懸命の消火活動にかかわらず山火事306カ所に

メキシコとケベックから応援

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州各地で依然、山火事が発生している。7月16日時点で306カ所で燃えていて、今週に入ってから新たに発生した山火事は144件という。

 地域別には
・プリンスジョージ地域66件
・カムループス地域108件
・南東部67件
・カリブー地域56件
となっている。

 火災に伴い、現在19の地域で避難命令が出ている。また、95カ所については現在、制御不能。

 BC森林火災サービスは15日の会見で「6月下旬の異常気象による熱波と、続いての落雷が原因となっている」と説明した。このような状況は例年だと8月に起こるもので、今年は1カ月早まっている。現在、燃えている山火事の原因についても、210件が落雷、18件が人為的なもの、残りは不明となっている。

 特に多くの火災が発生しているオカナガンやカリブー地域では雨が降る気配はなく、消火活動は難航している。

 マイクファーンワースBC州公安大臣はメキシコから100人、さらにケベック州から追加で20人の消防士が応援に来ると発表した。

「BC州の山火事に対して、可能な限りの人員と機材を配置して、州民の安全を守るために引き続き努力する」とジョン・ホーガン州首相がツイッターに投稿。

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