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Naomi Mishima

Naomi Mishima
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第4回 インドへの旅 アッシュラム到着2日目

 明け方、まだうす暗いうちに起きて、ダルシャン(祝福)を受ける為にマンディール(御殿?キラビヤカなお寺の本堂みたいな所)の前へお婆ぁちゃんと2人で行くと既にかなり人が並び始めていた。地面一面にぺたりと座り入場を待つ。朝6時位にセバダル(インドのボランティア。多分「せば」とは「奉仕」と言う意味らしかった)、要するにボランティアが数人来て、列に並ぶ最前列の人に番号札を引かせる。その引いた番号順にマンディールへ入っていくのだ。1列が100人以上の長い列で、入り口で手荷物検査が行われる。結局、私達が中へ入れた時は、もうどこも満杯で後方の出口近くの床に座ることになった。けれど不思議なのは、自分がサイババと一つ屋根の下にいる幸せ感に満ち溢れている気がした。不思議だなぁ?なんで?不思議でならなかった。あの桐島洋子先生からの絵ハガキ1枚、手にしただけだ。洋子先生もここへきてサイババの帰依者になったわけではないだろう。でもあの彼女の絵はがきに書いてあった「幸せ感」それは嘘ではない。そして、そのハガキが私の心もつかんだのだ。何故?
 結局、12日間ほど、そのアッシュラムに滞在した。その間に私が体験した不思議が数々ある。最初に、例の私の口と顎上の腫れ。シンガポールもマダラスも列車の中の食べ物も辛い物が多い、アッシュラムの食堂もインドの人達と手で食べるのだが、皆辛い物だ。アッシュラム中で歩いている大勢の白人達、一体何処で食べているのか聞こうと白人に近づくと何処からともなく「This is not the place for socialize, if you like to have a friend I am the one」何となくそんな声が耳に聞こえるのだ。「ええっ!」と最初思ったが、何回も繰り返されると「これサイババが私に言ってるのかなぁ?」とそんな気がして、誰にも声をかけないことにした。しかし、辛くないものが食べたいのだ。見かけた一人の白人の後について行った。そして「見つかった!」。入り口にサイババの足の写真があり、その下に『灰』がある。その灰は「ビブーティ」と呼ぶ「聖灰」だ。サイババの言う「全ては灰になる」と言う意味かな?と思った。皆、入り口で、それをほんの少し口の中へ入れたり、額につけたりしている。私も真似して額につけ、口へもちょっと入れる。そして、台に積んであるお皿を取り、列に並び、食べ物をさらに入れお金を払い、席を見つけ座る。全部の食べ物と水で15円位だ。安い!世界中から集まるボランティアが作ってくれているのだ。そして、久しぶりの辛くないものは美味しかった。部屋へ戻り手洗いで鏡を見た「無い!」。下口びる上の傷が瘡蓋も消えて無い。不思議だなぁ。
 これも「セレンディピティ」幸運をつかむかしらぁ?

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

カルラ6~投稿千景~

エドサトウ

 湿気と雨の多い日本の風土に、馬の生態が合わなかったからか、あるいは大陸と陸続きでなかったからか、古代の馬の骨は日本本土では見つかっていないが南九州には土着の馬がいたのではという説もある。284年に百済の王、良馬二匹を貢上すると『日本書紀』の年表にあるのをみれば、早くから韓国に馬はいたのかもしれない。想像をたくましくすれば、奈良時代にはかなりの馬が日本の各地にいたようであるが、まだ縄文時代の終わりころには、土着の馬と中国から不老不死の仙薬を求めて日本に来たという徐福の一行が仔馬を掛け合わせて、より強く大きな馬が誕生したのかもしれない。いろんなことが想像できる。

馬で引く2輪車ワゴン。カナダプレースで催されていた古代エジプト展より。
馬で引く2輪車ワゴン。カナダプレースで催されていた古代エジプト展より。

 過日、バンクーバーのカナダプレースで催されていた古代エジプト展をみれば、紀元前1300年頃には二輪車のワゴン車を馬が引くツタンカーメンのお墓の記録写真があり、日本より、はるか前に馬が活躍していたのかと思うと同時にずいぶんと驚いた。まだ日本が石器を使っていた時代にすごく進んだ文明があったものだと思うと、このくらいの進んだ文明があれば、アジアの国々にも大きな影響を与えたろうと思われる。

馬で引く2輪車ワゴン。カナダプレースで催されていた古代エジプト展より。
馬で引く2輪車ワゴン。カナダプレースで催されていた古代エジプト展より。

 さらに、エジプト展から、想像できることは、日本でも天祖降臨(祖の字は僕の当て字である)の時代に、牛馬による畑を耕すスキを使うエジプトの様な農耕が始まりつつあったかもしれない。アジアでの小氷河期の寒気が強くなると、北の方の多くの渡来人が縄文人の人口の少なかった大阪湾や瀬戸内海の空白地帯での開拓が進んだのではなかろうか?

