ホーム 著者 からの投稿 Keiko Nishikawa

Keiko Nishikawa

Keiko Nishikawa
1177 投稿 0 コメント

日系シニアズの新型コロナウィルス感染予防型アウトリーチプログラム

 新型コロナウィルスの蔓延に伴い中止していた本プログラムは、去年からZoomテレビ電話経由で再開しております。

 「イキイキ」、「食動楽(くいどうらく)」、「バーチャルエクササイズ」などの高齢者向けのアクティビティ・エクササイズプログラムになっています。「イキイキ」と「食動楽」は弁当配達も含まれます。

 参加者は主に日本人・日系カナダ人のお年寄りの方ですが興味のある方は誰でもご参加いただけます。

 プログラムの全ては「Japanese Canadian Survivors Health & Wellness Fund」の助成金により、今期の参加費が無料です。

 *プログラムに必要な消耗品については支給されますがインターネット及び通信機器類については個別にご準備が必要です。

参加費:無料
2022年1月~2022年3月 

【ZOOM使用に当たり必要な物】
・インターネット環境
・通信機器(PC/Mac/タブレット/ipad)
・通信用カメラ
・スピーカー
・マイク

いきいきプログラムのみ―お手伝いのご家族・介助者
アウトファイトプログラムのみー医師の参加同意書

【お申込みに必要な書類】
・申込書
・映像使用同意書

【お申込み・プログラム詳細】
日系シニアズヘルスケア協会
松雄ストーリー
Email:MStory@nikkeishc.com

アウトリーチプログラム。Photo by Nikkei Seniors Health Care and Housing Society
アウトリーチプログラム。Photo by Nikkei Seniors Health Care and Housing Society

「お国自慢 – I ❤️ MY HOMETOWN」 No.10 兵庫編

 ZOOMイベント「お国自慢 – I ❤️MY HOMETOWN」第10回のご案内です。今回は兵庫県ワシントン州事務所が兵庫県のプレゼンテーションを行います。UNESCO世界遺産である姫路城のバーチャルツアーと県内の人気スポットを紹介します。内容は主に英語で行われます。申込は無料です。

日時: 2022年3月25日(金)7:00pm-8:00pm PST (BC Time)

申込方法:
以下のリンクのクリック、又は画像のQRコードをスキャンしてください。
https://forms.gle/RBNCnXXaHHB1cyzT7

お問い合わせは「お国自慢 – I ❤️ MY HOMETOWN 実行委員会」bc.japan.event@gmail.com までお願いします。

——————————–
この記事の担当者:
「お国自慢 – I ❤️ MY HOMETOWN」
実行委員会 代表 渡辺 雅之 
Contact:   Mas Watanabe
cell (778)320-4533      
bc.japan.event@gmail.com (メールアドレスが変わりました)

今回は兵庫県ワシントン州事務所が兵庫県のプレゼンテーション。Photo by お国自慢 - I ❤️ MY HOMETOWN
今回は兵庫県ワシントン州事務所が兵庫県のプレゼンテーション。Photo by お国自慢 – I ❤️ MY HOMETOWN

日系プレース最新情報 2022年3月

ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市にある日系文化センター・博物館。
ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市にある日系文化センター・博物館。File photo

 日系プレースは日系文化センター・博物館、日系シニアズ・ヘルスケア&住宅協会および日系プレース基金で構成されています。

日系文化センター・博物館
ニュース

 ご来館の際、館内の表示に従い、同居されている方以外との距離を保ち、マスクをご着用いただきますようお願いいたします。体調が悪い場合はご自宅に留まり、オンラインにて是非「ご来館」ください。

