ホーム 著者 からの投稿 Naomi Mishima

Naomi Mishima

Naomi Mishima
1534 投稿 0 コメント

閖上メイプル館オープンから10年、櫻井氏講演と立命館永野ゼミ防災ワークショップを開催

永野ゼミ生4人、永野准教授、櫻井氏、日加商工会サミー高橋会長、ケイシー若林副会長、ウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所
永野ゼミ生4人、永野准教授、櫻井氏、日加商工会サミー高橋会長、ケイシー若林副会長、ウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所

 ゆりあげ港朝市協同組合代表理事・櫻井広行氏、立命館大学産業社会学部永野聡准教授と永野ゼミの学生4人が11月5日、バンクーバー市内で講演会と防災ワークショップを開催した。

 講演は、「支援への感謝、震災時のリーダーとしてのふるまい、復興の過程共有」をテーマに櫻井氏が、ワークショップは、「防災に触れる、震災を想定して考えるマップを使った実践ワーク」を永野ゼミ生が担当した。

自分が経験したことと関係の深いイベントを後援することができてうれしいと語るウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
自分が経験したことと関係の深いイベントを後援することができてうれしいと語るウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 後援した日本カナダ商工会議所のウィットレッド太朗副会長は、「震災があった時には名取市の自宅が崩壊し家族も避難しなければならなかった」と話し、自らの経験とかかわりが深いイベントの開催について「いろんな形でかかわって協力することができたら」と櫻井氏、永野准教授一行のバンクーバー訪問を後援することになったと紹介した。

 今年は東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上(ゆりあげ)にメイプル館がオープンして10周年。甚大な被害を受けたゆりあげ港朝市商店街の復興にカナダが支援する「カナダ-東北復興プロジェクト」の一つとして、メイプル館と他2棟の建設が2012年12月にスタート、2013年5月に完成。ゆりあげ港朝市は震災から2年で復興した。

カナダの人に感謝の気持ちを伝えたい

写真やビデオで震災当時の様子などを示しながら状況を語る櫻井氏。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
写真やビデオで震災当時の様子などを示しながら状況を語る櫻井氏。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 ゆりあげ港朝市を震災前と同じ場所で復活させたいと奔走したのが櫻井氏。講演では、震災当時のビデオや写真で被害の大きさを改めて紹介したほか、被災者へ食料を配送した当時の苦労や震災直後に食料提供のために朝市を開催したことなどを話した。その状況下でカナダから支援の申し出があったこと、自分たちの活動を見て推薦してくれた人がいたと聞いたことなど、カナダとの縁を紹介した。

 メイプル館は、カナダ連邦政府やブリティッシュ・コロンビア州の企業などの支援により実現した。館外にはカナダ国旗が掲揚され、館内には国旗以外にもブリティッシュ・コロンビア州旗とアルバータ州旗が飾られているという。

 櫻井氏は「メイプル館と他2棟を建てることによって、約2年ぶりですけど、現地で商売始められたということ、そのおかげで名取市や宮城県から支援がありまして、それで別3棟を建てて現地に(朝市が)復活できたっていうことは、カナダの支援なしでは考えられない」と話した。メイプル館の完成は街に約400人の雇用を生み、現在も朝市は毎週日曜日に開催、メイプル館は木曜以外毎日開館している。

 新型コロナウイルス感染が拡大した当初は客足が減ったが、海沿いに立つ立地が新型コロナの影響を受けにくいとすぐに市民の台所となり憩いの場となったという。

 いまはメイプル館の前にウッドデッキを設置して、被災地の住宅地では唯一残ったという松林を被災の教訓とできるようデッキから松の木に触れられるようにしている。「そういう形で 3.11 のイメージみたいなものをね、身近に考えてもらいたいなという風な形で復活させています」と話す。

 今回のバンクーバー訪問ではカナダの人々に「本当に感謝の気持ちを伝えたいとずっと思ってたので」と強い気持ちで来たと言う。「震災で被災地に支援していただいたことがちゃんと繋がっているということを伝えたかった」と感謝した。

もう一度、東北とカナダとの交流を盛んに

講演前にあいさつする永野准教授とゼミ生。講演中はビデオ上映などで櫻井氏を補助。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
講演前にあいさつする永野准教授とゼミ生。講演中はビデオ上映などで櫻井氏を補助。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 永野准教授は東北とカナダの関係が希薄になってきたと感じていると語った。メイプル館もあるし、カナダ国旗も飾られているが、「その支援の背景を知ってる人も少なくなり、話題にすることもあまりなくなりました」と話す。今年5月に行われた開館10周年セレモニーも自分たちで企画したという。誰も忙しいので「誰か言わないとやらないので私たちでやってるんですけど」と笑う。

