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バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ「春を告げるスプリング・コンサート」

VMO Spring Concert
VMO Spring Concert

 バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ(VMO)が春節の2月11日にコンサートを開催する。

 第21回を迎えた今シーズンのVMO。今回はピアニストにSunny Zhang氏を迎え、セルゲイ・ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30(Rachmaninoff: Piano Concerto No. 3 in D minor, Op. 30)を演奏する。19歳のZhang氏だが、これまでニューヨークのカーネギーホールをはじめさまざまな会場で演奏してきた経歴を持つ。

 ソロバイオリニストとして参加するのは11歳のLin Tokuraさん。3歳の時に東京でバイオリンを始め、その後シアトルに移る。Seattle Chamber Music Society Academyによるシアトルで最も才能のある若手音楽家33人の一人に選ばれている。

 指揮はKen Hsieh氏。

VMO Concert “Mi Alam Por Amor”

日時:2月11日(日)2:00pm(1:00pm 開場)
会場:Orpheum Theatre(601 Smithe Street, Vancouver)
ウェブサイト(チケット):https://vmocanada.com/21st-season-spring-concert/

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BC州政府、新たな留学生保護政策を発表

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は1月29日、州内の留学生を守るための新しい方策を発表した。その一環として、留学生を受け入れる高等教育機関の新規認可を2026年2月まで2年間停止する。

 セリーナ・ロビンソン高等教育兼職業教育担当大臣は声明で、BC州に来た留学生が搾取されたり利用されたりするケースがあまりにも多いと懸念を示した。今回の措置については、教育機関により厳しい条件をつけ留学生の保護を強化すること、留学生によりよい教育を提供することで才能ある学生たちをBC州に迎え経済発展に寄与してもらうことが目的だとしている。

 このほかにも州政府は、「民間の高等教育機関により頻繁に立ち入り調査を行う」「民間の学位プログラムの認可基準を上げる」「学生の語学力の最低基準を新たに設ける」「授業料を透明化する」などの施策を発表した。

 BC州では現在約545,000人が高等教育を受けている。そのうち175,000人が約150カ国から来た留学生で、約82,000人が公立の教育機関、94,000人が民間の教育機関で学んでいる。

(記事 編集部)

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BC州高等教育大臣の中東問題不適切発言に非難殺到

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のセリーナ・ロビンソン高等教育兼職業教育担当大臣に対し、パレスチナ問題について不適切な発言をしたとして辞任を要求する声が上がっている。

 ロビンソン大臣は1月30日、ユダヤ人団体主催のパネルディスカッションでイスラエルは「なにもない不毛な土地」に造られたと発言。「そこには数十万人がいたが、ただそれだけで、その土地は経済を生み出さなかった。何も育てられず、何もなかった」と話した。

 この発言に専門家や政治家からイスラエル建国前から居住していたパレスチナ人やイスラム教徒、キリスト教徒の人々を否定していると非難が殺到。ロビンソン大臣は、後にX(旧ツイッター)で謝罪したが、デイビッド・イービー州首相は大臣の発言に「失望した」と語った。

 これ以外にも大臣はランガラカレッジの教員辞職事件に介入したとして非難を浴びている。昨年10月、元教員のナタリー・ナイト氏が校外のデモに参加してハマスのイスラエル襲撃を賞賛したとして解雇されたが、その後カレッジの独自調査を経て復職。しかし大臣がランガラカレッジのスタッフに会ってナイト氏の復帰に懸念を表明したと投稿直後にナイト氏は再び解雇された。大臣は自身の行動とカレッジのナイト氏解雇は直接関係がないと釈明している。

(記事 編集部)

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バンクーバー公共交通機関のスト回避、組合とCMBCが勧告受け入れ 

メトロバンクーバーを走るバス。File Photo by Japan Canada Today
メトロバンクーバーを走るバス。File Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーのコーストマウンテン・バス・カンパニー(CMBC)と労働組合CUPE45との労使交渉が合意する見込みとなった。両者は2月1日、特別調停人ヴィンス・レディ氏の勧告を受け入れると発表した。これを受けて2月2日から72時間実施の可能性が予告されていた公共交通機関のストライキは回避されることになった。

