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Naomi Mishima

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The Rescuers online film screening

The Rescuers, from Emmy Award-winning filmmaker Michael King and Producer, Joyce D. Mandell, uncovers the largely unknown stories of 13 heroic and courageous diplomats who, at tremendous personal cost, saved tens of thousands of Jews during World War II. 

After the screening, there will be a panel discussion featuring renowned leaders in their scholarly fields.

Thursday, January 19, 2023 at 7:00 PM, Eastern Standard Time (North America)
More information & Register:  https://virtualjcc.com/watch/the-rescuers-jan-19

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「The Rescuers」オンライン上映会

 第二次世界大戦中に多大な犠牲を払って何万人ものユダヤ人を救った13人の英雄的で勇敢な外交官の、ほとんど知られていない物語を紹介する、映画「The Rescuers」がオンラインで上映される。日本の杉原千畝も含まれている。

 監督はエミー賞受賞のマイケル・キング、プロデューサーはジョイス・D・マンデル。

 上映後には、各分野の著名なリーダーによるパネルディスカッションも予定されている。

「The Rescuers」オンライン上映会

上映日時:1月19日(木)7:00 pm(東部標準時)
詳細情報と登録:https://virtualjcc.com/watch/the-rescuers-jan-19

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平和の希望 3~投稿千景~

エドサトウ

 たぶん、清王朝が末期のころの話として「中国の東北地方を日本に譲ってもよいから、何とかしてほしい」ということがあったらしい。氏族の争いがあり、生産性は低く、しかもロシアが南下してくることなどに悩まされての発言であったのかもしれない。

 清王朝の溥儀が、後に満州国の皇帝となり、日本の関東軍が国防を担当して、それなりに日本と中国の属国のような満州国が出来て、鉄道も建設されて日本の産業も移されて発展をみた。農村部には27万の満蒙開拓団が日本から送り込まれて、農産物の生産に従事して、発展もしたのであろう。

 しかし、太平洋戦争が終焉に近くなると、日本にハルノートをアメリカから突き付けられて日本は中国から全面的に引き上げるように言われるが、満州国については存続を認めるようにも見える。また、日系人の資産凍結はしないともあるけれども、結局、望みをかけた日米の和平交渉の可能性はなくなる。天皇陛下は開戦には反対であられたが、大きな時代の流れにあがなう事も出来ず、ハワイの真珠湾攻撃が行われたのではあるまいか?

 あの時代を今日のウクライナの戦争と比較して見てみれば、ロシアの動きは、かつての日本軍と似ている。ロシア兵の多くの戦死者を出しながら、人口の20%のロシア人がいるウクライナの侵略を続けるロシアはいかなる解決を望んでいるのか?

 かつて、原爆が2度投下された日本のように、ロシアが局地的核を使うことが起こるのであろうか?

 あるいは、第3次世界大戦が東ヨーロッパから始まるのであろうか?私たちは同じ過ちを繰り返してはならない。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

第1回 美樹ちゃんと「澄子のつぶやき」

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

 34歳、笑顔の素敵な、そして、心の優しい女性の友人がいる。彼女の笑顔に会う人達はとにかく癒されるようだ。まるでその人は、私の「天使」。それが美樹ちゃんだ。

 久しぶりに83歳のこの淋しい老婆を彼女が訪ねてくれた。会いに来て、彼女はなにするわけでもない。私の会計帳をたまーに見てくれる時もある。
 ただ、日本を離れて60数年、不思議大好き人間で、その不思議を訪ね、世界のあちこち飛び回っていたこの老婆、その思い出話を1日中、笑顔で聞いてくれる人なのだ。
 ふっと「ねぇ、美樹ちゃん、私の83年間生きて来た思い出話を、この1年間ずっと聞かされて、ああ、またかぁって思わない?」と聞いた。
 すると彼女は『うーん、もしかすると“澄子のつぶやき”って題でコラムを書くかもしれないよ、はっはは!』と笑いながら彼女は言った。
 「いいよ、美樹ちゃんが書いてくれる、 “澄子のつぶやき”」

