東京オリンピック開幕までとうとう100日を切った。いまだ開催されるのか?と疑問の声もあがっているが、各国では準備が進んでいる。
先週、アメリカオリンピック&パラリンピック委員会(USOPC)が公式ユニフォームを発表した。ラルフローレンがデザインを手がけているだけあってスタイリッシュなことこの上ない。SNSでも話題になった。
同時にカナダオリンピック委員会(COC)もツイッターにチームカナダの東京五輪公式ユニフォームを投稿した。
このユニフォームについて、賛否両論が巻き起こっている。
COCが公式ユニフォームを発表したのは、実は昨年8月10日。このときは東京五輪も延期になってあまり注目されなかった。
しかしいよいよ五輪開催が現実味を帯びてきた今、急に脚光を浴びている。お世辞にもスタイリッシュとは言えないデザインだが、好きか、嫌いかは、意見が別れるところ。
判断は読者にお任せする。
チームカナダの東京五輪公式ユニフォームへの意見は、新報ツイッター @vanshinpo まで。
デザインを手がけたのはカナダの老舗デパートHudson’s Bay
チームカナダの公式ユニフォームデザインを手がけるのはカナダの老舗デパート、ハドソンズ・ベイ。HBCというプライベートブランドを持ち、2006年から五輪・パラリンピック代表が競技以外で着用するユニフォームを担当している。
これまでも賛否両論が巻き起こったデザインはあったが、2010年にバンクーバーで開催された冬季五輪のユニフォームは好評で、売り切れ続出だったという。
今回特に意見が分かれているのは、閉会式で着用するデニムジャケット。リーバイスとのコラボで、ド派手なデザインとなっている。
カナダ国旗メープルリーフはもちろん、「Canada」、「Tokyo」、「カナダ」の文字が、いたるところに「落書き風」にデザインされている。かと思えば、細かい部分で開催都市への配慮も忘れていない。
例えば、襟には片方に「1964」、もう一方に「2020」の文字を入れ、前回と今回の東京での五輪開催年を表している。また後ろの一番下には「Paris」と次回開催都市への気遣いもみせる。
閉会式でそこまで見えるかは別として、ユニフォームに開催地への気遣いを見せるところはカナダらしい。
東京五輪は海外からの観客受け入れを断念したため、このユニフォームを着用しているカナダ代表選手を見られるのは実は日本にいる人だけ。
COCウェブサイトによると「the fashion-forward host city」に敬意を表したデザインという閉会式デニムジャケット、果たして日本人の評価はいかに?
チームカナダ公式ユニフォームは、カナダ国内のハドソンズ・ベイ店舗と、オンラインですでに販売されている。
(取材 三島直美)
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