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Naomi Mishima

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カルラ12 ~投稿千景~

エドサトウ

 弓を背負い馬に乗り、移動してゆくカルラは、日よけの麻の長い布を頭と首に巻いていた。顔の赤茶色の入れ墨がよく目立つ。まるで、激し色をした赤いアゲハチョウが舞っているようである。ようやく繭から孵ったアゲハチョウが大きな美しい薄い赤色の羽をつけて馬に乗り、舞いゆく姿は男装の麗人のごとくあった。

 遠い過去の日にも、ベトナムあたりが原産といわれる蚕と同種と思われる不思議な蛾が密林に舞っていた。絹の生産は、東南アジアで始まっていて、その歴史は五千年前までさかのぼり、日本には稲作と一緒に伝わったといわれる。

 北九州にはいろんな部族が住んでいて、一つの国を創っていた。その中でも、南朝鮮の海岸線まで影響を及ぼして支配(植民地化)していた島国の『イ国』があった。

 カルラ達も、自然と彼らの助けを借りて九州の一角に落ち着くのである。その多くの島国の集まりがジマ台国なのであろう。つまり、ジマに漢字を当てはめれば『島大国』なのであろう。

 南朝鮮の海岸線も同じ海洋民族なのか、『島大国』の一部であった。その島大国の『イ国』などをとおして、当時日本には無かった鉄の塊や、鉄器の農具などが運ばれてきて、北九州の博多近くの港も結構な賑わいであった。人や店も多く、カルラもタケも、この街にきてびっくりしたことであった。

 カルラ達の馬も高く物々交換ができたのである。

春の花。Photo by Ed Sato
春の花。Photo by Ed Sato

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

第10回 スワミのお別れ準備 その1

 何だか忘れかけているけれど、あの時、桐島洋子(作家)さんのご主人、今は亡き勝見洋一氏、彼がずっと以前、突然「澄子さん、サイババって知ってる?」と聞いた。
 私は「知らないわ、なにそれ?」と聞く。彼が「サイババはね、今、インドにいるキリストかお釈迦様だと言われている聖者だ」と言った。それから、数ケ月たって、洋子先生からサイババの写真の絵ハガキを受信。一葉の絵ハガキには、彼女がサイババのアッシュラム(お寺と大修行道場を合わせた様な場所)に滞在中で、そこでの体験を書いてあった。早朝からサイババの祝福を受け、その至福感。彼女のその至福感、それが、ジーンと私に伝わった。
 何が何だか、なにも分からないまま、娘たちに「ママ、バッカみたい!」といつも通り笑われながら、でも、私は本当に、本当に、夢中で何処にあるか知らない、遠い遠い「プッタパルティ」を探し、南インドの小さな村、そこへ行ったのだ。つまり洋子先生が言った「至福感」、それを常に感じられる場所。多分、そこでの不思議体験後、何だかサイババが好きになったみたいだ。彼が言う「Love ever, no harm ever」それがサイババのエネルギーからきているのか、自然の宇宙エネルギーからきているか知らない。
 でもね、毎日の生活中、何かある度に「セレンディピティ」幸運をつかむ、多分、「アレー?これ本当?!」と言う体験、「幸せ!」を感じるようになったみたいだ。

 そして、それから10数年、時はもう2009年。その秋、サイセンターから、翌年、2010年8月に全カナダサイセンターの人達がスワミ(サイババ)の招きでプッタパルティでの世界大会に出席する。その参加希望者募集の通知を受け、日本人グループも参加、貴方も行かない?と誘われた。
 しかし、毎年、8月は私の孫が東京からやってくる。後の「シルク・ド・ソレイユ」で「デングリ返し」をするようになった孫だが、ここバンクーバーで、当時、毎年8月にジムナスティックのトレーニングを受けているのだ。それで、私はインド行きは不参加と答えた。
 所が、それから数ケ月後、2010年1月に入って間もなく東京の娘から、今年のレイナ(孫)「8月のトレーニングは7月に変更」と連絡があった。

 ここで「セレンディピティ」幸運をつかんだ!私はわぁー、インドへ行ける!
 直ぐにサイセンターへ8月のインド行き申請。又しかし、答えは「NO」。カナダからの参加者はすでに300人、同行者のユニフォームまで既に用意されていたのだ。 
 しかし、私はあきらめず、日本人グループのリーダー、シヤさんの手配でサイセンターのグループとは別行動、日本人グループ旅行に同行。プッタパルティ内では自分で宿泊所を取り、グループと別行動という条件で参加OKとなった。そして、2010年8月12日、私は日本人グル-プと一緒にインドへ出発。
 日本人グループは最初に「マイソール」へ行った。そこはインド南西部のカルナタカ州の都市で、1399年から1947年にかけてマイソール王国の首都になっていた所。
 市の中心部にある豪華なマイソール宮殿はオデヤ朝の中心となった宮殿で、ヒンドゥー教、イスラム教、ゴシック様式、ラージプート様式の融合が見られる所だ。
 ヨーロッパにある建物とは全く異なる素晴らしさがあり、想像もしなかった良い体験が出来た。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

