2020年6月30日、欧州連合(EU)は7月1日からカナダを含む14カ国からの渡航制限を解除することで合意した。
EUは3月から新型コロナウィルス感染拡大を緩和するため、域外からの渡航を制限してきた。今回、制限が解除されたのは、カナダ以外では日本、アルジェリア、オーストラリア、ジョージア、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイの14カ国だ。感染拡大が続いている米国やロシア、インドは除外された。中国については、中国政府がEUからの渡航制限を解除すれば、EUも中国からの渡航を受け入れる形で調整している。
制限解除の対象国は2週間ごとに見直される。
一方、カナダ政府は依然としてEU加盟国をはじめ、海外への不要不急の渡航を避けるよう求めている。また、カナダ国籍・永住権保持者やその外国籍の家族、その他、外交官や航空機の乗務員といった一部対象者を除き、カナダへの入国が禁止されている。