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11月3日午前2時にサマータイム終了

 今年のサマータイム(デイライト・セービング・タイム)が11月3日午前2時に終了する。カナダではほとんどの州が取り入れていて、時間が1時間戻される。

 サマータイム実施には賛否両論あるが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では2019年にすでに廃止を決定。ただ、アメリカの西海岸州が廃止を決めればと条件付き。

 アメリカの状況は州政府では廃止の方向も、連邦政府で承認されなければ実施できないため、BC州で今すぐサマータイムが廃止されることはなさそうだ。

 次にサマータイムが始まるのは3月の第2日曜日。2025年は3月9日となっている。

(記事 編集部)

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BC州選挙、NDPが3期連続政権へ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で10月13日に実施された州議会議員選挙の最終集計が28日に発表された。

 結果は、BCNDP(BC新民主党)が47、BC保守党が44、BCグリーン党2議席で、BCNDPが過半数47を獲得した。しかし、2選挙区で1位と2位の得票が僅差のためさらなる再集計が必要となった。それでも、BCNDPが46選挙区で当確しているため、政権を担うことが決まった。過半数を超えるかどうかは再集計の結果次第となる。

 BC州選挙史上最も僅差の勝利となったBCNDPデイビッド・イービー州首相は「この接戦の選挙で有権者が送ったメッセージに耳を傾け、現在の厳しい課題にすぐに取りかかる」と声明で発表した。

 28日の記者会見では、BCNDPが3期連続で政権を担当するのは初めてで「厳粛に受け止めている」と語り、「目標はここ(州議事堂)で州民のための政権運営をする」と続けた。州民の懸念事項である高騰する生活費、住宅価格、安全な社会、気候変動、ヘルスケアなどの問題に取り組み、全ての人を歓迎する州にすると語った。

 2選挙区の再集計は11月4日から始まる予定。最終結果が分かるまでにはもうしばらく時間がかかるが、イービー州首相は組閣に着手していると明らかにした。

(記事 編集部)

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下水管から50トンの脂肪の塊を除去

ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市で除去された巨大な「ファットバーグ」。メトロバンクーバーのX投稿より。
ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市で除去された巨大な「ファットバーグ」。メトロバンクーバーのX投稿より。

 メトロバンクーバー当局は10月25日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州リッチモンド市で除去された巨大な「ファットバーグ」の画像を公開した。

 ファットバーグはファット(脂肪)とアイスバーグ(氷山)をかけ合わせた造語で、脂肪や油などの塊のこと。下水管内で形成されるファットバーグは化学反応によってコンクリート状になりパイプ詰まりの原因となる。

 報道によると公開された画像は10月中旬に市北部のホリブリッジ・トランクとランズダウン・ロード付近の下水で行われた除去作業で撮影されたもの。作業員の前に黄色っぽい大きな油の塊がいくつも並んでいる。その量は約50トンにもなるという。作業は7月から行われ、高圧水蒸気やバキュームトラックなどを使って除去された。

 当局は今回のような大規模な蓄積は珍しいとしながらも、メトロバンクーバーや各自治体はファットバーグの除去に年間300万ドルを費やしていると話す。こうしたファットバーグを防ぐには住民一人ひとりの協力が必要で、脂肪やオイルなどはシンクに流すのではなく、フード用リサイクルと同様に処理するよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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ウォルマートのベーカリーオーブン内に19歳女性の遺体

 ノバスコシア州ハリファクス市のウォルマートで10月19日、女性スタッフが店内ベーカリーのオーブン内で死亡しているのが発見された。

 ハリファックス・リージョナル警察は22日に事件の情報を更新したが被害者の名前などの詳細は公表しなかった。

 しかし寄付金を募るサイトGofundmeを立ち上げたマリタイム・シーク・ソサイエティが家族の許可を得たと情報を掲載。サイトによると被害者はガーシムラン・クアさん(19歳)。事件の夜、クアさんの母親は娘と連絡が取れないのを不審に思い、店内を探し回りベーカリーの大型オーブンの中で遺体を発見したという。

 クアさんと母親は約3年前にインドから来加、2人ともウォルマートで働いていた。母親は大きなショックを受け、カウンセリングを受けているという。

 同ソサイエティでは、クアさんの家族を支援するために募金活動を開始。目標額を大幅に上回る約20万ドルが集まった。寄付金は、葬儀費用のほか、インドにいる父親や弟のカナダへの渡航費用などに充てるという。

 29日にはハリファックス州労働省が事件のあったウォルマートへの業務停止命令を解除したことが分かった。ただ報道によるとウォルマートはしばらく再開する予定はないという。

 一方で警察は、22日の発表時に「捜査は非常に複雑」と発表して以降、被害者の死因など詳細についてその後情報を更新していない。

(記事 編集部)

