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The 36th Annual BC Japanese Speech Contest is accepting applications

第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会
第35回BC州日本語弁論大会。参加者全員と審査員など関係者で記念撮影。2023年3月4日、UBCアジアンセンター。写真提供:BC州日本語弁論大会実行委員会

The 36th Annual British Columbia Japanese Speech Contest is now accepting applications.

The contest is open to British Columbia and Yukon residents studying Japanese.

Register now and send in your speech script by 5 pm on February 9th. Don’t miss this opportunity to showcase your Japanese language skills!

For more details and registration: https://bcspeechcontest.blogspot.com/2023/11/36th-bc-japanese-contest-accepting.html

The 36th Annual British Columbia Japanese Speech Contest

Date: March 2, 2024
Location: Asian Centre, University of British Columbia
High School: 10 am-12 pm, University/Open: 1-5:30 pm

2024_BC-Japanese-Speech-Contest-Guidelines_compressed

(Text by Staff)

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BC州政府が暴風雨への注意を呼びかけ

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は、カナダ環境・気候変動省(ECCC)がBC州西海岸で週末から12月7日にかけて風雨が強まる可能性があると発表したとして注意を呼び掛け、特に川の氾濫に注意喚起している。

 対象となっているのは、バンクーバーアイランド南部、ハウサウンド、メトロバンクーバー、フレーザーバレー、コーストマウンテン地域で、特に12月4日から6日にかけて非常に激しい雨が降ると予想されている。

 BC州南西岸地域では毎年秋から冬にかけて暴風雨が発生する。今シーズンも例外ではなく、政府は州民に暴風雨への備えをするよう促している。

 各世帯でできることとしては、住宅を守る備え、緊急用キットの準備、暴風雨時は運転を控えるなどの運転時の安全確保、がけ崩れへの注意、近隣住民とのつながり、居住地域の地方自治体の緊急対応計画について学ぶなど、身の安全を確保するための予防策を講じるよう呼び掛けている。

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今年もトナカイバスでバンクーバーにクリスマス

2023年トランスリンク・サンタバス運行開始。Photo courtesy of Translink
2023年トランスリンク・サンタバス運行開始。Photo courtesy of Translink

 毎年クリスマスに登場するトランスリンク恒例トナカイバスが今年も11月28日から運行している。街中を走る人気のトナカイバスは、おもちゃを集めて必要としている家庭に届けるToys for Totsプログラムの一環。今年で38年目を迎える。

 募金には、トランスリンク、コーストマウンテン・バスカンパニー、スカイトレイン、トランジットポリス、ウエストコーストエクスプレスのスタッフも参加、市民からも寄付を募っている。

 寄付は、未包装のおもちゃ、もしくは現金を、ウォーターフロント・ステーションにあるトランスリンク・カスタマーサービスセンター、コマーシャル・ブロードウェイのスカイトレイン・カスタマー・アシスタンスセンター、もしくは、ノースバンクーバー市のロンズデールキー・バスターミナルで受け付けている。

 おもちゃは12月15日にLower Mainland Christmas Bureauに届けられる。現金での寄付は12月24日までウォーターフロント・カスタマーセンター内に募金箱が設置されている。

 また、ウエストコーストエキスプレス・サンタトレインも12月9日と16日に運行。その日の午前中に、未包装の新品のおもちゃまたは現金の寄付と引き換えにCompass DayPassを受け取れ、家族で無料で列車に乗ることができる。サンタトレインの詳しい運行スケジュールはこちらから。

トランスリンク・ウェブサイト: https://translinkstore.ca/

(記事 編集部)

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自殺した12歳少年、原因をオンライン上のセクストーションと特定

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州プリンス・ジョージ市で12歳の少年が自殺した事件に関して、プリンス・ジョージRCMP(連邦警察)は子どもたちをめぐる「セクストーション」の危険性を訴えている

 セクストーションは、SNSなどを通して相手の性的な画像などを入手し、それをネット上で公開するなどと脅迫する行為。被害者少年は10月12日に自殺したが、警察はその原因をセクストーションと断定した。現在、容疑者の特定を急いでいるが、このような犯罪の捜査は時間がかかるうえに捜査範囲がBC州外に及ぶ可能性もあるという。

 警察は親やケアギバーに対し、子どもにオンラインの危険性をきちんと話すよう促しており、特に子どもが他人とチャットで会話している場合は注意するよう警告している。セクストーションは毎年増加傾向にあり、標的となるのは主に13歳〜18歳のティーンエージャー。プリンス・ジョージRCMPでは、今年に入って62件が報告され、昨年の56件よりも増加していると報告している。