 館内もしくはオンラインで開催されるプログラムの時間の詳細は、centre.nikkeiplace.orgにてご確認ください。

イベント

日系ガーデンファーマーズマーケット

 6月からスタートする日系ガーデンファーマーズマーケット。ベンダーに興味がある方は、event.nikkei@gmail.comまでご連絡ください。

https://centre.nikkeiplace.org/events/nikkei-farmers-market/

スプリングバザー |5月14日予定

日系センター補助委員会による人気のスプリングバザー。詳細は後ほどウェブサイトにてご確認ください。

SAFE | HOME 

 歴史あるバンクーバー朝日野球チームを通して、カナダのコンテンポラリーアーティスト、ケレン・ハタナカが今日のスポーツと社会の両方に関連する問題を表現します。

ギャラリー|2022年4月まで|
時間:火曜~土曜、午前10時~午後5時

3月のアーティスト、マルガリータ・ホブス

マルガリータ・ホブスによる作品の展示と販売。
ロビー|3月中

常設展「体験:1877年からの日系カナダ人」

2階入場無料

ミュージアムショップ

メンバー10%オフ!お買い物は直接日系センター、もしくはオンラインでお楽しみいただけます。お探しのものが見つからない場合にはご連絡ください。
jcnm@nikkeiplace.org
604.777.7000 ext.109 
https://nnmcc.square.site/

日系ブックストア

毎週火曜・木曜・金曜・土曜の午前11時から午後3時までオープン。本のドネーションはブックストアが開店している間にお持ちください。時間やドネーション受付に関して詳しくは、ウェブサイトにてご確認下さい。https://centre.nikkeiplace.org/japanese-book-store/

オンライン

ファミリーヒストリー個別相談

 日系博物館の専門家と一緒にあなたの家族の歴史をたどってみませんか。リサーチ及びアーカイブの専門家のリンダ・カワモト・リードが個別に直接お手伝いします。

https://centre.nikkeiplace.org/family-history-one-on-one/

チャールズ門田リサーチセンター 

 NIKKEIMUSEUM.ORGにて31,000点を超える所蔵物をご覧ください! リサーチセンターは安全対策を強化し、ご予約のみの受付です。

 研究調査についてのお問い合わせはリサーチ・アーキビストのリンダ・カワモト・リード lreid@nikkeiplace.org まで、寄贈に関するお問い合わせはコレクション・マネージャーのリサ・ウエダ luyeda@nikkeiplace.org までご連絡ください。

 戦後補償特別委員会からのご支援に感謝申し上げます。

ポッドキャストシリーズ—Sounds Japanese Canadian to Me

 隔週水曜日にリリースされる新しいエピソードをお楽しみください。日系センターのウェブサイトもしくは、アップルやグーグルのポッドキャスト、Spotify、Stitcherにてお聴きいただけます。

日系文化センター・博物館会員募集

 日系センターでは会員を随時募集しております。会員になるとミュージアムへの入場が無料になるほか、ミュージアムショップでの割引、特定のイベントやプログラムなどで割引特典があります。また会員は年次総会に出席することができます。

 詳しくはウェブページにてご確認ください。
 https://centre.nikkeiplace.org/support-us/membership/

 会費収入は施設の維持や感染防止対策、そして展示、イベント、プログラムなどを充実させるために使用されます。

 ニュース!会員特典として、11月は第一週の2日から6日までメンバー特別割引週間として、ミュージアムショップ内の商品が20%引きとなります。ぜひこの機会にご入会をご検討下さい。

日系文化センター・博物館をサポートする方法

  • メンバーになる。
  • 博物館ギフトショップとオンラインショップ https://nnmcc.square.siteでお買い物をする。
  • 毎月のご寄付にお申込みいただく。
  • オンラインプログラムに登録していただく。 

ご寄付に関する詳細は、日系プレース基金にお問い合わせ下さい:604-777-2122 又はgifts@nikkeiplace.org

日系文化センター・博物館 (NNMCC)
受付・ミュージアムショップ営業時間:
火曜~土曜 午前10時~午後5時
日曜~月曜 休館

オンタリオなどでワクチン接種証明の提示不要に

9/13に導入されたワクチンカード。©the Vancouver Shinpo
9月13日にBC州で導入されたワクチンカード。©the Vancouver Shinpo

 オンタリオ州で3月1日から、レストランやジム、映画館、ナイトクラブ、屋内でのスポーツ観戦などで、新型コロナワクチン接種証明の提示が不要となった。ただし、レストランや店舗などは、顧客やスタッフの安全確保のため、引き続き接種証明を利用することもできる。

 同州では2021年9月22日から、一部サービスの利用に、ワクチン接種証明の提示を義務化。その後のオミクロン株の感染拡大により、規制を強化して、QRコードが表示された証明の提示が必要となった。提示義務化当初は、QRコードなしのワクチン接種証明も有効としていた。