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トルドー首相、新規永住者受け入れ数の大幅縮小を発表

Parlament, Ottawa, Canada; File Photo by Japan Canada Today

 ジャスティン・トルドー首相は10月24日、新規永住者の受け入れ数を大幅に縮小すると発表した。

 当初の予定では、2025年と2026年にそれぞれ50万人の受け入れを目標としていたが、首相は会見で新型コロナウイルス禍後の不安定期にこの数字は「必要な労働力と人口増加維持のバランスが取れていない」と認めた。今回の発表によると、新規永住権者受け入れ数は2025年に395,000人、2026人に38万人、2027年に365,000人となる。

 背景には自由党政権の移民政策への批判がある。移民人口増加による住宅不足問題と物価高騰への懸念だ。

 さらに連邦政府は、一時滞在者に優先的に永住権を取得させる計画で、永住権所得枠の40%を一時滞在者が占めると予測している。会見に同席したマーク・ミラー移民大臣は、他国から新たに来る移民より、すでにカナダ国内に居住し、新たなヘルスケアやソーシャルサービスを必要としない、スキルを持った若い労働者を受け入れる方が理にかなっていると述べた。

 総人口における一時滞在者(臨時外国人労働者や留学生を含む)数の割合は今年7月の時点で7.2%、この先2年は5%に減らす予定で、非永住権者は2025年に445,901人、2026年には445,662人減少し、2027年には17,439人の増加に転じると政府は試算している。

(記事 編集部)

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BC州で今シーズンの新型コロナ、インフルエンザワクチン接種開始

canada vaccine

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は今シーズンのワクチン接種を開始したと10月22日発表した。対象となるのは6カ月以上のBC州在住者で、新型コロナウイルスとインフルエンザのワクチンを接種できる。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は22日の会見で、「BC州ではこの時期、インフルエンザや新型コロナなどのウイルス性呼吸器疾患が増加するため、健康を維持するための対応が必要となる」と語り、これまで推奨してきた、手指消毒、必要な時のマスク着用、そしてワクチンの接種を促した。

 65歳以上のシニア、長期ケア施設入居者、慢性疾患を抱えているなどリスクの高い人、医療従事者などへの接種は10月8日からすでに先行して始まっているという。

 ワクチン接種は州内にある1,300以上の薬局やクリニックなどで可能。これまでにワクチン接種をしている人には順次接種の知らせがテキストまたはメールなどで届く。予約はオンライン、もしくは、電話番号1-833-838-2323。ワクチン接種は無料。

 BC保健省によると今月15日に薬局での1日のワクチン接種数最高記録を更新したという。インフルエンザが45,831回、新型コロナが24,908回。

 ワクチン接種は希望すれば、両方を同時に接種できる。

 詳しくはBC州保健省ワクチン接種ページを参照(日本語ページもあり)。https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/vaccine/register

(記事 編集部)

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「大気の川」で各地に災害発生、3人が死亡、1人が行方不明に

 「大気の川」現象によって大荒れの天気となったブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部で、3人が死亡、1人が行方不明となっている。

 メトロバンクーバーのコキットラム市では10月19日、家が土砂崩れに遭ったソニア・マクインタイアさんが死亡した。マクインタイアさんは10年以上アスペンウッド小学校の教師を務めていた。コキットラムは特に降雨量が多かった地域で、18日から20日夜にかけて256ミリの雨が降った。

 また、バンクーバー島では10月20日に2台の車両が西海岸部にあるサリタ川に流された。犠牲者の1人ケン・ダンカンさんの遺体は21日に車両の近くで発見された。同日にもう1台の車も発見されたが、水位の高さや流れの速さから回収することはできなかった。警察は22日に運転していたボブ・ベイデンさんが車内で死亡しているのを確認したと発表した。

 一方コキットラムでは、20日にコキットラム川に流されたとみられるロバート・ベルディングさんの捜索が続いている。コキットラム救助捜索隊はベルディングさんが川に落ちた犬を助けようとしたと推測。犬は後に河岸に流れ着いたところを救助されたが、ベルディングさんの行方は依然わからないままとなっている。

(記事 編集部)

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カナダ銀行、9月のインフレ率1.6%を受け政策金利を0.5%引き下げ

 カナダ中央銀行は10月23日、政策金利を0.5%引き下げ、3.75%としたと発表した。ティフ・マッカレム総裁は、「インフレ率が目標値である2%に戻ったことを受けてより大きな決断をした。今後も目標値内を維持していく」と声明を発表した。

 カナダ統計局が10月15日に発表した9月のインフレ率は前年同月比で1.6%。8月の2%からさらに鈍化している。牽引したのはガソリン価格で10.7%下落。ガソリン価格を除いた9月のインフレ率は2.2%だった。ちなみに食料品は2.4%上昇している。

