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Naomi Mishima

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コキットラム市の東漸寺での恒例の年末年始行事のお知らせです

除夜の鐘:12月31日(日)法要は午後11時30分からで本堂で行い、終了後に鐘楼の鐘をつきます。

初詣:1月1日(月)~3日(水)の拝観は午前10時から午後5時までです。新年の初法要の修正会(しゅしょうえ)は1月1日午前10時から本堂で行います。

本堂ではお守り、おみくじ、宝くじ (50/50 draw)の販売、別回向、家内安全、厄除けなど個人の祈祷の申し込みができます。お支払いは現金でお願いします。

あと、本堂では人数制限を設けるので外で待っていただくかも知れません。皆様のご理解ご協力をお願いします。

お問い合わせは (604)939-7749 又は tozenji.bc@gmail.comまで連絡下さい。

東漸寺 209 Jackson Street, Coquitlam(無料駐車場有り、Skytrain Braid駅から徒歩15分)

Annual New Year’s Eve and New Year’s activities at Coquitlam’s Tozenji Temple.

Joya no Kane:  December 31 (Sun)  Prayer service at the Main Hall begins at 11:30pm, followed by bell striking at the bell tower.

Hatsumode: January 1 (Mon) to 3 (Wed)  The temple ground is open from 10am to 5pm.  The first prayer service (Shushou-e) held from 10:00am on January 1 at the Main Hall.

Omamori, Omikuji and Takarakuji (50/50 draw) will be on sale, and personal services such as Betsueko、Kanai-anzen and Yaku-yoke are available upon request.  All payments by cash only.

The number of people in the Main Hall will be limited and we may ask people to wait outside.  Thank you for your understanding and cooperation.

For details, please contact (604)939-7749 or tozenji.bc@gmail.com

Tozenji:  209 Jackson Street, Coquitlam(free on-site parking, 15-minute walk from Skytrain Braid Station)

バンクーバーの小売店業界2024年の展望(後編):Crescent Moon Enterprisesオーナー佐藤広樹さんに聞く

クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 各国の新型コロナウイルス規制も終わり、2023年はポストコロナ元年となった。カナダの新型コロナ渡航規制は撤廃され、観光客が多く来加。そうした影響もあり、2023年は小売店ビジネスが好調だったと振り返るのは、ガスタウンとウィスラーでギフトショップを経営する佐藤広樹さん。

 クリスマス商戦真っただ中の現在、2023年のビジネスを振り返るとともに、2024年の展望について話を聞いた。

バンクーバーの小売店業界2024年の展望(前編):Crescent Moon Enterprisesオーナー佐藤広樹さんに聞く

新型コロナで観光客ゼロから市場を広げて売り上げ上昇に

 佐藤さんはウィスラー店を開店してから約25年間、小売店ビジネスをやってきた。以前は日本からのツアー客を中心にビジネスを展開。ガスタウン店をオープンしたのは2008年。日本からの観光客は減少する一方で、そこに新型コロナが追い打ちをかけた。いまも日本からの観光客は戻っていないと感じている。

 しかし、新型コロナを転機に「市場を広げたおかげで色んな人に来てもらえるようになりました」と話す。観光客だけでやっていた時は「12月から3月中旬までは閑散期でした。ですから諦めて全部ウィスラーにシフトしていたんです」と振り返る。しかし新型コロナ後はガスタウン店でも「冬も商売になっています。特に12月のクリスマス時期は忙しいです」。理由は「地元のお客さんが増えているから」と感じるという。

 新型コロナを機に観光客相手のお土産物屋さんから地元の人にも愛されるギフトショップへと変わり市場を広げた。そこにアメリカドル高による観光客増がピタリとはまった。「ピンチはチャンスじゃないですけど、だんだんと市場を広げたから店も伸びていると感じますね」

 それにガスタウン全体が高級志向に変わってきているという。土産物屋が多かったのは今は昔で、最近では高級ショップやカフェなどが増えたと店長の久保ゆうやさん。それでも人は多く集まってくる。

 佐藤さんはバンクーバー・ダウンタウン自体がショッピングをするのに良い流れになっていると感じている。「グランビル通りの(歩道が)広くなったのも良い流れを生んでいるように思います。ガスタウン、ロブソン、グランビルと、ダウンタウン全体がショッピングモールのようになっているイメージですね」

 そうした人の流れがバンクーバーの小売店全体に良い影響を与えているのではと語った。

2024年のバンクーバーの小売業界は?