 今回のバンクーバー訪問も同じ。自分たちで企画して行動に移した。「(関係者たちは)忙しい日々の生活で、そういうところに関心があっても一歩踏み出せないと思うんです。でも、私たちは研究とか学生の教育とかそういうことで動けます。であればそういう立場から何が私たちだったらできるだろうか?ってことを考えると、カナダと閖上のつながりってところをしっかりと次の世代につないでいく。今回のイベントだったり、セレモニーなどを通していろんな人に知ってもらったりということが私たちだからできるのかなと思っていて実践しています」

 櫻井氏とは早稲田大学建築学科の助手時代に知り合った。「閖上の朝市は隣町で私が小さい頃から行ってたところ」と話す永野准教授は、仙台出身で実家は被災した。当時、自分たちにも東北のために何かできないかと被災地を回ったが有名な建築家でもない若い自分たちは門前払いされたという。そんな時に知り合いの建築家を通して知り合ったのが櫻井氏。「どうしても現地で(市場を)再建したいと。仮設じゃなくてコンセプトがきちんとしたものを作りたいって思いがすごい強くて」と振り返る。以来、協力しながらプロジェクトを続けている。

 東日本大震災からの復興もまだまだ途中だと感じている。メイプル館オープン10周年などの機会がないと話題に上らなくなった震災復興だが、「私は故郷っていうのもあるので、ライフワークとして私が行くところではずっとやり続けたいかなと思っています」と語った。

ゆりあげ港朝市メイプル館

宮城県名取市閖上で2023年5月4日に開館。特産品・復興グッズなどの販売をするほか、震災前後の写真展示・津波映像の放映コーナーを設置して当時の状況を伝えている。フードコートもあり海の幸を堪能できる店舗が並んでいる。
ウェブサイト:https://www.yuriageasaichi.jp/maplehall

名取の子どもたちからカナダの人々に贈られた感謝の言葉。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
名取の子どもたちからカナダの人々に贈られた感謝の言葉。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
永野ゼミの4人が主導した防災ワークショップ。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所
永野ゼミの4人が主導した防災ワークショップ。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所

(取材 三島直美)

合わせて読みたい関連記事

ホリデートレイン、今年もクリスマススピリットを乗せてカナダを横断

CPKC Holiday Train websiteより
CPKC Holiday Train websiteより

 クリスマス恒例のCPKCホリデートレインが今年もカナダを横断する。

 2020年、21年は、新型コロナウイルス感染拡大のためにオンラインで開催されたが、昨年は3年ぶりに再開。そして今年もたくさんのクリスマス・スピリットを乗せてやってくる。チャリティイベントも兼ねており、参加は無料だが、参加者には、缶詰などの保存がきく食料品や現金による寄付を呼びかけている。

 ホリデートレインは、カナダを横断するカナディアン・ホリデートレインとアメリカとカナダを走るUSホリデートレインがある。

 バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)にやってくるのはカナダを横断するカナディアン・ホリデートレイン。BC州に入るのは12月12日のスパーウッド。それからBC州南部を西に向かい、16日にカムループス、17日にはメープルリッジとピットメドウズに、18日にポートムーディから最終停車地ポートコキットラムに到着する。

 詳しくはホリデートレインのウェブサイトを参照。https://www.cpkcr.com/en/community/HolidayTrain

合わせて読みたい関連記事

日系文化センター・博物館より12月のお知らせ

日系文化センター・博物館
Nikkei National Museum & Cultural Centre
6688 Southoaks Crescent, Burnaby BC V5E 4M7
TEL 604.777.7000 
info@nikkeiplace.org   centre.nikkeiplace.org
受付・ミュージアム営業時間:火~土 午前10時~午後5時 休館日:日月祝
*年末年始の閉館のお知らせ:12月24日から28日まで、および12月30日から1月1日まで、休館いたします。

イベント

サンタとの朝食会
12月9日(土)
午前10時 ~ 午後1時
サンタと楽しい朝食会に参加しましょう!サンタさんが子供たちにギフトバッグをプレゼントします。素晴らしい思い出を一緒に作りましょう。大人: $15、子供(3歳から12歳まで)$10、乳幼児(0歳から2歳まで)$3

日系餅つき

12月29日(金)

午前11時~午後3時

日本の年末恒例の伝統行事にぜひご家族でご参加ください。その場で食べられるつきたてのお餅と、お持ち帰り用の冷凍餅を販売します。杵を持って餅つきに挑戦してみませんか?このイベントはバンクーバー日系ガーデナーズ協会の協力で行われます。入場は無料です。