 桃太郎の昔話も、そんな頃のことかもしれない。鉄の刀を背中にぶら下げて馬に乗ってきたのかもしれない。名前のない縄文人にサルとかイヌとかキジなどと呼び名をつけて呼んだのかもしれない。僕がカナダに来た時に、大農場には多く日本人がいて、ホーマン(現場監督)が白人で日本名が覚えにくいので、それぞれに英語の名前をもらう。それ以来、僕はエドと呼ばれている。さて、桃太郎たちは、淡路島や四国の縄文人を自分たちの傘下に入れるための征伐に出かける物語のようでもあり、日本武尊の話のようでもある。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
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天皇誕生日祝賀レセプション、バンクーバーで開催

あいさつをする在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
あいさつをする在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 天皇陛下が2月23日に63歳の誕生日を迎えられるのを祝う天皇誕生日祝賀レセプションが在バンクーバー日本国総領事館主催で2月6日に開催された。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議員、バンクーバー市議、各国在外公館代表、そして、バンクーバー日系コミュニティで活躍する財文化界からも多くの人が出席し、天皇陛下の誕生日を祝った。

 丸山浩平総領事は「天皇陛下の誕生日を世界で最も友好な二国間関係を築いているカナダと日本のみなさまと一緒に祝福できることを光栄に思います」とあいさつ。今年は日加修好95周年という記念の年にあたり、1月には岸田文雄首相がオタワを訪問しジャスティン・トルドー首相と会談して国際安全保障、経済・貿易、今年5月に広島で開催されるG7(7カ国首脳会議)の成功に向けた意見を交換したと紹介した。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州はアジアとの玄関口であり、ビジネス、教育、文化、人々の交流が盛んで、当地に大きな日系カナダ人コミュニティがあることでも日加関係の深い歴史を示すものと語り、こうした関係を築いてきた関係者に感謝の言葉を贈った。

BC州のサステナブルな森林資源は環境問題に取り組む日本にとっても有効だと思うと語るBC州ブルース・ラルストン森林大臣。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
BC州のサステナブルな森林資源は環境問題に取り組む日本にとっても有効だと思うと語るBC州ブルース・ラルストン森林大臣。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 BC州ブルース・ラルストン森林大臣は、ジャネット・オースティン副総督、BC州デイビッド・イービー州首相と共に「天皇陛下63歳の誕生日をお祝い申し上げます」と祝福の言葉を贈った。BC州議会はこの日議会開始の副総督演説(Throne speech)が行われたため、「数人しかここに来る許可が下りなかった」と説明。日本とBC州との友好関係は長く、桜の咲くころになると日系人との関係の深さを思い起こすと語り、カナダ国内でBC州が最も日本との姉妹都市・友好都市が多いと紹介した。

 BC州にとって日本は重要な経済相手国でもあり、日本にとってもBC州がさまざまなビジネス分野で重要な相手となると信じていると語り「今夜こうして皆さんと一緒に天皇の誕生日と日本とカナダ・BC州の関係を祝えることをうれしく思います」と、乾杯の音頭を取った。

 レセプションには約300人が出席。バンクーバー市内ホテルの会場は華やかな雰囲気に包まれ、主席者は日本食や日本酒に舌鼓を打ちながら歓談した。

左から、BC州シーラ・マルコムソン社会開発・貧困削減大臣、丸山総領事、BC州ラルストン森林大臣。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
左から、BC州シーラ・マルコムソン社会開発・貧困削減大臣、丸山総領事、BC州ラルストン森林大臣。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
日本についての会話に花が咲く、(左から)コロンビア総領事館Jairo Abadia総領事、パナマ総領事館Edel Marie Garcia総領事、バンクーバー市Pete Fry市議。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
日本についての会話に花が咲く、(左から)コロンビア総領事館Jairo Abadia総領事、パナマ総領事館Edel Marie Garcia総領事、バンクーバー市Pete Fry市議。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
BC州日本酒協会による日本酒ブース。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
BC州日本酒協会による日本酒ブース。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
吉野川・日本酒ブース。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
吉野川・日本酒ブース。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
日本を紹介する資料が並ぶブースも。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
日本を紹介する資料が並ぶブースも。2023年2月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