 佐藤さんによると2024年も小売業界は相変わらず対カナダドルで強いアメリカドルに支えられると予想されることから、好調を維持するのではないかと予測している。

 金利引き上げなどの影響で経済が後退局面に入るとの予測もあるが、バンクーバー、ウィスラーでの小売業界はまだまだ「熱い」と肌で感じると話す。

 そうした上昇気流にうまく乗ってもう少し事業を拡大したいと考えているという。「こういう(好調な)状況がもう少し続くと思っているので、できる時にもうちょっと店舗を広げたいなと思っています」

 そのためにも若者にもっと勉強をして知識を高めてもらって、色々とトライしてほしいと話す。まず来年はスタッフをトロント(オンタリオ州)で開催されるギフトショーに派遣する。自分たちの目で色々なものを見て感じて吸収してほしいと語る。さらに「高級志向にもついていかないといけないのでブランド物も少し取り入れようかと思っているんです」と笑い、若いスタッフにファッションショーに行ってもらう予定にしていると楽しそうだ。

 自分のやりたいと思う方向性が見えているという。「実はいうと商売はそこまで大きくしようと全く思っていなかったんです。でも(東京で)選挙に立候補したあたりから、もうちょっとやってみようかなぁっていう気持ちになって。選挙に立候補したのは私にとっては良い方向に働いたと思います」。だから少し欲が出て「カンパニーっぽくさせたいな」と思っている。

 売り上げも順調に伸びている。若いスタッフのがんばりもあり、新型コロナ後にここまで来られた。インフラも整え、人も増やして、「残りのパワーでちょっとした会社だなと思われるぐらいにはやりたいと思っています」

 それが若い人たちのやる気にもつながると信じている。「店舗が増えて、会社も大きくなっていくのが実際に目に見えるようになるとうれしいと思うんですよ。自分たちがやりたいことが実現するというのはやりがいにもつながりますし」と語り、「チャレンジしないと会社は成長しないと思うので、できるだけ追いついていかなと、と言うところです」と付け加えた。

 「私も目標が見えてきたので、ワクワクしますよ。だからカナダの(小売業界も)このまま2024年も順調にいってほしいですね」と笑った。

佐藤広樹(さとう・ひろき)
Crescent Moon Enterprises Ltd.オーナー・代表取締役
1998年ウィスラーにSMILE GIFT、2008年バンクーバー市ガスタウンにSmileys Giftを開店し2020年GIFTS AND THINGSに改名

クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

(取材 三島直美)

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第18回 友達からのメイル「何とかなるさ」

澄子さん、お元気でお過ごしですか?
すっかり寒くなってきましたね。
我が家は、雨漏りで、一昨日来て直してくれたはずなのに、同じところから、今も雨漏りになっています。
明日の朝来てくれるそうですが、寒い日の雨漏りは、本当に困ります。
主人はまだ病院です。
もう心がマヒしてきたような状態で、彼も私も、ただただ、毎日生きているような感じです。
今日は私かなり落ち込んで、心が折れそうです。
いらだちと疲れと悲しさと、訳が分かりません。
されど、頑張らなくてはと、思うのですが、、、今はしんどいです。
退院の予定はないみたいで、それも、私たちを苦しめています。Kiko

喜子さん
昨日、笑顔の美樹ちゃんが来ました。
そして、101歳で亡くなったold-holocaust-survivorの話を聞かせてくれました。
Subject: RE: RE: who lived 101yrs old and said happiest person
ユダヤ人収容所ホロコストで、その人は体重が食料不足で25㎏になったこと。
何度も殺されそうになったこと。機械修理の特技を持っていたので、生き抜くことが出来たみたいです。
そして、諦めることなくホロコストを脱走し、結局、オーストラリアへある団体の助けで移民出来たのです。
そして、「生きる」と自分に言って聞かせながら、真剣に「生き」、その「生きる」ことの大切さを世界中の人に訴えて101歳で亡くなられました。彼の平和な写真の顔を見るだけで、私の心も平和になっているのです。
それで、沢山の友達にこのヴィデオを送りました。時間のある時観て下さい。
https://tedxsydney.com/talk/the-happiest-man-on-earth-99-year-old-holocaust-survivor-shares-his-story-eddie-jaku/

https://gendai.media/articles/-/86428

Holocaust Survivor but his face can tell he is really happiest person.

喜子さん、
今日、私の友人から連絡で、彼女は夫の暴力で大けがし、立ち上がれなくなった。
暴力ふるったその夫は自分で直ぐに救急車を呼び、警察へ電話し、自分の暴力行為を報告したそうです。
ただ、彼らの一人息子はハンディキャップ、一人で食事もできない30歳位青年、彼女が入院すれば、息子の面倒みる人がいないのです。結局、彼女は病院で治療だけ受けて入院せず。
暴力ふるったご主人は、彼女から相談を受けた私が、我が家を提供し、彼が数週間滞在することになりました。
警察の「別居リクエステト」で警察の許可が出るまで自宅に戻れなくなったのです。
私の家は寝室7部屋、浴室5ケ所で息子と2人だけの住い。スペースはありますから、その人を歓迎できます。
彼が「暴力をふるった人」と言うので少し心配でした。でも、驚いたことに、初めてお会いしたそのご主人は、それはやさしく、「彼が暴力をふるった!」なんて考えられない静かな方でした。
このご夫婦、とても知的な素敵な方達です。結局、数週間後に警察からの許可が出て彼は帰宅なさいました。
大したお手伝いも出来ませんでしたが、でも彼を温かく我が家にお迎できたと思います。そして、やはり、彼女達ご夫婦にも「世界一幸せな男」のヴィデオを送りました。
怪我しても、ヴィデオは観られるでしょう。元気になって欲しいです。