 紀元前3000年頃にインドの聖人アガスティアが、将来自分を訪ねてくる、その人達の為の運勢をココヤシの葉に書いて残したという話を聞いた。
 其の占いが「アガスティアの葉」と呼ばれ、特別トレーニングを受けた人、又はその家系の人なのか分からないが、又は全くただトレーニングを受けただけの人なのかもしれない。兎に角、そのココヤシの葉に書かれた占いを読み、解釈してくれる人をナディーと呼んでいるようだ。
 私は2000年、夫が亡くなった翌年、60歳で脳卒中と体内出血で倒れ、身体不自由になった。そして、生きるために、私はどうしても其の占いをしてもらいたくなり、南インドのシリコンバレー、バンガロール空港からタクシーで2時間くらいの所にあるアッシュラム迄、一人訪ねて行ったのだ。

(注)ヨガの「ナディー(ナディ)」とは、ヨガの生命エネルギーと呼吸(プラーナ)の通り道を意味し、チャクラを繋ぐものだと考えられています。

 そこでナディはカラカラに乾いた長さ20センチ、幅10センチ大、厚さ7~8センチのココヤシの葉の束を持ってきて、私に質問し、YES/NOで答えるように言った。最初、答えはNOばかり、すると別の次の葉束を持ってくる。
 次々それを繰り返し、数回目の葉束になった時、YESがつづいた。
 つまりそこに書かれていることが、私の運勢についてなのだろう。
 彼は私の夫が亡くなったことも、私が4人姉妹弟なのも、そして、70歳後半で何か「ものを書く」ようになると、ニコニコしながら言っていた。
 You have no next life. Your life is 82-83 Indian calendar.
 You will write something after your late 70.
 最初、彼に会った時、私は彼に自分の名前を紙に書いて渡しただけだった。
 しかし、そのナディーが乾いたココヤシ葉を見ながら、私に話したこと、それは本当のようだ。彼の言うとおり、私は2016年76歳でバンクーバー新報に「老婆のひとりごと」と言うエッセイを書き始め、今年で7年目だ。そして、私の寿命はインドカレンダーで82~83歳だと言った。今、私は西暦で83歳になった。あの時、私は彼にUS$150支払った。 

 ねぇ、美樹ちゃん、自由自在に生きた私の長い83年の人生「出会いと恵」、「感謝とやる気」、「不思議が一杯、セレンディピティ」。
 「自分にできない事なんて無限にあるけど、自分にできる事も無限にあるよ」
 「人間の強さとは、どんな逆境でも、夢を語れること」とか、「人生の最後に振り返るとすべてが思い出になっている」。

 美樹ちゃん、私、自分が生きた思い出に「澄子のつぶやき」書いてみるね。
 ごめんね。私、自分で書くからね、美樹ちゃんは読んでね。ははっは!

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

第28回「七草粥で心も体も健やかに!」

金沢からこんにちは! 

手作りの七草粥。Photo by Pongyi
手作りの七草粥。Photo by Pongyi

 皆さま、あけましておめでとうございます。
 ゲストハウスポンギーのにいなです。
 2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年、我が家(宿)のお正月はこんな感じでした

 金沢を含め北陸(石川、富山、新潟)では、先月半ばにどかっと大雪が降りました。
 全国ニュースでも取り上げられ、「今年はまた大雪になるんじゃないか・・・」と多くの地元住人が危惧していた年末年始・・・
 幸いなことに大雪に見舞われることなく平穏に新年を迎えることができました。

 ポンギーでは年末年始は宿泊のお客様に来ていただき(ありがたい!)、感染に気を付けながら皆でお雑煮や福梅(金沢の新年の菓子)を食べ、書初めをしてのんびりしたお正月を過ごしました。

*2021年、雪が残る新年の様子と福梅の記事はこちらからどうぞ。https://www.japancanadatoday.ca/2021/01/07/hello-from-kanazawa-pongyi-4/

*かぶら寿司(金沢伝統のお正月料理)の記事はこちらで読めます。https://www.japancanadatoday.ca/2022/01/06/hello-from-kanazawa-pongyi-16/

 やっぱり、家族や親しい方と過ごすお正月はほっこりしますね!

