増やしていく予定だ。公衆衛生局と連携しながら安全に市民が楽しめるプレイランドを目指す。その一環として入場料には「おもしろい柄のマスク」が含まれている。

 また、BC Dayの3連休、8月1日から3日までは特別バージョンを用意する。詳細はまだ明らかにされていないが、お楽しみということらしい。

 チケットはすでに販売され、一度に入場できる人数を制限するため、入場は予約制。午前の部と午後の部とに分かれている。

2020 PNE The Fairは前例のない形で

 毎年、夏休み最後の2週間に開催されるPNE The Fairは老若男女を問わず、多くの人々が楽しむバンクーバーの一大イベント。今年は「2020年バージョン」で開催するという。

 バンクーバー・コスタル・ヘルスの指導の下、フィジカルディスタンスやその他の新型コロナウイルス感染予防策を実施しながら、毎年人気のスーパードッグショーや農家体験展示会などをドライブスルーで行う予定だ。

詳細はPNEホームページを参照https://www.pne.ca/

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週刊カナダニュース:7月2日‐7月8日

Canada News by Vancouver Shinpo; Designed by ©Vancouver Shinpo

7月8日 今年度の負債額は3432億ドル

 カナダ政府ビル・モルノー財務大臣は今年度の予算案に代わる財政スナップショットを発表。負債額が3432億ドルになるとの試算を示した。新型コロナウイルス感染拡大への対応で緊急支援としてすでに2310億ドルを個人や企業への支援や公衆衛生対策などに費やしている。

連邦政府の財政スナップショットはこちら

7月8日 カナダのモデリング発表、新型コロナの抑制に成功

 カナダ公衆衛生局副局長ヌー博士が会見でカナダの最新モデリングを発表した。現在でも州によって状況が異なるが、概ねカナダ全体で新型コロナ感染拡大の抑制に成功していると報告。3月から実施してきた感染防止策に国民が協力し、医療機関の崩壊を回避することができたと説明した。ただ第2波については「仮定の話ではない」と警鐘を鳴らした。

7月7日 BC州政府、非常事態宣言を延長

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府が非常事態宣言を2週間延長すると発表した。7月21日までとなる。BC州は3月18日に新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に非常事態宣言を出して以降、2週間ごとに延長を続けている。

7月7日 ブルージェイズ開幕戦はタンパベイでレイズ戦

 大リーグ(MLB)が今季レギュラーシーズンのスケジュールを6日に発表した。カナダを本拠地とする唯一の大リーグチーム、トロント・ブルージェイズの開幕戦は7月24日、フロリダ州タンパベイでレイズと対戦する。ブルージェイズの練習はすでにトロントで開始されているが、シーズン中のホームゲームについてはアメリカからの入国が大きな壁となりそうだ。

7月7日 トロント、オタワで今日から屋内公共施設でのマスク着用義務化

 新型コロナウイルス感染拡大防止策としてオンタリオ州トロント市とオタワ市を含む多くの市町で今日から屋内公共施設利用時のマスク着用が義務化された。

 この日は一部マスク着用義務化に反対する市民が反対デモを実施。マスクを着用せず地下鉄を利用する様子をメディアが紹介した。

 公共交通機関利用時のマスク着用義務化はトロント市では7月3日に、オタワでは6月中にすでに始まっている。

7月6日 MLBブルージェイズ、トロントでトレーニング開始

 大リーグ(MLB)でオンタリオ州トロントを本拠地とするトロント・ブルージェイズがこの日からロジャーズセンターでトレーニングを開始した。

 チーム全体が自己隔離状態となることで入国が許可され、5日夜にトロント入り。空港から直接ホームグラウンドに隣接する宿泊施設に移動し翌日からトレーニングを開始した。

7月6日 カナダ国連大使にレイ氏を任命

 カナダ政府は新しい国連大使にボル・レイ氏を任命したと発表した。レイ氏は元連邦自由党暫定党首を務めた人物で、最近ではカナダ先住民族やミャンマーの人権問題を担当する特命大使を担っていた。

 カナダは非常任理事国任命投票でヨーロッパのノルウェーとアイルランドに敗れ、国連での発言力が低下するのではと危惧されている。

 レイ氏の父ソウル・レイ氏も元国連大使(1972‐1976)。

7月6日 バンクーバー発着も対象、カナダ政府、感染者が搭乗していたフライト発表

BC Centre for Disease Controlとカナダ連邦政府は、新型コロナウイルス感染者が搭乗していたフライトについてウェブサイトで発表。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーを発着するフライトも含まれている。該当者には体調に注意するよう呼び掛けている。

7月6日 トルドー首相、ワシントンDC行きを回避

 トルドー首相はこの日の朝の会見で7月にメキシコのロペスオブラドール大統領がアメリカ・ワシントンDCを訪問しトランプ大統領と会談する予定に合わせての渡米を行わないと発表した。