私ね、脳卒中で両手が動かず辛い時がありました。でも、その苦労があったから今の平和な自分があるのです。
この老婆、84年生きてくると何か問題が自分に来る度、「天が私にその問題から何かを学べ」と言っている気がするのです。そして、そこに毎回学びがありますねぇ。

貴方の御主人のご病気も「必ず良くなる」「良くなった」と口ずさみ続けて下さい。そして、ニッコリ笑う。
それが私の「希望が叶うおまじない」セレンディピティ、幸運をつかむなのですよ。
私も貴方と御主人が「ニッコリ」、お2人の「ニッコリ」を空中に描いて「ありがとう」って3000回言ってみます。馬鹿みたいなんて言わないのよ。それがおまじないなの。笑

ありがとう、ありがとう、ありがとう…

おやすみなさい。

澄子

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

バンクーバーの小売店業界2024年の展望(前編):Crescent Moon Enterprisesオーナー佐藤広樹さんに聞く

クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
クリスマス商戦真っただ中、店頭にもクリスマス商品が並ぶ。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 各国の新型コロナウイルス規制も終わり、2023年はポストコロナ元年となった。カナダの新型コロナ渡航規制は撤廃され、観光客が多く来加。そうした影響もあり、2023年は小売店ビジネスが好調だったと振り返るのは、ガスタウンとウィスラーでギフトショップを経営する佐藤広樹さん。

 クリスマス商戦真っただ中の現在、2023年のビジネスを振り返るとともに、2024年の展望について話を聞いた。

好調の2023年、販売する側として市場に乗り遅れない努力を

 2023年は、「質が良くて値段が高い商品がよく売れました」と振り返った。それは、ウィスラー店も、ガスタウン店でも、傾向的には同じだったと言う。特にウィスラーは近年の傾向として「余裕がある人が多く来ているので、クオリティが高ければ、少々高くても購入するお客さんが増えています」と話す。

 そのため、売る側としてもそうした顧客のニーズに応えるために、販売する商品を厳選して、少々値段が高くてもよりクオリティの高いものを置くように努力している。「例えば、フード付きパーカーでもそれまでより質の良いものに変えて15ドルほど値上げするとか、帽子もグレードの高い商品を仕入れるとか、メイドインカナダの商品を増やすとか、お客さまが良いものを欲しがるので、そうした様子を見極めながら商品の質を上げ、値段を上げている状況です」

 この状況は特に佐藤さんの店舗だけが特別というわけではなく、ウィスラー全体が高級志向になっていることが背景にあり、「自分たちも色々と市場を研究しながら、ニーズについていかないとと勉強しながらやっています」と笑う。ただ商品の値段を上げればいいかというとそうではないところが難しい。「お客さんの目も肥えているので、そうするとただの便乗値上げみたいになってしまいますし。商品のクオリティと値段のバランスを取るのが結構大変で。だから、これまでのお土産物屋さんという目線ではなく、高級志向に合わせて行く目線が必要なのかなって。できるだけ追いついていかなと、と言うところです」と笑った。

強いアメリカドルが小売店を後押し

 ウィスラー店だけではなく、ガスタウン店もそうした傾向にあるという。その理由を佐藤さんは、アメリカやヨーロッパからの観光客が多く、特に強いアメリカドルを背景にアメリカからの旅行者が増えているせいではないかと語った。アメリカやヨーロッパの観光客から見ればカナダは安全な国だし、通貨も安いし、「行きたくなる旅行先なんだと思います」

 今年からクルーズ船も新型コロナ後初めてフルシーズン寄港した。「アメリカやヨーロッパからバンクーバーやウィスラーへの観光客は余裕のある人たちが多いようで、できるだけ良いものを買って帰ろうとしているように見えますね」と佐藤さん。

 だからこそ、クオリティの高いものが仕入れる側にも求められるという。「でも、高いものって難しくて。安いものだと割と簡単なんですけど、高いものは何を選ぶかがすごく重要で。その商品の質と値段が合致すれば、少々高くても買っていくので自分たちも研究しています」