ヘンリー・ワカバヤシ氏へ外務大臣表彰授与「人生の師と仰ぐミナガワ氏と両親に感謝」

花束を受け取ったワカバヤシ夫人(中央)と外務大臣表彰を受賞したヘンリー・ワカバヤシ氏(左)、丸山浩平総領事と。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
花束を受け取ったワカバヤシ夫人(中央)と外務大臣表彰を受賞したヘンリー・ワカバヤシ氏(左)、丸山浩平総領事と。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

 ヘンリー・ヒロシ・ワカバヤシ氏への令和4(2022)年度外務大臣表彰伝達式が3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸で行われた。

 ワカバヤシ氏は、パシフィック・リエイコン・アソシエイツ社を共同創業、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の公共交通機関スカイトレインの建設やバンクーバー国際空港の拡張工事など重要インフラ事業を手掛ける。また日系コミュニティでは、日系文化センター・博物館やモミジガーデンの建設、隣組建物の改修工事にボランティアとしてかかわった。

 日系二世のワカバヤシ氏は、1980年代の日系カナダ人リドレス運動に参加し、バンクーバー日系カナダ人リドレス委員会副委員長として活躍。日系カナダ人の名誉回復と社会的地位向上に大きく寄与した。

 両親が日本人で、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)卒業後はバンクーバーの三菱商事カナダに10年間勤めていたこともあり、流ちょうな日本語を話す。

 その活躍は日本とカナダの友好関係促進にも大きく貢献し、こうした功績が認められ、今回の受賞となった。

 丸山浩平総領事は、ワカバヤシ氏の数々の功績に触れながらも、自身の親戚から直接聞いたアメリカで経験した日系人としての苦難とワカバヤシ氏ら日系カナダ人が受けた差別的体験に思いを馳せ、個人的に心に迫るものがあると語った。こうした経験をへて日系カナダ人の名誉回復にバンクーバーで主導的に活躍したこと、カナダのビジネス界での活躍、日系コミュニティへの貢献など、多大な功績によるワカバヤシ氏への外務大臣表彰に改めて「おめでとうございます」と祝福した。

人生の師と仰ぐ人に出会えたことに感謝

ヘンリー・ワカバヤシ氏。この日のスピーチは英語だったが、実は流ちょうな日本語を話す。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
ヘンリー・ワカバヤシ氏。この日のスピーチは英語だったが、実は流ちょうな日本語を話す。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

 ワカバヤシ氏は、母と父の祖国である日本とカナダとの相互理解を促進する役割が受賞の理由であることに喜びを表し、両親や先人が自らを犠牲にしても、自分の子どもたちによりよい機会が得られるためにカナダに移民してきたことに「心から感謝する」と語った。

 そして、人生の師と仰げる人、ヒロ・ミナガワ氏に出会えた自分は幸運だったと振り返った。

 化学エンジニア専攻でUBCを卒業したワカバヤシ氏は、自分の学んだ分野での就職を希望したが当時化学エンジニアという仕事に就ける機会はなくJETROにパートタイムで就職。そんな時に戦後初めてカナダオフィスを開設した三菱商事会社のマネージャーだったヒロ・ミナガワ氏に声を掛けられたと話した。化学エンジニアとしての仕事を希望していたワカバヤシ氏にミナガワ氏は、「エンジニアにはいつでもなれるから、今は私の下で働いて、そしたら6カ月で立派なビジネスマンになれると言われた」と笑った。

 いつも繰り返し友人らに話しているのはと前置きして、「三菱商事で働くことを決心して、ミナガワ氏を自分の師と仰ぎ、彼の下で働けた幸運は、ハーバード大学でMBAを習得するよりも、自分のキャリアにとって有益なことだった」と語った。また、会社を立ち上げた後、大きなプロジェクトにかかわることになったのもミナガワ氏の協力があったからと話し、「今回の受賞をミナガワ氏に捧げたいと思う」と感謝の気持ちを表した。

 また日系二世として一世だった両親が家族に示した自分たちは国の犠牲者ではないという姿勢、誰も恨まないという教えがあったからこそ、日系カナダ人に対する強制移動政策を経験していたとしても、「日加両国のために全力で尽くすことができたと思う」と両親に感謝した。

