ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議会が12日に再開、ジャネット・オースティン副総督がBC新民主党(NDP)政府の施政方針を読み上げた。最優先は新型コロナウイルス対策と収束後の経済回復。ワクチン接種の加速と経済支援を約束した。
すでに100万人以上の州民が1回目の新型コロナワクチン接種を終えているが、ワクチンが予定通り供給されれば6月末までには希望するすべての州民が1回目のワクチン接種を受けることができると述べた。
コロナ後の経済回復については、中小企業への支援の継続、オンラインサービス移行への支援、投資支援などを掲げた。BC州政府は現在中小企業、特に甚大な影響を受けた業種への支援を随時発表している。6月には最低時給が15.20ドルに引き上げられる。
新型コロナ関連以外では、ヘルスケアの充実、政権を取った当初からの公約だった1日10ドルのデイケアの拡充、賃貸住宅への支援、自動車保険料の引き下げなどのほか、差別への対抗、環境問題への取り組み、遠隔地へのデジタル技術アクセス拡大を盛り込んだ。
詳細は4月20日の予算案で発表される。
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