 GIFTS AND THINGS店長の久保ゆうやさんによるとスタッフみんなで協力してアンテナを張っているという。「商品選びについては本当に好きにやらせてもらっていて、自分たちで色々調べています」と話す。例えば「店舗に来たお客さまの反応を見たり、直接意見を聞いたり、問い合わせがあった商品を調べてたりしますし、また業者の方に売れ筋を聞いたり、トロントで流行っているものを聞いたり、日本人のワーキングホリデーで来ているスタッフにアイデアを聞くとか、スタッフの中には休みの日に雑貨屋さんを回ったり、もしくはSNSを見たり。とにかくトレンドを探すという感じで、スタッフでいつもアンテナを張っています」

 佐藤さんは商品選びについては若者の感性を大事にしていると話す。「固定概念がないので、商品についての考え方も柔軟だし、見る目も持っているし、値段についても先入観がないし、市場でどういうものが売れているかもよく見ているし。だからもうお任せしています」と全幅の信頼を寄せている。

(後編に続く)

佐藤広樹(さとう・ひろき)
Crescent Moon Enterprises Ltd.オーナー・代表取締役
1998年ウィスラーにSMILE GIFT、2008年バンクーバー市ガスタウンにSmileys Giftを開店し2020年GIFTS AND THINGSに改名

店長の久保さんによると、クリスマス時期はプレゼント用にギフトボックスに入ったものが売れるという。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
店長の久保さんによると、クリスマス時期はプレゼント用にギフトボックスに入ったものが売れ筋という。2023年11月27日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

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第20回 日系ビジネスアワード&クリスマスパーティ

大賞を受賞された諸橋 富雄様。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
大賞を受賞された諸橋 富雄様。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

12月3日(日)に2023年度日系ビジネスアワード&クリスマスパーティを開催いたしました。記念すべき20回目の開催となった今回は70名を超える参加者の方々にご参加いただき、Victoria Chinese Restaurantにて美味しい中華料理を楽しみながら大盛況のパーティとなりました。

昨年に引き続き二部制で行い、第一部にてクリスマスパーティ、第二部にて日系ビジネスアワード表彰式を執り行いました。パーティ後の打ち解けた雰囲気の中で進められた表彰式は、会場一体の温かさに包まれていたのが印象的でした。

BC州政府Kang大臣のあいさつ。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
BC州政府Kang大臣のあいさつ。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

第一部のクリスマスパーティでは、Municipal Affairs省Anne Kang大臣よりご来賓のご挨拶、丸山浩平在バンクーバー日本国総領事より乾杯のご挨拶をいただいたあと、参加者の皆様には歓談のひとときをお過ごいただきました。10品以上にのぼるお料理は、ロブスターや蟹を含めた豪華なもので、皆様堪能なさっていました。

パーティ中には、毎年恒例の50/50、プレゼント交換を開催。

乾杯のあいさつをする丸山バンクーバー総領事。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
乾杯のあいさつをする丸山バンクーバー総領事。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

50/50では、皆様にご支援をいただき、740ドルの売上を記録し、熱気ある抽選会となりました。コーストホテル佐々木様にご協賛いただいたホテル宿泊券の抽選会も行われ、こちらも大変盛り上がりました。

今年のプレゼント交換は「Too good to go! 企友会SDGsプレゼント交換」と銘打ち、参加者の皆様に、頂き物や自宅で眠っている品物を持ち寄っていただきました。「ゼロウエイスト – 廃棄を減らし、環境へ十分に配慮した持続可能な社会の形成」を目標にした、企友会の呼びかけに皆様、予想以上に賛同してくださいました楽しそうにプレゼントを選ぶ様子が見られ、まさに時流にあったイベントとなりました。

岡本会長のあいさつ。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
岡本会長のあいさつ。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

第二部の日系ビジネスアワード表彰式では、企友会の岡本会長から選考基準の説明があり、日系ビジネス全体のより一層の発展に並々ならぬご尽力をいただいた3名にアワードが授与されました。

【2023年日系ビジネスアワード受賞者】

企友会日系ビジネスアワード大賞:Bridges International Insurance Services Inc. 諸橋 富雄 様

日系社会功労賞: バンクーバー補習授業校 様

企友会新人賞 : Yuki Shiraishi Immigration Consulting Inc. 白石 有紀 様

大賞を受賞された諸橋 富雄様。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
大賞を受賞された諸橋 富雄様。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
功労賞を受賞されたバンクーバー補習授業校 高生様(右)岩﨑学校長。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
功労賞を受賞されたバンクーバー補習授業校 高生様(右)岩﨑学校長。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
新人賞を受賞された白石有紀様(左)。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
新人賞を受賞された白石有紀様(左)。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