今年は手作りの七草粥に挑戦

 そうこうしているうちに早や1週間が経過。

石川県産の七草が少しずつ全種類入った七草セット。Photo by Pongyi
石川県産の七草が少しずつ全種類入った七草セット。Photo by Pongyi

 今年のポンギーの目標の一つは「日本人としての心を忘れず、できるだけたくさんの伝統行事を経験すること」です。
 昨年はうっかり忘れてしまったけれど、今年はやるのだ!の熱い気持ちを胸に、1月7日は手作りの七草粥に挑戦しました。

 使用したのは、地元スーパー「マルエー」で購入したこの七草セットです。
 400円ほどのパックに、石川県産の七草が少しずつ全種類入っていました。
 同じく石川県のブランド米「ひゃくまん穀(ごく)」をお粥にし、軽く塩ゆでした七草を刻んで入れたらできあがりです。

 「七草粥なんて食べたの久しぶり!」と、当日お泊りのゲストさんにも好評でひと安心!
 出汁と塩のみのシンプルな味付けが、お正月の重たい料理で疲れた胃にはちょうど良かったようです。

近江町市場では、ふるまいもやっています

 金沢の台所である近江町市場でも、1月7日に合わせて七草粥のふるまいが行われました。
 地元野菜を入れたお粥が300食無料配布され、こちらも大好評だったそう。
 コロナが少し落ち着いて、実に3年ぶりの開催だったようですが、来年もぜひ開催して欲しいですね。

2023年も良い年になりますように!

 お正月に引き続き七草粥もできて、今年も良いスタートを切ることができました。
 皆さまも、健康で幸せな1年になりますように!

***

金沢のゲストハウス・ぽんぎーの女将’にいな’さんが送るコラム「金沢からこんにちは!」。
第1回からすべてのコラムは、こちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/hello-from-kanazawa/

***

ゲストハウスPongyi(ポンギー)
金沢で一番古いゲストハウス。素の自分でいられ、他の人と交流できるアットホームなお宿。築140年の金沢町家。ミャンマー僧侶経験のある代表まさきと、若女将のにいなで運営中。
 

ゲストハウスPongyi HPwww.pongyi.com

叙勲受章ルース・ミドリ・コールズ氏に勲記と勲章を伝達

勲章を胸に、勲記を手にするコールズ氏(左)、丸山総領事と。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
勲章を胸に、勲記を手にするコールズ氏(左)、丸山総領事と。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito

 昨秋の叙勲で旭日双光章を受けた日系シニアズ・ヘルスケア住宅協会理事長ルース・ミドリ・コールズ氏への伝達式が、2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸で行われた。

 家族や関係者に見守られる中、コールズ氏は勲章を胸に付けられると照れ笑いを浮かべた。

 在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事は、「ルース・ミドリ・コールズさんを表彰できることを光栄に思います」とあいさつ。「40年以上にわたり、日本人と日系カナダ人シニアの健康促進のために尽力してきた功績は日系コミュニティにとって大きな財産です」と称えた。

 コールズさんは、丸山総領事、今村香代領事にあいさつしたあと、「バンクーバー総領事館、そして、日本政府に感謝の意を表します。少し圧倒されている感じはあるのですが、今回の受章を大変光栄に思っています」と穏やかな口調で語った。

 「両親とキリスト教の教えに感謝したいと思います。彼らの教えが今の私に大きな影響を与えているからです。特に強制移動を強いられたグランドフォークスで日系人たちを手助けしていた両親を幼い頃から見ていた影響は大きく、現在の私に導いてくれました」と振り返った。

 そして、これまで一緒にコミュニティを支えてきたスタッフや仕事仲間の貢献を称え、「日系シニアホームの理事が今日多く来てくれていますが、ここまでの尽力に感謝するとともに、これからまだまだ必要となるニーズに応えるために、私も一緒に仕事ができればと思います。今回は皆さんを代表して受章したと思っています」と感謝した。

 最後に同席した夫に笑顔で感謝を伝えた。

 日本政府は2022年11月3日(日本時間)に令和4年(2022年)秋の叙勲受章者を発表。コールズ氏は、「カナダにおける日系社会の福祉向上及び日本・カナダ間の友好親善に寄与した功労」が認められ、旭日双光章を受章した。

ルース・ミドリ・コールズ

2010年から日系シニアズ・ヘルスケア住宅協会理事長。ロバート・ニイミ前理事長時には副理事長を長年務める。ソーシャルワーカーとして30年以上ヘルスケアの現場で働き、ダイバーシティ・サービスの管理職やリーダー的役割を担ってきた。(一部Nikkei Seniors Health Care & Housing Societyより抜粋)