古本屋からのプレゼント

本を愛するみなさまへ、無料配布イベントを開催中。本を無料でお譲りします。古本屋の大放出イベント。今回限り、在庫一掃、無料で本を手に入れるチャンスをお見逃しなく。12月16日まで開催中 (11月30日までは2F楓の間にて、12月1日からはロビーで行います)。火曜日から土曜日、午前11時から午後3時まで。

プログラム

日系センターでは、日本語でのプログラムも開催しております。柔道や合気道、書道、歌声喫茶、日本舞踊、囲碁、将棋、そろばん、和太鼓、フラダンス、ラインダンス、バドミントン、ピクルボール、シニアカラオケなど、ぜひご参加いただければ幸いです。

裏千家・茶道教室

4回:1月20日、27日、2月3日、10日

12:30-2:00PM あるいは 2:30 – 4:00PM

会費 $120 (+GST). 会員様 20% 割引

裏千家淡交会バンクーバー協会が少人数制のクラスで丁寧に指導します。どうぞご参加ください。

日系センター・シニアラウンジは、毎週水曜日の午後12時から3時まで、シニアの方々を対象とした無料プログラムです。シニアの皆様が気軽に集まり、リラックスし、かつ健康増進を促進する活動を楽しむ場所を提供します。ボランティアがエクササイズの指導やパソコン、スマートフォン、その他デジタル製品に関する質問に答えたり、年齢に合った環境への適応方法や、自分らしい人生を送るためのサポートも行います。セミナーは毎月第二水曜日に行われ、12月13日(水)は「カナダの高齢者を狙う詐欺」について行われます。ぜひご参加ください。

日系ブックストア

毎週 火・木・金・土、午前11時~午後3時、2階

只今古本の受け取りを中止しております。

展示 

 『超絶技巧の日本』展
開催期間 2023年11月7日ー2024年1月20日
本展では、観る者を驚かせる高度な技術、巧妙な表現やコンセプト、高い完成度に重点を置く作品、幅広いジャンルのものを紹介します。明治期の精巧な工芸品を出発点に、今日の『超絶技巧』作品や、ものづくりへの強いこだわりがうかがえるカプセル玩具のフィギュアや食品サンプルなどが展示されています。入場は無料です。

常設展:「体験:世代を超えて受け継がれる、困難を乗り越え立ち上がる力」日系人の歴史を日本語で紹介しています。2階入場無料 。

ミュージアムショップ

日系の歴史の書籍、日本からの輸入品、地元作家によるハンドメイド品を取り揃えております。お気軽にお立ち寄りください。

会員募集
日本文化と日系人の歴史をサポートしましょう。会費収入は施設の維持費、展示、イベント、プログラムの充実に活用されます。会員の皆様には割引特典があります。

バンクーバー日系人合同教会から12月のお知らせ

  • 毎週日曜日午前11時より教会礼拝堂で行い、礼拝の後、軽食をいただきながら親睦の時を持っています。クリスチャンでない方も留学、ワーキングホリデーで来られた方も大歓迎です。 Zoom (ID 5662538165、パスコード1225)と教会Facebookに紹介されたのYoutubeで オンライン参加もできます。
  • バイリンガルクリスマス礼拝と祝会の案内

12月24日(日)午前11時より、礼拝に続きて一品持ち寄りでパーティーと祝会があります。どなたでもお気軽にご参加ください。

  • シニア・初心者ラインダンス 毎週土曜午前11時から12時 会費$1、ダンスの後、軽食(実費)をいただきながら交流の時を持ちます。
  • Zoomで聖書を読む会(火曜、水曜)があります。
  • ダウンタウンイーストサイドストリートでサンドイッチ等の手渡し:木曜日午前9時から教会でサンドイッチとコーヒーの準備、10時半から11時の配布のボランティアをしてみませんか?(場所はカーネギーコミュニティーセンタ―横)
  • Zumba Classの紹介 金曜日午後5時45分から7時、Drop-in $9

Instructor: Kayo Echizenya,  問い合わせ 778-858-8938, instragram @Kaya_Zumba

  • 結婚、葬儀、その他の人生相談をお伺いします。

お問合せ:604-618-6491(テキスト可)、vjuc4010@gmail.com  牧師 イムまで

住所:4010 Victoria Dr, (Between 23rd and 25th Ave East), Vancouver

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

サレーNorthwood 合同教会 日本語会衆 クリスマス礼拝

12月17日(日)午後2時より。

住所:8855 156 St, Surrey, BC, V3R 4K9

お問い合わせ:604-618-6491(テキスト可)イム、kuniokazaki98@gmail.com 岡崎まで 

「いい旅」2 ~投稿千景~

エドサトウ

 95歳になる母が、夏にコロナで熱を出してから体調をくずして食事がとれなくなり、点滴で命を長らえている状態となり、実家にいる弟と相談をして思い切って日本へ行くことにして、カナダを旅だったのは10月の中旬であった。

