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Naomi Mishima

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「ラッシュ〜ヘヴィメタとプログレの美しき融合」音楽の楽園〜もう一つのカナダ 第10回

 4月の声を聞き、春の到来を感じる日々です。今年の冬は暖冬で、オタワ名物のリドー運河の天然スケート・リンクがオープン出来ませんでした。それでも、兎に角私にとって初めてのカナダの冬を無事に過ごすことが出来ました。実は、3月下旬に数日間ですが要務帰国しました。東京は既に桜がほぼ満開でしたが、オタワに戻ると氷点下10℃近くまで冷え込む日もありました。やはりオタワは世界一寒い首都なのだと実感した次第です。

 さて、北の大地カナダの音楽ですが、8000キロに及ぶ陸上の国境で米国と接し、大西洋を挟んで英国と向き合う地理的な状況もあって、英米からの影響が非常に大きい訳です。しかもカナダで売れたアーティストの多くが米国を拠点に活躍する事も多いです。その意味で米加の音楽はほぼ一体化しているようにも見えます。が、カナダは、米国とは幾分異なりヨーロッパ的なニュアンスを持つ個性溢れる偉大なバンドを輩出し続ける音楽の楽園です。そして、カナダを拠点に、北米で活躍しているバンドも少なくありません。今月は、ラッシュを取り上げます。

ロックの歴史

 ラッシュの成り立ちをより良く知る上で、ロックの歴史を概観するのも意味があると思います。

 1956年、エルビス・プレスリーが彗星の如く登場します。エド・サリバン・ショーに出演し、その声と官能的な歌い方とロックンロールのビートで全米を虜にします。「ハートブレイク・ホテル」が全米1位を獲得した頃からロック・ミュージックは怒涛の勢いで発展します。英国では、エルビスの影響を受けたビートルズが誕生。ティーンエイジャーの圧倒的な支持を得て社会現象にまで発展します。しかも、単なるエンターテイメントの域を超えて、音楽的に怒涛の勢いで成長し、既存のポップ・ミュージックを革新しました。その影響は留まるところを知らず、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクス、クリーム、ディープ・パープル等々数多の偉大なバンドがロンドンから世界に多彩な音楽を発信します。

 1970年にビートルズは解散しますが、そこからロック・ミュージックは加速度的に進化します。最大の要因は、シンセサイザーやメロトロン等の最先端技術を導入したキーボード群の登場です。ジャズやクラシック音楽の素養のある鍵盤奏者が、それまでのエレキ・ギター中心のロック・バンドのあり方を大きく変えます。キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、エマーソン・レイク&パーマ等のプログレッシブ・ロック系のバンドが台頭します。

進化の波がカナダを襲いラッシュが生まれた

 そんなロック・ミュージックの進化は、幾つもの波となって北の大地カナダにも繰り返し押し寄せます。そして、その影響を受けつつロックはカナダで独自の進化を遂げます。その好例がラッシュです。3人のメンバーはいずれ劣らぬ溢れる才能の持ち主。ゲディー・リーは歌、ベース、シンセサイザーを担当。アレックス・ライフソンはギターを筆頭に弦楽器。ニール・パートはリズムの鬼にして文学少年。北米におけるプログレッシブ・ロックの先駆者にして、ボストン、ミスター・ビッグ、ガンズ・アンド・ローゼズ等の米国のバンドにも影響を与えています。優れたアルバムを何枚も発表しています。2013年には「ロックの殿堂」入りしました。

 しかし、ロック史の論評や名盤特集で取り上げられる事は残念ながら少ないのです。シングル盤の大ヒット曲が少なく商業的に大成功とは言い難く、成功した同僚バンドとは異なりカナダを拠点とし続けた事も影響しているかもしれません。

 改めてラッシュを聴けば、時代の先を行く画期的バンドであったと再認識します。正当に評価される日が来ると確信しています。

「パーマネント・ウェイヴス」

 代表作は1980年発表の『パーマネント・ウェイヴス』です。4つの要素が絶妙の比率で溶け合っています。

 第1に、旋律と歌詞。音楽の核心です。ポップにして哀愁を感じさせ、時に刺激的なメロディーです。加えて、純文学からSFまで造詣の深い本の虫であるドラム奏者にして詩人のニールが書く深遠な歌詞が深みを与えます。言葉が旋律に乗り素晴らしい歌が生まれます。