 CUPE4500はバスのスーパーバイザーなど180人を代表する組合。今回のレディ氏の勧告に対し、重要な問題に取り組むための大きなステップだと評価している。一方CMBCは勧告受け入れの背景として、公共交通機関の運行停止によって人々や経済に著しい困難を強いることを懸念したと説明している。

 両者の交渉は賃上げを巡って対立し、組合側は1月6日から超過勤務禁止を実施した。さらに1月22日には48時間のストライキを決行。バスとシーバス(海上交通)が全便運休となった。事態を重く見た州政府はレディ氏を特別調停人として指名。組合は2月2日までに合意に至らなければ再度ストライキを実施すると予告。スカイトレインも運休する可能性があったため公共交通機関の全面停止が危惧されていた。

(記事 編集部)

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BC州、学校内での携帯電話使用を制限へ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のデイビッド・イービー州首相は1月26日、今後学校での携帯電話の使用を制限すると発表した。

 州首相は自身の9歳の子どもを引き合いに、小学校では休み時間や昼休みに児童たちが携帯電話の前に集まっていると指摘。子どもたちがどんなコンテンツを見ているのか、学校には監視するシステムがないと話す。

 こうした現状への対策として、州政府は「学校での携帯電話使用制限」「インターネット上の個人的な画像削除や犯罪者の追求ができるサービスの導入」「利用者に危害を及ぼしたSNS運営会社に対し責任を問えるよう法制化する」の3項を発表した。これらの対策は、頻繁な携帯電話利用は、若年層にネット上でのいじめやセクストーション(性的脅迫)などの深刻な危険をもたらすというリサーチ結果に基づいている。

 今年9月から各学校は携帯電話利用に関する新しいスクールポリシーを定めることが求められる。また児童生徒たちには、ネット犯罪から身を守る知識やツールについて学ぶ機会をより多く与えるとしている。

 BC州外ではケベック州がこの冬休み明けから同様の措置を実施している。

(記事 編集部)

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BC北部でヘリスキーのヘリが衝突、3人死亡、1人重体

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州北部で、1月22日午後4時頃、ヘリスキーのヘリコプターが山に衝突し、乗っていた4人のうち3人が死亡し、1人が重体となる事故が起きた。

 ヘリスキーを主催していたNorthern Escape Heli-Skiingのジョン・フォレスト社長によると、現場はテラス市から北に約30キロ離れた標高2,000メートルのエリアで、事故は山頂付近で起きたという。現時点では事故の原因については分かっていない。同社は現在、営業を停止している。

 BC Emergency Health Servicesによると、事故発生を受けて救急ヘリ3台と救急車5台が出動。Northern Escape Heli-Skiing所有の2台を含むヘリコプター3台が事故現場から4人を救急サービスへと搬送した。4人はテラス市の病院に運ばれたが、より高度な治療を受けるため別の病院に移された。テラス市はバンクーバーから北に約700キロ離れた太平洋沿岸に近い小さな都市。

 死亡者のうち2人はイタリアからの旅行者だったと複数のメディアが報じた。SNS上では、イタリアのアントニオ・タジャニ副首相兼外務大臣が追悼の意を述べている。

(記事 編集部)

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2023年のBC州内の違法薬物死、過去最悪に

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 BC検死局は1月24日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の違法薬物死についてデータを発表、2023年は過去最悪となる2,511人が死亡したと報告した。リサ・ラポンテ検死局長は1日あたり7人が死亡したことになると述べた。

 発表された予備データによると、昨年11月は220人、12月には219人が死亡、1日に7.2人死亡したことになるとしている。通年では、過去最高だった2022年の2,383人に比べ5%の増加となった。

 2023年の死亡者のうち、70%は30歳から59歳で、77%が男性。また80%が室内で死亡し、車内を含む屋外での死亡は19%だったという。地域別では、ダウンタウンイーストサイドを含むバンクーバー-センターノース・ローカルヘルス区域が州平均の12倍という多さだった。検視局によると、検査では85%以上で違法フェンタニルが検出されたとして死因の最大要因としている。10歳から50歳までの死因の1位が違法薬物で、殺人、自殺、事故、病気での死亡者数の合計より多くなっていると報告している。