 足の不自由な小生は、J航空のハンディキャップのサービスをつけてもらい、バンクーバー、東京、名古屋の各空港では車椅子で係の方に運んでいただいて、大変快適な旅をすることができた。名古屋空港では、母が使用していた車椅子を用意して、弟と甥っ子が迎えに来ていた。かつて、甥っ子は我が家にワーキングホリデーでしばらく滞在していたことがあり、懐かしい再会となった。どの空港も大きな問題もなく無事に往復の旅ができて大変にいい旅となった。

 母の容態は、95歳なので、あまり期待はしていなかったが、幸いにも話ができるほどになっていたのは嬉しかった。認知症もあるので、話のかみ合わない部分もあったが、血色の良い母の顔は僕にとって最高の喜びであった。週一回の面接を二回にしてもらい、短い期間ではあったが母の元気な分、中身の濃い旅となった。

 実家にいることが多かった今回の旅は、弟の奥さんが車の運転、友に会うスケジュールの予定、約束など事細かに、まるで秘書のようになってこなしてくれて、本当に多くの友と会うことが出来て嬉しかった。互いに話し合えば50年という時の流れが過ぎ去ったことを忘れ、少年のように話ができたのは嬉しかった。

 多くは、もう退職をしていて良い晩年の暮らしているように見える友でも、それなりに大病を患ったりしていて、妻を亡くしたり、仕事を無くしたりして大変な人生を過ごしてきた小生と同じようなことがあったのだとしみじみと思えば、苦しかったのは、自分一人だけではなかったのだという思いがした。光陰は百代の過客のように流れてゆく。

 帰国前の晩に近所の友とお酒を飲みながら、話は盛り上がり楽しかったが、終わりころに、わりと無口の福ちゃんに「おねいさんはどうしてるの?」と問うと、少し悲し気にして「姉は、もう、だいぶ前に九州で亡くなったよ。まだ60代だったなあ」と静かに話す彼のおねえさんのことを聞きながら、僕と同じような人もいるものだと思うと、なんとなく亡き妻の人生も納得が出来たような気がした。

 勝ちゃんの話も面白かった。サラリーマンの後、親の農業を継ぎ、今も新しい品種の作物の栽培に挑戦していて、大粒のブドウを育てているとのこと。このブドウの一粒が鶏の卵ぐらいになるというから驚きである。僕が「その種を僕にくれないか?」と冗談で言うと、「種なしだで、あかんわ!」と言うので、皆で大笑いであった。

 僕の前に座っていた仁ちゃんは、今は皆に頼まれて地元の連合自治会長である。話の話題が、ガザの戦争の話題になると、淡々と今の戦争の状況などを説明をして、昔、おとなしかった仁ちゃんが、こんな話をするなどとは想像もしなかったので、少々驚きである。

 ある時は、幼馴染の中央大学出身の奥君とやはり奥君と同じ大学の同期だというYさんが奥さんと同伴でやって来た。その奥さんは僕の妻と日本に居るときに親しくしていて、妻のことを知りたくて僕の実家を訪ねてくれた。奥君と会うのは、カナダに僕が行く前に話をしただけで、もう50年以上の歳月が流れたが、その後、彼はビジネスに成功して、億単位のお金を動かしているらしい。息子さんたちは、シンガポールの大学に行かせて、今は金融関係の仕事をされているとのこと。自然に話がグローバルな経済の話となり、これまたエキサイティングな夕べであった。

 いやいや、話せば別の友との出会いも興味深く深刻な話である。僕と同じころに派米で農業研修に行った幼馴染の友が近所にいるので街に出たついでの帰り道に、ふらりと事務所によってみると、彼が「あんたの友達の神川は、大きな借金をして自分の農業に投資をして破産だわ!古い昔からのかやぶきの屋根の家は雨漏りがしてブルーのシートを被せて悲惨なことになっとるぞ!」と言う。神川も僕の幼馴染と一緒に愛知県の代表で派米農業研修に2年間参加している能力のある奴なのだけれど、焦りすぎたのか、コロナの感染症のためか?家に帰り、昔の仲間に電話をすると彼は腕が上がらなくなり、肩の手術をして病院に入院している最中で、神川のことを問うと「俺も歳で、みんなとは会わんで、ようわからんわ?」と言う。とにかく、昔の電話番号を探し出して、神川に電話をすれば、「この電話番号は使われていません」と電話会社の答えのみで、僕も何もすることが出来なかったのは残念であった。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

10☆「年」と「歳」どっちがお好み?