 第2に、ゲディー・リーのヴォーカル。透明感のある芯の強い声です。極めて正確な音程で、超高音域を軽々と歌い、“魔女”の如き声と評されることもあります。唯一無二です。敢えて例えるならば、ジョン・アンダーソン(イエス)とロバート・プラント(レッド・ツェッペリン)とアクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)を足して3で割ったような特別な声です。

 第3に、引き締まったバンド・サウンド。ニールは躍動感溢れるリズムを刻みかつ多彩なパーカッション群で色彩感抜群です。ゲディーが弾くベース・リフが曲の骨格を構築。その上に、アレックスのエレキ・ギターが舞います。着実なコード・ワークから超高速フレーズを駆使したアドリブまで自由自在です。聴く者の胸を掻き毟り、何か素晴らしい事が始まる予感を与えます。

 そして、第4の要素がプログレッシブ・ロックの神髄シンセサイザーを活用したシンフォニックな音創りです。聴く者の脳を刺激します。クラッシック音楽として権威の塊のように扱われている音楽も、それが作曲された当時においては時代の最先端を行く音楽だったのだと感じます。

ラッシュ誕生秘話

 ラッシュの原型となるバンドの結成は1968年8月に遡ります。トロント近郊のウィローデール地区での出来事です。音楽的早熟の高校生アレックスは15歳にして、幼き頃からの友人と3人組のバンドを結成。練習を重ね、初公演に臨みます。場所は、トロント郊外ノース・ヨークの聖セオドール・カンタベリー英国教会の地下に設けられていた青少年センターです。実は、公演が決まった段階では、未だバンド名は有りませんでした。簡潔にして特徴的な名称が良いという事で、ラッシュ(Rush)と決めます。この初公演で、メンバーは25カナダ・ドルの報酬を得たと云います。

 その後、アレックスと2人の友人は練習に明け暮れ、ラッシュとしてライブ活動を続けますが、メンバー間の実力差が目立ち始めます。圧倒的なアレックスのギターに見合う優れたヴォーカルを探します。と、ベース奏者兼リード・ヴォーカルとして参加するのが同い年のゲディーです。この2人の出会いこそラッシュの核心です。知る人ぞ知る地元のバンドに成長します。が、高校生であるが故に様々な制約がありました。例えば、酒類を出す店舗等には出演出来ませんでした。が、1971年に飲酒年齢が18歳に引き下げられ、高校生とはいえメンバーが18歳になっていたラッシュはクラブ出演が可能になります。幅広い年齢層の客の前で演奏することでバンドの実力は飛躍的に上がります。しかも出演料を稼ぎながら。若くして、プロ意識に芽生えていく訳です。そして、大手マーキュリー・レコードと契約します。

 デビュー盤『ラッシュ』は1973年11月に録音、翌74年1月にリリースされます。全8曲は全てゲディーとアレックスの作品。この時、2人とも弱冠20歳。偉大なバンドのデビュー盤には、そのバンドの過去と未だ見ぬ将来の可能性が潜んでいます。ラッシュの場合もそうです。レッド・ツェッペリンの影響は顕著ではあるものの、鋭角的ギターと超高音ヴォーカルには甘過ぎないポップ感が溶け込んでいます。ラッシュの個性の萌芽です。恐るべきロック小僧がその全貌を見せ始める訳です。

 幸先良く、国境の直ぐ南の米国はオハイオ州のDJ達がデビュー盤収録の「ワーキング・マン」を好んでオンエアします。商業的成功に直結した訳ではありませんが、ラッシュの認知度が高まって行きます。次の音盤が期待されます。ラッシュの飛躍の鍵を握る新ドラマーとしてニール・パートが加入。1974年12月の事です。ここに鉄壁の3人組ラッシュが完成します。

危機の克服

 新生ラッシュは、75年2月『夜間飛行』を発表。怒涛の勢いで、75年7月には続く『鋼の抱擁』を録音し9月に即刻リリースします。ラッシュ流ヘヴィメタルをコアなファンは高く評価します。しかし、商業的には全く駄目。マーキュリー・レコードは契約打ち切りを決めます。音楽は芸術ですが、レコード会社は私企業です。利益が不可欠です。エンタメ業界の厳しい現実です。

 1976年2月、ラッシュは最後の録音に臨みます。この時、メンバーは弱冠22歳。怖いもの知らずの好奇心の塊です。一方、野心も巨大です。ここで3人は生き残りを賭けて従来の路線からの大胆な脱皮を図ります。ラッシュ・サウンドの核であるヘヴィメタルを維持しつつシンセサイザー等を大胆に導入して交響曲的な楽曲で勝負をかけます。それが「西暦2112」です。ここにヘヴィメタとプログレが融合したラッシュの個性が確立します。商業的にもカナダのチャートで5位、米国では61位と善戦。首は繋がりました。そして、上述の「パーマネント・ウェイヴス」が大成功する訳です。そして、名盤を生み続けます。

