バンクーバー水族館が再び一般客の来館を停止することが分かった。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市の人気観光地スタンレーパーク内にある同水族館は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年3月に一時閉鎖を余儀なくされた。
その後、財源の確保が厳しいと永久的な閉鎖の危機もあったが、バンクーバーを本拠地とするプロサッカーチームMLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCとのコラボマスク販売や寄付によって6月26日に再開にこぎつけた。
しかし新型コロナ対策のため、チケットはオンラインでの事前購入とし、入場者数にも制限を設けている。
十分な収入が確保できず一時閉鎖を決断したとオーシャンワイズ社長兼CEOラッセ・グスタブソン氏が声明を発表した。
チケットやグッズ販売が主な収入源だが、現状はチケット販売が80パーセント減という。
閉鎖とともに200人の職員・スタッフの解雇を余儀なくされ、一部のスタッフのみで海洋生物の世話をする。同館では現在70,000種の生物を飼育している。
今後については未定ということだが、再々開館に向けて努力することを約束している。水族館の来館者受け入れは停止するものの、海洋環境機関であるオーシャンワイズ(Ocean Wise)のプログラム、Ocean Wise Research、Great Canadian Shoreline Cleanup、Ocean Wise Seafood、Marine Mammal Rescue、Arctic Programsなどは継続される。
水族館のオープンは9月7日まで。チケットは同館ウェブサイトから購入できる。
バンクーバー水族館チケット購入サイト: https://www.vanaqua.org/visit/tickets
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