 前回のエッセイ「8才」と「8歳」をお読みになった方から「年を取る」と「歳を取る」と、どっちが正しいのか・・・などの問い合せをいただいた。これは日本語教師としてもときどき受ける質問であり、確かに日本人でもどちらを使うべきか・・・迷う人も多い。

 先ず、漢字の決まり事を少々。「年」はもちろん、「歳」も常用漢字である。常用漢字とは国が定めた一般的に使用される漢字の目安。でも読み方が結構ややこしい。「年」は音読み(中国語式発音)の「ネン」と、訓読み(日本語式発音)の「とし」で、小学校で習う。でも中学で習う「歳」は読み方が複雑。音読みの「サイ・セイ」は常用だが、訓読みの「とし」はなぜか常用外である。

 それゆえ、公式な文書や新聞などには「歳を取る」は残念ながら使えず、「年を取る」が正式な書き方とのこと。うーん、確かにややこしい。でもこれはあくまでも目安であり、個人的なブログやメールなどには「歳を取る」を使っても全く問題なし。

 すると「年」と「歳」の違いが気になる。うまく使いこなすコツは何か・・・。別に決まりなどなく、人によってまちまちだが、一般的には年齢の老若によって使い分けているのでは・・・。

 例えば「年を取るにつれてだんだん世間が見えてくる」などは若年者であり、「年を取る」のほうがふさわしいかも。一方「歳を取ると物忘れがひどくなる」などは老齢者の表現で、「歳を取る」のほうが似合っていると思う人が多いのでは。事実「年を重ねる」よりは「歳を重ねる」のほうが何となく落ち着きを感じる。

 更に、会社などで部下を叱る場面の「いい年して、そんなことも・・・」などの対象者は若手社員であり、一方、年配者の自戒の言葉として、「いい歳して、赤面の至り」などのように「年」と「歳」の使い分け、いとおかし。「歳」の訓読み「とし」は常用外だと、ほんのり意識しつつ、使い分けは個人個人のお好みでノープロブレム!

 でもちょこっと注意も必要。「この家もかなり年取った」などの人間以外の場合は「歳」は使えない。加えて「年寄りの冷や水」や「美人に年なし」などの慣用句には「年」を使うのがルールとされている。なるほど。

 人生100年時代と言われており、年甲斐もなく、老いの木登りではないが、エスカレーターなどなるべく使わず、階段をよじ登って体を鍛え、元気に歳を取りたい、重ねたい所存でござる。

矢野修三(やの・しゅうぞう)
1994年 バンクーバーに家族で移住(50歳)
YANO Academy(日本語学校)開校
2020年 教室を閉じる(26年間)
現在はオンライン講座を開講中(日本からも可)
・日本語教師養成講座(卒業生2900名)
・外から見る日本語講座(目からうろこの日本語)    
メール:yano@yanoacademy.ca
ホームページ:https://yanoacademy.ca

毒親に育てられた正反対の姉妹が繰り広げる、心あたたまるコメディー「Quiz Lady 」(Jessica Yu監督)

「Quiz Lady 」より。Courtesy of TIFF
「Quiz Lady 」より。Courtesy of TIFF

 今回紹介する「Quiz Lady」(監督Jessica Yu )は、9月にTIFF(トロント国際映画祭)で観てすごく楽しかった作品。アジア系女優の2大スター、サンドラ・オーとオークワフィナが姉妹役で共演、とにかく楽しくて最後には少しジーンとくる映画です。やっと11月からDisney Plusで配信開始!となりました。

 地味で大人しく、仕事が終わるとまっすぐ家に帰りクイズ番組を愛犬のMr.リングイニと観ることだけが楽しみなアニー(オークワフィナ)。ある時母親がギャンブルで作った借金から逃げるためマカオにいると発覚。おまけに愛犬が借金のカタに誘拐されてしまい、お金を返すためにクイズ番組で一攫千金を狙うしかない状況に。気の進まないアニーをサポート?するのが、いい年齢なのに若作り、現実を見ずにふらふらしている姉のジェニー(サンドラ・オー)。果たしてアニーはクイズ番組で優勝してMr.リングイニを助けることが出来るのか?というストーリー。