今年もこのクリスマスパーティが、バンクーバーでご活躍されている皆様の繋がりを深め、2024年に向けた励みとなっていれば幸いです。

来年も皆様の企友会イベントへのご参加を、心よりお待ちしております。

会場全体の雰囲気。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会
会場全体の雰囲気。2023年12月3日、バンクーバー市。写真:企友会

(寄稿 企友会)

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日系餅つき

2023年12月29日 金曜日
11am – 3pm
入場無料

年末恒例の伝統行事にぜひご家族やお友達といっしょにご参加ください。

    お餅を販売します。

        その場で食べられるつきたてのお餅(3個5ドル)

        お持ち帰り用の冷凍餅(1パウンド10ドル)

    バンクーバー日系ガーデナーズ協会による臼と杵を使った餅つきのデモンストレーションを行います。11時15分頃から。

    大人も子供も餅つき体験できますので、ぜひ当日にお申込みください。

    ステージで踊りや太鼓のパフォーマンスがあります。

        11時 ちび太鼓

        1時 彩月会

        2時半 沖縄太鼓

    お食事・おやつ・飲み物を提供するベンダーが出店します。

このイベントはバンクーバー日系ガーデナーズ協会と、NNMCC活動補助グループの協力で行われます。

詳細はウェブサイトをご覧ください。

男声合唱団Chor Leoni、クリスマスコンサート開催

Photo by Phil Jack/Chor Leoni
Photo by Phil Jack/Chor Leoni

 バンクーバーの男声合唱団Chor Leoniがクリスマスコンサート”Christmas with Chor Leoni”を開催する。

 毎年恒例のクリスマスコンサート。曲目は、お馴染みの “I Saw Three Ships”、”Silent Night”、”New Year’s Carol”などのほか、ワールドプレミアとなる “A Midnight Clear”も披露。

 Chor Leoniのコンサートは、その歌声だけでなく、時には笑いもあるパフォーマンスも魅力の一つ。コンサートが終わると合唱団の一人一人がステージから降り、観客と触れ合い、見送ってくれる。今年の開催は15日、16日、18日の3日間、クリスマスな雰囲気に包まれる。

Chor Leoni

男声合唱団。2020年にはJUNO(カナダの音楽賞)にもノミネートされ、2019年にはChorus AmericaからThe Margaret Hillis Award for Choral Excellenceを受賞。北米だけでなく、シンガポールやインドネシア、イタリアやドイツなどでもパフォーマンスを披露している。今年で31年目のシーズンを迎える。

Singing Lions(クリスマスコンサート)

日時:12月15日(金)、12月16日(土)、12月18日(月)。時間はチケット購入時に確認を。
会場:St. Andrew’s-Wesley United Church(1022 Nelson St., Vancouver)
料金:$20~$75
チケットインフォ:https://my.chorleoni.org/events
Chor Leoniウェブサイト:https://chorleoni.org/

(記事 編集部)

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建友会10周年記念パーティー

建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会
建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会

建友会の設立10周年を記念するパーティーが、2023年11月26日(日曜日)バンクーバー、ポイントグレイのJericho Tennis Clubにて催されました。

30名を超える会員と同伴者が出席したこのパーティーは、まずは松原会長の挨拶からはじまり、これまで多くの会員や日系コミュニティの支えがあって建友会を継続、発展してこれたことへの感謝が述べらました。

続いてはスクリーンに写し出されたスライドショーの写真を見ながら、建友会10年の歴史を振返りました。

当日は設立当初から会の運営に携わってきた会員も多く出席し、構想2年を経て2012年11月に第1回総会が開かれたときの写真を見て、当時を懐かしく思い出していました。

毎年3月のSakura Days Japan Fair への参加は、2013年から現在まで継続しており、2018年からは風車作り体験のよる収益の一部をBCチルドレンホスピタルに寄付しています。また毎年8月には日系祭りで使用する櫓(やぐら )を組み立てていますが、これは2014年に設計から資材提供など、すべて当時の会員が協力して製作したものです。近年では夏にビーチクリーンアップのボランティアもはじめました。

また設立当初から勉強会、講演会、ワークショップ、現場見学会を頻繁に開催し、サロンや懇親会は会員同士の情報交換やネットワーキングの機会になっています。

そして出席者の自己紹介と近況報告につづき、ビュッフェ形式のディナーがはじまりました。霧が立ち込めるバラードインレットの夜景を眺めながらの食事はとてもおいしく、出席者の会話もよくはずみました。

そのあとは出席者が持ち寄ったドネーションを賞品にしてクイズ大会と抽選があり、最後にパーマー副会長に閉会の挨拶でパーティーが締めくくられました。

建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会
建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会
建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会
建友会10周年記念パーティー。2023年11月26日、バンクーバー市。写真:建友会

(寄稿 建友会)