最終章

 何事にも終わりはあります。2012年6月、ラッシュ最後のスタジオ音盤「クロックワーク・エンジェルズ」がリリースされます。不動の3人組は既に59歳。とは言え、瑞々しいサウンドは、とても還暦直前の親父が奏でているとは思えません。ゲディーの声も健在です。商業主義に負けぬラッシュの核を刻んでいます。

 2015年は、新生ラッシュ誕生から40年の節目という事で「R40」と銘打ち3ヶ月余にわたる北米ツアーを敢行します。が、終了後、ニールは、自身の腱鞘炎が悪化し引退の意向を明らかにします。波乱万丈の半世紀に迫るラッシュの音楽的冒険は、スタジオ音盤19枚、ライブ音盤11枚を残し、このツアーを最終章として完結しました。名実ともに最後の音盤となる「R40 LIVE」はCD3枚組で全30曲、収録時間195分57秒。音質はさて置き、ラッシュの歴史と真髄が詰まった名盤です。

 ヘヴィメタとプログレを融合させロック・ミュージックの進化を体現したラッシュ。カナダの誇るロック史に刻まれるスーパー・バンドです。

(了)

山野内勘二・在カナダ日本国大使館特命全権大使が届ける、カナダ音楽の連載コラム「音楽の楽園~もう一つのカナダ」は、第1回から以下よりご覧いただけます。

音楽の楽園~もう一つのカナダ

山野内勘二(やまのうち・かんじ)
2022年5月より第31代在カナダ日本国大使館特命全権大使
1984年外務省入省、総理大臣秘書官、在アメリカ合衆国日本国大使館公使、外務省経済局長、在ニューヨーク日本国総領事館総領事・大使などを歴任。1958年4月8日生まれ、長崎県出身

カルラ15 ~投稿千景~

エドサトウ

 九州歴史博物館を出たトオルとカナは、近くのラーメン屋さんで博多の名物ラーメンを食べながら、話を続ける。

 トオルが「横穴の石窟古墳は高句麗あたりで見られるらしいけれど、その出来上がりの形とか、大きな石の積み上げ方は日本の古墳の方がすぐれているように見えることは、日本には縄文時代から受け継いだ、かなり高い文化がミャンマーとかベトナム方面から、日本へ伝えた海洋民族がいたと想像すれば、エジプト文明とかかわったユダヤ人の一部が日本に来ていたのだろうと考えられなくもない」と言えば、カナも「日本の能は『ギリシャ悲劇』と共通点があるというけれど、田中先生の『日本にやって来たユダヤ人』を読めば、<日本の建国の紀元前660年に第二派として渡来したユダヤ人の一部が諏訪に入り、守矢氏の血統につながったということでしょう。守矢氏を中心にした諏訪の地へ、出雲で王朝を築いていた秦氏の集団が、同じ同化したユダヤ人として移住したことが『古事記』では、建御名方神の諏訪入りとして、描かれたのではとーーー>あるから、当然、エジプト方面から、長い年月をかけて日本へ来たユダヤ人から『ギリシャ悲劇』の影響を受けたとも想像できるわ!」と言えば、トオルが「同感だ」と答える。そして「弥生時代は約一万年続いた縄文時代が大きく変化した時代か?西日本は冬もわりと暖かいから蚕もかうこともできたし、鉄が入ってくれば、農業生産も飛躍的に伸びて、そこへ渡来人が寒気で食料が少なくなり、大量に移住してきたりして、いろいろ問題が起きて、スサつまりヘブライ語で馬を意味するらしいのだけれど、日本名のヤマトタケルスサノウノミコトが馬に乗り日本中を回り、統一国家を創ったと想像するのも楽しいな!それに、壬申の乱のころまでは朝鮮には、あまり大した文化もなかったという説もあるから、縄文文化から発展した日本の方が文化的には高かったようにも思えるけど。今日は楽しい一日だったよ」

 二人は最終の新幹線に乗り、帰路につく。新幹線が静かに動き出すと、二人はいつの間にか居眠りをしていた。

 古代の日本から二千年、エジプト文明以上の文明をつくりあげた現代日本文化も面白きものである。

 カルラは現代の火の鳥とも言うべき新幹線に乗り時空の旅をしているのであろうか。いや、バーチャルの世界かもしれない?