 BC州は2016年4月に「公衆衛生上の緊急事態」を宣言。しかしそれ以降も少なくとも13,794人が違法薬物によって死亡している。

 ラポンテ局長は、これらの死は汚染された違法薬物が引き起こしたものであって、薬物の非犯罪化や安全に供給された薬物によるものではないと強調。薬物所有の非犯罪化などの試みが政治化されてる現状を痛烈に批判した。

(記事 編集部)

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メトロバンクーバーのバス・シーバス、24日朝から通常運行へ

ストライキの影響で閉鎖されたウォーターフロント・ステーションのシーバス入り口。2024年1月22日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
ストライキの影響で閉鎖されたウォーターフロント・ステーションのシーバス入り口。2024年1月22日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 労働組合ストライキの影響で22日、23日と全便運休していたメトロバンクーバーのバス・シーバスは24日早朝から通常運行に戻る。23日のトランスリンクの発表によると、24日午前3時30分でストライキは終了し、午前5時から通常運行に戻るという。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンクの子会社コーストマウンテン・バス・カンパニー(CMBC)と労使交渉をしていた労働組合CUPE4500は条件で合意に至らなかったとして、22日朝からストライキを決行。その影響でバスとシーバス(海上交通機関)が全便運休している。

 CUPE4500にはスーパーバイザー、エンジニア、メンテナンスやコミュニケーションを担当する180人を含む。

 運行状況はトランスリンクのホームページ、もしくはSNSで確認できる。https://www.translink.ca/

(記事 編集部)

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バンクーバーでストライキ、バス・シーバスが完全運行停止で利用できず

ストライキの影響で閉鎖されたウォーターフロント・ステーションのシーバス入り口。2024年1月22日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
ストライキの影響で閉鎖されたウォーターフロント・ステーションのシーバス入り口。2024年1月22日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーの公共交通機関がストライキの影響で1月22日朝から利用できず、通勤通学を直撃した。

 メトロバンクーバーの公共交通機関会社コーストマウンテン・バス・カンパニー(CMBC)と労使交渉をしていた労働組合CUPE4500は条件で合意に至らなかったとして、今月18日に告知していた通り22日朝からストライキを決行。その影響で、バスとシーバス(海上交通機関)が全便運休している。

 ストライキの期間は現在のところ22日午前3時から48時間と発表されている。

 利用できない交通機関は現時点ではバスとシーバスのみで、CMBCの親会社トランスリンクによると、スカイトレイン、ウエストコースト・エキスプレス、HandyDART、ウエストバンクーバー・ブルーバス、ボーエンアイランド・コミュニティシャトル、ラングレーコミュニティシャトルは影響なく通常運行としている。

 トランスリンクCEOケビン・クイン氏は22日に声明を発表。トランスリンクはこの先10年間で46億ドルの赤字となる見通しで、今はその他の労働組合よりはるかに高い賃金上昇率を要求する時ではないと語っている。トランスリンクによるとバス・シーバスの利用者は1日約30万人。

 両者は1月20日より交渉を再開したが合意に至らなかったと発表している。

 現在の運行状況はトランスリンクのホームページ、もしくはSNSで確認できる。https://www.translink.ca/

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「ペットは家族の一員」BC州家族法改正でペットの処遇が改善される

部屋でくつろぐKhaleesi。Photo by Japan Canada Today
部屋でくつろぐKhaleesi。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、1月15日に改正された家族法が施行され、離婚や別居の際のペットの処遇が変わった。

 ペットはこれまで資産としての扱いだったが、今回の改正でコンパニオン・アニマルの項目が設けられた。いわゆる「ペットの親権」に対し、考慮しなければならない要素として「夫婦やカップルそれぞれの、動物の世話に対する意思や能力」「子どもと動物との関係」「家庭内暴力や動物虐待の危険性の有無」などが明記された。州政府は声明で今回の変更は州民の声に基づくものだと述べている。

 BC州の動物を専門とする弁護士V・ビクトリア・シュロフ氏は、今回の改正で、「ペットは家族の一員としてみなされるようになる」と話す。シュロフ氏によると、ペットと家族のきずなを考慮したこうした法改正はカナダでは初めてで、国内に同様の動きが広まることに期待を寄せているという。