伝達式であいさつをするコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
伝達式であいさつをするコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
「一緒に夕飯を食べられないことも度々あって」とエピソードを披露して、夫に向け笑顔で感謝の言葉を贈るコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
「一緒に夕飯を食べられないことも度々あって」とエピソードを披露して、夫に向け笑顔で感謝の言葉を贈るコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
勲記を読み上げる丸山総領事。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
勲記を読み上げる丸山総領事。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
丸山総領事から花束を受け取るコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito
丸山総領事から花束を受け取るコールズ氏。2022年12月27日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by ©Koichi Saito

(写真 斉藤光一/記事 編集部)

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祝*成人式 2023

祝*成人式 2023
新成人の皆さまへ

ご成人、おめでとうございます。
心よりお祝い申しあげます。

東漸寺では、ご成人になられた皆さまのご健康とご健闘を願いまして、合同の法要を行います。

是非、ご家族お揃いでお越しくださいませ。

合同法要:日時 1月15日(日曜日)
法要開始:午前11時

早めにいらして本堂でお待ちください。
館内の人数制限もあり、事前にお申し込みをいただけましたら幸いです。

尚、館内では、ソーシャルディスタンスとマスクの着用をお勧めします。
皆様のご理解ご協力をお願いします。

●日本の成人年齢が、2022年4月から18歳に引き下げられました。 
東漸寺では、グローバルスタンダードに合わせまして、18歳、19歳、20歳の皆さまに対応させていただきます。
(日本での成人年齢につきましては参照をご覧ください。)

●合同の法要になります。お布施はお心入りとして$20~、お名前の読み上げをご希望の方は$40~でお願いしております。

ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

●和の学校@東漸寺では、着物レンタル及び着付サービスをさせていただきます。
着物レンタル&着付サービス料金は別途となります。

お見積をご希望の方は、ともこまでお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ、お申し込みは
コナともこ 
和の学校@東漸寺 tands410@gmail.com 
ホームページ https://wanogakkou.jimdofree.com/

参照

生年月日新成人となる日成人年齢
2002年4月1日以前生まれ20歳の誕生日20歳
2002年4月2日〜2003年4月1日生まれ2022年4月1日19歳
2003年4月2日〜2004年4月1日生まれ2022年4月1日18歳
2004年4月2日以降生まれ18歳の誕生日18歳

S.U.C.C.E.S.S.リッチモンド、オンラインワークショップ「2022年度 タックスリターン 」のお知らせ

テーマは 「 2022年度 タックスリターン 」

日時:2023年1月21日(土)午前10時~11時半

申し込みリンク: https://bit.ly/3W29QSe

お申し込みの締め切り:1月20日(金)

—————————–

毎年恒例のタックスシーズンがやってきます。

ご自身でされる方も、プロフェッショナルにお願いしている方も、基本の知識を持っていた方がいいですよね。今回もタックスの専門家でいらっしゃる坂巻さんにポイントを押さえた分かりやすい説明をしていただきます。是非この機会をお役立てください。

<内容>

•        2022年タックスリターンのための新たな更新情報

•        課税される所得とされない所得とは?

•        税額控除や節税のポイントなど

—————————–

お申込み・問い合わせ:kozue.ito@success.bc.ca / 236-880-3392 こずえまで

「笑いヨガ」で初笑い〜Ho、 Ho、Ha-ha-ha で笑顔磨き〜

今年は卯年。うさぎの様に誰からも愛される自分の魅力を引き出し、飛躍の年にしませんか?

長引くコロナ禍で、顔半分をマスクで覆った生活が続き、表情筋が硬くなっています。まずは、「笑いヨガ」で笑顔磨きです。

2023年最初の「笑いヨガ」は、当協会から皆様へのお年玉として、無料イベントと致しました。さぁ、このチャンスをラビッと掴んで、皆さんと笑顔の花を咲かせましょう!