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

さくらデイズ・ジャパンフェア、雨の中でも楽しんだ2日間!

 さくらデイズ・ジャパンフェアが4月15、16日、バンデューセン植物園で開催された。あいにくの雨模様だったが、多くの人が訪れ、見頃を迎えた桜を愛でながら、日本を楽しむ2日間となった。

 バンクーバー桜まつり(Vancouver Cherry Blossom Festival:VCF)の一環として毎年開催されるジャパンフェアは、バンクーバーにいながら日本のフードや文化を楽しめるのが魅力と毎年大人気。すっかりバンクーバーの春の風物詩となっている。

 今年もフードや出店などが植物園内に並び、1日では回り切れないほどのイベントが目白押し。2日間で約9,000人が訪れ、雨など気にせず楽しむ人々の姿が見られた。

バンクーバーになくてはならないイベントに

さくらデイズ・ジャパンフェアでの鏡割り。左から:Mr. Richard Whitehead of EDGE Construction, Mr. Scott Jensen-Commissioner of Vancouver Park Board, Ms. Linda Poole-Founder of The Vancouver Cherry Blossom Festival, 丸山浩平・在バンクーバー日本国総領事、塚本隆志・ジャパンフェア実行委員会委員長。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
さくらデイズ・ジャパンフェアでの鏡割り。左から:Mr. Richard Whitehead of EDGE Construction, Mr. Scott Jensen-Commissioner of Vancouver Park Board, Ms. Linda Poole-Founder of The Vancouver Cherry Blossom Festival, 丸山浩平・在バンクーバー日本国総領事、塚本隆志・ジャパンフェア実行委員会委員長。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 鏡割りやティーセレモニーに参加した在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事は今年が初参加。バンクーバーで桜の木が大切にされていることが日加の友好協力関係の象徴だと思うと同時に、「国境を越えた友情協力関係が大きな意味を持つ今、こういうすばらしいフェスティバルがバンクーバーで開催され、多くの人が来ていることをうれしく思います」と語った。

 VCFの発起人リンダ・ポールさんは、「カナダ人の私が始めたからこそ、私にとって毎回新しい日本を発見できるという視点でフェスティバルを開催できているのが成功の秘訣かもしれないですね」と笑った。

 「日本から来た人から見れば当たり前のことも、私には常に新鮮な感じがあります。それが魅力ですね。ジャパンフェアはもうバンクーバー桜まつりにはなくてはならないベントです」とその魅力を語った。

第1回は2009年、新型コロナでの中止も乗り越え新しい局面へ

満開になった桜の下で、開催されたジャパンフェア。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY
満開になった桜の下で、開催されたジャパンフェア。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY

 ジャパンフェアが始まったのは2009年。当初はイベントや参加ベンダーも少なかったが、回を重ねるごとに多くなり、規模も大きくなった。

 第1回からジャパンフェア実行委員会委員長を務めている塚本隆志さんによると、今年で第13回になるという。バンクーバー・オリンピック/パラリンピック開催の時と新型コロナウイルス感染拡大の時にそれぞれ中止となり、1回はオンラインでの開催となった。

 紆余曲折をへてここまで来たジャパンフェア。塚本さんは「一番私がうれしいのは(ジャパンフェアが)バンクーバーでなくてはならないイベントになったということですよね」と語った。

 その魅力はやはり日本のフードや文化を体験できることと言う。またその他にも、バンクーバーだけでなく、先月行われたWBCでの日本代表の活躍、観戦していた日本人ファンの行動など、世界で発信されている日本人の気質そのものが受け入れられていることも人気の理由の一つではと見ている。

 ジャパンフェアでも、「日本人とはこういうマインドを持っているんだということも(文化やフードの魅力と一緒に)伝えていければなと思っています」

 そして継続的に開催できるように、これまではボランティアだけで運営していた2日間を昨年の混乱した経験を踏まえて今年から一部を運営会社に任せるなどの改革も試みた。毎回支えてくれているボランティアへの感謝の気持ちは誰よりも強い。ただ規模が大きくなっても継続できるように改革も必要だと感じている。

 1年を通して準備するジャパンフェア。毎年大変だと笑う。それでも「これからも楽しみにしてくれている皆さんの期待を裏切らないように、続けていける最善の方法を模索しながら、開催できるようにしていきたいと思います」と語った。

