10月1日の午後2時ごろ、ノースバンクーバーのクリーブランドダムでメンテナンス中に放流が起こり、分かっているだけで5人が巻き込まれた。4人は自力で岸にたどり着いたり、救助されたが、1人の死亡が確認された。
キャピラノリバー・リージョナルパークのクリーブランドダムは高さ91メートル。映画の撮影にも利用されているほか、園内には鮭の孵化場、キャピラノフィッシュハッチェリーもあり、秋はサーモンフィッシングができるスポットとしても人気がある。
事件当時も多くの人がダムの下流で釣りを楽しんでいたとされている。ほかにも行方不明になっている人がいるとみられていて、ノースバンクーバーRCMPやノースショアレスキューが捜索にあたっている。
ダムを管理するメトロバンクーバーのジェリー・ドブロボルニーコミッショナーは10月3日に「現在、プログラミング、オペレーション、内部のプロトコールなど広範囲で調査している。原因を究明して、二度とこのような事故が起きないようにする」との声明を発表した。