カナダ環境・気候変動省が、積雪および記録的寒波を警戒する気象情報を23日に発表した。
週末は雪の予報。さらに来週にかけて北極圏からの寒気が太平洋側に流れ込むと、最低気温は氷点下10度前後にまで下がると予測されている。
これにより道路やハイウェイ、歩道、駐車場などが極めて滑りやすくなり危険なほか、凍傷や低体温症を起こす恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。特に外出時には適切な衣服を着用する必要があるという。
屋外の水道管についても、凍結により破損しないように、保温材を巻くなどの事前の備えをしておくことを勧めている。また、人が寒すぎて外にいられない場合はペットも同じで、環境・気候変動省では特に氷点下の寒さはペットにも危険と警告している。
ブリティッシュ・コロンビア州政府も、氷点下10度の予報だがwind chill(風冷え)により体感温度は氷点下20度にまで下がる可能性もあるとして注意喚起を行った。外出時には気温の変化に対応できるよう重ね着をして、さらに防風、防水性のある防寒着を身に着けることを勧めている。
強烈な寒波により外出が困難になったり、停電が発生することもあるため、食料品などの備蓄を準備しておくようとの勧告も行った。