 あいさつの最後には63年連れ添っている夫人や駆け付けた家族、友人の名前を笑顔で呼んで感謝を表した。

(写真 斉藤光一/記事 編集部)

ヘンリー・ワカバヤシ(へんりー・わかばやし)
Pacific Liaicon and Associates Inc.共同創業者(1970年)
UBC with a degree in chemical engineering(1958年卒業)
関わったプロジェクトは多く、上記以外には、バンクーバー・コンベンションセンター拡張工事、他には、EXPO 86、BC Ferries、BC Transit、VANOC(バンクーバーオリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)for 2010 Olympic and Paralympic games、BC Hydro Site Cにもシニアアドバイザリーとして携わっている。
2008年カナダ勲章(Order of Canada)、2000年BC勲章(Order of British Columbia)受章。
2017年日系プレース・ファウンデーションThomas Shoyama Lifetime Achievement Award受賞。

外務大臣表彰

 国際関係のさまざまな分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている個人や団体の功績をと称えると共に、その活動に対する一層の理解と支持を国民に求めることを目的としている。

ワカバヤシ氏(左)と丸山総領事。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
ワカバヤシ氏(左)と丸山総領事。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
記念品贈呈時に笑顔を見せる丸山総領事(右)とワカバヤシ氏。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
記念品贈呈時に笑顔を見せる丸山総領事(右)とワカバヤシ氏。2023年3月10日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

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「大麻とベープ」知ることから始めよう ‐ S.U.C.C.E.S.S.リッチモンド・オンラインワークショップ

4.20Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018; Photo by ©Pacific Walkers
4.20Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018; Photo by ©Pacific Walkers

 日本では大麻(キャノビス)は違法薬物とされているが、ここカナダでは所持も使用も合法だ。そこで今回は、3月7日、S.U.C.C.E.S.S.リッチモンドが主催したオンラインワークショップ「大麻とベープ」を紹介。連邦警察(RCMP)リッチモンドのジェイス・ロナリオ巡査が大麻の基礎知識や体に与える影響、法制度について解説した。

 大麻は人の体にどのような影響を及ぼすのか、子どもたちから遠ざける方法はあるのか。ロナリオ巡査の解説から学んだことを紹介する。

100種類以上の化学成分を含む大麻

 ワークショップは大麻についての知識の確認から始まった。大麻にはキャナビノイドという脳の細胞や体に作用をおよぼす成分を含む100種類以上の化学成分があり、インディカやハイブリットといわれる大麻草のことを指す。その中でも有名な成分がTHCとCBD。

  • THC:いわゆるハイと呼ばれる状態や、酩酊状態を及ぼす作用を持つ成分。
  • CBD:酩酊状態を起こす作用を持たない成分。THCの作用を抑えたり阻止したりするデータもあり、医療目的で使うための研究も行われている。

 ほとんどの大麻は葉っぱや花から作られており、生のもの、乾燥させているもの、オイル状のものがある。とくにオイル状のものには酩酊作用のあるTHCが3%以上含まれており、より濃縮された石油ベースのものには90%以上ものTHCが含まれる。

どのような方法で体に取り入れるのか?その影響は?

 大麻を使用する際に用いられる主な方法として4種類が挙げられた。1つ目はジョイントと呼ばれる道具を使ってタバコのように煙を吸う方法。2つ目はオイル状のものをクッキーなどの材料に加えて食べたり飲んだりする方法。3つ目はベーピングといい、乾いたものや液体のものを熱して蒸気を体に取り入れる方法。最後に濃縮された効果の強いものを吸うダビングという方法があると説明した。

 その中でもベーピングが、大麻を使用する若者のあいだで人気だという。ロナリオ巡査はブリティッシュ・コロンビア(BC)州では5人に1人の若者がベーピングを試したことがある、もしくは使用していると話した。

若者に人気のベーピングとは?

 ベーピングとは煙の出ないニコチンを、蒸気を発生させて吸い込む方法。ペンタイプの持ち運びやすい形状で複数のフレーバーから選ぶことができるため、社交の手段として使われているのも人気の理由の一つ。使用の理由はソーシャルネットワーク上でかっこいいと評判になっていることや、タバコの代わりに吸う、不安や抑うつ感と闘うため、単に暇だからとさまざまだった。

大麻使用で体にはどんな影響が?

 大麻を使用することで起こりうる短期的、長期的な影響について、次のようなものが挙げられた。

  • 短期的な影響:口の渇き、食欲増進、体重の減少、短期記憶障害、リラックス作用。人によっては心拍数を上げる作用も。アルコールで酔ったときのような集中力や反応の鈍り。精神病、幻覚幻聴の作用をもたらすこともあり、不安や抑うつ感を悪化させることもある。
  • 長期的な影響:上記の症状に加え、すでに精神的な病気がある人には悪化の可能性がある。自殺動機、統合失調症や肺へのダメージ。知能や記憶力、IQ にも悪影響があることから発達途中の子どもや若者の知能を低下させることがある。依存症になるリスクが高く、日常的に大麻を吸っている25~30%の人が薬物依存に陥りやすいと言われている。

合法と違法の境界線は?