詳細:

日時:2023 年 2 月 16 日(木)午後8時から午後9時
会場:Zoom

参加費:無料
申し込みリンク:https://forms.gle/DDmPftG253BLBu9EA
*お申し込みいただいた方に䛿、追って、参加方法をご案内いたします。

申し込み締め切り:2023 年 2 月 14 日(火)

お問い合わせ先:orangecafevancouver@gmail.com 
主催:日本語認知症サポート協会(Japanese Dementia Support Association)
http://www.japanesedementiasupport.com

メディアスポンサー:ふれいざー 、Oops!、ライフバンクーバー、日加トゥデイ

平和の希望 2~投稿千景~

エドサトウ

 雪が降る。無性に本が読みたくなる。読みかけの本を読みだせば新しい発見もある。外は寒くマイナス10度ぐらいで、とても散歩する気にもならない。昨日からの雪は、30センチも積もり、外はホワイトクリスマス。僕はラジオの音楽を聴きながら本を読み進めば、司馬さんの「アラベスク 井筒俊彦氏を悼む」についてのエッセイが出てくる。

 「井筒_国際的な一元的な世界ができるには、その中にようようの要素が入ってこなければならない。民族の場合には文化パターンというか、文化パラダイムが成立しているので、それぞれが衝突するのは当たり前で、ーーー(井筒氏は実験学者のように冷静なのである。)ーーー衝突を超えて、初めて本当の国際社会と言うものができるんじゃないか。そこに至る過渡期として、いま非常な危機を経てもいいんじゃないかなとおもうのです。」 

 それに対し司馬さんは「単に語法としての婉曲さでむしろ危機を経る。危機を経るべく人間はつくられているとおそろしいことを言いきっておられるようでもある。」と表現している。人の言葉の始まりは自分達の仲間の危機管理のシグナルではなかったのではと僕は思うのである。

 今、ウクライナの問題を考えるに、このロシアによる戦争は起こるべきして起こったと言えるいかもしれないが、しかし、文明とは自然と周りの国々に影響を与えてゆくものであると司馬さんが言っているのを見れば、今や日本文化は日本文明と言えるかもしれない。明治以後、近くは終戦以後の日本はアジアのモデルになったのではなかろうか?

 1970年ごろのシンガポールは、青少年の教育に力を入れて日本的な発展を目指していると言う話を聞いた記憶がある。

 日本の戦後の経済成長はドイツと並んで「奇跡」と言われたけれど、それはアジアの経済も押し上げて「貧困」という言葉がアジアで聞かれなくなったをみれば、日本は文明と言っても良いのでないかと思うのである。再び、過去の戦争のような悲惨な体験をアジアで繰り返してはならない。

 もう90歳を超えるIさんは青春時代を終戦前後に過ごされている。過日お会いした時に、ウクライナの戦争について、かっての日米の戦争のはじまったころとよく似ていると話されていたのが印象的であった。複雑な世界の中で国連の力をどう回復させるか?サミットは国連でするのが好ましいのかもしれない。

NAJC新移住者委員会から第5回カナダ移住者座談会のお知らせ

第5回カナダ移住者座談会

2023年1月12日(木)4:00PM PT/5:00PM MT/6:00PM CT/7:00 PM ET

第5回カナダ移住者座談会を開催します。

最初にジャムズネットカナダの傳法清さんから、カナダからの遠隔介護についてお話いただき、その後、鹿毛真理子さんから、異文化環境での結婚と子育てについてお話いただきます。

その後、3つのブレイクアウトルームに分かれ、①遠隔介護について②異文化環境での結婚、子育てについて、そして③人気の日系史セミナーの講師田中裕介さんとの日系史カフェというトピックでお好きなブレイクアウトルームでお話いただけます。

初めての方でもお気軽にご参加ください。このイベントは日本語で開催されます。

参加は無料ですが登録が必要です。

座談会のFacebookイベントはこちら。https://www.facebook.com/events/1535137643563941/

参加登録はこちらから。https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZIkc-mgqz8rGdc2j4LjewPzoltzUUdFAi4F

主催:NAJC新移住者特別委員会(JNIC・ジェイニック)

座談会に登録する

JNICのFacebookページができました!https://www.facebook.com/NAJCJNIC

ぜひフォローしてください。

海外日系人大会からのお知らせ

この度、先に公開いたしました日本語版に加え、英語版、スペイン語版、ポルトガル語版による第62回海外日系人大会の録画配信を当協会Youtubeチャンネルにて公開いたしました。

