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新型コロナの影響、BCSPCAがゴールデンリトリバー21匹を引き取り

Photo From BCSPCA website
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 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の動物保護団体BCSPCAは2月7日、17匹の子犬を含む21匹の健康なゴールデンレトリバーを引き取ったと発表した。

 同団体によると犬を引き取ることが最近増えているという。理由の一つは新型コロナウイルス感染拡大で、パンデミック期間中に人との接触が自由にできないためにペットを飼う人が急増。そこで繁殖事業を立ち上げた個人事業主も増えたが、新型コロナが収まりペット熱が一段落すると事業を閉鎖。そこにインフレが負いかぶさり、維持費の高騰などから大量に抱えた犬や子犬の世話ができなくなりBCSPCAに引き取りを依頼するケースが増えていると説明した。

 今回のゴールデンリトリバーの引き取りも同様で、今後もこうした傾向は続くと予想している。今回の犬たちは健康なため、すでに州内のBCSPCA各所に移され、メディカルチェックの結果を待って里親を見つけるという。

 また、同団体は2月9日には、里親として引き取るための手数料を半額にすると発表。期間は2月10日から26日まで。Hill’s Pet Nutrition社の協力により実現したキャンペーンで、犬や猫だけでなく、ウサギや鳥、馬などあらゆる動物が対象となっている。

BCSPCA:https://spca.bc.ca/

(記事 編集部)

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ノースバンクーバーの元教師、元生徒への性犯罪12件で起訴される

 ノースバンクーバーRCMP(連邦警察)は2月16日、検察が83歳の元教師Brian Mooreを12件の性犯罪の疑いで起訴したと発表した

 ほとんどの事件は 、Moore容疑者がUpper Lynn Valley Elementaryで教師をしていた1970年から1982年に起こした。ただ1件は2007年で、いずれも11歳と12歳の男の子が被害者となっている。

 Moore容疑者は2022年に1970年代、80年代に起こした7件のわいせつ罪で逮捕され、その際に警察が他の被害者も名乗り出るよう呼びかけていた。警察は、40年近く前の犯罪容疑について起訴が行われるのは珍しいことだとし、捜査は非常に複雑で時間を要していると話している。

 この他にもMoore容疑者は、複数の元生徒による集団訴訟に直面している。報道によるとMoore容疑者はフィールドトリップの際に、当時6年生だった生徒たちに対して犯行に及んだという。

(記事 編集部)

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バンクーバー桜まつりも対象、BC州政府イベントやフェスティバルに3000万ドル支援

バンクーバー市バンデューセン植物園で開催された2022年Vancouver Cherry Blossom Festival・ジャパンフェア。
バンクーバー市バンデューセン植物園で開催された2022年Vancouver Cherry Blossom Festival・ジャパンフェア。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のイベント団体が資金難に苦しむなか、BC州政府は2月16日、州内のイベントに対し3000万ドルの支援を行うと発表した。観光・芸術・文化・スポーツ大臣Lana Popham氏は、「こうしたイベントはBC州住民の心を満たすものであり、多くの場合、州全体の経済を支えるもの」と話した。

 1回限りの3000万ドルの支援は、スタッフ不足やサプライチェーン問題、客足がなかなか戻らないなど、問題を抱えるイベント団体を支援する。補助金額はイベント総予算の20%で最大25万ドル。しかし、申請数によっては20%以上となる可能性もあるという。複数のイベントを行っている団体については、1団体につき最大50万ドルとなる。

 申請受付はすでに始まっており、締め切りは3月3日。対象は2023年4月1日から2024年12月31日までに開催されるイベント。

 BC州では45年の歴史を持つVancouver Folk Festivalをはじめ、メリットで行われるRockin’ River Music Festival、さらに春の一大イベントVancouver Cherry Blossom Festivalなどが、今年度の開催について懸念を表明していた。Vancouver Folk Festivalの理事長Mark Zuberbuhler氏は「希望が見えてきた」とし、政府の支援を歓迎している。

(記事 編集部)

