ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ロブ・フレミング教育大臣は、7月17日の記者会見で「(新学年が始まる)9月にできるだけ多くの子どもたちが学校に戻ることができるようにするのが目標だ」と語った。
BC州では3月18日に新型コロナウイルス感染拡大を受けて非常事態宣言を発令、K~12年生までの公立学校が休校となった。
その後、オンライン学習に移行。感染拡大が落ち着いてきたことから、6月1日より教室での授業も再開した。ただし、フィジカルディスタンス確保のため、5年生までは一日おきに交代で登校、6年生より12年生は週一回の登校といった措置が取られていた。
また、感染の危険がある中で、通学したくない、あるいは保護者が子どもに通学させたくないという場合は、引き続きオンライン学習として、学校からのサポートを得ることができるというものだった。
現在、BC州の学校に通う生徒やその保護者に大きな関心が集まっているのは、9月からの新学年に学校が再開するのか、再開するならどういう形で行うかだ。
州政府では関係者の意見を集めていて、17日までに1万2000人が学校再開に関する調査に回答し、24日の締め切りまでにさらに多くのフィードバックを得ることができるとの見通しを示している。
これらのフィードバックを踏まえた上で、学校再開への道を探っていく。フレミング大臣は、6月に約1カ月間にわたり学校で授業を行うことができたことで、感染拡大防止策を講じながら学校を再開するための練習ができたと自信をみせた。
「状況により計画が変更になることもあるものの、生徒や家族、教師などの学校関係者らが、9月からの授業がどうなるのか、できるだけ早くに見通しを知りたいと考えていることも了承している」と、次の1~2週間で学校再開についての詳細を発表したいという見解を示した。
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