当研修チームにも多様なスキルや才能を持った運営スタッフや地元BC州の専門家が集まった。特に筆者のビジネスパートナーで運営の要になってくれた Yasuko Donily氏 (In8 Consulting Inc. 代表、Whistler Adaptive Sports Program 理事)には、感謝をしきれない。彼女はユニバーサルデザインに力をいれていて、インクルージョンの概念を真剣に世の中に浸透させる活動をしている。そして、誰もが参加できるイベントやカンファレンスの企画から運営までを務めてくれた。
彼女のおかげで介助士さんと一緒に発語が無い参加者さんや車椅子の参加者さんも安心して参加できていた。四歳の幼児も移民難民の支援員の母親と参加。LGBTQの当事者の参加者もいてバンクーバーの街のEVERYONE IS WELCOMEの雰囲気に感動してくれた。これから特別支援学級の教師を目指すという大学生も分離ではない教育方法を学びに来てくれた。研修の雰囲気は、いろんな具の出しが凝縮した味のある温かい豚汁みたいにごちゃ混ぜ状態であった。
『ALL MEANS ALL:全ては全てを意味する』という、全ての子供が一緒に学べる場を作る事ができるという信条を持って進めてきている、カナダのインクルーシブ教育関係者達の強い信念にオンラインではなく、現地の様子を視察し、五感で感じ、目の当たりに触れることでもう一歩前進する勇気をもってもらえたと、一般公開された研修後報告会(東京世田谷で8月にハイブリッドで参加者有志による主催で開催)からも伺えた。
プログラムプロデューサー、AK Jump Educational Consulting Inc. Founder ウィスラーマルチカルチュラルソサエティ理事 Japanese New Immigrant Committee(JNIC:新移住者委員会)委員 West Vancouver School District Parent Committee, Equity Diversity Inclusion, メンバー
NY、ロンドンなど合計28年の海外生活で大学院修了、出産、子育てを異文化で経験し、人権を重んじた海外の共生社会、“誰もが取り残されない環境“に助けらてきた。2022年に留学・教育コンサルティング会社起業。グローバルリーダー養成、地域とつながるボランティア、文化継承企画をオンラインで多創出。National Association of Japanese Canadians(NAJC)/JNIC委員、共生社会推進団体理事を務め、日加交流活動を通し、インクルーシブで多様な人とひとを繋ぎ社会課題解決策を生み出し、コミュニティ繁栄を目指す取り組みに全力投球中。カナダと母国日本を結び、両国の人々の信頼関係を強め、ともに公正な社会で幸せに暮らせるように貢献することを常に目標としている。 *NAJCは1947年に設立された、日系コミュニティを代表するカナダで唯一全国組織で人権擁護と多様性あるコミュニティ作りを推進。傘下に戦後の移民中心に日本語で活動する新移住者委員会(JNIC)が昨年発足。
日系文化センター・博物館 Nikkei National Museum & Cultural Centre 6688 Southoaks Crescent, Burnaby BC V5E 4M7 TEL 604.777.7000 info@nikkeiplace.org www.nikkeiplace.org 受付・ミュージアム営業時間:火~土 午前10時~午後5時 休館日:日月祝
主演のサンドラ・フラーの演技はとても説得力があり、ある瞬間は実は彼女が犯人かもと思わせ、次の瞬間はいや無実だろうと応援したくなったりと圧倒されっぱなしでした。すごい女優さんだなと思ったら、なんと彼女は同じくカンヌで次点にあたる審査員特別賞(グランプリ)を受賞した「The Zone of Interest 」(ジョナサン・グレイザー監督)にも出ており、人間の底知れぬ恐ろしさを見せてくれています。こちらもVIFF で上映されるのでよければご覧になってみてください。
「Anatomy of a fall 」は9月30日と10月3日に上映。VIFFは10月8日まで開催です。上映スケジュールはhttps://viff.org/でご確認を。
実は薬の世界でも、「えー、そんなの困ります!」と思うようなことが日常的に起こっており、それが薬の供給不足の問題です。英語ではより具体的に「manufacturer short」や「manufacturer back order」(以下、バックオーダー)と呼ばれ、薬の製造段階で問題が生じて、薬局がどんなにオーダーしても、薬を入荷することが出来ないのがバックオーダーという現象です。