熱波に襲われたメトロバンクーバーがようやく例年の気温に戻った。7月最終週が始まると同時に気温はぐんぐん上がり、メトロバンクーバーでも30度を超えるところが相次いだ。7月30日までには6日連続の30度越え。ヒートドームに襲われた2021年でも30度越えは連続5日だった。ブリティッシュ・コロンビア州内陸部リトンでは今回は4日連続の40度越え。昨年のヒートドームでは5日連続で40度を超え、最高は49度だった。
メトロバンクーバーでは熱波襲来とともに湿度も上昇した。ウェザーネットワークによると、7月29日のバンクーバーの露点温度は23度で過去最高を記録。露点温度は高いほど空気中の湿気が多いことを示すという。露点温度が10度以下だと快適な湿度で、15度を超えるとジメッとした感覚になると説明する。20度を超えるとかなり湿度は高く、ウェザーネットワークによれば、23度はこの時期のテキサスやアラバマ並み。
バンクーバーで29日に湿度が高かった理由は、周辺の海水温度が高かったためで、例年なら最高気温が22度のところ、先週は海水温度が23度まで上がり、加えて北西からの風がこの暖かく湿った空気を運んだと説明している。
しかし、暑かったのも8月1日まで。今週は最高気温が20度台前半と落ち着いた気温になりそうだという。8月の天気は週末あたりからまた25度を超える暑さとなるが、今回のような熱波襲来ほど高温とはならないということだ。
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