 こういう女性がぶっとんだキャラクターのコメディーってすごく難しいと思うんですが、二人の息がぴったりでテンポも良くとても楽しく観れました。サンドラ・オーは一つ間違えたらただの痛いおばちゃんになりそうなのに全然はまり役だったし、オークワフィナは大人しい妹を演じながらもたまに見せるコメディーのセンスが光っていたし。(個人的にはクイズ番組オーディションのあたりのオークワフィナが可愛くて好きでした!)。もちろんコメディーなのでキャラクターも現実的でないところはあるけれど、二人がこんなに正反対の性格になったのは毒親の影響という設定がしっかりしているので観ている方もすんなりと受け入れることが出来ました。

 アジア系の二人が主人公だけど別にアジア系は全然関係ないストーリー。でもステレオタイプや人種差別なんかを逆手に取ったジョークはニューヨーク出身のYu監督だからこそ。自虐でもなくさらっと突いて来るネタに思わず「ぷっ」と吹き出してしまう瞬間が何度もあり楽しめます。ウィル・フェレルをはじめ脇役ではもったいないくらいの俳優さんたちも皆良い味を出しているし、どんでん返しとかは無いけれど最後まで安心して観ていられるところも良かったです。

 寒さも厳しくなり気分も落ち込みがちなこれからの季節。ちょっと家で映画でも見て元気をもらいたいなぁ、という時におすすめする映画です。

 カナダではDisney Plusで配信中。

Lalaのシネマワールド
映画に魅せられて

バンクーバー在住の映画・ドラマ好きライターLalaさんによる映画に関するコラム。
旬の映画や話題のドラマだけでなく、さまざまな作品を紹介します。第1回からはこちら

Lala(らら)
バンクーバー在住の映画・ドラマ好きライター
大好きな映画を観るためには広いカナダの西から東まで出かけます
良いストーリーには世界を豊にるす力があると信じてます
みなさん一緒に映画観ませんか!?

「患者情報リスト」作成ワークショップ:日本語認知症サポート協会

救急救命士の兵頭渡さんを講師にお招きしたオンライン講演会を受け、対面形式を主体としたハイブリッド形式で、「患者情報リスト」を実際に作成するワークショップを行います。これまでリストを作成したことがなくても、講師の助言の元、作成いただけます。特に、初めてご参加の方には、講演会とワークショップを合わせてご参加いただくと、より一層、お役に立つ内容となっています。

尚、記入にお手伝いが必要な方、特にパソコン操作が苦手な方は、Zoom参加ではなく、日系カナダ人博物館・文化センターの会場にお越しください。ご持参の個人情報、既往症や服用薬の情報などをもとに、講師または協会スタッフがリスト作成をお手伝いいたします。

「患者情報リスト」作成ワークショップ

日時:2023年11月25日 (土) 午後2時から午後3時

会場:日系カナダ人博物館・文化センター2階 松の間およびZoom

講師:兵頭 渡 (BC EHS / BC Ambulance Service Paramedic)

参加費:ドネーション

申込み方法:

オンライン→https://www.eventbrite.ca/e/722594639017

その他の方法→https://forms.gle/t5sPzeitv9PQajZ86

申込締切:11月21日(火)

連絡先:orangecafevancouver@gmail.com

主催:日本語認知症サポート協会

オンライン講演会「Calling 911〜緊急時に備えてーパートⅢ 〜」

今年で4回目となる、救急救命士の兵頭渡さんを講師にお招きしたオンライン講演会。これまでより更に多くの実例を交えながら、緊急時に必要な情報から知っておくと為になること、現場ならではのエピソードなど、様々なトピックでお話しいただきます。また、「患者情報リスト」も新しくなり、リスト作成に役立つ日英対訳の医療用語集と合わせて、改めて既往歴や常用薬を確認するツールとしてもご利用いただけます。

〜詳細〜

オンライン講演会「Calling 911〜緊急時に備えてーパートⅢ 〜」

日時:2023年11月24日 (金) 午後7時から午後9時

会場: Zoom

講師:兵頭 渡 (BC EHS / BC Ambulance Service Paramedic)

講師プロフィール:カナダで救急救命士 (Paramedic)として勤務し12年目を迎える。ノバスコシア州ハリファックス市、BC州フォート・セント・ジョン市、ホープ市、リッチモンド市での勤務を経て、現在はバンクーバー市のStation 261 (181 W7th Avenue)に常勤。

参加費:ドネーション

申込み方法:

オンラインhttps://www.eventbrite.ca/e/calling-911-iii-tickets-722587989127

その他の方法https://forms.gle/Gvy7nVcJDt1DmnL4A

申込締切:11月20日(月)

