バンクーバー水族館が8月16日に再開することを11日付けの声明で発表した。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市の人気観光地スタンレーパーク内にある同水族館は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年3月に一時閉鎖した。
その後、再開を望むファンの寄付や、プロサッカーチームMLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCとのコラボマスク販売で、約3カ月後の6月26日に再開にこぎつけた。しかし、感染阻止のための規制により、収入が大幅に減少したため、9月に再び無期限での閉鎖となった。
一時は永久閉館も危ぶまれたが、今年4月にアメリカのテーマパーク運営会社、ハーシェンド・ファミリー・エンターテインメントが同館の買収を発表。さらに新型コロナウイルスワクチン接種とそれに伴う規制緩和が進んだことで、再開することが発表されていた。ただし日程については、これまで明らかにされていなかった。
月曜の再開に伴い、同館では新たにMarine Mammal Rescue Exhibit(海洋生物保護展示)を設けた。またタコの生態を描いた4D映画ブループラネットIIの上映を行う。
海洋生物保護活動については、関連機関オーシャンワイズ海洋生物保護センターが2020年7月にバンクーバー島北部でラッコの赤ちゃんジョーイをしたことでも知られている。
「バンクーバー水族館は60年以上にわたり、地域のトップアトラクションだった。また海洋哺乳生物の保護活動をリードしてきました」という同館のクリント・ライト事務局長は、「一部閉館、もしくは全館閉館していた17カ月の間、再開に向けて努めてきました。再開ができてとても嬉しい」と語った。
入場者数を管理して来館者の安全を確保するため、チケットはオンラインで購入する。来館の際には12歳以上については、マスク着用を勧めている。
これまでの支援に感謝して、メンバーは一般への再開前の14、15日から水族館を訪れることができるという。
合わせて読みたい