 もし被害を受けた場合は、加害者とのコミュニケーションをすべて絶ち、アカウントを削除すること。そして警察に電話するか、NeedHelpNow.ca または Cybertip.caにアクセスし、助けを求めるよう呼びかけている。

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カンタロープが原因とみられるサルモネラ菌で1人死亡、新たにリコール商品を追加

Photo from the Canadian Food Inspection Agency website
Photo from the Canadian Food Inspection Agency website

 カナダ食品衛生庁は11月24日、サルモネラ菌に汚染されている可能性があるとしてカンタロープのリコール情報を更新した。Malichitaブランドに加え、Rubyブランドを追加。注意を促している。

 対象となるのは、10月10日から11月24日までに販売されたRubyブランドと14日に発表した10月11日から11月14日までのMalichitaブランドのカンタロープ。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州をはじめ、アルバータ、オンタリオ、ケベック、ノバスコシア、ニューブランスウィック、プリンスエドワード島、ニューファンドランド&ラブラドール、マニトバ州で販売されているほか、その他の州でも販売されている可能性があるとしている。

 またカナダ公衆衛生局(Public Health Agency Of Canada)は24日、カンタロープが原因とみられるサルモネラ菌による体調不良のケースが63件あり、入院が17人、1人が死亡と報告した。体調不良については、BC州が12人、オンタリオ州12人、ケベック州35人、プリンスエドワード島州2人、ニューファンドランド&ラブラドール州2人。

 当局は対象のカンタロープを食べないよう注意喚起するほか、同商品を使用、販売しないこと、購入している場合は破棄するか、返品するよう呼び掛けている。

 もしリコール商品を食して体調が悪くなった場合は、医療機関を受診することを勧めている。

 食品衛生庁によると、サルモネラ菌に汚染された食品は見た目やにおいに異常はなくても体調不良を起こす可能性があるという。幼児、妊娠中の女性、高齢者、免疫力が低下している人は、深刻な感染症にかかる可能性や時には死に至ることがあり、健康な人は、発熱、頭痛、嘔吐、吐き気、腹痛、下痢などの症状があるとしている。

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極度の栄養不足の母犬2匹と子犬18匹が救助される

 動物保護団体BC SPCAは11月22日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内陸部の町チェイスで、栄養不足で痩せこけた2匹の母犬と18匹の子犬を救助したと発表した。

 母犬はアメリカン・ブルドッグとラブラドール・レトリバーの混血で、それぞれ9匹を出産。18匹の子犬は危険なワイヤーなどを使った不適切な犬小屋で身を寄せ合っていたという。

 発表によると、飼い主は水や食料を与えずに犬たちを外に放置していたと見られ、母犬は肋骨や腰骨、背骨が見えるほどやせ細り、子犬たちが乳を欲しがっても母乳が出ない状態だったという。子犬も低体重で下痢などの症状があったものの、母犬ほど深刻な状況ではなかったと報告している。

 母犬、子犬とも、獣医による診察と治療を受けている。母犬は極度の栄養不足のため最初は水だけを与えるなど特別な栄養補給を必要としたが、2匹は仲が良く、スタッフに対してもフレンドリーだという。

 現在、母犬2匹には里親を募集中だが2匹一緒にずっと面倒を見られるのが条件。子犬たちは1週間ほどで引き取り手を募集する見込みと発表している。

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オンラインマップで未整備の林業道路に進入した男性、ヘリで救助される

 CBC電子版は11月22日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ケローナでバックカントリーに向かう途中、雪のため立ち往生した四輪駆動トラックのドライバーがヘリコプターで救助されたと報じた。

 報道によると、男性が立ち往生したのは11月21日、ブレンダ湖周辺。911に電話したが場所を伝えることができず、警察も男性の携帯電話位置情報を得られなかったため、ケローナRCMPのヘリコプターとCentral Okanagan Search and Rescueが救助に向かった。

 救助関係者はオンラインマップの不正確またはアップデートされていない情報に基づいて林業道路に入るドライバーが著しく増加しているが、こうした林業道路の多くは冬期は整備されず普通車両では通行不可能だと警告している。

 メトロバンクーバーでも同様にオンラインマップが原因の遭難について救助関係者が指摘している。フロム山では過去2年でグーグルマップ上の実在しないハイキングトレイルが原因で、危険で費用の高い救助活動が3度行われたという。

 B.C. Search and Rescue AssociationシニアマネージャーDwight Yochim氏は、AllTrails、Gaia、Stravaなどより精度の高いアプリを推奨しているが、一番のお勧めは地図とコンパスだとメディアへコメントしている。