 今回の規制緩和は州政府が、オンタリオ州保健医官キーラン・ムーア博士に相談して決めたもので、オミクロン株感染のピークが過ぎたことを受けての対応。

 カナダの全ての州や準州で一時は提示が義務化されていたワクチン接種証明だが、2月から運用終了が進んでいる。

 カナダでいち早く接種証明の使用を終えたのはアルバータ州で、2月9日に提示が不要となった。続いてサスカチュワン州が2月14日、プリンスエドワード島州とニューブランズウィック州が2月28日で運用を撤廃した。

 ノバスコシア州では28日からレストランや映画館に行く場合などの際、接種証明の提示は不要となったが、デイキャンプのスタッフやボランティアには3月21日まで提示を求めている。

 マニトバ州はオンタリオ州と同じ3月1日から、公共の場所でのワクチン接種証明の提示が不要になった。ケベック州とニューファンドランド・ラブラドール州は3月14日、ユーコン準州は3月18日で提示義務を終了する予定。

合わせて読みたい関連記事

カナダから日本への帰国・入国者への制限、3日より追加で緩和

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 日本時間3月1日から大きく変更された、日本政府の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策。新型コロナウイルス感染症のワクチンを3回接種していれば、検疫所が確保する宿泊施設で3日間の待機は不要になったが、引き続き原則7日間の待機が必要となっていた。

 しかし、新たな措置が2日に発表され、カナダ全域は指定国・地域から解除された。さらに、バンクーバー新報の問い合わせに厚生労働省は、ワクチン接種証明があるワクチン3回接種者については帰国・入国後の「自宅等待機なし」となったと回答した。ただし、入国時の検査で陰性と判定されていることが条件となる。変更は3月3日から。

 一方、ワクチンを3回接種していない人は、原則、7日間の自宅などでの待機が求められる。ただし、入国後3日目以降に自主的に自費で受けた検査の陰性結果をMySOSで提出した場合には、その後の「自宅等待機」の継続は必要ない。

 3回目未接種者の入国後の公共交通機関の使用についても、入国後の待機のため「自宅等」まで移動する際は、公共交通機関の使用が可能となっている。入国時の検査(検体採取時)から24時間以内に移動が完了し、かつ自宅などまでの最短経路での移動に限る。

 入国後3日目以降に自主的に検査を受ける場合は公共交通機関を使うことはできない。

出発前の新型コロナ検査、鼻腔ぬぐい液追加へ

 現在、日本への入国の際に必要となっている、検疫所への「出国前72時間以内の検査証明書」の提示については、3月9日午前0時(日本時間)日本到着以降は、「鼻腔ぬぐい液(Nasal Swab)」についても有効な検体に追加されることになった。

 「出国前72時間以内の検査証明書」を提示しない場合は、9日以後も引き続き日本への上陸は認められない。

 3月3日現在、「鼻咽頭ぬぐい液」「唾液」「鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体」のみが有効な検体として認められている。

合わせて読みたい関連記事

日本大使館がフランス人鍛冶による堺刃物のウェビナーを開催

Photo by Embassy of Japan in Canada
C

Sakai Forged Knives

 在カナダ日本国大使館が、3月10日午後7時30分(東部標準時)から、大阪府堺市在住のフランス人鍛冶、エリック・シュバリエ(Eric Chevalier)さんによる堺の刃物ウェビナーを開催する。

 ウェビナーは英語で行われ、参加無料。シュバリエさんが弟子として技術を学ぶ、堺市の佐助からのライブ配信となる。

 堺刃物の歴史や伝統についての説明や佐助の平川康弘さんのデモンストレーション、質疑応答もあり、英語とフランス語での質問にシュバリエさんが答える予定。

 平川さんは鋏(はさみ)、包丁を作り始めて150年続く鍛冶屋、佐助の5代目の伝統工芸士 。佐助の前身にあたる住吉屋(鉄砲鍛冶)からは22代目となる。シュバリエさんは、2012年に和包丁とキッチンツールを取り扱うDeSakai(ドゥサカイ)を創設した。

