スティンク・バグ、BC一部地域に広がる

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の一部でスティンク・バグ(brown marmorated stink bugs、クサギカメムシ)が広がっていることに対し、外来種を扱うInvasive Species Council of B.C. と州政府が懸念を示している。

 スティンク・バグは強い悪臭を放つことで知られるが、それ以上に問題なのは作物を食い荒らすこと。北米のほかの地域では、リンゴ、桃、ひまわり、ブドウ、ヘーゼルナッツなどに深刻な被害を与えている。もともとはアジアから来た外来種で、2015年からBCでも見られるようになった。現在はメトロバンクーバー、フレイザーバレー、バンクーバー島、そしてケローナまで広がっているという。

 この時期、スティンク・バグは冬越しのために屋内に入ってくる。BC州農業省の昆虫学者Susanna Acheampong氏はCBC電子版のインタビューで、ペーパータオルでスティンク・バグをつまみ、せっけん水の中に入れて殺すことを勧めている。

 スティンク・バグは体長約1.5センチ。盾のような形で長い触覚を持つ。車に乗って移動することでも知られており、蔓延防止のため、BC州内の上記4カ所以外で目撃したときは、Invasive Species Council of B.C. またはBC州政府のウェブサイトで報告するよう呼びかけている。

Invasive Species Council of B.C.:https://bcinvasives.ca/

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