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トロント市トーリ市長、元スタッフと不適切な関係で辞任

 カナダ最大都市オンタリオ州トロントのジョン・トーリ市長が元スタッフとの不適切な関係を認め、辞任すると2月10日発表した。電撃辞任発表にカナダでは大きな話題となっている。

 記者会見が行われたのは、トロント・スター紙が同日にトーリ市長と元スタッフとの関係を掲載して数時間後のことだったという。

 記者会見で市長は関係が事実だったことを認め、「市長として、また家庭人として、私が守るべき基準に合致していない」と語り、「この関係を(自分自身に)許したことは、私の重大な判断ミスであると認識している」として、トロント市民、事務所スタッフ、市議、市職員、そして家族に謝罪した。

 元スタッフとの関係について、新型コロナウイルス感染拡大に対応するために長い間妻と離れている間に始まり、今年早々に合意のもとに分かれたと説明した。市長は1978年に結婚、4人の子どもと6人の孫がいる。

 選挙では2014年に市長に当選。2018年、2022年の市長選でも他の候補を圧倒して当選した。前回選挙は昨秋に行われたばかり。トーリ市長の後任を決める選挙は早ければ今春に行われる予定だが、まずは今月始まる予算案の審議に集中するとしている。

(記事 編集部)

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カナダ政府、トルコ・シリア地震への寄付金に最大1,000万ドルを上乗せ

 カナダ政府は2月8日、トルコ・シリアを襲った地震への寄付金を、最大で1,000万ドルまで上乗せすると発表した。対象は、カナダ赤十字社の「トルコ・シリア地震」寄付金で、2月6日から22日までに集まった寄付金と同額をカナダ政府が上乗せする。

 期間終了後、カナダ赤十字社は、人道的ニーズに対応する国際赤十字・赤新月社連盟を支援するために資金総額を配分する。この資金により、赤十字・赤新月社連盟は緊急かつ継続的な人道的活動を支援することができると説明している。

 トルコ南東部で2月6日にマグニチュード7.8の地震が発生。その後も余震が続き、地震発生から1週間でトルコ・シリア合わせて死者はすでに35,000人を超えていると報告されている。

カナダ赤十字社サイト:https://donate.redcross.ca/page/121799/donate/1?locale=en-CA

(記事 編集部)

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グリズリーベアを殺した男に1万5千ドルの罰金と10年間狩猟禁止

 グリズリーベアを殺した男が、莫大な罰金と10年間の狩猟禁止を言い渡された。

 B.C. Conservation Officer Service(COS)によると、2021年10月3日に、メスと子どもの2頭のグリズリーが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部エルク・バレーで殺された。野生生物学者らが、グリズリーのGPS付き首輪と、タグがついたグリズリーベアの耳を発見し、COSが調査を開始。その結果、エルク・バレーの住民Dax McHargが自分の敷地内でグリズリーを銃撃したことを突き止めた。

 グリズリーは、敷地内にいた放し飼いの鶏を、何度も襲おうとしたという。McHargはベアの頭部と足を切断して保管し、死骸を敷地内に埋めた。

 2月10日付の報告でCOSは、McHargが、シーズン外の狩猟、死んだ野生生物の不法所持、野生生物の殺傷を報告しなかったことなど、5件の容疑について認めたと発表した。グリズリー殺傷に使われた銃は没収された。McHargは、ハンター教育コースの再受講、100時間のコミュニティ奉仕を言い渡された。また約15,000ドルの罰金の大部分は、Habitat Conservation Trust Foundationに寄付されるという。

(記事 編集部)

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ナイト・ストリートの高架橋にトレーラーが衝突

BC RCMPツイッターより
BC RCMPツイッターより

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州リッチモンド市で2月10日朝、トレーラーが高架橋に衝突する事故が発生した。そのためナイト・ストリートの南行き車線が通行止めとなり、ラッシュアワーのなか通行車両は迂回を余儀なくされた。