English

Day-1 https://youtu.be/qHMeC2KrqJQ
Day-2 https://youtu.be/d631TMj97GA

Portugues

Dia-1 https://youtu.be/B-mfec89kr8
Dia-2 https://youtu.be/hHpBEXDnvYM

Espanol

Dia-1 https://youtu.be/6tK5NmJOA6I
Dia-2 https://youtu.be/bWn1Oz__KZk

皆さまにご視聴いただけますと幸いです。

公益財団法人 海外日系人協会

今後JNICから次回の座談会やその他イベントなどのお知らせを受け取りたい方はこちらからご登録ください。

お問い合せ、コメントは、NAJC新移住者委員会(JNIC) までどうぞ。
jnic@najc.ca

主催:NAJC新移住者委員会 : Japanese New Immigrant Committee (JNIC)

北海道日本ハム・ファイターズ入団、山口アタル選手インタビュー

 バンクーバー出身の山口アタル選手が、日本のプロ野球チーム北海道日本ハム・ファイターズに育成選手として入団した。2022年11月には北海道で入団会見に臨み、ファイターズの一員としてスタート。バンクーバー出身日系人として初の快挙となった。

 入団会見のため日本へ出発する前日の2022年11月20日、バンクーバー市ナナイモパークで話を聞いた。

父と二人三脚でつかんだ入団のチャンス

 野球を始めたのは8歳の時。友だちに誘われたのがきっかけだった。特に得意なスポーツはなかったという。

 そんな時、父親に、「野球だったら努力すればプロになれるみたいな感じに言われて、じゃあがんばろう」ということで野球を始めた。

 所属チームは年齢とともに移った。そんな時でもいつも一緒に練習してくれたのは父だったと振り返る。

 ただ、「お父さんは(日本では)全然野球をやってなくて。高校の時は卓球部だったんです」と言う。しかし「ぼくが野球を真剣にやるって言った時に、いっぱい野球のことを勉強して」。大学に行くまで「ずっと一緒に練習してた感じです」と笑顔を見せた。

 日本のプロ野球チームに挑戦する時も父親からの全面的なサポートがあった。球団に送る自身のプロモーションビデオの制作、12球団へのEメール送信、日本での入団テストの準備、どの場面でも父の強力なサポートがあったと振り返った。

 日本ハム入団が決まった時、「お父さんはぼくよりビックリしてた」と笑う。「お父さんはいっぱいぼくのために、サクリファイスした(犠牲を払った)ので。本当に自分の力だけではここまで来れなかった。お父さんのおかげでここまでこれた、本当にお父さんには感謝しています」と何度も父への感謝の言葉を口にした。

自らをアピールして日本ハム入団のきっかけをつかむ

 高校まではバンクーバーで、大学ではテキサス州で野球をやっていた山口選手が日本ハムに入団したきっかけはなんだったのか?それは意外とシンプルな方法だった。

 自身のプロモーションビデオを制作し、それを日本のプロ野球12球団すべてにEメールで送ったと話した。「遠投したりとか、夏の試合の動画とかを2分ぐらいのコンパクトな動画にまとめて。それを全球団に2回送りました」。1回目は普通にメールしたが反応がなく、2回目はタイトルに「スカウトへ」と入れて送った。

 すると3球団から入団テスト参加の知らせが届いた。そこで日本へ。大学までは投手として活躍していたが入団テストは外野手として受けた。そこに特に違和感はなかったという。入団テストではいきなりホームランを打ってスカウトの注目を集めた。「普段から体作りはしていたので」と強打者としての経験はなくても前向きに入団テストに臨んだ。

 結果は日本ハムに育成選手として入団。入団の知らせはドラフト会議(2022年10月20日:日本時間)のテレビ中継だったという。「おばあちゃんの家でライブを見てて、名前が出たって感じだった」とびっくりしたと笑った。

 入団までを振り返り、「自分に運が味方してくれたかなって感じ」と笑ったが、挑戦することが大事だと感じたとも。「Eメールで(球団にビデオを)送るとかってノーコストだし、誰にでもできることだと思う。その結果がどうなるかは分からないけど、やってみることが大切」と、ポジティブな姿勢が野球の女神を引き寄せた。

