日本行き燃油サーチャージが6月から大幅値上げに

日本航空と全日空は引き続き減便中

 日本航空と全日空空輸(全日空)が6月1日発券分から、国際線の旅客運賃に上乗せする「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」を引き上げる。燃油サーチャージは航空燃油価格の変動に連動して推移するもので、ロシアのウクライナ侵攻で原油価格が高騰したことなどを受けて大幅値上げとなるという。

 原則として2カ月間固定で、その間は航空燃料価格の動向により燃油サーチャージが変更されることはない。

 6月、7月の燃油サーチャージ(片道)は、日本航空がカナダ発日本行き419カナダドル(現行は206カナダドル)、日本発北米行き(欧州・中東・オセアニアも同じ)3万6,800円(現行は2万200円)。

 一方、全日空の6、7月の発券分は、カナダ発日本行き329カナダドル(現行は157カナダドル)、日本発北米行き(欧州・中東・オセアニアも同じ)3万7,400円(現行は1万9,900円)。

 エアカナダは5月31日発券の燃油サーチャージしか発表されていない。日本発で20,200円。

全日空は10月29日までバンクーバー・羽田ではなく成田へ、日航は67月は週4便に

 日本とカナダを結ぶ路線については、エアカナダは毎日運航しているが、日本航空と全日空は減便となっている。

 日本航空は現在、7月までのスケジュールを発表している。4月、5月は週3便、6月、7月は週4便の運航で、6月下旬~7月に週4便とは別に2便、特別設定日がある。

4月、5月:日本航空

JL17便(バンクーバー⇒成田):水、金、土
JL18便(成田⇒バンクーバー):火、木、金

6月、7月:日本航空

JL17便(バンクーバー⇒成田):火、水、金、日、および、6月25日(土)、6月30日(木)
JL18便(成田⇒バンクーバー):月、火、木、土、および、6月26日(日)、7月1日(金)

 8月、9月のスケジュールに関しては近く発表される予定という。

 バンクーバーと羽田を結ぶ便が運休になっている全日空は、引き続き10月29日までは羽田ではなく成田発着となっている。現在の運航計画では、10月29日搭乗分まで週3便を予定している。

4月~10月:全日空

NH135便(バンクーバー⇒成田):月、水、土
NH136便(成田⇒バンクーバー):月、水、土

https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/fare/fuel/detail_overseas.html
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/charge/fuelsurcharge/
(2022年4月25日の情報)

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