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「いい旅」3 ~投稿千景~

エドサトウ

 関ヶ原古戦場から再び東名高速道路に入り、米原市で北陸高速道路に入るのであるけれど、米原市の琵琶湖湖岸に面した磯に、かつて小生が日系の造船所で働いていたころに、お世話になった大先輩の川崎さんの実家がある。川崎さんは、日米の太平洋戦争が始まる前にカナダに移住されて、戦争が始まると多くの日系人と同じく500キロも離れた内陸部に強制移動させられて、戦中戦後といろいろと苦労されている。その実家は、我が家と同じように弟さんが後を継いで、守ってこられたが、戦争末期に海軍に召集されて、南方方面(東南アジア)に行かれ、戦後はその時にかかったマラリアのためか、弟さんは病死をされている。その後、実家は養子をもらい、その方が実家を守っておられる。その実家のある磯町のはずれに車を止める。

 湖岸に面し、かつては半農半漁の村であったようである。大昔の日本の古事記に磯町から東に見える伊吹山で日本武尊が毒蛇にかまれて、この村で療養をしていたという言い伝えが、ここの磯神社にあるというから、ずいぶん古くから人々が住んでいたらしい。人々は仕事に出ているためか、あまり人の気配のない午後の村のはずれを歩いてこられた年配のおばあさんに道を尋ねるように、「僕はカナダに住んでいるのですが、カナダでお世話になった川崎さんと言う方が、ここの磯の方なのですが、そういう方を知りませんか?」と問うと、「この辺は川崎と言う姓ばかりだよ!」と笑いながら答えられた。

 「私は、昔に、この近くの村から嫁いできたけどね」と付け加えられた。古くから北陸街道と中仙道が交わるこの地は、米とか日本海の海産物などが集まる物流の要の地であったのかもしれない。

 湖岸ぞいの道を車で北上して行くとキャンプ場のある公園があり、その近くに「道の駅」という地元の野菜や名物を売る店があり、ふらりと立ち寄り地元のヨモギで作られたヨモギ饅頭などを買う。車の中でおやつに食べたが、懐かしくて美味しかった。そこから再び北陸街道に入り、長浜市の城下町にある観光名所の一つ黒壁に寄る。かつて、豊臣秀吉がここに住みお城を築いたときに、水郷のように琵琶湖の水を利用して、堀をいくつも城の周りに作っている。これが後の大阪城のモデルになっていると説明が黒壁の街の中にあった。黒壁の街は蔵のような古い黒い壁の家並みに、今はお土産屋さんとか食堂が多く見られた。ところどころに「太閤さんさんありがとう」のポスターが見られるのは何故か印象的であった。

 ここ長浜市は西軍の大将石田三成の生誕の地であり、ここで秀吉と出会い秀吉の小姓となり出世していくのである。しかし、関ヶ原の戦い後、三成が捕縛されて京都で処刑されるのは、無常の時の流れなのであろうか?一方で、ここへ来る前に寄った米原は京極氏の領地で、京極高知は東軍の左翼に陣を構えて、西軍から寝返った小早川軍と共に大谷軍を攻めて勝利している。東軍に寝返った小早川秀秋は以前に石田三成から北九州の領地を改易させられたことがあり、三成を快く思っていなかったと想像すれば、この寝返りも納得できなくもない。

 京極高知の兄は米原で西軍の毛利軍が中仙道を通って関ヶ原へ軍を進めるのをくい止めているのは、家康にとっても関ヶ原の戦いの勝利の一因となったとも思える。 

 もう、四時も過ぎて、天気予報とおりに雨がぽつりぽつりと降り始め、西の空はにわかに黒雲に覆われて強い風が舞い、今にも大雨が来そうな気配になり、急ぎ車に戻り、今夜の宿泊地金沢を目指して高速道路を北へと走る。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

第36回BC州日本語弁論大会への応募受付開始

大学生の部、中級で1位になったSerena Pongさん(右)と、在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
大学生の部、中級で1位になったSerena Pongさん(右)と、在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会

 BC州日本語弁論大会実行委員会と在バンクーバー日本国総領事館の共催で毎年3月に開催されるBC州日本語弁論大会への参加者応募受付が始まった。

 参加資格は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州とユーコン準州在住で、日本語が外国語、もしくは第2言語の高校生(グレード10)以上。

 大会は3月2日にブリティッシュコロンビア大学アジアンセンターで開催。大会各カテゴリー優勝者は3月24日にオタワで開催される「カナダ全国日本語弁論大会」に出場する。

 詳しい応募要項(英語)はウェブサイトから確認できる。

第36回BC州日本語弁論大会応募要項

締切: 2024年2月9日(金)午後5時(PST)
応募詳細と登録:https://bcspeechcontest.blogspot.com/2023/11/36th-bc-japanese-contest-accepting.html

第36回BC州日本語弁論大会

日時: 2024年3月2日(土)高校部: 午前10時〜午後12時、大学/一般部: 午後1時〜5時30分
会場: ブリティッシュコロンビア大学アジアン・センター

第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会

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クリスマスシーズン到来! バンクーバー・クリスマスマーケット開幕!!