 堺は日本の刃物3大産地のひとつ。特に、職人が一本ずつ手作りで仕上げる「打刃物」で名高く、プロの料理人用庖丁では国内シェア98%を誇るという。(堺観光コンベンション協会公式サイト)

DeSakai(ドゥサカイ)https://www.desakai.com/
佐助 http://www.sasuke-smith.com/

ウェビナー申し込み https://zoom.us/webinar/register/WN_8QvlmITFRBWXPcguk29e3Q

Photo by Embassy of Japan in Canada
Photo by Embassy of Japan in Canada

(取材 西川桂子)

合わせて読みたい関連記事

第87回「年間1億円の粗利を生んだ活動とは」

 先日、ワクワク系マーケティング実践会(このコラムでお伝えしている商売の理論と実践手法を実践する企業とビジネスパーソンの会)会員の、B2Bビジネスを営む方からご報告をいただいた。タイトルは「B2Bビジネスでワクワク系に取り組んだ4年半の振り返り」。文字通り、この4年半の取り組みと成果を振り返ったものだ。

 念のため説明しておくが、「B2Bビジネス」とは、Business to Businessの略で、法人から法人への企業間取引を主としているビジネスのこと。同社はある地方の町で、法人客への事務機器の販売・保守や、測量・設計機器の販売・保守などを行っている、年商20億ほどの会社だ。当会には、実はB2Bビジネスの方は少なくない。こうしてコラムで例に出すにはサービス業の現場事例が分かりやすく、それが目立ってしまうが、B2Bビジネスの会員企業は特に近年増加傾向にある。

 そんな同社の4年半の取り組みの主力は、「顧客のストック活動」。取引先との強固な関係を築き、固定的で安定的な顧客になってもらうための活動だ。ワクワク系を始める前は、社長いわく、「定期的に買ってくれているお客様が何社なのか、今期と先期比較で取引顧客数が増えたのか減ったのか、休眠客が何社なのか…そういう全体の分析も、特定もしていない会社でした」。そのような活動は何も行われていない状況だった。

 そんな彼がまず始めたのは、顧客にお礼状を送ることだった。とはいえ、「絆作りの重要性などなどを教わり、でもそれって実店舗を持った主に個人相手の商売だから当てはまる話だしなあ」と思っていた当時だったのだが、業績が低下する中、「法人客といってもウチのお客様は中小企業が大部分。決裁権者は社長や社長の奥様。これってお店に買い物にくる個人客と何ら変わらないんじゃ…と思い込むことにしました」。そうして地道にお礼状を続けながら、次いでワクワク系のセオリーに則ったニューズレターも発行。現在では約3000部を顧客らに郵送しているとのこと。

 もちろんそのコストは小さくない。「結構なカネが掛かっていますが、これは費用ではなくて、将来の売上・粗利を生み出す為の投資だと考えるようにしています」と彼も言うが、この言葉は単にそう努力しているという意味ではなく、この活動が4年半で、新たに粗利額にして年間約1億円を生むようになったデータ上の事実と確かな手ごたえから出たものだ。

 昨今、時代はますます不透明さを増している。このような時代には、顧客のストックは重要にして急務。そして始めるのが早ければ早いほど、早く果実を手にできる。さあ、今すぐ、あなたも。

 
小阪裕司(こさか・ゆうじ)
プロフィール 

 山口大学人文学部卒業。1992年「オラクルひと・しくみ研究所」を設立。
 
 人の「感性」と「行動」を軸としたビジネス理論と実践手法を研究・開発し、2000年からその実践企業の会「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰。現在全都道府県(一部海外)から約1500社が参加。

 2011年工学院大学大学院博士後期課程修了、博士(情報学)取得。学術研究と現場実践を合わせ持った独⾃の活動は、多⽅⾯から⾼い評価を得ている。 

 「⽇経MJ」(Nikkei Marketing Journal /⽇本経済新聞社発⾏)での540回を超える⼈気コラム『招客招福の法則』をはじめ、連載、執筆多数。著書は最新刊『「顧客消滅」時代のマーケティング』をはじめ、新書・⽂庫化・海外出版含め40冊。