 医療用大麻は2001年に合法化され、2018年の大麻法の施行により19歳以上の成人の嗜好目的での使用も合法化された。では、どこまでが合法でどこからが違法になるのか。

 30グラムまでの所有や購入、販売(州政府からライセンスを取っている店に限られる)が許可されており、合法的に手に入れた苗や種も1家族につき4鉢までであれば栽培が可能。規定量を超えると違法になる。

 カナダ国内では合法化されているが、他国への持ち出し、海外からの持ち込みは違法。車でアメリカへ入国する場合でも車内に保管することはできない。帰国の時に所持する場合は国境での申告、医療目的での所持でも公的な書類を用意する必要がある。

リスクを減らすために

 オンラインで購入する場合、ライセンスを取っていない店から購入する可能性があることや、犯罪集団に個人情報を盗まれる可能性もあるとして注意を促した。

 ロナリオ巡査は、大麻の使用により起こりうるリスクを減らすために、脳が発達を続ける25歳までは使用をしないことを推奨した。子どもを持つ親にはよく話し合うこと、家で栽培・保管する場合は手の届かないところに置くことも勧めた。

 また、薬物過剰摂取(オーバードーズ)による最悪の事態を防ぐために「The good Samaritan law」という2017年に施行された法律を紹介した。近くにオーバードーズに陥っている人がいても捕まることを恐れて救急車を呼ばない、ということを避けて命を守るための法律である。

 オーバードーズの特徴として、意識がもうろうとしている、爪や唇が青い、喉が詰まって呼吸が遅い、反応がない、皮膚が冷たいなどの状態を挙げ、「見つけた場合は迷わず救急車を」と呼びかけた。

S.U.C.C.E.S.S.
1973年に設立。定住サービス、言語、雇用、コミュニティサービス、家族および若年世代向けビジネス健康サービス、各種ケア、ハウジング、出版などを行っている。永住権を持っている人、住み込みケアギバー、難民指定を受けている人、カナダ政府から保護認定を受けて在住している人を対象に無料でサービスを提供。ウェビナーや対面のワークショップの実施やコミュニティとのボランティア活動も企画している。

次回は4月に薬剤師による薬局システムや予防接種、薬剤師の近年の役割についてのワークショップを予定。ウェブサイト:www.successbc.ca

大麻とベープに関する参考情報

(取材 池田茜音)

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日系文化センター・博物館から春のイベントのお知らせ

日系文化センター・博物館

6688 Southoaks Crescent, Burnaby BC V5E 4M7
TEL 604.777.7000  
info@nikkeiplace.org   www.nikkeiplace.org

受付・ミュージアム営業時間:火~土 午前10時~午後5時 休:日月祝
水曜日は午前10時から夜9時
カナダでの日本文化の普及および日系カナダ人の歴史の保存と共有に努めています。

イベント

バンクーバー生け花協会とNNMCC主催
生け花スプリングショー2023

5月6日土曜日、11時〜16時
5月7日日曜日、10時〜15時

入場無料、寄付歓迎

グレーター・バンクーバーで活躍している数々の流派の生け花が一堂に会します。ワークショップもあります。今年はロビーで日系盆栽協会の展示もご覧いただけます。

NNMCC & NNMCC Auxiliary主催
日系センター 春のバザー

5月13日(土)11時〜16時
入場無料

フリマ、プラントセール、お食事とおやつ、いろいろ選べるバザーへぜひお越しください。林ホール内のフリーマーケットでは、日本の食器や小物、日本人形、着物や浴衣など、状態のよい日本の中古品が並びます。日系ガーデンでは、紫蘇をはじめとする日本の植物や春の植物が揃います。行列ができるほど人気のまんじゅうや屋台もお見逃しなく。

このイベントで得られる収益は、日本文化の普及および日系カナダ人の歴史の保存と共有に努める日系センターの運営に活用されます。ボランティア、ドナー、ベンダー、そしてご来場いただく皆様に感謝いたします。

プログラム

日系センターでは日本語で開催されているプログラムがあります。ぜひご参加ください。柔道・合気道・習字クラブ・歌声喫茶・日本舞踊・囲碁クラブ・そろばん・太鼓・フラダンス・ラインダンス・シニアバドミントン。

