Rentals.caが発表した5月の賃料リポートで、カナダで家賃が最も高いのはバンクーバーだった。
同ウェブサイトで賃貸広告が出された全物件の家賃は、2022年4月のカナダ全国平均で月額1,821ドル。2021年4月は1,676ドルで、前年比で9%の上昇になったという。
カナダで最も家賃が高かった都市はバンクーバーで1ベッドルームが2,334ドル、2ベッドルーム3,324ドルだった。続いて、トロントの1ベッドルーム2,065ドル、2ベッドルーム2,849ドル。
3位から5位もバーリントン、オークビル、エトビコークとトロント郊外が並んだ。また、バンクーバー近郊では、6位にバーナビーがランクインした。
バンクーバーの2022年4月の1ベッドルームの家賃平均2,334ドルは、前年同月比で18.12%増、2ベッドルームは23.71%増と、昨年から大きく上昇している。
間取り別家賃の全国平均は1ベッドルームが1,535ドル、2ベッドルーム1,945ドルで、それぞれ前月より5.88%、7.03%増。バンクーバーはこれらの数字をはるかに上回った。
州別に見ると最も家賃が高いのは、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州とオンタリオ州だが、3月から4月にかけて家賃の上昇率が最も大きかったのは、BC州、サスカチュワン州、アルバータ州で、東部の州と比較して、西部で賃貸需要が高いと見られている。
また、新型コロナウイルス感染拡大以降、自宅で仕事をする人が増えているため、2ベッドルームや3ベッドルームの家賃の上昇率が1ベッドルームを上回っているという。
合わせて読みたい関連記事