野球への自身の姿勢は新庄ファイターズと共通点も

 日本ハムの印象は「ハイペースで、盗塁とか、ホームランとか、アメリカみたいな感じの野球が新庄監督のスタイルなのかなと。そしてやっぱりファンを盛り上げるような野球をする印象がありますね」。自分もそんな選手を目指している。「楽しませられる野球ができる、ファンが盛り上がるようなプレーができる選手になりたいです」

 日本ハム・ファイターズの新庄剛志監督は、大リーグでも経験があり、カナダ、アメリカでプレーしてきた自分には「合っていると思います」と言う。

 それにファイターズとは意外な縁もある。2012年リトルリーグ・ワールドシリーズにカナダ代表で出場した時、日本代表には現在日本ハムで活躍する清宮幸太郎選手がいた。直接対決はなかったが、「バッティグとか、ピッチングとか、ものすごかった印象があります」。その清宮選手とチームメイトになる。

 また子どもの頃からの憧れの選手は、現在は大リーグで活躍する元ファイターズのダルビッシュ有投手。

 自身が目指す野球スタイルといい、元ライバルといい、憧れの選手といい、ファイターズには縁があったようだ。

 とはいえ、まだスタートラインにも立っていない。これから育成選手としてプロの厳しい練習が待っている。ポジションも投手から外野手へと変更し、北米とは違った練習スタイルに臨んでいく。

 それでも本人はいたってポジティブ。入団テストまで外野ノックをほとんど練習したことがなかったが、なんとかうまく切り抜けたと笑った。「守備は練習すれば上手くなると思っている。足の速さとか、パワーとか、肩の強さはあるので、あとは育成でいっぱい練習して守備を上手くなりたいと思います」

バンクーバー朝日の選手とは今でも友だち

 バンクーバー朝日に在籍した経験がある。創設当初の2015年。ほかに所属していた野球チームとのスケジュールが合わず、1年だけの在籍だったが、朝日は「練習もしっかりしてて。日本から来たチームと試合をやった印象がすごく残ってて、めちゃくちゃ楽しかった」と笑顔が弾ける。

 今でも朝日の選手とはつながっていると話す。野球で上を目指したいという思いは同じ。情報交換もしている。中には日本で野球をやりたいという選手もいると聞いているという。「いつか同じ舞台に立てればうれしい」と話した。

期待を超える選手に

 何事にもポジティブな山口選手。北米からの育成選手として日本のプロ野球界に飛び込むことにそれほどの不安は感じていないと話す。違いこそが自分の強みだと感じている。文化的な違いなどは気にしていないと笑い飛ばす。

 流暢な日本語でコミュニケーションにも全く問題なさそうだ。ただ本人は「日本語が下手で、漢字があまり読めないこととかが不安ですけど」と笑う。日本のテレビ番組では「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」が大好きだそうで、その影響で「無礼な言葉使いをするのではないかとちょっと気にしてる」といいながらも、「そこは外国人ということで」とやっぱりポジティブ。

 周りを明るくするキャラクターで、新庄剛志監督の下、どんな選手へと成長していくのか、バンクーバーでも楽しみに見守っている。

 日系コミュニティには、「ファンのために期待を超えたいと思います。気持ちに応えたいと思います」とメッセージを贈った。

大学時代のユニフォームを着てインタビューに臨んでくれた山口アタル選手。2022年11月20日、バンクーバー市ナナイモパーク。Photo by Saito Koichi/JC Today
大学時代のユニフォームを着てインタビューに臨んでくれた山口アタル選手。2022年11月20日、バンクーバー市ナナイモパーク。Photo by Saito Koichi/JC Today

山口アタル(やまぐち・あたる)

1999年5月28日生まれ、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー出身
アメリカ・テキサス州テキサス大学タイラー校在学中に日本プロ野球入団テストに挑戦
2022年11月育成ドラフト3位で北海道日本ハム・ファイターズに入団
ポジション・外野手、背番号・127

北海道日本ハム・ファイターズ

日本のプロ野球チーム、パシフィック・リーグ所属
本拠地・北海道北広島市、球場はES CON FIELD HOKKAIDO
2022年より新庄剛志監督が率いる
大リーグで活躍するダルビッシュ有投手や大谷翔平選手も在籍していた

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