銃撃から逃走劇へ、メトロバンクーバーの駅など閉鎖される

 メトロバンクーバーのポートコキットラム市(ブリティッシュ・コロンビア州)で発生した強盗事件が銃撃事件に発展し、多くの警察官が動員される事態となった。

 コキットラムRCMP(連邦警察)によると、事件が起こったのは11月22日午後3時半ごろ。4人の武器を持った強盗が、ポートコキットラムのローヒードハイウェイ近くのカーディーラーシップから、車を盗んだと通報があった。駆けつけた警察と銃撃戦となり、盗難車の1台がハイウェイ1のキングエドワード付近で衝突、容疑者の1人がその場で逮捕された。

 他の容疑者は付近の車を乗っ取り、サレーの方へ逃げたが、のちに逮捕された。残り2人の容疑者は逃走し、現在のところ行方は分かっていない。事件当時、犯人は覆面をしていたが、警察では逃走犯の特徴を公開できるよう捜査を進めている。

 この事件で複数がけがを負ったが、銃撃によるものではなく命に別状はない。警察官や逮捕された容疑者にも、銃撃によるけがはなかった。逃走中の容疑者の状態については分からないとしている。

 数時間に渡る銃撃、追跡によって、バーナビーやサレーなど周辺地域の警察官も多数出動したほか、メトロバンクーバーの夕方のラッシュアワーにも関わらずスカイトレインの駅やバス停、道路が閉鎖され、周辺は物々しい雰囲気に包まれた。

合わせて読みたい関連記事