 中央銀行は「ここ数カ月、インフレ率は6月の2.7%から9月の1.6%へと大幅に低下。最近の指標によると、10月のインフレ率は2%前後となる見込みで、物価上昇圧力はもはや広範なものではなくなり、コア・インフレ率も2.5%未満となった。また調査では、企業と消費者のインフレ期待は低下し、平常に近づいている。これらはすべて、低インフレに戻ったことを示唆している」と引き下げた理由を説明している。

 2023年7月に5%まで引き上げた政策金利を中央銀行は2024年6月に0.25%引き下げてから、同年7月に0.25%、9月に0.25%、そして今月と4回連続で引き下げている。

 今後について「追加利下げのタイミングとペースは、今後の情報と、それがインフレ見通しに与える影響の評価次第。金融政策は一度に一つずつ決定していく」としている。

 次回の発表は12月11日。それまでに8月のGDP、10月のインフレ率、10月の雇用統計が統計局から発表される。

(記事 編集部)

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カナダ主要ブランドの冷凍ワッフルがリコール、リステリア菌汚染の可能性

対象製品の一部。TreeHouse Foods社ウェブサイトより。
対象製品の一部。TreeHouse Foods社ウェブサイトより。

 カナダ食品検査庁(CFIA)は10月21日、冷凍ワッフルのリコールを発表した。リステリア菌汚染の可能性があるという。

 対象となる製品はカナダ全国のスーパーマーケットなどで販売されている主力5ブランド、Great Value、Compliments、Western Family、Selection、no nameで、合わせて27種類。

 アメリカに本社を置くTreeHouse Foods社の製品で、同社が製造過程の通常検査で発見して自主回収している。

 CFIAによるとこれまでに対象製品を食して体調不良を訴えている事例はないという。リステリア菌は見た目や臭いでは汚染がわからないため、気づかずに体内に取り込むと感染症を引き起こすという。感染した場合の症状には、嘔吐、吐き気、発熱、筋肉痛、激しい頭痛、首のこわばりなどがある。

 感染症と思われる症状が出た場合は速やかに医療機関を受診すること、対象製品を購入している場合は、食さずに捨てるか、購入店に返品するよう呼び掛けている。

 リステリア菌汚染の製品では、今夏に植物性ミルクに関連して死亡者が出ている。

 対象全製品はCFIAのホームページから確認できる。https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/various-brands-frozen-waffles-recalled-due-listeria-monocytogenes

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メトロバンクーバーのバス内で暴行容疑の10代女子3人が有罪に

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーの公共交通機関を担当する警察組織メトロバンクーバー・トランジットポリスは10月17日、7月にスカイトレインとバス内で2件の暴行事件を起こした10代女子3人が暴行と傷害で有罪となったと発表した。

 ニュースリリースによると、1件目は7月11日午後9時ごろ、ニューウエストミンスター市のコロンビア駅からサレー市に向けて走行中のスカイトレインの中で起きた。容疑者の1人がスカイトレインのドアをこじ開けようとしていたのを、ホームステイの女子生徒(16歳)が手を伸ばして防ごうとした。容疑者3人はその生徒を取り囲み、殴る蹴るの暴行を加えたうえ、髪を掴んで引きずった。他の乗客が助けに入り、女子生徒は病院に運ばれた。

 2件目は同日深夜にサレー市で起きた。160番ストリートと100番アベニューからバスに乗り込んだ容疑者たちは、口論となった18歳の女性に殴る蹴るの暴行を加え、髪を掴んで引っ張った。バスは停車し、通報で駆けつけたサレー市警察とトランジット警察の警察官が全員の身元を確認した。

 容疑者3人は、サレー市在住の13歳と17歳、アボツフォード市在住の15歳で、いずれも女子。現在、3人ともそれぞれの保護者の管理下にあり、次回の裁判に向けて待機中だという。

 トランジット・ポリスは、もしも公共交通機関利用中に身の危険を感じたら、911に電話、もしくは87.77.77にテキストメッセージを送るよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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BC州選挙、NDPも保守党も過半数に届かず結果は最終集計へ持ち越し

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議会議員選挙は激戦の末、最終結果は再集計を含めた最終集計に持ち込まれることになった。

 大雨に見舞われた10月19日に行われた投票の結果は、BCNDP(新民主党)が46議席、BC保守党45議席、BCグリーン党2議席。ただ、BC州では候補者の1位と2位の得票数の差が100票以下の場合は自動的に再集計となる。