バンクーバー・クリスマスマーケットの入り口。Photo credit Vancouver Christmas Market/Lindsay Elliot
バンクーバー・クリスマスマーケットの入り口。Photo credit Vancouver Christmas Market/Lindsay Elliot
バンクーバーの夜を照らすクリスマスイルミネーション。Photo credit Vancouver Christmas Market
バンクーバーの夜を照らすクリスマスイルミネーション。Photo credit Vancouver Christmas Market

 今年もバンクーバーにクリスマスマーケットが帰ってくる! バンクーバーにクリスマスシーズンの到来を告げるバンクーバー・クリスマスマーケットは11月16日から開幕した。

 2010年から開催されているこのイベントは、本格的なドイツ式マーケットをバンクーバーで体験できるのが人気の秘密。

 カラフルな飾り付け、アーティストによるギフト、甘くて香り高いフードやドリンク、ライブ音楽など、誰もがここに来ればクリスマス気分を楽しめる。

 会場は例年通りバンクーバー・オリンピック聖火台があるジャック・ポール・プラザ。バンクーバーのクリスマスを満喫しに出かけてみよう。

バンクーバー・クリスマスマーケット

期間:11月16日(木)~12月24日(土)
時間
12月1日~12月23日11:30am-9:30pm(金・土10:00pmまで)
12月24日11:30am-6:00pm
料金:前売り券大人$19.99~、子ども(0~6歳)は無料。ユース、シニア(65歳以上)など詳しくはホームページを参照: https://www.vancouverchristmasmarket.com/tickets/
ウェブサイトhttps://www.vancouverchristmasmarket.com/

クリスマスマーケット・ピラミッド。中からはクリスマス音楽が...。Photo credit Vancouver Christmas Market
クリスマスマーケット・ピラミッド。中からはクリスマス音楽が…。Photo credit Vancouver Christmas Market
ショッピングもクリスマスマーケットの楽しみの一つ。Photo credit Vancouver Christmas Market
ショッピングもクリスマスマーケットの楽しみの一つ。Photo credit Vancouver Christmas Market
ジャック・ポール・プラザで開催されているバンクーバー・クリスマスマーケット。Photo credit Lindsay Elliot/Vancouver Christmas Market
ジャック・ポール・プラザで開催されているバンクーバー・クリスマスマーケット。Photo credit Lindsay Elliot/Vancouver Christmas Market

(記事 編集部)

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閖上メイプル館オープンから10年、櫻井氏講演と立命館永野ゼミ防災ワークショップを開催

永野ゼミ生4人、永野准教授、櫻井氏、日加商工会サミー高橋会長、ケイシー若林副会長、ウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所
永野ゼミ生4人、永野准教授、櫻井氏、日加商工会サミー高橋会長、ケイシー若林副会長、ウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所

 ゆりあげ港朝市協同組合代表理事・櫻井広行氏、立命館大学産業社会学部永野聡准教授と永野ゼミの学生4人が11月5日、バンクーバー市内で講演会と防災ワークショップを開催した。

 講演は、「支援への感謝、震災時のリーダーとしてのふるまい、復興の過程共有」をテーマに櫻井氏が、ワークショップは、「防災に触れる、震災を想定して考えるマップを使った実践ワーク」を永野ゼミ生が担当した。

自分が経験したことと関係の深いイベントを後援することができてうれしいと語るウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
自分が経験したことと関係の深いイベントを後援することができてうれしいと語るウィットレッド副会長。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 後援した日本カナダ商工会議所のウィットレッド太朗副会長は、「震災があった時には名取市の自宅が崩壊し家族も避難しなければならなかった」と話し、自らの経験とかかわりが深いイベントの開催について「いろんな形でかかわって協力することができたら」と櫻井氏、永野准教授一行のバンクーバー訪問を後援することになったと紹介した。

 今年は東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上(ゆりあげ)にメイプル館がオープンして10周年。甚大な被害を受けたゆりあげ港朝市商店街の復興にカナダが支援する「カナダ-東北復興プロジェクト」の一つとして、メイプル館と他2棟の建設が2012年12月にスタート、2013年5月に完成。ゆりあげ港朝市は震災から2年で復興した。