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「建築などに携わりたい人たちの力に」建友会新年会開催

あいさつをする建友会・松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
あいさつをする建友会・松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 建友会が1月25日、バンクーバー市にあるバンクーバー日系ガーデナーズ協会で、新年会を開催した。建築・建設、その周辺産業に従事する企業や個人で構成される建友会だが、この日は会員だけでなく、その他のバンクーバーの団体代表ら合わせて32人が出席し、親睦を深めた。

「コミュニティにも貢献」

あいさつをする建友会・松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
あいさつをする建友会・松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 建友会・松原昌輝会長が昨年の年次総会で決まった副会長をはじめとする役員10人を紹介。「会長含めこの10名でがんばっていきますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

 また参加団体も紹介。バンクーバー日系ガーデナーズ協会、懇話会、企友会、日本カナダ商工会議所、日系女性企業家協会、桜楓会から代表らが参加した。

乾杯の前のあいさつをする丸山総領事、笑いを誘う場面も。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
乾杯の前のあいさつをする丸山総領事、笑いを誘う場面も。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事、岡垣さとみ主席領事も出席。あいさつで、住宅がバンクーバーで報道されない日がないくらい非常に大きな問題であり、建築関係に携わる建友会の会員の仕事も難しい問題にも直面しながら取り組んでいるのだろうと想像していると丸山総領事。日系祭りなどへの協力など色々な形で貢献していることに、「これから春が近づいて、そういう機会に改めてみなさまのご貢献ぶりを直接見させていただくこともあると思いながら、楽しみにしております」と笑顔で乾杯の音頭を取った。

世界に一つのユニークな会

「建築などに携わりたい人たちの力に」と閉会のあいさつで語る三河副会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「建築などに携わりたい人たちの力に」と閉会のあいさつで語る三河副会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 三河慎修副会長は、「真偽は定かではないが」と前置きして、海外には日本人が作った建築関係の団体はバンクーバーの建友会だけという話を聞いたと紹介した。そして「とてもユニークな会だと思いますので、これからもがんばって盛り立てていきたいと思います」とあいさつした。

 専門性の高いユニークな会として、「これからバンクーバーまたはカナダで建築関係の仕事をされる方とか、日本から来ている学生の人で建築などに携わりたい人たちの力に建友会が少しでもなれれば、いいかなと思っています」と抱負を語った。

この日の司会役・吉武理事。クイズの出題も。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
この日の司会役・吉武理事。クイズの出題も。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 新年会の後半には、会員や他団体との親睦を深める懇親の時間や全員参加のゲームも用意された。ゲーム形式のクイズを出題するのは松原会長。建友会らしく、問題は建築関連。現在再開発が進んでいるオークリッジモール周辺の建設に関する問題や、日本を代表する建築家・隈研吾さんが設計した東京の国立競技場に関する問題など、分かりそうで分からない問題に会場は大いに盛り上がった。

建友会
 2012年11月に発足したバンクーバー地域の建築・建設関係者のコミュニティ。
 グレーターバンクーバーとその近郊で活動する建築・建設および周辺産業に従事する会員がお互いに切磋琢磨し、幅広く深い技術力を持った集団に成長することと、会員それぞれの事業の発展を促す環境整備と相互協力を深めることを目的としている(建友会ホームページより抜粋)。

 建友会ホームページ:kenyukai.ca

建友会会員で桜楓会会長も務める久保克己さん(左)と松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
建友会会員で桜楓会会長も務める久保克己さん(左)と松原会長。2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
会場は、クイズ大会に大盛り上がり!2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
会場は、クイズ大会に大盛り上がり!2023年1月25日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

(写真 斉藤光一/記事 編集部)

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FAN Expoバンクーバー、ファミリーデー3連休に開催