さくらデイズ・ジャパンフェア、三味線デュオ輝&輝、和太鼓演奏者・金刺敬大さん、ギタリスト中島有二郎さんによる演奏。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
さくらデイズ・ジャパンフェア、三味線デュオ輝&輝、和太鼓演奏者・金刺敬大さん、ギタリスト中島有二郎さんによる演奏。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
さくらデイズ・ジャパンフェア、晩香坡神輿の会「楽一」による獅子舞。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Japan Canada Today
さくらデイズ・ジャパンフェア、晩香坡神輿の会「楽一」による獅子舞。2023年4月15日、バンデューセン植物園。Photo by Japan Canada Today
さくらデイズ・ジャパンフェア、書道家姫洲(きしゅう)さんによるデモンストレーション。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY
さくらデイズ・ジャパンフェア、書道家姫洲(きしゅう)さんによる書道のデモンストレーション。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY
さくらデイズ・ジャパンフェア、Southern Wave Okinawan Music & Dance(サザンウェーブ 沖縄の唄と踊り愛好会)によるステージ。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY
さくらデイズ・ジャパンフェア、Southern Wave Okinawan Music & Dance Society(サザンウェーブ 沖縄の唄と踊り愛好会)によるステージ。2023年4月16日、バンデューセン植物園。Photo by 2023 © MIYUKI PHOTOGRAPHY

その他の写真は随時インスタグラムに掲載予定。https://www.instagram.com/jpncantoday/

(動画 斉藤光一/記事 三島直美)

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バンクーバー朝日ボランティアコーチ米澤(ハリー)幸也さんを偲んで

 バンクーバーでがんと闘っていた米澤(ハリー)幸也さんが4月6日、永眠した。最後の最後まで生きる望みがある限り治療を続けたいと生前語っていたと朝日ベースボールアソシエーション副会長福村十三郎さんは話した。

 米澤さんがバンクーバーに滞在していた期間は比較的短い。それでも彼のポジティブな言動は周りに良い影響しか与えなかったと振り返った。

 思い出は尽きないという。米澤さんはバンクーバーで学校に通いながら、バンクーバー朝日でボランティアコーチをしていた。チームで彼がいかに慕われていたかは、今年1月の新年会での様子が物語っている

 常に前向き、0.000001%でも可能性があることにはチャレンジする。朝日でボランティアコーチをするきっかけも本人の熱い希望によるものだったと福村さんは言う。「何度も、何度も、しつこくメールが来たんですよ。まだシーズンオフだと言っているのに」と笑った。

 日本でも、バンクーバーでも続けていたことがある。ゴミ拾いだ。以前に見たドキュメンタリーでゾウのお腹から大量のゴミが出てきたことにショックを受け、それ以来毎日ゴミ拾いを続けていたという。

 強い思いを持ち続け、実行できるのが「ハリーのすごさ」と語る。

 もう一つのエピソードは、阪神園芸への就職。米澤さんは就職を希望していたが当時求人は出ていなかった。でも求人がないからチャンスがないということにはならないらしい。求人がなくても就職できるチャンスがあると思えば、何度でも挑戦する。阪神園芸と言えば、甲子園のグランド整備を請け負っている会社として知られている。もちろん、スポーツ施設本部スポーツ施設部に就職した。

 福村さんによると、お父さんにとっても自慢の息子だったという。

 その生き方は、見逃し三振をしないと決めていた感じに似ていると語る。空振り三振なら納得できる。でもチャンスがある限りバットを振ってファウルで粘る。粘って、粘って、チャンスをつかむ。そんな人生だったのではないかと思う、最後は力尽きた空振り三振ではない、「きっとボールがなくなってしまったのだと思います」と話した。

 しかし、ハリーさんのあきらめない精神はきっとバンクーバー朝日の選手を含め、彼と触れあった全ての人に受け継がれていくだろうと期待している。15日には偲ぶ会がニューウエストミンスターで行われた。23歳の早すぎる旅立ちを、バンクーバー朝日の関係者、友人・知人が集まり、見送ったという。

 福村さんは「ハリーにかける言葉は『ありがとう』、その一言しかないです」と語った。

(文・三島直美)

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The 16th “Okuni Jiman –  I ❤️MY HOMETOWN: Okinawa” Zoom Event

With the cooperation and support from many people, we have introduced 1/3 of all the prefectures since we started in February 2021. 
This session features Okinawa.  Vancouver resident Yumeno and others will give a tour of their home prefecture highlighting its “chanpuru” or mixed diversity.