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キャピラノサスペンションブリッジ、クリスマスイルミネーション“Canyon Lights”今年も始まる

Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Cliff Walk and Suspension Bridge. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Cliff Walk and Suspension Bridge. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park

 ノースバンクーバーにある人気の観光スポット、キャピラノサスペンションブリッジでクリスマスイルミネーション“Canyon Lights”が始まった。

 パーク全体がクリスマスムード一色に包まれる2カ月間。長さ137メートルの大きなつり橋もこの時ばかりは赤や緑のイルミネーションで観光客をお出迎え。ただ、夜なのでつり橋の下が見えない分、揺れるとかなり怖い。

 橋の向こうも背の高い木々が電飾で彩られ、夜の小径を寒さも忘れてウォーキングを楽しめる。

 つり橋と並んで人気のクリフウォークも、この季節は光に包まれる。

 普段とは少し違ったキャピラノサスペンションブリッジが体験できる。

 パークは午前11時から開園しているが、イルミネーションを楽しむなら夜に訪れたい。期間中はダウンタウンから無料のシャトルバスが運行している。

キャピラノサスペンションブリッジ “Canyon Lights”

期間:11月17日(金)~1月21日(日)、12月25日は休園
時間:午前11時~午後9時(毎日)
場所:3735 Capilano Road, North Vancouver
チケット:大人(18~64歳)66.95ドル、シニア(65歳以上)61.95ドル、学生(18歳以上、ID要)53.95ドル、ユース(13~17歳)36.95ドル、子ども(6~12歳)26.95ドル、5歳以下は無料。またBC州在住者は、1回の入場料で1年間有効のBC Residents Annual Passで入場できる。詳しくはウェブサイト参照。
ウェブサイト:https://www.capbridge.com/events/canyon-lights/

Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Treetops Adventure. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Treetops Adventure. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Rain forest. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Rain forest. Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park
Canyon Lights at Capilano Suspension Bridge Park; Photo courtesy of Capilano Suspension Bridge Park

カナダ10月のインフレ率は3.1%、2カ月連続で伸び鈍化

File photo by Japan Canada Today
File photo by Japan Canada Today

 カナダ統計局は11月21日、10月の消費者物価指数(CPI)を発表。10月は前年同月比で3.1%上昇し、9月の3.8%からさらに下落した。8月は4.0%だった。ただ10月の鈍化は、ガソリン価格の下落(7.8%減)によるところが大きく、ガソリンを除いた指数は3.6%で、9月の3.7%とあまり差がなかった。

 ガソリン価格以外では、食料品が5.4%(9月5.8%)、住宅関連6.1%(同6.0%)、ヘルス・パーソナルケア4.9%(同5.6%)、レクリエーション・教育関連2.9%(同1.8)、酒類・タバコ・キャノビス関連4.7%(同5.3%)。レクリエーションは旅行増などが影響して前月比で上昇した。

 また住宅関連は相変わらず伸び率が高く、特に賃貸住宅は8.2%(同7.3%)上昇した。同項目の地域別では、ノバスコシア州が14.6%、アルバータ州9.9%、ブリティッシュ・コロンビア州とケベック州が9.1%だった。

 食料品は4カ月連続で伸び率が鈍化したものの5%超上昇している。特に上昇したのは、食料油14.0%、加工フルーツ10.4%、砂糖類7.2%、ベーカリー食品6.9%、ノンアルコール飲料5.3%。

カナダ政策金利の据え置き続くか?

 カナダ中央銀行は10月の政策金利を9月に続いて5.0%のまま据え置いた。中央銀行ティム・マックラム総裁は今月22日に出席したセントジョン地域商工会議所の講演で、現在の金利はインフレ率を抑えるのに十分だとの認識を示した。金利を引き上げないという保証はないとしながらも、しばらく金利に変更がないのではと予測されている。

 2022年3月からの急速な金利引き上げは、住宅ローンなどに大きな影響を与えている。次回の発表は12月6日。

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BC州政府、Speculation Taxを新たに13自治体に導入

File photo by Japan Canada Today
File photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のカトリーヌ・コンロイ財務大臣とラヴィ・カーロン住宅担当大臣は11月22日、住宅問題改善を目的とするSpeculation and Vacancy Tax(SVT)を、新たに州内13の自治体に導入すると発表した。

 今回対象となるのは、ヴァーノン、コールドストリーム、ペンティクトン、サマーランド、レイクカントリー、ピーチランド、コートニー、コモックス、カンバーランド、パークスヴィル、クァリカムビーチ、サーモンアーム、カムループス。これで計59自治体に適用されることになる。