Guardians of The Galaxyより。Photo by FAN Expo HQ
Guardians of The Galaxyより。Photo by FAN Expo HQ
Guardians of The Galaxyより。Photo by FAN Expo HQ
Guardians of The Galaxyより。Photo by FAN Expo HQ

 ポップカルチャーの祭典FAN Expoがバンクーバーで、2月18日~20日の3日間開催される。

 スタートレックやハリーポッターに出演した俳優や人気アニメの声優が参加するほか、楽しいイベントも満載。

 俳優たちとの写真撮影、サイン会、コスプレ大会、パネルディスカッションやワークショップ、アニメセッション、さらに、日本のアニメ映画やテレビシリーズに関するクイズ大会、ポケ・マンディイベント、金魚すくい、K-Popダンスクラスなど、盛りだくさん。コミックやアニメ、ゲームを思いっきり楽しめる3日間。

 2月20日はファミリーデーで祝日。バンクーバーの街に楽しいコスプレス姿を多く見かける3連休となりそうだ。

FAN Expo Vancouver

日時:
2月18日(土)10:00am – 7:00pm
2月19日(日)10:00am – 5:00 pm
2月20日(月)10:00 am – 5:00 pm

会場:Vancouver Convention Centre(1055 Canada Pl, Vancouver, BC)

ウェブサイト:https://fanexpohq.com/fanexpovancouver/

FAN Expoバンクーバ

 毎年バンクーバーで開催されるポップカルチャーの祭典。アニメやコミック、ゲームを楽しむ家族向けイベント。
 FAN Expoは、カナダではトロントやカルガリー、エドモントン、アメリカではデンバー、シカオ、ダラス、ボストン、サンフランシスコなど、北米各地で開催されている。

キャラクターに夢中。Photo by FAN Expo HQ
キャラクターに夢中。Photo by FAN Expo HQ
ショップも充実。Photo by FAN Expo HQ
ショップも充実。Photo by FAN Expo HQ
スパイダーマンのコスプレでスーパーマリオに?! Photo by FAN Expo HQ
スパイダーマンのコスプレでスーパーマリオに?! Photo by FAN Expo HQ
Harry PotterにNeville Longbottom役で出演したMatthew Lewisさん(中央)。Photo by FAN Expo HQ
Harry PotterにNeville Longbottom役で出演したMatthew Lewisさん(中央)。Photo by FAN Expo HQ

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和の学校@東漸寺より2月のイベントのお知らせ

「フィルム撮影向/殺陣教室」

2月19日(日曜日)午前10時半~午後3時

3つのクラスがございます。

午前クラス 10:30am~ 「殺陣*お稽古クラス」
午後Aクラス 12:15pm~ 「殺陣*俳優クラス」
午後Bクラス 2pm~ 「殺陣*初回&基礎クラス」

稽古参加費 $20/回
茶話タイム:お稽古の後、1時間ほど皆さまとお話ししませんか。  

「寺子屋*雛祭りde遊ぼう!」

2月26日(日曜日)午前10時~午後12時

*折り紙で雛人形を作ろう* AIKOさんによる折り紙ワークショップ
午前10時~11時
(保護者同伴でお願いいたします)
参加費 $10/家族

*みんなで踊ろう* AKANEさんによるダンスワークショップ
午前11時~午後12時
(保護者同伴でお願いいたします)
参加費 $12/家族

*茶話タイム*
午後12時~午後1時
イベントの後、1時間ほど皆さまとお話ししませんか。
(大人のみのお茶タイムなります。お子様はご遠慮願います。)

詳しくは和の学校@東漸寺ページからご覧ください。 https://wanogakkou.jimdofree.com/

お問い合わせ、お申し込み
コナともこ
和の学校@東漸寺
tands410@gmail.com

東漸寺TOZENJI
住所 209 Jackson st. Coquitlam

日系カナダ人強制移動の歴史に望みを!ホープ・ステーション「のぞみ駅」プロジェクトの投票は22日まで

The Next Great Save, Hope station
The Next Great Save, Hope station

 National Trust for Canadaが主催するコンテスト「The Next Great Save」が大詰めを迎えている。国内の価値ある建造物の保存を目的とするコンテストで、一般からの投票数が最も多い1位に輝いたプロジェクトに50,000ドルが支援される。