[Date and Time]

13 May 2023 (Sat) 19:00- Pacific Time
14 May 2023 (Sun) 11:00- Japan Time

[Registration]
https://forms.gle/UZ2hjJzCUYqd2B4k7

※Free Admission

[Archive]
Previous presentations can be found here:
https://okuni-jiman.blogspot.com/

第16回「お国自慢 – I ❤️MY HOMETOWN:沖縄」Zoom イベント

多くの方々のご支援とご協力によって2021年2月から開始したイベントは3分の1の全国都道府県を紹介することが出来ました。

今回は沖縄の特集です。バンクーバー在住の Yumeno さんと仲間たちが「チャンプル : Mixed Diversity」に焦点を当てたふるさとのツアーを行います!

【日時】

5月13日 (土) 19:00- BC時間
5月14日 (日) 11:00- 日本時間

【お申込】
https://forms.gle/UZ2hjJzCUYqd2B4k7

※参加は無料です

【アーカイブ】
過去のプレゼンテーションはここから観れます:
https://okuni-jiman.blogspot.com/

「中学科3年で検定3級合格!」グラッドストーン日本語学園

 グラッドストーン日本語学園で幼稚園から日本語を学習している中学科3年のウエジャー・アダムさんが漢字検定の3級に合格しました。素晴らしい結果です。この3級は高等科レベルから大学・社会人を目安としています。

グラッドストーン日本語学園で幼稚園から日本語を学習している中学科3年のウエジャーアダムさん。写真:グラッドストーン日本語学園
グラッドストーン日本語学園で幼稚園から日本語を学習している中学科3年のウエジャーアダムさん。写真:グラッドストーン日本語学園

 学園では高等科卒業時に3級を合格した生徒は数人いましたが、今回初めて中学科で高等科レベルに合格しました。

 これは後輩に良いお手本になります。

 そこでどのように勉強してきたか聞いてみました。

 漢検の為の学習は?「4級合格後、半年かけて漢字ステップの本を全部終えるように毎週3日間は学習しました。それからは過去問を何回もやりました」。一番難しいと思った項目は?「学校で少ししか聞いたことのない四字熟語です。例えば『不老長寿』『神出鬼没』等、それを漢字の意味から覚えました。家でも時々は使ったかな」。また「へん・つくりの学校で習う以上に難しい名前があり大変でした」「漢字は勿論書いて覚えましたが、会話の中で聞いたことのない言葉は直ぐにスマホで調べて理解しました」。最後に、漢字が好きになる方法は?「音訓の授業で音と訓を学び出したら漢字の意味が分かりだし、面白くなりました」とそして、「自分で漢字の面白さを見つけると良いのでは」と後輩へのアドバイスをもらいました。

 また、アダムさんは日本語能力試験でも姉の愛里姫さんと一緒にN1を受験して合格しています。

 参考までに漢検5級(小学6年の漢字)を合格しているとN1の読解が分かりやすいと、よく受験生から聞きます。因みに漢検4級は中学生の漢字です。

漢字検定の案内がでています。準会場認定のグラッドストーン日本語学園へお申し込みください。

グラッドストーン日本語学園 info@gladstonejls.com (604)515-0980
次回漢字検定試験日:2023年6月24日 
申込締め切り:2023年5月6日(定員に達しましたら締め切りとなります)

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カルラ14 ~投稿千景~

エドサトウ

 カナは、中学生最後の陸上クラブの活動に頑張っていたが、一つ悩みがあった。担任の先生から自分自身が希望している高校の受験は無理だと言われて、どうするか考えていた。

 それで、メールで「私は行きたい高校があるのだけれど、先生がダメだと言うのですが、どう思いますか?」と書いて送信すると、トオルから返事がきた。「自分の人生だから、後悔しないのであれば、挑戦してみたら?」と。それから、しばらくカナからの返事もなく時が流れて、桜の花の咲く季節が廻りきたある日に「明日は、高校試験の合格発表の日ですが、よく眠れませんが、どうしたらいいと思いますか?」とメールが届くと、トオルは、「眠れない時は、牛乳を飲むといいかもしれない」と返信をすると、翌日メールがきて、「朝、起きると、母は先に受験した高校に出かけていませんでした。私が後から受験発表の会場に行くと、母が号泣していました」とある。きっと先生が無理だと言った高校にもしも不合格なら、先に見ておこうと思ったのかもしれない。それで、ゆっくり寝ている娘を置いて出かけたところ、思いもかけず合格の発表に驚き、感極まり号泣していたようである。