 SVTは空き家となっている投機物件を住宅難にあえぐ住民に供給することが目的。2018年11月に導入され、BC州に住宅を持ちながらカナダに納税していないなど、国内外の投資家をターゲットとしている。

 住宅所有者が居住者である場合や長期テナントを持っている場合、別居や離婚状態にある場合などは対象外。そのため、大部分の住宅所有者は課税を免れるが、免税には申告が必要となる。新たに対象となる13エリアの住宅所有者については2025年1月に最初の申告が始まる。

 州政府によると、税導入後3億1300万ドルが徴収され、対象地域での住宅問題解決策に充てられたという。

Speculation and Vacancy Tax(SVT)

 2018年11月27日から施行。毎年12月31日時点で所有している住宅を対象とする。

 ブリティッシュ・コロンビア州で非居住物件を所有するカナダ国内の所有者、および、カナダで所得税を納税していない外国人オーナーやサテライトファミリー(主要所得がカナダ以外世帯)を対象としている。

 税率は、カナダに居住するカナダ市民権・永住権保有者でサテライトファミリーでない場合は0.5%、外国人オーナーとサテライトファミリーは2%。

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/taxes/speculation-vacancy-tax

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トランスリンク、ラピッドバスの新しい3路線を発表

トランスリンクがBRTの好例として紹介したオンタリオ州ヨーク地区を走るBRT。Image from Translink
トランスリンクがBRTの好例として紹介したオンタリオ州ヨーク地区を走るBRT。Image from Translink

 メトロバンクーバーの公共交通機関を管理運営するトランスリンクは11月16日、メトロバンクーバー地域の高速交通機関拡張計画のひとつである、高速バス路線Bus Rapid Transit(BRT)の3路線について発表した。

 新路線は、サレー市サレー・センターとホワイトロック市を結ぶ路線、ラングレー市ラングレー・センターとメープルリッジ市ヘイニー・プレースを結ぶ路線、そしてバーナビー市メトロタウンからアイロン・ワーカーズ・メモリアル(セカンドナロー)橋を通って、ウエスト・バンクーバー市パーク・ロイヤルを結ぶ路線。

 潜在的な乗車率や将来的な住宅及び人口増加などを考慮し、より多くの人々が高速交通機関にアクセスできるとして、この3路線が選ばれたという。具体的な計画はこれからであり、タイムラインや予想される完成時期、費用については未定。

 この路線および運行するバスは、「停留箇所が少なく、終日の運行本数が多い」「ほぼ全線がバス専用道路で主要交差点にはバス優先信号を設置」「乗車定員が多く、全ドアから乗降できる車両を使用」「各停留所は、悪天候に強く、セキュリティが強化され、明るい照明やデジタルディスプレイ、マップなどを備えている」などが特徴とトランスリンクは説明している。

トランスリンクが発表したBus Rapid Transit(BRT)新3路線。Map from Translink
トランスリンクが発表したBus Rapid Transit(BRT)新3路線。Map from Translink

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BC州政府がサレー警察委員会を一時停止、アドミニストレーターを指名

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 RCMP(連邦警察)から市独自の警察組織SPS(Surrey Police Service)への移行問題で揺れるブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市に対し、BC州政府マイク・ファーンウォース公安大臣は11月16日、サレー警察委員会を一時的に活動停止にし、アドミニストレーターを指名したと発表した。今回の措置に関して同大臣は、サレーの警察問題が5年にも渡っていること、州政府が計画推進の指示を出したにも関わらず半年近くたっても事態が進行していないことを理由に挙げた。

 最近改正された警察法に則ってアドミニストレーターに指名されたのは、元アボッツフォード警察署長のマイク・サー氏。委員会に代わって迅速な移行計画の推進を目指す。

 サレー市警察委員会は、RCMP保持派のサレー市ブレンダ・ロック市長が委員長を務めていた。同市長は「委員会の活動停止はサレー市に相談なしに行われたものであり、州政府がサレー市の警察を乗っ取ったも同然だ」とし、今後も、コストがかかる上に市民に利益があるとは言えないSPSへの移行を反対していくと話している。

 サレー市は2018年、ダグ・マッカラム前市長のもとでSPS移行を開始した。しかし、2022年に就任したロック市長がRCMP継続を主張したことから州政府と対立。二転三転したうえで、7月にファーンウォース公安大臣がサレー市にSPSへの移行計画を継続するよう指示した。サレー市は10月、BC州最高裁判所に司法審査を求めるとしたが、州政府はこれに対する法改正を発表。これにより各市は警察組織の移行を行う場合、公安大臣が認めた移行計画に従うことを義務付けられる。

(記事 編集部)

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