バーナビーで子供が日本文化体験

夏休み中に英語で学べる日本文化体験をしませんか?7月は毎週9~12才を対象に1週間のマンガキャンプ、8月は今年新たにティーン(13~15才)向けのクラブを週に1~2回開催します。ウェブサイトで詳細をご確認いただきお申込みいただけます。

日系ブックストア

毎週 火・木・金・土、午前11時~午後3時、2階
古本:文庫本・漫画・絵本を受付中。開店中に2階のブックストアまでお持ちください。

展示 

常設展:「体験:世代を超えて受け継がれる、困難を乗り越え立ち上がる力」

日系人の歴史を日本語で紹介しています。2階入場無料 

特別展示

詩が生まれる場所

宮崎雅子と李淑美

3月18日〜9月16日
入場料 $5。NNMCC メンバー、18歳未満は無料。

ミュージアムショップ

日系の歴史の書籍、日本からの輸入品、ローカルの手作りものを取り揃えております。お気軽にお立ち寄りください。shop.nikkeiplace.org

お得なメンバーシップ特典について

 今月は日系センターを応援していただいているビジネス、Chado Tea Houseを紹介します。NNMCC会員は、オンラインショップ chadoteahouse.com とイベントで10%の割引が受けられます。 Chado Tea Houseは、2005年にバンクーバーで設立され、日々飲むお茶からハイグレードなお茶まで、さまざまな機会に合わせた日本茶を提供しています。静岡から鹿児島まで、信頼できる茶園と協力して、月に一度、最高品質の茶葉を輸入しています。春の訪れを感じる桜茶二種類と優しくほっこり玉露かりがねくき茶、花粉の季節到来にはべにふうき茶がお薦め。鹿児島の知覧地区より特選煎茶も届きました。NNMCC会員に登録または更新して、NNMCCと地域の日系ビジネスのサポートをよろしくお願いします。

ご支援のお願い

日系センターの運営は皆様からの寄付をはじめ、イベント・プログラムへの参加、また買い物をしていただくことによって支えられています。寄付については日系プレース基金へお問い合わせください。604-777-2122 gifts@nikkeiplace.org

「Sakura Daysジャパンフェア」2023開催のお知らせ

「Sakura Daysジャパンフェア」が2023年4月15日(土)と16日(日)の2日間、バンクーバーのバンデューセン庭園で開催されます。

13回目となるこのイベントは、バンクーバーさくらフェスティバルの一環で、日本の芸術文化や日系ビジネス、食文化の展示紹介を行う家族向けのフェスティバルです。

その詳細が次のウェブページに記載されていますので、ご覧いただき、御媒体により告知いただければ幸いです。
https://vcbf.ca/event/sakura-days-japan-fair-2023-april-15-16/

リッチモンド桜まつり、4月2日開催

Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito
Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito

 リッチモンド桜まつり(Richmond Cherry Blossom Festival)が、リッチモンド市の最南端スティーブストンで4月2日に開催される。スティーブストンは日系カナダ人と関係の深い街で、特に和歌山県からの移民が多いことで知られる。日系コミュニティにゆかりの建築物や施設も多い。

 そのスティーブストンを一面さくら色に染めるのが、BC和歌山県人会が寄贈したあけぼの桜。

 フェスティバルのホームページによると、スティーブストン・ギャリーポイントパークにある桜は、ミレニアムとBC和歌山県人会創立35周年を記念して、10年がかりで行われた美化プロジェクトの一環として植えられたものという。

 オリジナルの桜の木々は、2000年に久野庭園の隣に植えられ、植樹プロジェクトは2010年に完了した。

 このギャリーポイントパークにある255本の桜の美しさを紹介し、BC和歌山県人会から市に桜が寄贈されたことを記念して、2017年に始まったのがリッチモンド桜まつり。リッチモンド市が主催し、和歌山県人会が運営している。

 リッチモンドと和歌山県のつながりの深さに思いをはせ、今の日加の友好を楽しめるリッチモンド桜まつりは、4月2日(日)11時~4時まで、リッチモンド市スティーブストンのギャリーポイントパークで開催される。

公式ウェブサイト:https://richmondcherryblossomfest.ca/

久野庭園:1888年に和歌山県から初めて移住してきた久野儀兵衛にちなんで名付けられた。久野は、この地域の移民の父として知られ、海の向こうからリッチモンドにやってくる何世代もの移民のパイオニアとなった。

Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito
Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito
Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito
Garry Point Park, Steveston in Richmond, Canada. Photo by Koichi Saito