連絡先:orangecafevancouver@gmail.com

主催:日本語認知症サポート協会

建友会、第11回年次総会開催

再任が決まった松原会長。2023年11月9日、バンクーバー市。写真提供:建友会
再任が決まった松原会長。2023年11月9日、バンクーバー市。写真提供:建友会

 バンクーバー地域を中心とした建築・建設関係者の団体「建友会」が第11回年次総会を11月9日に開催した。

 バンクーバー市内事務所で開催、オンラインでもつなぎ、2023年度(2022年11月1日~2023年10月31日)の会計、活動内容などの報告を行った。

 開催したイベントでは、昨年度は対面で実施できるイベントが多くなったことで、会員同士が顔を合わせる機会が多く、コミュニケーションが増えたと報告。主なイベントは、11月の総会・建友会サロン、新年会、見学会、桜祭りジャパンフェアでの風車作り体験と販売会、ジャパンフェアで集まった募金のチルドレンズ・ホスピタル寄付、勉強会、7月の海岸清掃、日系祭り櫓組み立てなど、1年を通して多くのイベントが開催されたと報告した。今年度も同様にさまざまなイベントを実施していきたいと語った。

 また今年度から2年任期の新役員を発表。会長は前期に続き松原昌輝氏が再任され、副会長は三河慎修氏が再任、新たにThomas Plamer氏も就任した。役員は以下の通り。伊藤公久、和田健治(会計)、吉武政治、花木康臣、後藤沙耶花、穴澤龍哉、牧田仁美、村山ゆみ(順不同・敬称略)。

 松原会長は「微力ですが、今年度からもう2年会長を務めることになりました。役員の皆さん、会員の皆さんと協力し、より交流をして、建友会をさらに盛り上げていければと考えています」と抱負を語った。

 年次総会後は食事をしながらの懇親会で親睦を深めた。

建友会

2012年11月に発足したバンクーバー地域の建築・建設関係者のコミュニティ。会員数69人(付帯会員を含む)。

グレーターバンクーバーとその近郊で活動する建築・建設および周辺産業に従事する会員がお互いに切磋琢磨し、幅広く深い技術力を持った集団に成長することと、会員それぞれの事業の発展を促す環境整備と相互協力を深めることを目的としている(建友会ホームページより抜粋)

建友会ホームページ:kenyukai.ca

建友会第11回年次総会の様子。2023年11月9日、バンクーバー市。写真提供:建友会
建友会第11回年次総会の様子。2023年11月9日、バンクーバー市。写真提供:建友会

(記事 編集部)

合わせて読みたい関連記事

第17回 本当それ?うーん、本当なのよ

   XXさんから電話があった。「貴女、知人、友人が多いから、今度バンクーバ―で上演する宝塚OGの上演切符を売ってくれない?」「あのね、○○さんが主催者で今回売れなくて困っているけど、彼女を応援してあげたいんだ。○○さんって本当に良い人だからね」。そして、私も応援したい。けれどその時、自分の体調が悪く、身体はフラフラ眩暈、難聴、足を痛めて歩行難等で状態が悪くてPCを使う事さえしんどかった。とても切符売り出来ない。しかし、気持ちは「マイケル J. フォックス劇場」で上演される「宝塚OGショウ」、それを観たくて見たくてたまらなかった。
  そして、いよいよ上演日が間近になった。ふっとPCのページを開けると何と懸賞で「宝塚OGショウ」、その切符が「当たる」という。試しに応募した。
 数日後、「うわぁー!当たった。当たったのだ、2枚セットで切符が」。嬉しかった。眩暈の体調は良くはなかったが、運転してくれる人がいれば行ける状態だった。そして、直ぐに運転して一緒に行ってくれる友人を見つけ、私はショウに行った。 当日、驚いたのは閑散としているかもしれないと思っていた劇場は、満杯だった。私の席は中間席でステージが見やすい所でありがたかった。
 中間席の前が通路になっていて、そこを観客が通り席に着く。通る人、通る人、皆互いに挨拶している。まぁ、どうして、私でもこんなに知っている人が多いのだろう。
 だんだん認知症傾向が出てきているこんな老齢者、私でも、昔の知人に沢山会えた。しかし、記憶に残っていない人もあり申し訳ない。多くの友人達、その名前は全部とても思い出せなかった。