 連邦警察(BCRCMP)によると、衝突したのは商用車がけん引していたダンプトレーラー。ナイト・ストリート・ブリッジのすぐ南側にあるキャンビー・ロードの高架橋の下を通過しようとしたが、トレーラーを持ち上げた(垂直)状態でけん引していたため、高架橋に衝突した。商用車はトレーラーユニットから切断されたため、少し離れた場所に停車していた。この事故によるけが人はない。運転手は捜査に協力的ではないという。

 RSU(Richmond Road Safety Unit)は、BC州運輸省と協力して、ナイト・ストリート・ブリッジとキャンビー・ロードの高架橋、その他周辺地域のエンジニアリングと構造調査を実施する予定。

 メトロバンクーバーとフレーザーバレーでは昨年以来、このような事故が多発している。昨年7月には、ラングレー市のハイウェイ1でも、重量オーバーのトラックが高架橋に衝突する事故が起きたとBC州運輸省が報告している。

(記事 編集部)

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カナダ政府の家賃補助プログラム「カナダハウジング・ベネフィットプログラム」

 カナダ政府は、急激なインフレが続き生活費が高騰する中、住宅への負担も大きくなっているとして、家賃補助プログラム「カナダハウジング・ベネフィットプログラム」を開設した。

 低所得の賃貸住宅に居住している人を対象に、非課税で500ドルを支援する。申請は1回のみ。

 対象は、調整後純所得が世帯で35,000ドル、個人で20,000ドル以下で、カナダ歳入庁(CRA)で申請手続きを行う。

 CRAは、申請者の収入、年齢、税務上の居住地を確認。申請者は2021年のタックスリターンを行っている必要がある。

 そのほかの条件としては、調整後純所得の30%以上を住居費として支払っていること、賃貸物件の住所・2022年に支払われた家賃の額・家主の連絡先を記載すること、カナダ歳入庁が適格性を確認するための情報検証に同意することなどとなっている。

 カナダ政府によると、学生を含む低所得賃借居住者180万人が支援の対象となるという。予算は12億ドルと試算され、うち4億7500万ドルは2022年予算に計上されている。今回の支援が、その他の支援プログラムに影響することはないとしている。

 申請の締め切りは2023年3月31日午後11時59分(東部標準時)。

 すでにCRAオンラインアカウントがある場合は、アカウントから申請して5~10日(休祝日を除く)で支給される。オンラインアカウントがない場合は電話でも申請できる。

 詳しくはCRAウェブサイトを参照。

Canada Housing Benefit Program : https://www.canada.ca/en/services/taxes/child-and-family-benefits/top-up-canada-housing-benefit.html

(記事 編集部)

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バンクーバーでオレオレ詐欺が急増、1週間で被害額は57,000ドル

バンクーバー市キャンビー通りにあるバンクーバー市警。Photo by The Vancouver Shinpo
バンクーバー市キャンビー通りにあるバンクーバー市警。Photo by The Vancouver Shinpo

 最近バンクーバーでシニアを標的にした詐欺が急増しているとバンクーバー市警が注意を呼び掛けている。

 市警によると被害額は1月30日からの1週間で報告されているだけで57,000ドルにもなるという。

 詐欺の手口は、特殊詐欺で俗に言われる「オレオレ詐欺」。北米では”Bail Money Scam”と呼ばれている。市警によると、孫や甥・姪を装って電話をかけてきて、自動車事故にあった、逮捕されたからと緊急にお金が必要と告げるという。または警察や弁護士を装って電話をかけてくる。その後、自宅に「担当者」を送って金を受け取るか、宅配便で送るよう告げられる。

 1回の被害額は8,000ドルから15,000ドルで、中には何度も被害に遭っているシニアもいると報告している。

 市警は、詐欺電話で銀行員を含め誰にも電話がかかってきたことを言わないように念を押されたり、被害に遭ったことが恥ずかしいと感じたりするため、被害に遭っても家族や警察に相談しないことが多いと話す。

 しかし、すぐに警察に相談してくれれば払ったお金を途中で取り戻せる場合もあるため、被害に遭ったと思ったらすぐに相談してほしいと呼び掛けている。

 対策としては、あやしい電話だと思ったら電話を切って孫や家族に確認する、詐欺電話に自分の住所を告げてしまった場合はすぐに911に電話する、すでにお金を渡してしまった場合はバンクーバー市警604-717-3321に電話するなどを挙げている。