 候補地は10カ所。今年はそこに、日系カナダ人強制移動に関係の深い建物「ホープ・ステーション」が含まれている。

日系カナダ人にとって忘れることができない場所

 日系カナダ人強制移動は、1942年からカナダ政府によって実施された。日本に祖先を持つ日系人は、たとえカナダ生まれであろうと西海岸から100マイル以東へと移動を強いられた。移動先の収容地は人が住むにはあまりにも過酷で、電気や水道もなく、荒れ果てた土地で身を寄せて暮らした。

 約22,000人が強制移動させられたが、その約8,000人が通ったのがブリティッシュ・コロンビア(BC)州ホープにあるホープ・ステーション。しかも、収容地に向かうトラックに乗せられるためにプラットホームを歩いただけ。人種差別は、駅の建物の中に留まることすら禁止していた。

 こうした歴史的背景を忘れないよう、当時は絶望の入り口となっていたホープ・ステーションを、「のぞみ駅」へと再生させるのが今回のプロジェクト。現在のステーションを、歴史を語るミュージアム、ビジターセンター、レストランや共同オフィスが入る建物にする予定。

 ホープから東19キロにあったのは最大の収容地タシメ、現在のサンシャインバレー。2644人が収容された。プロジェクトは、Tashme Historical SocietyがDistrict of Hopeと共同で進めている。

 ホープ・ステーションが選ばれた場合は、支援金で遺産建築家・コンサルタントを雇って作業を開始するために使用される。

ホープ・ステーション、健闘も現在3位

 The Next Great Saveコンテストは1位のプロジェクトのみが50,000ドルを受け取ることができる。

 どの建造物もカナダにとっては大事な歴史遺産。この10カ所の中からトップになるのは至難の業だが、現在は3位につけている。

 1位は一般からの投票で決まる。締め切りは2月22日午後2時(東部標準時)。投票にはEメールアドレスが必要となる。投票は1日1回。カナダ国内外から投票可能。

 10カ所の候補地は、National Trust for Canadaのウェブサイトで紹介されている。各候補地への投票もここからできる。https://nationaltrustcanada.ca/what-you-can-do/nextgreatsave/competition2022

 ホープ・ステーション “Historic 1916 CNR Hope Station”に関する情報はこちら。このページから投票も可能。

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カルラ5~投稿千景~

エドサトウ

ニューギニアのお面
ニューギニアのお面

 イナバの白ウサギのように皮を剥がされ、丸裸になることはなかったけれど、徐々に入れ墨は消えてゆくのであろう。でなければ、ニューギニアの土着民のようにいまだに日本人は入れ墨をしているかもしれない。アイヌの人たちも近世までは入れ墨をしていたのではないか?

 カナダの西海岸に住んでいるインデアン(土着民)が、1800年頃に西洋文明が上陸してきた高度な鉄の文明に支配されたことを思わせる。

 日本の大きな古墳は支配者のお墓かもしれないが、周りはお濠と砦で囲まれていて、支配者の要塞のようにも見える。

 渡来人は次第に縄文人を同化してゆき、南九州にいたという土着の馬と渡来人が運んできた馬を掛け合わせて、ひずめの強い日本の風土に合う馬を育てていた。カルラ達はその飼育を手伝っていた。カルラ達は大きな動物の飼育になれていたのである。

 余談であるが、映画新『将軍』のモデルとなった英国人ウィリアムス・アダムスが1600年ごろに彼の乗る帆船が漂流して九州の東岸大分県の小島に漂着したのは、カルラたちと同じ潮の流れであったようにも想像できる。さらに言えば、このウイリアムスこと日本名三浦按針の日本の妻は木曽馬五平とかいう江戸で木曽馬で荷駄を運ぶ今風の運送御者の娘さんであったという。英国からきた按針には、江戸の馬に大いに興味深いものであったのであろう。後に按針は旗本となり、横須賀あたりの領地を家康から拝領しているから、運送業者の娘さんは玉の輿に乗り旗本の奥方となり、按針が長崎で他界後も領地を安堵されて息子さんが後を継いでいる。

 縄文時代には日本本土には馬はいなかったといわれる。

投稿千景
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第29回「3年ぶりの節分祭!」

金沢からこんにちは! 