 一方で政府は、夫婦やカップルが「ペットの親権」ついて自分たちで合意することを推奨しており、その場合は共同のオーナーシップなどの選択肢も含まれる。裁判所に持ち込まれた場合には、裁判所は一方にのみオーナーシップが与えることができる。コンパニオン・アニマルには、介助犬や盲導犬、農業用家畜は含まれない。

(記事 編集部)

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メトロバンクーバー、組合のストでバスとシーバスが2日間の運行停止の可能性

メトロバンクーバーを走るバス。File Photo by Japan Canada Today
メトロバンクーバーを走るバス。File Photo by Japan Canada Today

 バンクーバーのバスとシーバスが1月22日より2日間、運行停止になる可能性がでてきた。

 ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーの公共交通機関会社コーストマウンテン・バス・カンパニー(CMBC)と労使交渉をしている労働組合CUPE4500は1月18日、労使交渉で合意に至らなければ、22日午前3時より48時間、全ての職務に従事しないと述べた。CUPE4500はスーパーバイザー、エンジニア、メンテナンスやコミュニケーションを担当する180人を含む。このストライキが実施されればメトロバンクーバーのバスとシーバスの運行が全て停止する。

 CMBCはメトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンク社の子会社で、従業員約6,000人のほとんどがバスの運転手。組合側の代表リアム・オニール氏は「新しい労働協約案へのCMBCからの返答を1カ月以上も待っている」とし、利用者の不便を懸念しつつ、同社が協議に戻らなければストライキを強化せざるを得ないとしている。組合側はすでにストライキの第1段階として1月6日に超過勤務を禁止したが、同社のサービスに直接的な影響は出ていない。

 これに対しCMBCの社長兼ゼネラル・マネージャーのマイケル・マクダニエル氏は、組合側が3年に渡って25%の賃上げを要求していることを明かした。組合の要求通りに引き上げると、例えば、トランジット・スーパーバイザーで現在年間92,415ドルが115,477ドル(25%増)に、メカニック・スーパーバイザーだと113,799ドルが141,606ドル(24.5%増)になると公表。非現実的な要求だと語っている。

(記事 編集部)

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バンクーバーが記録的な大雪で交通網に乱れ、学校は2日連続で休校に

バンクーバーダウンタウンを襲った大雪で立ち往生するバス。2024年1月17日。Photo by Koichi Saito
バンクーバーダウンタウンを襲った大雪で立ち往生するバス。2024年1月17日。Photo by Koichi Saito

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南西部が大雪に見舞われ、冬でも温暖な気候が特徴のバンクーバーが一面の銀世界に包まれた。カナダ環境省によると、1月17日午後4時時点で、バンクーバー国際空港で28センチ、メトロバンクーバー近郊チリワックで39センチの積雪があった。

 メトロバンクーバー内では、車両の横滑りや立ち往生、道路閉鎖などトラブルが相次いだ。アボツフォード市では、スピンした車の運転手が車を降りて歩いているところを除雪車にはねられて死亡するという事故も起きた。

 公共交通網にも乱れが生じた。メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンクは、18メートルの通常車両から降雪により強い12メートル車両に変更するなどして対応したが、運転本数の減少や運休が発生した。スカイトレインは、運転本数がやや減少しただけにとどまり、シーバス(海上交通システム)やウエストコースト・エクスプレスは通常運行となった。

 またバンクーバー国際空港発着便やBCフェリーの運航も遅延やキャンセルが生じた。カナダポストは17日の郵便配達を中止したが18日には再開した。

 17日、18日は、メトロバンクーバーとフレーザーバレー地域の全学区で休校となった。ブリティッシュコロンビア大学、サイモンフレーザー大学などの高等教育機関も、ほとんどが2日連続で休校措置を取った。

白銀の世界となったバンクーバーダウンタウンのロブソン通りを歩く市民。2024年1月17日。Photo by Koichi Saito
白銀の世界となったバンクーバーダウンタウンのロブソン通りを歩く市民。2024年1月17日。Photo by Koichi Saito
動画 斉藤光一

(記事 編集部)

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