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カルラ11 ~投稿千景~

エドサトウ

 『古事記物語』に次のような話がある。「新羅の人がどっさり渡ってきました。竹内シュクネはその人々を使って方方に田へ取る池などを掘りました。ーーそれから、百済の国の王から、馬一頭と雌一頭に阿知吉師(あちきし)というものをつけて献上し、また刀や大きな鏡なども献じました。天皇は百済の王に向かって、お前のところに賢い人があるならばよこすようにおうせつけになりました。王はそれで、早速、和邇吉師という学者をよこしてまいりました。その時、和邇は十巻の論語という本と千文字という一巻の本を持って来て献上しました。また、いろいろ職工や鍛冶屋のタクソというものや、機織りの二ソというものや、そのほか酒の造ることが上手な仁番(ニホ)というものが一緒に渡ってきました。」

 最初の話に出てきた山葡萄酒を作るサムの遠い先祖になる人は、百済から来たニホという人であったのではと想像するのも楽しい。

 さらに、『日本の名著』の付録の中で井上光貞氏が「ーーーその倭というのは日本列島から渡ったのではなく、朝鮮半島の南部の方にいた倭氏がいたのだと言っておりますね。」と言えば、山本健吉氏が「騎馬民族ですか?」と問う。井上氏は「それがまず、考えられますね。それとは逆に、朝鮮半島の人達が、弥生時代以来に日本列島の中に、どんどん入ってきて、分国を沢山形成した。つまり、母国語があって、その母国語の分国、例えば二つの大きな分国がある。それが、吉備とか、出雲などもそうだというのですね。そのうち北九州の西の方にあった勢力が移りましてーーー」とあるのは興味深い。

 その頃か、南九州の火山が大噴火を起こして、その火山灰が空を覆い、毎日昼間でも薄暗い日々が宮崎の一帯に続くと、大地の草木は枯れて、人や馬が暮らすことは困難となり、カルラの一族もタケの一族も、すべての人は北に向かい移動してゆくのである。

投稿千景
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3 ☆「お茶が入った」はもう古い !

 久しぶりにスカイトレインに乗った。コンパスカード使用になり、キップをいちいち買う必要がなく、乗り降りは楽になったが、思わずこんなことを思い出した。かなり昔、学校の最寄り駅、バラード駅で行なったキップ購入の実地練習。販売機に「お金を入れる」や「キップが出る」と「キップを出す」の違い、いわゆる「自動詞・他動詞」のトレーニングである。

 この「自動詞・他動詞」だが、我々日本人は英語の時間に習ったような記憶はあるが、国語の時間に学んだ覚えはなく、日本語に「自動詞・他動詞」があるなど知らない人が多いと思う。でも「火が消える」と「火を消す」はもちろん、「火が消えている」と「火が消してある」の違いも、ちゃんと身についている。母語だから当たり前・・・、でも流石である。

 しかし日本語学習者にとっては非常に難しい。まずこんな教え方。マッチと灰皿を用意し、火をつけて灰皿に入れる。自然に消えるのを待って自動詞の「火が消える」、次は、火のついたマッチをしばらく手に持ち、「熱い」と言って息で火を消し、何か目的がある場合は他動詞の「火を消す」を教える。「自然」か「目的」か、を強く意識させて。

 ところで、この「自動詞・他動詞」が日本文化と強く結びついていることに気づき、びっくり。改めて日本語教師になった喜びを感じた。一例として「お茶が入った」と「お茶を入れた」である。一般的に奥さんは旦那に「あなた、お茶が入ったわよ」と自動詞表現を使っている。これは自然にお茶が入った感じであり、旦那は「うん」と言えばいい。でも「お茶を入れたわよ」と他動詞表現であれば、「あなたの為に」が感じられ、旦那は「ありがとう」と言わなければ奥さんは面白くない。

 恩着せがましさを感じさせず、旦那にさえ「ありがとう」を言わせない、そんな日本女性の奥ゆかしさを表わす表現。うーん、すごい。でもこんなこと意識して使っている奥さんはあまりいらっしゃらないと思うが、まさに言葉が持つ文化である。

 ところが、昨今の多くの奥さんたち、旦那に「お茶が入りました」などあまり言ったことないようである。かなり日本は遅れているが、女性の社会進出とともに、文化もどんどん変化し、言葉も変わっていくのは至極当然。そろそろ「あなた、お茶を入れて」になっているのかも・・・。

 上級者に「自動詞・他動詞」に関する日本文化を説明すると、こんな突っ込みが、「先生、動詞など使わないで、『はい、お茶』 『ありがとう』 このほうが分かりやすいです」である。うーん、なるほど。もうこの「お茶が入った」は時代に適さなくなってしまったと、妙に納得である。

 昔は薪でお風呂を沸かしていたときでも、「お風呂が沸きました」であった。でも今では沸かし器のスイッチを入れ、しばらくすると「お風呂が沸きました」と人工音声が聞こえる。便利だが味気なく、日本語教師としては機械に言葉を奪われてしまった思いである。