「安江八幡宮」さんの節分祭。ポンギーのゲストさん(オーストラリア人)が、立派な裃(かみしも)と巫女の衣装を着て参加。Photo by Pongyi
「安江八幡宮」さんの節分祭。ポンギーのゲストさん(オーストラリア人)が、立派な裃(かみしも)と巫女の衣装を着て参加。Photo by Pongyi

 ゲストハウスポンギーのにいなです。
 コロナの規制も少し落ち着き、少し前(2月3日)には各地で節分祭が行われました。

 お泊りのゲストさんと一緒に毎年楽しみにしていた行事の再開です。
 近くの神社「安江八幡宮*」さんの節分祭に参加してきましたのでご紹介します。

*金沢5社のひとつで、石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」のモチーフとなった加賀八幡起き上がり発祥の神社。

冬の終わりと春の訪れ

 そもそも節分とは何なのでしょう?
 節分は、「季節を分ける日」を意味します。
 もともとは、立春・立夏・立秋・立冬それぞれが節分ですが、今では特に立春の前日のみが節分と呼ばれているそうです。
 この日は各地の神社で節分祭が行われ、年男・年女が豆をまいて鬼を払う儀式をします。

 金沢の節分祭といえばひがし茶屋街の近くにある「宇多須(うたす)神社」が有名ですが、こちらでは芸妓衆による踊りの披露や豆まきがあり、毎年多くの人が訪れます。

忘れられない豆まき体験!

 芸妓さんの豆まきはなかなか珍しいですが、安江八幡宮の節分祭も独特で、なんと地元の方だけでなく海外からの旅行客(*事前に選ばれた方のみ)も豆まき体験ができます。
 今年もポンギーのゲストさん(オーストラリア人)が、立派な裃(かみしも)と巫女の衣装を着て参加させていただくことができました。

 これも、海外在住経験のある神主さんが、
「海外の方にも、ぜひ神道や日本の文化風習に触れてもらいたい」
との気持ちでなさっているからこそ。
 ありがたいですね!

 こちらの節分祭は主に子どもを対象にしていることもあり、今年の来場者も多くは幼稚園~小学生までの子どもとその保護者でした。
 海外からの方が地元の子どもと一緒になって神事を経験している様子はなんともほほえましく、すべての自然と人とを大切にする神道の心が現れているような気がします。

節分グルメも忘れずに!

今年は久しぶりの恵方巻作りをみんなで一緒に。Photo by Pongyi
今年は久しぶりの恵方巻作りをみんなで一緒に。Photo by Pongyi

 余談ですが、帰宅後も我が家(宿)の節分祭は続きます。
 今年は久しぶりに恵方巻を作って皆で食べました。

 サーモン、きゅうり、桜でんぶ、玉子焼き・・・
 準備した色とりどりの具材をお好みの割合でのせ、ごはんと一緒にえいやっと海苔で巻きます。
 具を入れ過ぎて巻ききれなくなってしまう人続出ですが、それもご愛敬。
 皆が思い思いの恵方巻きを作って日本文化を楽しんだ、忘れられない夜になりました。

 あらためて、日本の風習を大切にするってすてきですね!
 次の季節の行事(桃の節句)が、今からもう楽しみです。

***

金沢のゲストハウス・ぽんぎーの女将’にいな’さんが送るコラム「金沢からこんにちは!」。
第1回からすべてのコラムは、こちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/hello-from-kanazawa/

***

ゲストハウスPongyi(ポンギー)
金沢で一番古いゲストハウス。素の自分でいられ、他の人と交流できるアットホームなお宿。築140年の金沢町家。ミャンマー僧侶経験のある代表まさきと、若女将のにいなで運営中。
 

ゲストハウスPongyi HPwww.pongyi.com

第3回 インドへの旅 プッタパルティ

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

 こうでなければだめ、ああでなければ嫌だと思って、始まる苦悩、こうなったら嬉しい、ああなったら楽しい、有難いと思って実現する数々の不思議、そして、訪れる奇跡。

 南インドのプッタパルティ、サイババの住むところを目指して、日本を出発した75歳のお婆ぁちゃんと私。2人は飛行機に乗り、マニラ経由で、その日にシンガポール到着。そこで1泊。翌日、まずマダラス(現在名はチェンナイ)へ行くのだ。早朝、ホテルの薄暗い手洗口の棚に、いきなり自分の下唇を思い切りぶつけ、私の口の中も外も血だらけ、その痛い事!その時から南国の食べる物がピリピリ辛くて、傷が痛む。情けない!