 高校にカナが入ると、「私は野球部に入りました」とメールが来る。トオルが「えっ、女の子が男子の野球部にはいるとは?」と不思議に思っていると、その高校が夏の甲子園大会に出場するのである。

 女子のカナが目指していたことは、野球のベンチでの選手の記録係と食事のメニューを考えることであった。選手が一番いいコンディションで試合ができるようにする裏方の仕事であるが、試合の当日は、ベンチにはいることができるのである。

 カルラが、インドネシアから日本へ男たちの中に入り丸木船でやってきたように、カナも同じ遺伝子が眠っていたのか、男の世界に積極的に入ってゆく姿は、古代のジマ大国を目指すカルラと重なるのである。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

キャップス2連勝、GK高丘2試合連続無失点「個人としてもチームとしても大きい」

 ストレスのたまる試合展開だった。それでも堅い守りで相手にゴールを許さず白星を引き寄せた。

 バンクーバー・ホワイトキャップスFCは4月8日、バンクーバーでカスケディアライバルのポートランド・ティンバーズと対戦した。

4月8日(BCプレース:17,029)

バンクーバー・ホワイトキャップスFC 1-0 ポートランド・ティンバーズ

前半からホワイトキャップスが押す展開。30分にゴールを決めたかに見えたがオフサイドでノーゴール。51分にもネットを揺らしたが、反則を取られノーゴールに。74分に途中出場FW・White(24)のゴールがようやく決まり、その1点を守り抜いた。

「2試合連続クリーンシートは個人としてもチームとしても大きい」GK高丘

 この日は4月1日のCFモントリオール戦に続いて枠内シュートがゼロという堅い守りで無失点に抑えた。2度のノーゴールとなっても集中力を切らさず、ディフェンス陣だけでなく全員で守り切った勝利とGK高丘陽平は振り返った。

 「クリーンシートで終われたっていうのは、間に(CONCACAFを)挟んでますけど、MLSのリーグ戦で2試合続けて(無失点に)できたっていうのは1つ個人としても大きいですし、チームとしても大きいかなと思います」

 取り消された2ゴールについては、「それでも落ち着いて、変に過度に色々することなく、やれたかなと思います」と振り返る。「コミュニケーションを常に取ってましたし、後ろの4枚のセンターバック、サイドバックだけがハードワークしたわけではなく、前線の選手も本当にハードワークして、前線からプレスだったり、プレスバックだったり、献身的に行っていたので、そういったとこがしっかり報われて無失点に抑えて1点取って勝つことができたっていうのは大きいかなと思います」

 4月5日はCONCACAF Champions LeagueファーストレグでLAFC相手に0-3と黒星。それでも引きずることなく、この日は我慢の展開で勝利を引き寄せた。

 Vanni Sartini監督は選手たちの成熟度を称え、「試合展開が思うように運ばない中でもバランスを崩すことなく、より強く押した試合運びができた」と語り、1点を取ってからもバランスを崩すことはなかったと振り返った。

 MF・Julian Gresselは「ゼロで抑えようという強い気持ちを共有していたのが良かった。(ゴール)チャンスを作れるだけの力があると思っていたし、守り抜く強い気持ちとシュートし続けたことで結果的にゼロで抑えて勝てたことは良かった」とGK高丘と同じ気持ちを語った。

CONCACAF Champions Leagueセカンドレグは敵地ロスでLAFCと対戦

 4月5日に初めて対戦したLAFCの印象についてGK高丘は「チームとしてすごいオーガナイズされてるなって印象がありました。特に前線の3枚の選手は能力高いなっていう印象も受けました」と語った。

 結果は0-3だったが内容的にはそれほど差がなかったという。「去年のチャンピオンチームっていうことで、いいチームだなって印象を受けましたけど、失点するまでは僕らもいいプレーもしてましたし」と振り返る。

 「アウェイで難しい試合になると思いますけど、僕らにもチャンスはあると思いますし、ここでしっかり勝ち切って、次のラウンドに進めるように。中2日ですけど、しっかり心も体もリカバリーしていい状態で望みたいなと思ってます」と前を向いた。

 LAFCとの対戦は4月11日。2試合の得点合計で勝った方が準決勝に進出する。

今後のホームゲーム

4月29日(土)7:30pm コロラド・ラピッズ戦
5月6日(土)7:30pm ミネソタ・ユナイテッドFC戦
5月20日(土)7:30pm シアトル・サウンダーズFC戦
5月31日(水)7:30pm ヒューストン・ダイナモFC戦