 九州⼤学非常勤講師、⽇本感性⼯学会理事。

第120回 息子の料理

グランマのひとりごと

~グランマのひとりごと~

 なんだか淋しいなぁ。テレビを視て、その不理解力70%。不理解が70%で、理解出来るのは30%。友達に電話をかけても、難聴だから、どーも、うまくいかない。

 …かと言って、メイルを書くほどの事もない。とにかく、この淋しさを乗り越えねば!そう言いながら、何時の間にか、淋しさを乗りこえるためなのかなぁ? 「グランマのひとりごと」と「老婆のひとりごと」を楽しみながら、ずっと書いている。

 もう120回!になった。まったく知らない人から編集部宛てに読後感が届いた時は嬉しい。励まして下さる方も多い。

 それなのに、読み返す度にグランマは「淋しい」「淋しい」と書いている。最近はその「淋しい」がひどくなっているようだ。

 「難聴だからなぁ」

 それにインドの占い師が言った「インド歴で82~83歳が貴方の寿命」がどこかにひっかかっているのだろうかねぇ。

 昨夜、息子の仕事仲間が我が家に集まって夕食会があった。集まった若者たちとグランマは話が出来ない。問題は「英語?」

 いやいや「言葉の問題ではない」。「問題は聴力なのだ」。兎に角、難聴で、何回も聞き直す。それが、「遠慮」でやたらに人と話をせずに、只、ニコニコしている。それでも、人がいる場所に一緒に居るだけで楽しいのだ。

 来客があれば料理は息子がやる。後の掃除は私。何だか知らないけれど、材料費の高価さを思うと、出前の方が楽なのに…とグランマはつぶやく。でも頑張る息子。亡夫は生前、旧正月の前夜、必ず家族親戚の為に料理をした。大仕事だから、私が何か手伝おうとすると「触るな!」と言って触らせなかった。料理下手のグランマ。

 気が付くと、息子も同じような事をやっている。「触るな!」と昨晩、私に注意した。夫と息子は料理好き。作る料理は「中国料理」と完全な「洋食」と二人は違う。それに来客も違う。今はもう親族は近くにいないから、友達が来る。だけどねぇ、なんでそんなにこの二人、料理にこだわるの? その念入りさと、こだわり、見事にこの親子二人が同じなのだ。

 忘れられないのは戦時中、そして、戦後の食糧難。あれから、75年。当時、疎開先で近所の子どもに会えば、必ず「何食べてるだぁ?」と手に持っている袋をみせられる。「うーん。豆ッかすだぁ」と答える。そして、遊び始める。

 子供達のおやつは毎日「豆っかす」だった。大豆の絞りかす、それを干して、炒ったものが、毎日のおやつだった。食べ物はそれぞれが「生きられるだけ、食べればいい」のだと、身体がならされてしまったのだろうか? それも悲しいねぇ。

 そして、今、美味しいものを好きなだけ、好きなように食べられる幸せな世の中だ。

 昨夜のご来客。集まった人達の出身国、日本人がグランマを含めて5人いた。と言っても、カナダ生まれの息子の様な人もいる。

 殆ど全員、異なる国から来ていた。正に、グランマがつぶやく。「ああ、これがカナダ」。皆が仲良くて、そこには人種差別なんて全くない、共に働き共に楽しんでいるようだ。

 さっきテレビでミャンマーの軍事クーデターから一年、国民の貧困と現状、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明した。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆。続けて、ウクライナ、ロシヤ軍の動きも報道されていた。

 更に今度はもうCOVIVD-19じゃない、オミクロンの情報。

 ああ、明日はないと思って、今日一日を生きる、そして、明日があると思って、夜はゆっくり寝るかぁー。

 4セットの補聴器を手に取って、グランマ言った。放った言葉は、自分が一番聞いている、「淋しくなんかない」ぞぅ。

 許 澄子

シカからヒトへのコロナ感染初確認か

シカからヒトに新型コロナウイルスが感染したかもしれないという。©The Vancouver Shinpo
シカからヒトに新型コロナウイルスが感染したかもしれないという。©The Vancouver Shinpo

 カナダの研究者グループが、オンタリオ州でシカ(オジロジカ)からヒトへの新型コロナウイルス感染を確認したと2月25日、bioRxivに発表した。bioRxivはプレプリント用サーバーで、この研究結果の正式な査読はまだ終了していない。