 知能ロボットの開発がすごい。ぐうたらなご主人様には「お風呂を沸かしましたよ、すぐどうぞ」

 こんな感じに自動詞と他動詞を使い分けするロボットが登場してくるかも、ちょっぴり不気味。

矢野修三(やの・しゅうぞう)
1994年 バンクーバーに家族で移住(50歳)
    YANO Academy(日本語学校)開校
2020年 教室を閉じる(26年間)
現在はオンライン講座を開講中(日本からも可)
・日本語教師養成講座(卒業生2900名)
・外から見る日本語講座(目からうろこの日本語)    
メール:yano@yanoacademy.ca
ホームページ:https://yanoacademy.ca

第9回 助けられた命

 母が1999年3月2日に、翌年、2000年1月11日に、夫が他界。淋しかったぁー。そして、2001年7月、サンフランシスコの長女を訪間中、私は脳卒中で倒れ入院した。そこは有名大学の付属病院だが、それはひどい病院とスタッフだった。
 保険が無いのを理由に、利益のために見え見え、いいように取り扱い、5日間の入院中に6回のMRIとあらゆる不必要な検査を行った。5日間の入院費がアパート1軒分となった。
 それだけでない、ブラッドシンナー薬(blood thinnerとは 血液の抗凝結[こうぎょうけつ]薬)を4人のインターン医師が付いていて、それぞれに調合し、毎日それを飲まされた。私は何なのか知らなかったが後で分かったことなのだ。その他に、薬だけでない。同じくブラッドシンナーの点滴も行っていた。その上に、注射器も手渡され、毎日自分で注射するように言われた。
 お腹に毎日注射するのだ。入院3日目から、お腹が痛くなり始めたが、医者とインターン生達は「問題ない」と言った。6日目に大学病院を退院し、娘の引率でバンクーバへ戻った。娘は私を家に送り、直ぐにサンフランシスコへ戻っていった。

 自分が帰宅したその夜、左足付けの所がバサッと言う感じで、その後に激痛がきた。911を呼び、リッチモンド総合病院(RGH)へ入院。救急車の乗務員は、私が脳卒中で今日、退院した病人だと言う事で、直ぐにブラッドシンナーの点滴を救急車中に始めていた。RGHに入院し、ここでも続けてブラッドシンナーの点滴を続けた。身体の激痛は全身で、どう表現のしようもなかった。RGHは、丁度「看護婦のストライキ」中で、酷い人手不足でもあった。
 病院でやってくれたのはブラッドシンナーの点滴だけ。やがて、入院十数時間後、意識が朦朧としてきた。その時、担当医の転任があり、薄紫色のターバンを巻いた若いインド人の医者が、「今から自分が担当になる」と挨拶に来た。僅か数分の挨拶で、彼は居なくなった。だが、数分で又彼は戻り、貴方の病状は今危険で、このRGHではCan’t help、今直ぐにVGH(バンクーバー総合病院)へ移すと言った。
 後で知ったのだが、彼はその数分間にサンフランシスコの娘とも話してくれていたそうだ。
 兎に角、既に痛みで意識朦朧(もうろう)の私は、また911救急車で「VGH」に運ばれて行った。

以下、車中の看護師の係員と911の運転手の会話

係員(看護師)運転手に向かって「兎に角、20分の命と言われているから、何分でVGHへ行けますか?」
運転手(女性):もし、サイレン鳴らしてよければ19分で行ったことがあります。
係員:(私に向かって)サイレン鳴らしていいですか?
私:OKです。もう意識が朦朧としていて分かりません。

 車はサイレンを鳴らし走る。その間、看護師が運転手にブラッドシンナーで体内出血患者に13時間点滴を続けていた事。新担当医になって、直ぐにブラッドシンナー点滴を中止、ビタミンBの点滴に変えたことを話していた。
 ここで分かっているのは完全な「医療ミス」、つまり「ブラッドシンナーのオーバードース」なのだった。
 「オーバードーズ(Overdose)」とは、薬を使うときの一回あたりの用量(dose)が過剰である(over)こと、または薬物の過剰摂取に及ぶ行為のことを言う。

 VGHに到着、緊急病棟に入る頃はもう意識が無かった。その後、病室で目が覚めるまでの記憶はない。しかし、目が覚め、10人近いドクターとインターン生がぞろぞろと部屋に入ってきて、担当医が「もう大丈夫です。でも、開腹手術はしません」と言った。

 目が覚めたばかりの自分には、脳卒中の病気なのに何故「開腹手術」が必要ないか分かりません。自分の病状を把握できていないからです。結局、後で分かったのは、ブラッドシンナーのオーバードースで出血が続き、お腹に大きな血の塊が出来たのです。その血の塊は「新生児大」となり、当時、妊娠8ケ月の次女のお腹より私のお腹は大きくなっていました。その血の塊を回復手術で摘出しないと言う事だったのです。

 あのねぇ、「セレンディピティ」幸運をつかむ ああ、幸運をつかむ! 「ターバンを巻いた医者」あと20分でこの世を去る、私の命を助けて下さった。
 そして、そのターバンの医者、退院後誰に聞いても知らにと言うの。彼、サイババかな?