 そして、ここで驚き「『セレンディピティ』幸運をつかむ」。全く知らない私の隣座者が、真実なんと私の友人だったのだ。本人の許可を取って此処に彼女のお名前を書かせてもらう「池条佐衣子」さんだ。どう考えても記憶になかったが、彼女は私を知っていた。10数年前お医者さん田中先生の母、洋子さんが中心になって「題名のない会」と言うどちらかと言うと「スピリチュアル」系の勉強会を我が家でやって居た。佐衣子さんはその会のメンバーだったという。とても信じられなかったが、兎に角、色々御存じで、一緒にお話しするだけで楽しかった。無論、宝塚OGのショウも素晴らしく、上演者が観客席の間に下りて来て、観客全員を「虜」にし、舞台と客席が一緒に音楽を、ダンスを、楽しんだ。あんな楽しいショウはめったに見ることはないだろう。兎に角、素晴らしかった。
 そして、その数日後、隣席だった「池条佐衣子」さんから以下なんと13年前の私達のメイル「Date: 2010/04/05 月 20:18 Subject: Re: 昨日はお会いできて嬉しかったです」と言うメイルが届いたのです。

2023年08月25日
澄子さん、
 昨日、宝塚OGショーで隣席に座っていた池条佐衣子です。お元気そうでなによりです。
 あれから家に戻って昔のemailを引っ張り出してみたら見つかりました!初めてお会いしたのは2010年でした!以下は昔のemail初めて交信させていただいた時のものです。
 題名も「昨日はお会いできて嬉しかったです」ですが10年以上の時を経て、今日も同じ題名です^^本当にご無沙汰していました。
 今度こそ、近いうちに飲茶ご一緒にしましょうね~~池条 佐衣子

 以下が彼女から今回転送されてきた10数年前の私の送信メイルです。
 今もう後一ケ月半で84歳になろうとしているこの自分が、13年前、70歳で書いたメイルを受信者から見せて頂けた、この偶然と不思議、「本当、それ?」「うーん、本当なのよ」

Date: 2010/04/05 月 20:18
Subject: Re: 昨日はお会いできて嬉しかったです。
佐衣子さん、
 私も本当にお会いできて嬉しかったです。生きていると一歩、歩む毎に色々な問題に出会いますね。無知から出た失敗も、知っていながらぶつかってしまう問題、色々です。私は昨年70歳になり、今年71歳です。此処まで生きていると生き方のコツと言うか、生きている事の素晴らしさが胸いっぱいで、広い海に絶対沈まない筏にのって、さんさんとそそぐ太陽の光と、そよ風と溢れる場からの自然の愛とに育まれて生きている感じでいます。考えてみれば淋しい一人住まいであるかも知れないけれど、其れに変わるかぞえ切れない幸せが転がってきます。
 2001年に卒中で両手が動かなくなり、体内大出血で残り20分の命をVGHで助けられてから、人生観がかわりました。
 毎日起こる出来事の100%、全ては私達にとって今必要だから起きている事だと思って下さい。病気になる事も、ヴィザの問題も、道を間違える事も、人と喧嘩する事も、子供に優しい言葉を掛けられて嬉しいと思う事も、全て全てなのです。理由があってその事を今、貴方が体験しなければいけないと天が経験させて下さるなら、その理由を考えながら、喜んで問題を受ける方が楽ですよね。問題を解決する度に私達の心は成長して行くのですものね。

 そんなことを毎月1回私の家で勉強し、話し合う会があります。「題名の無い会」と言いますが、是非、遊びがてら一度いらっしゃいませんか?宗教には一切関係なく、宗教関係の話は持ち込むと嫌がられ、私は宗教に関係ありません。でも本当に人の心が温かく感じられる場所ですよ。今回は4月11日11時から3時までですが、お弁当持ちで来てください。普段15名くらいが集まりますが、今回は日本へいらしている方が多く今の所6−7人かと思います。
 住所は10580Butteremere Dr., Richmond, B.C. 電話は604−271−7897です。
 それから、お子さん用のベッドを探しているなら、私の所に2段ベッドとマットレスがあります。大人用サイズですから使えると思います。もし、運搬やに依頼しても多分お得だと思います。無論無料で差し上げます。是非おいで下さい。心から愛を込めて 許 澄子

From:池条 佐衣子
To:すみこ様
 昨日のきょうこさん宅でのガレージセールですみ子さんとも偶然お知り合いになれてとても嬉しかったです。最近、うちの息子の国籍問題で、気分が落ち込んでいたのでお話も聞いてもらえて少し楽になりました。香港人とご結婚されてからカナダに住んでおられるという背景が同じ大先輩にお会いできて、本当にご縁に感謝したいと思います。また今度ゆっくりお話ができれば幸いです。
 多謝!佐衣子

 そして、佐衣子さんと私は広東語で今回話が出来ました。私は香港に11年住み、彼女も香港に住んでいたのです。
 「『セレンディピティ』幸運をつかむ」、この世で会うべき人と、天に会わせてもらえた気がします。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

Today’s セレクト

最新ニュース