 メトロバンクーバーではポートムーディ市警が同様の被害が報告されているとして注意を呼び掛けている。

 「オレオレ詐欺」は現在北米でトップ10に入る詐欺被害になっていると報告している。

(記事 編集部)

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BC州内陸部でマグニチュード3.9の地震を観測

Image by USGS National Earthquake Information Center, PDE
Image by USGS National Earthquake Information Center, PDE

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南東部で弱い地震を観測したとアメリカ地質調査所(USGS)が発表した。

 地震が起きたのは2月4日午後8時39分(太平洋標準時)で、場所はBC州キンバリーから北西41.4キロメートル、深さは10キロメートルとしている。

 キンバリー周辺では揺れを感じたとSNSに投稿しているのが見られた。地震による被害は報告されていない。

Image by USGS National Earthquake Information Center, PDE
Image by USGS National Earthquake Information Center, PDE

(記事 編集部)

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先住民男性の死について、プリンス・ジョージの警察官5人を起訴

 約6年前に起こった警察に拘束された先住民男性が死亡した事件で、2月1日、連邦警察(RCMP)警官5人を起訴したと検察が発表した。5人のうち2人は過失致死罪、3人は司法妨害未遂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州プリンス・ジョージでDale Culverさんが死亡したのは、2017年7月18日。Independent Investigations Office of B.C.(IIO)の報告によると、警察は「男が駐車中の車を(犯罪目的で)探っている」との通報を受け、Culverさんに職務質問をしようとしたところ、自転車で逃げ出そうとした。そのため、彼を拘束しようとした警察官ともみ合いになり、警察はOCスプレー(ペッパースプレー)を使用。Culverさんが呼吸困難に陥ったため、警察は救急隊員を呼んだが、Culverさんは警察車両から運び出されたところで倒れた。その後、病院で死亡が確認されたという。

 彼の死は、2020年にアメリカで起きたジョージ・フロイド事件の影響もあり、警察による先住民差別への申し立てへと発展した。この事件について調査したIIOは、2020年5月、検察に5人に対する告訴を検討するよう要請した。

 Culverさんは35歳で3児の父。Wet’suwet’en and Gitxsan First Nationsの一員だった。

(記事 編集部)

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BC州で2.5グラムまでの違法薬物所持の刑罰免除

Image from Government of British Columbia flickr
Image from Government of British Columbia flickr

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では1月31日から、18歳以上の少量の違法薬物所持が罪に問われないことになった。この措置は連邦政府による3年間のパイロットプロジェクトの一環で、2026年1月31日まで継続する予定。

 所持が合法化されるのは、2.5グラム以下のコカイン、メタンフェタミン、MDMA、オピオイド(ヘロイン、フェンタニル、モルヒネを含む)。

 ただし、違法薬物の売買や密売は、罪に問われる。また、密売を目的に違法薬物を所持していた場合も同様。

 学校や託児施設、空港での違法薬物所持も、これまで通り違法となる。また、バンクーバー市を含む複数の自治体は、市の施設やモール、カフェなどでの違法薬物の使用を禁止している。

 BC州は、致命的な薬物過剰摂取の急増を受け、2016年に「公衆衛生の緊急事態」を宣言した。宣言から今日に至るまで、約1万人が過剰摂取で死亡している。

 BC検視局(B.C. Coroners Service)は、2019年から2022年の違法薬物による死亡原因の約86%がフェンタニルとその類似品によるものと報告している。

 刑罰免除については、違法薬物に対する偏見をなくすという政治家や活動家がいる一方で、薬物死防止に効果があるのは安全な薬物供給だけという専門家の声もある。

 今回の措置は、BC州の申請に対し連邦政府が2022年5月31日、規制薬物・物質法(CDSA)の下で2023年1月31日から3年間、個人使用に限り特定の違法薬物の少量所持に対する刑事罰の免除を認めると発表したことに基づき実施された。

(記事 編集部)

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