ジャスティン・トルドー首相は17日、新財務大臣にクリスティア・フリーランド副首相の任命を発表するとともに、議会閉会を発表。9月23日に施政方針演説し、その後演説採決することを会見で明らかにした。
この日発表された議会閉会は「Prorogation」と言われるもの。カナダ総督に議会閉会の同意を求め、受け入れられれば、議会だけでなく現在開催されているすべての委員会が閉会され、議論中の法案も破棄される。トルドー自由党政権では初めて。
トルドー首相は、昨年11月の施政方針演説から事態は一変している、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ回復計画が必要と、財務大臣交代とともに仕切り直しを強調した。
ただ新型コロナウイルス対策は継続することを約束。これまでに実行している給付金政策などが中断されることはないと明言した。
また新型コロナ対策で膨らんだ負債返済のための増税や、解散総選挙などは予定していないとも語った。
これに対し野党は、追及中のWEチャリティスキャンダル関連の委員会も一時閉会を余儀なくされることから猛反発している。
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