カナダの人に感謝の気持ちを伝えたい

写真やビデオで震災当時の様子などを示しながら状況を語る櫻井氏。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
写真やビデオで震災当時の様子などを示しながら状況を語る櫻井氏。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 ゆりあげ港朝市を震災前と同じ場所で復活させたいと奔走したのが櫻井氏。講演では、震災当時のビデオや写真で被害の大きさを改めて紹介したほか、被災者へ食料を配送した当時の苦労や震災直後に食料提供のために朝市を開催したことなどを話した。その状況下でカナダから支援の申し出があったこと、自分たちの活動を見て推薦してくれた人がいたと聞いたことなど、カナダとの縁を紹介した。

 メイプル館は、カナダ連邦政府やブリティッシュ・コロンビア州の企業などの支援により実現した。館外にはカナダ国旗が掲揚され、館内には国旗以外にもブリティッシュ・コロンビア州旗とアルバータ州旗が飾られているという。

 櫻井氏は「メイプル館と他2棟を建てることによって、約2年ぶりですけど、現地で商売始められたということ、そのおかげで名取市や宮城県から支援がありまして、それで別3棟を建てて現地に(朝市が)復活できたっていうことは、カナダの支援なしでは考えられない」と話した。メイプル館の完成は街に約400人の雇用を生み、現在も朝市は毎週日曜日に開催、メイプル館は木曜以外毎日開館している。

 新型コロナウイルス感染が拡大した当初は客足が減ったが、海沿いに立つ立地が新型コロナの影響を受けにくいとすぐに市民の台所となり憩いの場となったという。

 いまはメイプル館の前にウッドデッキを設置して、被災地の住宅地では唯一残ったという松林を被災の教訓とできるようデッキから松の木に触れられるようにしている。「そういう形で 3.11 のイメージみたいなものをね、身近に考えてもらいたいなという風な形で復活させています」と話す。

 今回のバンクーバー訪問ではカナダの人々に「本当に感謝の気持ちを伝えたいとずっと思ってたので」と強い気持ちで来たと言う。「震災で被災地に支援していただいたことがちゃんと繋がっているということを伝えたかった」と感謝した。

もう一度、東北とカナダとの交流を盛んに

講演前にあいさつする永野准教授とゼミ生。講演中はビデオ上映などで櫻井氏を補助。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
講演前にあいさつする永野准教授とゼミ生。講演中はビデオ上映などで櫻井氏を補助。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today

 永野准教授は東北とカナダの関係が希薄になってきたと感じていると語った。メイプル館もあるし、カナダ国旗も飾られているが、「その支援の背景を知ってる人も少なくなり、話題にすることもあまりなくなりました」と話す。今年5月に行われた開館10周年セレモニーも自分たちで企画したという。誰も忙しいので「誰か言わないとやらないので私たちでやってるんですけど」と笑う。

 今回のバンクーバー訪問も同じ。自分たちで企画して行動に移した。「(関係者たちは)忙しい日々の生活で、そういうところに関心があっても一歩踏み出せないと思うんです。でも、私たちは研究とか学生の教育とかそういうことで動けます。であればそういう立場から何が私たちだったらできるだろうか?ってことを考えると、カナダと閖上のつながりってところをしっかりと次の世代につないでいく。今回のイベントだったり、セレモニーなどを通していろんな人に知ってもらったりということが私たちだからできるのかなと思っていて実践しています」

 櫻井氏とは早稲田大学建築学科の助手時代に知り合った。「閖上の朝市は隣町で私が小さい頃から行ってたところ」と話す永野准教授は、仙台出身で実家は被災した。当時、自分たちにも東北のために何かできないかと被災地を回ったが有名な建築家でもない若い自分たちは門前払いされたという。そんな時に知り合いの建築家を通して知り合ったのが櫻井氏。「どうしても現地で(市場を)再建したいと。仮設じゃなくてコンセプトがきちんとしたものを作りたいって思いがすごい強くて」と振り返る。以来、協力しながらプロジェクトを続けている。

 東日本大震災からの復興もまだまだ途中だと感じている。メイプル館オープン10周年などの機会がないと話題に上らなくなった震災復興だが、「私は故郷っていうのもあるので、ライフワークとして私が行くところではずっとやり続けたいかなと思っています」と語った。

ゆりあげ港朝市メイプル館

宮城県名取市閖上で2023年5月4日に開館。特産品・復興グッズなどの販売をするほか、震災前後の写真展示・津波映像の放映コーナーを設置して当時の状況を伝えている。フードコートもあり海の幸を堪能できる店舗が並んでいる。
ウェブサイト:https://www.yuriageasaichi.jp/maplehall

名取の子どもたちからカナダの人々に贈られた感謝の言葉。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
名取の子どもたちからカナダの人々に贈られた感謝の言葉。2023年11月5日、バンクーバー市内。Photo by Japan Canada Today
永野ゼミの4人が主導した防災ワークショップ。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所
永野ゼミの4人が主導した防災ワークショップ。2023年11月5日、バンクーバー市内。写真提供:日本カナダ商工会議所

(取材 三島直美)

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