バンクーバー・ホワイトキャップスFCウェブサイト: https://www.whitecapsfc.com/

この日は監督自身がイエローカードに。会見では「レフリーの判断は正しかった」と反省した。2023年4月8日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
この日は監督自身がイエローカードに。会見では「レフリーの判断は正しかった」と反省した。2023年4月8日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
この日は堅い守りで無失点に抑えて勝利。2023年4月8日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
この日は堅い守りで無失点に抑えて勝利。2023年4月8日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

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和の学校@東漸寺より4月のお稽古とイベントのお知らせ

*「習字教室」*

4月16日(日曜日)午前10時半~午後12時
*自分の字を好きになる* HONOKAさんによる習字のお稽古
午前10時半~午後12時
参加費 $20/お一人

*着物ワークショップ*春2023*
和の学校@東漸寺からのお知らせです。
コキットラム市にあります東漸寺で「カナダde着物」を愉しむ活動をしております。
4月16日(日曜日)午後1時~2時 ワークショップ
茶話タイム 午後2時~3時
参加費:$10
*着付をしながら、季節の着物について情報をシェアーしたり、中古着物を譲り合ったり、ご一緒に日本文化を愉しみませんか?

*「フィルム撮影向/殺陣教室」*

4月23日(日曜日)午前10時半~午後3時半

3つのクラスがございます。

午前クラス 10:30am~ 「殺陣*お稽古クラス」
午後Aクラス 12:15pm~ 「殺陣*俳優クラス」
午後Bクラス 2pm~ 「殺陣*初回&基礎クラス」

稽古参加費 $20/回

*茶話タイム*
午後12時~午後1時
お稽古の後、1時間ほど皆さまとお話ししませんか。

詳しくは和の学校@東漸寺ページからご覧ください。 https://wanogakkou.jimdofree.com/

お問い合わせ、お申し込みは
コナともこ まで
和の学校@東漸寺
tands410@gmail.com

東漸寺TOZENJI
住所 209 Jackson st. Coquitlam

https://wanogakkou.jimdofree.com/
Facebook https://www.facebook.com/tomoko.kona.98
Instagram https://www.instagram.com/konatomoko/?hl

コナともこ「着物語り」日加トゥデイにて、発信中でございます。
https://www.japancanadatoday.ca/…/kona-kimono-story/

日本語認知症サポート協会「若くても老いても美しくあれ~正しいお肌のお手入れで生活の質を高めよう~」

タイトル: 若くても老いても美しくあれ~正しいお肌のお手入れで生活の質を高めよう~

概要: 一般的に、加齢により、皮膚は薄くなってくると言われています。季節にあったお手入れをして、健康で美しい肌を保ちたいものです。今回は、角質取りの大切さ、商材選び、使い方のアドバイス。日焼け止めの大事さ。また、角質と日焼け止めの関係もお話しいただきます。「皮膚を若く保つことは、骨の老化を防ぐ」と言う研究結果も出始めています。さぁ、この夏に向けて、正しいお肌のお手入れから始めてみませんか?


開催日時: 2023年5月26日(金) 午後7時から午後9時

場所:Zoom

講師: CHIKA

講師プロフィール:美容の道に進むと決めた13歳の時の夢を追い、スキンケア、ネイル、メークなど、美容の仕事を続けて25年以上。また、教鞭をとって19年。現在は、Vancouver Community College (VCC)で後進の指導に携わっている。 美容への思いは今も変わらないまま、美を追求している。

参加費:$15

お支払い方法:https://www.eventbrite.ca/e/586583034647

*他のお支払い方法をご希望の方は、下記の連絡先 (協会メール)までお問い合わせください。

申込締切:5月23日(火)

連絡先:orangecafevancouver@gmail.com

主催:日本語認知症サポート協会

メディアスポンサー:月刊ふれいざー、Oops!、日加トゥデイ、Life Vancouver、バンクーバー新報

自力整体カナダ教室4月のご案内

「自分の力で健康」「死ぬまで健康」「自然治癒力を高めて健康」
健康でいたい、健康になりたい方のための教室を開講しております。

1. 日系センター「武道場」教室
4月21日(金) 10時30分~11時30分

2. バンクーバーMain教室
4月29日(土) 10時30分~11時30分

3. Webオンライン教室
 (月)夜 (木)朝・夜 (土)朝 

詳細はお気軽にお問い合わせください。

Webオンライン教室ではサンプル動画もご用意しております。
ご希望の方はお知らせください。

eメール jirikiseitai.canada@gmail.com 
電話 604-448-8854

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