ブリティッシュ・コロンビア州スコーミッシュのSea to Skyゴンドラのケーブルが切断された事件で、RCMP(連邦警察)は犯人プロファイルと容疑者の赤外線映像、および事件当時の映像を公開した。ゴンドラのケーブルは2019年と2020年の2回に渡って切断され、今回の情報更新は、2020年の事件からちょうど2年となる9月14日に行われた。
警察は容疑者について、「非常に(肉体的に)鍛えられており、周辺エリアを熟知している。さらに、ケーブルを切断するための道具についても深い知識を持っていて、かつ自分たちが安全に逃げきれるだけの余裕を持って行動できる人物」としている。また2つの事件は同一人物による犯行と見ているが、別の人物が関わった可能性もあると話した。
新たに公開された2020年の事件の防犯カメラ映像では、ゴンドラが落ちる直前まで警備員が付近を歩いており、危機一髪だった様子が映し出されていた。両事件とも逮捕者はまだなく、RCMPはこの3年間に70人以上をインタビューし、全員を容疑者ではないと判断したと言う。
ゴンドラを運営しているSea to Sky Gondola社は、逮捕や有罪判決につながる情報提供者への報奨金を50万ドルに倍増した。同社は社内セキュリティチームなど、セキュリティ体制を強化して2021年6月にゴンドラを再開、現在も通常営業を行っている。
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