 兎に角、シンガポールから空路順調にマダラスへ到着。予約したホテルでプッタパルティへの行き方を尋ねる。そして、係員はまずバンガロールへ行き、そこからタクシーでプッタパルティへ行けと言った。しかし、飛行機は週1便だけと言う。結局、マダラスから列車で4時間、バンガロール(現在、インドのシリコンバレーと言われる街)へ行き、そこから、タクシーでさらに又4時間かけてプッタパルティへ行けるという。と言うわけで、ホテルからクリーに荷物を駅まで運んでもらい、列車に乗った。荷物の移動は近くにいるインドの人が、誰でも気軽に手伝ってくれた。特に75歳のお婆ぁちゃんがいるので、皆、親切だった。列車内で知り合ったカップルは、バンガロールで兄弟が旅行社をやっていると言い、タクシー予約もしてくれた。すっかり見ず知らずの周りの人達に世話になった。ああ、お婆ぁちゃんと一緒に来れてよかったぁ。
 バンガロールからプッタパルティへのタクシー4時間も思ったより楽だった。
 運転手の休憩時は、チャイが飲める所へ行くのだ。本当に美味しいチャイ茶を数回飲んだ。ただ気になったのは、タクシーが止まると乞食が寄ってくる。私達がお金を上げると運転手が、乞食から煙草を1本貰うのだ。驚いた。

 プッタパルティのアッシュラムに到着したのは夜の8時45分だった。事務所は9時に閉まる。つまり事務所閉所ぎりぎりの時間に飛び込んだのだ。ここで私達は個室をもらえた。普通は広い体育館のような所に、各自が自分で入手した寝具を持ち込み、知らない人達と同室に一緒に寝るのだ。だから個室がもらえるなんて「ラッキー」と飛び上がる思いだった。しかし、行きついたその部屋のベッドを見ると、きっと長い間全く使われなかった部屋なのだ。それは酷い埃だった。

 とてもそのベッドに寝ることはできない。仕方がない、2人でマットレスをべッドから床におろし、下に敷かれた板を丁寧に拭き、そこへ寝ることにした。日本から持って来た、私の寝具は大きなタオルケットと袋になった布団カバーだ。お婆ぁちゃんは何も持っていなかったから、私のタオルケットをあげ使ってもらう。私は袋になった薄い布団カバーの中に入って、衣類を纏めて枕にし、寝ることにした。硬いベッドだが、それでも疲れた体に心地よい。長ーい、よい旅だった。
 しかし、未だ、顎と唇の傷は痛む。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
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朝日ベースボール遠征メンバー発表、上西ケイさん101歳を祝福

 Asahi Baseball Association の新年会が1月22日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー市の日系文化センター・博物館で開催された。新年会では、今年3月に実施される日本遠征の詳細と日本行きメンバーの発表、朝日軍レジェンドの上西ケイさんの101歳の誕生日祝いが行われた。また闘病中のボランティアコーチ米澤幸也さんのチャリティーイベントも告知された。

待ちに待ったジャパンツアー

福村十三男コーチによる遠征メンバーの発表。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
福村十三男コーチによる遠征メンバーの発表。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 この日、今年3月の日本遠征に参加するチームメンバーとキャプテンが発表された。遠征は、新型コロナウイルス感染拡大により延期が続き、4年ぶりとなる。選手たちは3月8日~19日の12日間に兵庫県神戸市に滞在し、神戸球友ボーイズ、履正社高等学校、関西大学、三菱重工など地元のチームと試合や練習を行う。遠征メンバーは選手20人、コーチ5人。

 Asahi Baseball Association会長ジョン・ウォンさんは今回の遠征で、「選手たちに日本の熱心な練習の取り組み方やリスペクト精神の理解、日本の文化を学んでほしい」と思いを語った。またウォン会長自身の日本訪問は4度目で、日本での楽しみを聞くと「日本の長い歴史に触れることや、とんかつやしゃぶしゃぶなどの日本食も楽しみにしている」とにこやかに答えた。

 今回の遠征のコーディネーター兼アシスタントコーチを担当している副会長の福村十三男さんは、遠征を控える選手たちについて、先輩たちの日本での写真を見たり話を聞いたりして、4年ぶりとなる日本遠征への期待を膨らませていると話した。

