バーチャル投票が必要とトルドー首相

 ジャスティン・トルドー首相は16日の記者会見で、9月23日に再開する国会での投票方法としてバーチャル方式も導入する必要があるとの見解を示した。

 野党2党の党首が相次いで新型コロナウイルス感染防止のために自己隔離していることを受けての発言で、トルドー首相は別の投票方法を検討しないのは「非常に不公平」と述べた。

 ケベック連合党ブランシェット党首と保守党オトゥール党首が事務所のスタッフが新型コロナに感染していたことが確認されたとして自己隔離を表明した。

 トルドー首相は「重要な施策を進めていく中で、すべての国会議員が自分たちの地域の声を確実に届けることができるような距離的投票という形で進めていくことが必要」と語った。

 ただ、9月23日の議会再開の日程を変更することはないとし、新型コロナウイルスが第2波を迎えようとしている中、国会を再開し重要法案を議論することは重要と語った。

 トルドー首相は8月に強制的に議会を閉会。9月23日に再開し、新型コロナウイルス感染防止に対応する新たな施政方針演説を発表すると説明している。

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