新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの施設が一時閉鎖を余儀なくされたが、水族館も例外ではなかった。
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市にあるバンクーバー水族館も3月17日に休館したが、この日再開にこぎつけた。同水族館を運営するオーシャンワイズ・コンサベーション・アソシエーションCEOラッセ・ガスタブソン氏は「コミュニティがチケット購入して来館してくれることで、開館して64年となるバンクーバー水族館を支えてくれると望みを持っている」と語った。
バンクーバー水族館は入場料やグッズ販売などがおもな収入源で、休館を余儀なくされたことで収入が激減し、一時は存続の危機さえ発表していた。職員は一時帰休にできても、約7万種いるとされている海洋生物を放り出すわけにはいかないと救済を訴えていた。
そこで同市を本拠地とするMLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCが新型コロナウイルス対策となるマスクを水族館とのコラボで販売。売上金を水族館に寄付するなどして存続のために協力していた。
今日からの再開では、来館者にあらかじめ日時を指定してチケットを購入してもらうことで館内の人数を調整、来館者には3歳以下の子どもや呼吸器系の疾患がある人を除きマスク着用を義務付けている。
バンクーバー水族館ウェブサイト:https://www.vanaqua.org/
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