さわやかな笑顔を見せてくれたキャプテンKai Konkin選手。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
さわやかな笑顔を見せてくれたキャプテンKai Konkin選手。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 また、遠征メンバーのキャプテンKai Konkin選手は、この日の朝にキャプテンに選ばれたことを知ったという。

 日本遠征について「特に緊張はしていない。ワクワクしている気持ちの方が大きい」と笑顔を見せ、「すしや天ぷらなどの日本食や、文化に触れることも楽しみ」と語った。

上西さんから朝日選手へ「スポーツマンシップを忘れずに」

 上西ケイさんは1922年(大正11年)1月11日生まれ、戦前のバンクーバーにあった日系人野球チーム「朝日」の唯一の生存選手。当時のチームを「本当にいいチームでみなさんから応援してもらっていた。スポーツマンシップを大切にするチームだった」と振り返った。

 今年遠征に向かう選手たちに向けては、「日本に遠征をされるとお聞きしました。どうかいいトリップをして、フェアプレーのスポーツマンシップを忘れずに、いい観光をしてきてください」と選手たちの健闘を穏やかに願った。

上西ケイさん(右)に選手から誕生日プレゼント。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
上西ケイさん(右)に選手から誕生日プレゼント。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 誕生日パーティーでは、遠征メンバーからケーキと歌のプレゼントがあり、在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事からは花束が贈られた。

 また、選手たちからバットや帽子にサインを頼まれる場面も多く、快く引き受けながら、終始にこやかに活気ある雰囲気を楽しんでいた。

「日本とカナダのよりよい関係に貢献」丸山総領事

あいさつで、野球を楽しんだ少年時代を振り返る丸山総領事。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
あいさつで、野球を楽しんだ少年時代を振り返る丸山総領事。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 丸山総領事は、「日本との交流のために遠征に行く若い世代から101歳の誕生日を迎えたケイさん。幅広い世代の方が集まった熱気や活気を感じました。コロナウイルスの影響でしばらく色んなことが封鎖されていただけに、とてもうれしくて感動的です」と語り、「日本とカナダのリレーションシップがよりよくなることを願います」と野球交流を通しての日加関係の発展を願った。

がん闘病中のハリーさんも笑顔

ボクシングでハリーさんを応援する吉川英治さん(右)と笑顔でファイティングポーズの米澤幸也(ハリー)さん(左)。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
ボクシングでハリーさんを応援する吉川英治さん(右)と笑顔でファイティングポーズの米澤幸也(ハリー)さん(左)。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 この日は、昨秋からがん治療を続けている朝日のボランティアコーチ米澤幸也(ハリー)さんも駆け付けた。朝日の選手たちの元気な姿に笑顔を見せた。

 会の終盤にはボクシングの日本人ベテラントレーナー吉川英治さんが会場を訪れた。実際にグローブを身に着け朝日選手とのボクシングを披露し、闘病中のハリーさんに応援メッセージを贈った。

 ウォン会長や福村副会長も「朝日は家族」と共にがんばろうと声をかけた。

朝日チーム・ジャパンツアー

 2015年を第1回として、2年に一度、同アソシエーションでプレーする選手から選抜チームを結成し日本に野球遠征している。新型コロナ感染拡大の影響で2021年は結果的に中止となった。

 選手は主に13~15歳で編成されているが、2023年は2年前に遠征予定だった選手も参加し、最年長は17歳となる。今回の交流チームは、神戸球友ボーイズ、明石ボーイズ、小野ボーイズ、履正社高等学校(女子硬式野球部)、IPU環太平洋大学(女子硬式野球部)、 関西大学、三菱重工WEST硬式野球部。

 2017、2019年の遠征では、横浜、静岡、滋賀、奈良などで親善試合を行なっている。毎回3月の春休みを利用して実施している。

同じテーブルで食事を楽しんだ丸山総領事(左)と上西ケイさん。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
同じテーブルで食事を楽しんだ丸山総領事(左)と上西ケイさん。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
ハッピーバースデーの歌と共に贈られた101歳の誕生日ケーキ。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
ハッピーバースデーの歌と共に贈られた101歳の誕生日ケーキ。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
日本遠征では監督も務めるジョン・ウォン会長。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
日本遠征では監督も務めるジョン・ウォン会長。2023年1月22日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

(取材 池田茜音 / 写真・動画 斉藤光一)

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