 カナダ・アメリカ・メキシコ3カ国による北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定)」が今月1日に発効したことを受け3首脳が会す機会となる予定だったが国内事情や新型コロナウイルス感染対策を理由にカナダが不参加を表明した。

7月6日 ノバスコシア州でアメリカからの渡航者の感染を確認

 ノバスコシア州が1人の新たな新型コロナウイルス感染者の確認を発表した。アメリカからトロント経由で入国し、ハリファックスに到着。7月4日にプリンスエドワード島で2カ月ぶりに確認された感染者がノバスコシア州で接触していたのがこの男性だったことが判明している。

7月5日 PEIで新たに2人の新型コロナ感染者を確認

 プリンスエドワード島州公衆衛生局長ヘザー・モリソン博士は前日の3人に続き、この日も2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。

 前日には20代男性がノバスコシア州でアメリカから入国した渡航者と接触していたことを公表。この日の感染者は2人ともこの20代男性の濃厚接触者。

 前日確認された20代女性が勤務している長期療養施設での検査結果については現在のところ感染者は確認されていないと発表した。入居者やスタッフなど100人以上に検査を実施していると発表している。

7月3日 BC州で映画館が再開!

 規制緩和第3段階に入っているブリティッシュ・コロンビア(BC)州でこの日から映画館が再開した。新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底しながらの営業開始となる。

 映画産業が盛んなBC州ではテレビドラマなどの撮影も第3段階から再開される予定で、エンターテイメント業界も徐々に活気づき始めている。

 美術館や一部の観光アトラクションはすでに再開し、待ちわびた市民らに利用されている。

7月3日 カナダ公衆衛生局長、ブルージェイズの入国を承認

 カナダ公衆衛生局長テレサ・タム博士は会見で、大リーグ(MLB)でオンタリオ州トロントを本拠地とするトロント・ブルージェイズのトロントでのトレーニングを承認したことを明らかにした。ただシーズン開幕については別問題とトレーニング限定措置を強調した。

7月3日 WEチャリティ、カナダ政府の支援を辞退

 WEチャリティはカナダ政府による9億ドルの支援を辞退すると発表した。

 国際的にチャリティ活動を展開しているWEチャリティはトルドー首相やソフィ首相夫人とのつながりが強く、首相が支援を発表した当初から野党らから支援決定までの過程が不透明との批判が出ていた。

 トルドー首相はこの日の会見で支援の辞退は「とても残念」と語った。

7月3日 東海岸4州で移動制限解除

 州境の往来を制限していた東海岸4州、ニューブランスウィック州、ノバスコシア州、プリンスエドワード島州、ニューファンドランド&ラブラドール州で、この日から4州の住民に限り移動制限が解除となった。

 待ちわびていた州民らは早速移動を開始。州境では変わらずチェックが実施されているため、道路には隣州へ向かう人々の長い列ができていた。

 4州以外住民が移動する場合は依然として入州後に14日間の自己隔離義務が課せられている。

7月2日 TMX拡張工事差し止め裁判で先住民族の敗訴が決定

 アルバータ州からブリティッシュ・コロンビア州バーナビーまでのオイルサンドを運ぶトランスマウンテン・パイプライン拡張工事を巡る裁判で、カナダ最高裁判所は建設反対派の先住民族の上訴を受け付けないと決定したことが分かった。

7月2日 首相住居敷地内に侵入した男を逮捕

 ジャスティン・トルドー首相やカナダ総督の住居があるリドーホール敷地内に2日男が侵入し、逮捕されたことが分かった。

 連邦警察(RCMP)が発表したところによると、男はこの日の早朝ピックアップトラックで歩行者用入り口から敷地を囲っている柵を突破し侵入。その後、警察の約2時間に及ぶ説得に応じて拘束されたという。男は銃を所持していたとも発表している。

7月2日 トロント公共交通機関でのマスク着用開始

 カナダ最大都市オンタリオ州トロントでこの日から公共交通機関の利用時にマスク着用を義務付ける対策が開始された。首都オタワでは6月から公共交通機関利用時のマスク着用義務化を開始。ただ罰則は設けていない。

 屋内公共施設でのマスク着用義務化もトロントやオタワをはじめとするオンタリオ州内の市町ですでに発表され、7月7日から実施される。

 これまで最も感染者が多かったケベック州でも6月30日にレガルト州首相が7月13日から公共交通機関利用時のマスク着用義務化を実施すると発表している。

7月2日 アルバータでは屋外イベントで200人まで許可

 アルバータ州公衆衛生局長ディーナ・ヒンショウ博士は屋外のコミュニティイベント限定で200人まで集まることを許可すると6月30日に発表した。フィジカルディスタンスなど必要な新型コロナウイルス感染防止対策が実行されていることが条件。フェスティバル、花火、ロデオ、スポーツイベントなどが含まれる。実施は6月30日から。

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