 BC選挙管理委員会によると、2選挙区、Juan de Fuca Malahat選挙区とSurrey City Centre選挙区が再集計される。

 さらに、投開票日までの集計に含まれていない一部の票も集計され、最終結果として発表される。一部の票とは、期日前投票後に届いた郵送投票と、機械集計が設置されていない投票所での投票。今回の投票では機械による集計ができる投票用紙が初めて導入されたが、一部の地域では設置されていなかった。こうした投票は同一有権者が複数投票していないか確認する必要があるため、投開票日の集計には含まれないという。

 現在の発表では、当選確実はBCNDPが40議席、BC保守党が41議席、BCグリーン党が2議席。残りの議席で獲得票数が1位は、BCNDPが6議席、BC保守党4議席。最終集計次第では、獲得議席数が変わる可能性がある。過半数は47議席。

 BCNDPデイビッド・イービー党首は19日の結果発表後に集まった支援者に向けて保守党との激戦結果に「もっとがんばらなければならない。それがブリティッシュ・コロンビア州民への約束だ」と厳しい表情で語った。

 一方BC保守党ジョン・ラスタッド党首は支援者を前に「ブリティッシュ・コロンビア州民は変化を渇望していることが分かった」と述べ、最終集計で政権奪取できることを期待していると笑顔で語った。

 最終集計は10月26日から28日に行われる。

BCグリーン党2議席確保も党首は落選、BCNDPは5大臣が落選

 選挙期間に入ってからの世論調査でも両党の支持率は拮抗し、接戦が予想されたが、結果はBC州をほぼ二分した形となった。

 そんな中、BCグリーン党は2議席を獲得した。BCNDPもしくはBC保守党が単独過半数に届かなかった場合、2017年同様に鍵を握るのはBCグリーン党となる。しかし、選挙区を変更して臨んだソニア・ファーステノー党首が落選。今後、党としてどのような対策をするのかが注目される。

 BCNDPでは2020年の選挙で国会議員から州議員となったBC州北西部Bulkley Valley-Stikine選挙区、元資源管理大臣ネイサン・カレン氏が落選。天然資源が豊富な地域を選挙区に持つ中で公有地の決定権を先住民グループと共有する道を開く土地法の改正を強引に推し進めようとしたことが土地所有者や資源産業からの強い反発を受けたことが原因とみられている。Surrey North選挙区の元教育大臣Rachna Singh氏も保守党候補に敗れた。

 BCユナイテッド党から出馬予定だったが党の事情で無所属で臨んだ5候補は全員落選した。

BC保守党、前回選挙当選者ゼロから45議席に躍進

 BC保守党がBC州選挙で議席を獲得するのは約100年ぶり。前回当選したのは1928年という。2020年の選挙では得票率は約2%で議席はゼロ。それが今回は現時点では45議席獲得している。

 ラスタッド氏が党首についたのは2023年。2005年に自由党から初当選しているベテラン議員で、前回選挙もBC自由党として当選したが、2022年に除名された。

 今回の選挙戦では物議を醸す言動も見られたが、結果は大躍進。特にメトロバンクーバーではサレー市やリッチモンド市、フレーザーバレー、州中央から北部の選挙区で議席を伸ばした。

(記事 編集部)

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BC州議会選挙投票日「大気の川」で大荒れの天気に

メトロバンクーバーを襲った大雨。2024年10月18日。Drive BC Xより。
メトロバンクーバーを襲った大雨。2024年10月18日。Drive BC Xより。

 今季最初の「大気の川(atmospheric river)」が襲った10月19日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のメトロバンクーバー、フレイザー・バレー、BC州南西部の大部分が大雨に見舞われた。洪水、道路閉鎖、停電などが各地で発生したほか、この日は州議会議員選挙の投票日だったため投票所の一時閉鎖も見られた。

 BC州南西部には18日から大雨警報が出され、各地で起きた被害の画像や動画がSNSに上げられた。ウエストバンクーバー市警察は、21番ストリートとクイーンズ・アベニュー付近の急な坂で、泥水とがれきが流れている動画を公開した。またハイウェイ1の出入口が洪水のために閉鎖された。

 バンクーバー市東部では、ナナイモ・ストリートとマギル・ストリートの交差点が部分的に冠水。サレーRCMP(連邦警察)はひどい冠水のために76番アベニューと152番ストリートの交差点を閉鎖した。数台の車両が通過しようとしたが立ち往生したという。またバーナビー市スティル・クリーク地域では車両の水没が見られた。メトロバンクーバー地域では、19日午前の時点で少なくともバス12路線がルートの迂回を余儀なくされた。

 BC州電力公社BCハイドロによると19日正午過ぎまでに1万戸が停電したと報告している。同社広報は、暑い夏が続いた影響で木々が著しく弱っているため倒木や折れた枝による電線の切断が予想されると話していた。

(記事 編集部)

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