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

第35回BC州日本語弁論大会がバンクーバーで開催される

第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会

 今年で第35回を迎えたブリティッシュ・コロンビア(BC)州日本語弁論大会がバンクーバー市にあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)アジアンセンターで3月4日に開催された。共催:BC州日本語弁論大会実行委員会、在バンクーバー日本国総領事館、協力:UBCアジア研究学科、UBC、ローカル企業・団体、日本の姉妹都市。

 過去2回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第33回はオンラインでのみで、第34回は出場者と関係者のみ会場で、あとはオンラインで視聴だったが、今年は一般にも公開された。

 午前中は高校生の部、初級、中級、オープンの3カテゴリーが、午後からは大学生・一般の部、初級、中級、アドバンス、オープンの4カテゴリーが行われた。

 高校生の部の初級・中級は持ち時間3分、オープンは4分、大学生の部は、初級は4分、中級以上は5分で、それぞれ自分たちの内容を発表した。

 発表者は、BC州、ユーコン準州に居住し、日本語を母国語としない人が対象。各地から応募し、予選を通過した41人が参加した。

 第35回BC州弁論大会の結果は以下の通り。大学・一般部門の各カテゴリー優勝者は、3月26日にオンタリオ州ジャパンファウンデーション・トロントで開催される「カナダ全国日本語弁論大会」に出場する。

高校生の部

初級(Beginner)
1位 Victor Beasさん「⽂化の継承」
2位 Min Hong Kimさん「⽇本語の勉強を始めたきっかけ」
3位 Shawn Wuさん「『謙虚』の『虚』」

中級(Intermediate)
1位 Isabel Hebertさん「ソーシャルメディアと若者のメンタルヘルス」
2位 Elise Chanさん「謙虚」
3位 Hailan Helen Tanさん「⾃分を⼤切にすることの⼤切さ」

オープン(Open)
1位 Kippei Shojiさん「僕と芸術」
2位 Hikaru Ozdumanさん「⽇本語の深さ」
3位 Katelyn Makiharaさん「⾃由を捨てて⾒つけた⾃由」

大学生・一般の部

初級(Beginner)
1位 Brady Reelederさん「挫折がくれたもの」
2位 Heao Sunさん「⽇本のサッカー」
3位 Corey Chanさん「後悔はない」

中級(Intermediate)
1位 Serena Pongさん「どこに引っ越しても、カルチャーショックを受けない⽅法」
2位 Christopher Chenghao Wangさん「過去の繭を破りましょう」
3位 Harry Kwonさん「逃げたところには楽園がない」

アドバンス(Advance)
1位 Joon Woo Parkさん「京都の飴ちゃん」
2位 Ingrid Abigail Masさん「写真と違う絵」
3位 Vandhana Kammampatiさん「⼼の絆」

オープン(Open)
1位 Tielia Youngさん「80歳まで学部⽣」
2位 Naruhito Kruschenさん「⾍の知らせ」
3位 Xihan Yunさん「サッカーと⼈⽣の哲学」

Outstanding Effort:
Lexi Lawsonさん「⼩さい植物」(高校生の部・中級)
Kristy Hanさん「蝶」(大学生の部・中級)

高校生の部、初級で1位になったVictor Beasさん。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
高校生の部、初級で1位になったVictor Beasさん。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
高校生の部、中級で1位になったIsabel Hebertさん。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
高校生の部、中級で1位になったIsabel Hebertさん。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
大学生の部、中級で1位になったSerena Pongさん(右)と、在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
大学生の部、中級で1位になったSerena Pongさん(右)と、在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会

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バーナビー日本語学校から幼稚科体験会のお知らせ

バーナビー日本語学校 幼稚科体験会

【日 程】2023年4月5日 (水)
【時 間】午後4時30分~6時00分

【場 所】Lochdale Community School  (6990 Aubrey Street, Burnaby,  V5B 2E5)

【対象年齢】2〜4歳(2023年度のご入学は、年内に3歳以上になるお子様が対象です。)

【お申込みフォーム】https://forms.gle/5Jgb4oc4pSB6QP4Z8

【お問合せ】office@bjls.ca

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