 論文によると、研究者らは2021年秋にオンタリオ州南西部と東部でハンターが捕らえたシカ298頭を調べた。そのうち17頭が新型コロナに感染していたという。17頭は全てオンタリオ州南西部のシカだった。

 さらに同じ地域で同じ時期に、ヒトがこれらのシカと似通った系統のウイルスに感染していたことが確認されたという。研究者らはシカからヒトへのコロナ感染があった可能性が極めて高いとしている。このヒトはシカとの接触があったことも分かっている。

 野生のオジロジカの新型コロナウイルス感染については、これまでにアメリカ北東部とカナダ中央部で確認されている。ただし、シカとシカとの間での感染だった。

 カナダ保健省では、動物からヒトへの新型コロナ感染は極めて稀としながらも、狩猟をする人に対して、獲物の解体の際にはゴム手袋、フェイスシールドやゴーグルなどを着用すること、衛生に細心の注意を払うこと、ペットや狩猟犬を獲物には近づけないなどを勧めている。

 北米の野生動物では、オジロシカ以外にはミンクとクーガーがコロナに感染することが分かっている。

合わせて読みたい関連記事

ロシア航空会社、カナダ領空飛行禁止に違反

バンクーバー空港に到着する飛行機。©The Vancouver Shinpo
バンクーバー空港に到着する飛行機。©The Vancouver Shinpo

 カナダ政府は2月27日、ロシアの航空機が領空を通過したり、離着陸することを禁止したが、アエロフロート111便がその措置に違反したと、カナダ運輸省がツイッターで明らかにした。

 ロシア航空機に対するカナダ領空飛行禁止は、ウクライナに軍事侵攻を行ったロシアへの制裁の一環。しかし、飛行を禁止されているにもかかわらず、マイアミ発モスクワ行きの同便が27日午後、カナダ上空に侵入した。

 事態を受けてカナダ運輸省は、航空管制を行う独立機関のNAV CANADAに調査を依頼。さらに今後、同様の違反が行われないよう適切な対応を行うとしている。

 28日には、NAV CANADAが経緯について声明を発表した。パイロットは侵入を禁止されていたことを知っていたが、「人道的フライト」を理由にカナダ領空通過をリクエストしたという。通常の状況において、NAV CANADAには人道的フライトや医療上の緊急事態とする航空機が領空に入ることを拒否する権限はない。

 声明はアエロフロート111便に続き、ロシアのほかの航空機2機が同様に「人道的」理由で領空に入ることを要請してきたことも明らかにしている。この2機に対してはNAV CANADAは通過を拒否した。禁止措置を守らなかったことについて、調査を行ったり、ペナルティを科す、あるいは制裁を加えることができるのはカナダ運輸省のみという。

 ロシアの航空機の領空飛行については、欧州連合(EU)も27日、EU全空域を閉鎖して、飛行を禁じた。また、アメリカも3月2日午後9時(東部標準時)から領空飛行を禁止する。一方、日本政府は禁止に慎重な姿勢を見せている。

合わせて読みたい関連記事

カナダから日本への帰国・入国者への制限緩和

厚生労働省「入国後の自宅等待機期間の変更等について」のスクリーンショット。Photo from Ministry of Health, Labour and Welfare website
厚生労働省「入国後の自宅等待機期間の変更等について」のスクリーンショット。Photo from Ministry of Health, Labour and Welfare website

 日本における新型コロナウイルス感染症に関する水際対策が見直しとなり、日本時間3月1日から大きく変更された。

 今回の見直しにより、現在、政府指定宿泊施設での3日間待機の対象国となっているカナダ全域からの帰国者、入国者で、ワクチン3回目追加接種者については、原則7日間、自宅などでの待機を行った上で、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の「自宅等待機」の継続は不要になった。

 一方、新型コロナウイルス感染症のワクチンを3回接種していない人は、検疫所が確保する宿泊施設で3日間の待機が必要となる。3日目に宿泊施設で受けた検査の結果が陰性であれば、退所後の自宅などでの待機は不要。

