プロ野球チーム、バンクーバー・カナディアンズが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市のナットベイリー・スタジアムに帰ってくる。新型コロナウイルス感染拡大で2020年シーズンはキャンセルになり、2021年はオレゴン州ヒルズボローのロン・トンキン球場に本拠地を移してプレーしたので3シーズンぶりとなる。
カナディアンズは大リーグ、トロント・ブルージェイズ傘下のマイナーリーグAクラス(ハイAウエスト)チーム。5日に発表された開幕ロースターのうち、14人はブルージェイズがドラフト指名した選手で、将来メジャーリーグでの活躍も期待できる。
今シーズンは約5カ月、66試合を予定
コロナ前は6月に開幕して9月閉幕だったが、今年は4月19日が本拠地での開幕戦となる。対戦相手はユージーン・エメラルド(オレゴン州ユージーン市)で、24日まで6試合が予定されている。
以前は、シーズンは6月〜9月の3カ月と短かったが、今年は4月から9月まで。ナットベイリーでは66試合が開催される。
4月にカナディアンズがプレーするのは、1999年以来のこと。4月と5月は火曜日から木曜日がナイター、金曜から日曜がデイゲームとなっている。ただし、6月からは土曜日は午後7時5分の開始予定。
6月4日、18日、30日、7月2日、16日、30日、8月6日、27日、9月10日はゲーム終了後、恒例の打ち上げ花火も予定されている。6月30日は木曜だが、それ以外は土曜日となっている。
収容人数6500人、アットホームな雰囲気で観戦!
日本の東京ドームや阪神甲子園球場での野球観戦に慣れていると、ナットベイリーに行くと「小さい?!」と驚くかもしれない。収容人数は6500人とこじんまりとした球場だ。しかし、そのため、どの席に座っても、比較的選手を近くで見ることができる。
試合途中で「スシ・レース」というスシにちなんだマスコットが走るレース、7回表が終わるとメジャーリーグの試合同様に「私を野球につれてって(Take Me Out to the Ball Game)」の大合唱と、大人から子どもまでアットホームな雰囲気を満喫できる。
観客席の一部にキッズゾーンが設けてあるほか、6月から9月の花火、木曜には1978年のチーム結成当時のユニフォームでプレーするスローバックサーズデー、日曜はスタジアムを訪れた子どもたちに先着順でプレゼントがあるA&Wファミリーファンサンデーなど、とにかく球場で楽しめるイベントがたくさん。キッズゾーンを利用して、観戦しながら子どもの誕生パーティを開くこともできる。
以前は夏休みの期間などには日本をテーマにした「JAPANESE Heritage Night」などもあった。今年、再開するかは現在のところ未定という。
また北米の野球観戦といえば、ホットドッグとビール。ナットベイリーのホットドッグは「3 foot hot dog」で、その名のとおり、一般的なものを5個並べたような、長さ3フィートの名物の巨大ホットドッグだ。一人で無理なら友達や家族と一緒に挑戦してみるのはどうだろう。
球場内の買い物は現金不可の場所もあり、クレジットカードの使用を勧めている。
チケットは18ドルから32ドルまでと手ごろな料金なので、気軽に観戦できるのもうれしい。
注意が必要な透明のビニールバッグポリシー
気を付けたいのが透明バッグポリシー。一般的なバッグパックなどの持ち込みは不可で、トートバッグなども透明なビニールのもののみ持ち込むことができる。
また大きさは最大で12″x6″x12″(30.48cm x 15.24cm x 30.48cm)。透明でなくても、リストストラップのついたクラッチバッグはOKだが、5″ x 8″ (12.7cm x 20.32cm)まで。
カメラバッグや双眼鏡のバッグも持ち込み不可。
バンクーバー・カナディアンズのウェブサイト
https://www.milb.com/vancouver
スケジュールもウェブサイトで確認。
ナットベイリースタジアム
4601 Ontario St, Vancouver
クイーンエリザベス公園のすぐそば。
(取材 西川桂子)
バンクーバー・カナディアンズ観戦チケットプレゼントのお知らせ
ナットベイリー・スタジアムで4月23日(土)に開催されるバンクーバー・カナディアンズの試合観戦チケットをペア1組にプレゼントします。募集方法は4月18日(月)ニュースレター「週刊新報」、もしくは同日に新報のフェイスブックで発表。お楽しみに。
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