 さらに、入国後の公共交通機関の使用についても、入国後の待機のため「自宅等」まで移動する際は、公共交通機関の使用が可能となる。ただし、入国時の検査(検体採取時)から24時間以内に移動が完了し、かつ自宅などまでの最短経路での移動に限る。

 3月1日まではカナダ全域からの全ての入国者および帰国者については、検疫所長の指定する場所で3日間待機して、入国後3日目に改めて検査を受け、陰性の場合は入国後7日間の残りの期間について自宅などで待機することになっていた。

3月1日からの宿泊施設での3日間待機の対象国

アラブ首長国連邦、アルバニア、イスラエル、イタリア、イラク、イラン、インド全土、インドネシア、ウズベキスタン、英国、エジプト、オマーン、カナダ全土、韓国、カンボジア、サウジアラビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スリランカ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ネパール、ノルウェー、パキスタン、バングラデシュ、ブラジル(サンパウロ州、パラナ州)、フランス、ペルー、ミャンマー、メキシコ、モルディブ、モンゴル、ヨルダン、レバノン、ロシア全土。

 一方、指定国・地域以外から帰国、入国する人で、ワクチンを3回接種していない人は、原則7日間の自宅などでの待機が必要。しかし、入国後3日目以降に自主検査を受け、陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出て確認が完了した場合は、その後の自宅などでの待機の継続は求められない。

 指定国・地域以外から帰国、入国する人で、ワクチンを3回接種していることが確認できる証明書を保持している人は、入国後の「自宅等待機」は不要。

合わせて読みたい関連記事

バンクーバーでもロシアのウクライナ侵攻抗議集会に数千人

今は2022年だ、プーチン、恥を知れ!戦争反対!のプラカードを掲げた人。©The Vancouver Shinpo
今は2022年だ、プーチン、恥を知れ!戦争反対!のプラカードを掲げた人。©The Vancouver Shinpo

 バンクーバーダウンタウンのバンクーバー・アートギャラリー前広場で、2月26日、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する集会が行われた。

 フェイスブックなどで参加の呼びかけが行われた集会には、ウクライナ系の移民を中心にロシアに抗議する人ら数千人が集まった。主催者側はフェイスブックのイベントページで、約1200人が参加したことを明らかにしている。

 一部の参加者らは、青と黄色のウクライナ国旗や抗議のプラカードを掲げていた。恥を知れとばかりに「Shame on Russia」と叫ぶ人らも見られたほか、国際決済ネットワーク、SWIFTからロシアを排除してほしいと訴える参加者もいた。

 ウクライナ出身の男性はバンクーバー新報に「北大西洋条約機構(NATO)からのもっと積極的な支援を期待しています」と語った。「ウクライナの次は加盟諸国を襲うと考えられます。彼らにとっても人ごとではありません」という。

NATOの支援を求める人らもいた。©The Vancouver Shinpo
NATOの支援を求める人らもいた。©The Vancouver Shinpo

 集会には戦争反対を唱えるロシア系移民も参加していた。「知人の中には共産主義の復活を求める人もいて、中国や北朝鮮に手を組もうとSNSで呼びかけています。恐ろしいです」と述べた。

 ジャスティン・トルドー首相は24日、ツイッターに「ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話で話をして、ウクライナへの連携と支援を表明した」と投稿。カナダは、ロシア機に対してカナダ領空の通過を禁止した。

 カナダ政府が2006年に行った国勢調査によると、メトロバンクーバーに暮らすウクライナ系移民は84,640人だった。州別ではオンタリオで33万6,355人、アルバータ33万2,180人、ブリティッシュ・コロンビア19万7,265人、マニトバ16万7,175人など。人口全体に対する割合ではマニトバで15%、サスカチュワン13%がウクライナ系という。

ウクライナ国旗やプーチンを止めろ、戦争を止めろのメッセージが置かれてあった。©The Vancouvder Shinpo
ウクライナ国旗やプーチンを止めろ、戦争を止めろのメッセージが置かれてあった。©The Vancouvder Shinpo
ロシアに抗議するウクライナ系移民ら数千人が集まった。©The Vancouver Shinpo
ロシアに抗議するウクライナ系移民ら数千人が集まった。©The Vancouver Shinpo

合わせて読みたい関連記事

Today’s セレクト

最新ニュース